2010年5月27日木曜日

10' Draft Watch -Draft Board 3 (LHP)

左利きって、スポーツでは何かと有利ですよね。MLBですら、1人抑えるだけで食っていけるわけですし。


[10' Draft Board (LHP)]

Drew Pomerantz, LHP, Mississippi (Jr.)


B/T: R-L
Height: 6-5
Weight: 235
Last Drafted: 12th round (07') bt TEX
Projection: Likely Top 10, at least Top 15

Comments: 今ドラフトで不動のNo.1左腕だったが、最近少し苦しんでる。カレッジ投手の中でもNo.1を争っていました。非常に長身で、スムーズなスリークウォーターから平均以上の速球と彼の最高のピッチである12-to-6のカーブを投げる。速球は88~92 mphのレンジで、左腕としてもやや平凡だが、左腕で出所が見づらいことからギリギリ平均以上か。時折コマンドに苦しむこともある。カーブは既にプラスのピッチだが、こちらもやや制球に苦しむことも。チェンジアップはやや速球との球速差が小さく、平凡。今季の成績の良さと完成度の高さで、PITの全体#2で指名されるという予想が強いが、即戦力でNo.2~3のしっかりしたワークホースになれる可能性は高いものの、球威が平凡でサードピッチも良くないから、ちょっと微妙なカンジも受けます。Top 5だろうけど、実力的には08年の#5 Brian Matusz (BAL)と09年の#7 Mike Minor (ATL)の間くらいかも。長じればBarry Zito (SF)にもなれると思うけど。


Chris Sale, LHP, Florida Gulf Coast (Jr.)


B/T: L-L
Height: 6-5
Weight: 175
Last Drafted: 21st round (07') by COL
Projection: Likely Top 10, at least Top 15

Comments: Pomeranzの最近の苦戦もあり、ほぼ同等か、わずかに上回る評価をされるかも。やや細身ながら、長身から最速で95 mphまで出る速球はムーブも良く、コマンドも平均以上。最高のアウトピッチはチェンジアップで、スライダーも平均以上。カーブも投げる。球威、制球、変化球とバランスよく揃い、成績も安定している。最高でNo.2スターターかクローザー、とこれだけ見ると、かなりの選手なんですが、最大の難点は、Randy Johnsonとも比較されるように、かなりアームスロットが低いことで、将来的なケガの心配や、変則モーションによる成績の水増し等の疑問が呈されています。ドラフト全体でもNo.2、3のカレッジ投手にランクされそうですが、どうなるか。


James Paxton, LHP, Indy League

B/T: L-L
Height: 6-5
Weight: 175
Last Drafted: 1st round (09') by COL
Projection: Late 1st round to 2nd round

Comments: 最速90 mph中盤から後半(98 mph)を出す、左腕のパワーピッチャー。去年はKentuckey大に所属。Boras物件でややスリップ、TORにドラ1sで指名も契約せず。スライダーも評価の高い、プラスのアウトピッチですが、サードピッチやコマンドが弱い。今季はそこまでハードには投げてないようです。リリーフの可能性も高いし、結局今年もドラ1s以下でしょう。ドラ2以降で、値切れれば面白い。

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