Photo from SoxProspect.com
[Player Data]
Name: Daniel Nava (ダニエル・ナーヴァ)
Full Name: Daniel James Nava
Positions: LF/RF/1B/CF
Born: February 22, 1983
Birthplace: Los Altos, California
Height: 5-11
Weight: 200
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: Not drafted
How Acquired: Contract purchased from Chico of the Golden League and signed to a minor league deal (October 2007)
Signing Bonus: Not Announced
College: Santa Clara
High School: St. Francis HS (CA)
MLB Debut: June 12, 2010 (Boston)
How Left: Claimed off waivers by Tampa Bay (August 2015)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
プレイヤータイプとしては、スバ抜けたコンタクト能力を誇るスウィッチヒッター。右打席も酷い打者ではないが、左打席を得意とする。非常に優れたディシプリンを持ち、マイナーでは各クラスでOPS .900以上を確保してきた。パワーに関しては、全く無い選手ではないものの、体格面のハンデもあり、パワーヒッターよりはラインドライブヒッタータイプ。肩はまずまず強く、RFをしっかり守れるレベル。CFを守るようなスピードやレンジには欠けている。守備に関しては、MLB昇格後大きく向上し、グリーンモンスターへの対応にも慣れて水準以上のOFになっている。
[Background]
NavaはBOSに入団するまで、かなりの回り道を強いられた苦労人です。カレッジではチームのロスターからカットされ、用具マネージャーとしてチームに帯同。当然プロからドラフトもされなかったものの、07年にIndy. Leagueでプレーし、素晴らしい成績を残した。BAからIndy. Leagueの#1 Prospectにランキングされ、BOSと契約したのは有名な話。その際の移籍金はたった$1だったそう。またIndy. Leagueでは、日本人の女性プロ野球選手で、「ナックル姫」こと吉田えり選手と同じチームだったそう。
[Profile]
08' : High-A Lancasterでプレーしたこの年にはすでに25歳となっており、抜群の打撃成績を残したものの、打撃が圧倒的に有利なCalifornia Leagueでプレーしていたこともあって、さほど評価はされず。
09' : ケガで出遅れたこともあって、High-A Salemに再び戻されましたが、我慢強く打ち続けとうとうAA Portlandに昇格。こちらでも全く成績を落とす事はありませんでした。
10' : AAA Pawtucketで開幕を勝ち取り、しばらく適応期間を要しましたが、少しずつ調子を上げ、Jacoby Ellsbury、Mike Cameronなどのケガもあり、6月にMLBデビュー。以前に所属していたInd. Leagueのリーグからは最初のメジャーリーガーとなった。しかも初打席の初球を満塁HRし、一躍脚光を浴びました。両親と共に喜ぶ姿は本当に感動的だった。
11' : MLBでの貢献を期待されたが、AAAで不調でDFA。しかし再びAAAに合流するとそこから上向きに。
12' : STでMLBキャンプにも呼ばれないどん底から、AAAで地道に結果を残し、Ellsbury、Ryan Kalishらの離脱でチャンスを得てMLBに昇格すると、チームを引っ張る大活躍。しかし夏に親指をケガすると、成績を落とした。
13' : チーム事情から1B控えとしての練習を積み、1Bが本職のMike Carpがいながら、監督から1B控え一番手として扱われた。Jonny Gomesの加入もあったが、開幕からパワーを見せて、レギュラーの座をガッチリと確保。AL全体でもTop 10に入るOPSでチームを引っ張った。
14' : 前年の好成績が嘘のように、開幕から不振。焦りで、持ち味であるボールをじっくり見るスタイルを見失っていた。一旦マイナー降格も味わったが、MLB復帰後は、チームで貴重な左打者として、右投手相手ではチームでもトップクラスの打者だった。またShane Victorinoの故障や、トレードデッドラインでYoenis Cespedesを加えたこともあり、RFでの出場が多くなったが、RF守備のスタッツが大きく向上。
15' : 開幕前に、成績の悪い右打席を諦め、左打者に転向。チームで数少ない左打者として期待され、実際開幕は好調なスタートを切ったが、Shane VictorinoとのプラトーンでむしろVictorinoを優先したこともあり、チームの不調と共に下降線。ケガもあって、一時離脱後復帰も、ベンチ選手としてあまり機会をもらえず。
15' Aug. : 二度目のDFAを受けた後、TBがクレーム。
15' : 移籍後もレギュラー扱いされなかったものの、対右を中心に前半戦よりは向上。BOSとの初対戦後に、「DFAは残念だった、後半戦向上自信はあったのに。」と、BOSの思い入れを語っていた。
16' : LAAでLFのプラトーンメイン側として起用されたが、今一つ結果を残せず。DFAされたところをKCがクレームしたが、そちらではあまり出番無し。
17' : 対右投手への強さを生かし、PHIでプラトーン選手として活躍。3割を超えるアベレージを残した。
[Comment]
色々とハンデを背負ってきたものの、とにかく打てる選手で、MLBレベルでもそれなりに打てる選手になれると見られています。問題はやはりズバ抜けたツールや特色がなく、使いどころが難しいという点でしょうね。特にBOSというチームにいるというのもあります。もう少しパワーがあれば、と思う気持ちもありますけど、まとまって機会を与えれば、必ず打てる選手だと思うし、何とかチャンスをモノにしてもらいたいですね。こういう経歴の選手は応援したくなるし、MLBの舞台で活躍するのを楽しみにしたいですね。
(15年追記)ここ数年チームに取って貴重な左の打者となっていたが、13年の活躍があって尚、完全なレギュラーとして扱われることはなく、14~15年は、焦りもあったのか、本来の選球眼と好球必打を見失っていた。非常に残念ですが、TBは1Bも薄いし、復活を遂げて見返して欲しい。
2 件のコメント:
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!
これはありがとうございます。
最初にスタッツを見て興味を持ち動画を見て興味を持ちSTでさらに興味をもち・・・・
予想外のサクセスストーリーというやつを夢見たくなる選手ですね。
頑張れ苦労人!
ボストンフィーバーさん
こんにちは~(^-^) Navaは普通にドラフトされててもおかしくないくらい、ここまで順調にMinorの階段を登ってきてますよね。とても面白い選手になってきました。
こういう選手が成功すると、独立リーグでプレーしてる選手なんかも、すごく勇気づけられるかもですね!ぜひぜひMLBでプレーしてもらいたいです。
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