2018年9月9日日曜日

18' Minor League Stats - Greenville Drive (Low-A)

Low-A Greenvilleのスタッツです。シーズン通算はW64-L75。投手では、Scherffが終盤戦に成長を見せたものの、序盤は制球難とケガ。野手でもHigh-Aへ昇格して行ったChathamと終盤の目玉となったDuranはともかく、ChathamCastellanos、E. Lozadaらのダークホースを思っていた選手が軒並みブレイクできず。今季もパッとしないチームだった。


[Pitchers]

Alex Scherff, RHSP (17'-5th)

18' Stats (GCL) : W0-L0/1.80 ERA/2 G/1 GS/0 CG/0 SHO/0 HLD/0 GF/0 SV/5.0 IP/5 H/1 R/1 ER/0 HR/0 HB/1 BB/3 K/1.20 WHIP/2.00 GO/AO
18' Stats (Low-A) : W1-L5/4.98 ERA/15 G/15 GS/0 CG/0 SHO/0 HLD/0 GF/0 SV/65.0 IP/68 H/38 R/36 ER/7 HR/2 HB/23 BB/51 K/1.40 WHIP/0.88 GO/AO

評価:D。昨年は契約後、ケガで投げられず、今季がプロデビュー。開幕Low-Aにアサインされたが、制球難と奪三振力の低さで完全に期待外れ。ただしばらくDLで過ごした後、GCLでのリハブを経て、8、9月は防御率1点台に、まずまずのK/BBを示した。来季は期待したいところ。

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Jhonathan Diaz, LHSP (13'-Int. FA) : 1試合だけHigh-Aで投げたが、今季もLow-Aをリピート。昨年よりも乱れる試合が減り、ほとんどの登板で良い投球を見せた点は成長だが、まだ期待しているならとっくにHigh-Aに上げているだろう。High-Aのローテが埋まり気味だったのはあるが、Prospectとしては厳しい。

Eduardo Bazardo, RHSP (14'-Int. FA) : 23歳と年齢が高いが、今季はSS-Aで好投し、その後昇格してきたLow-Aでも申し分のない投球。被打率、奪三振率とまずまず良いが、それ以上に今季は制球力が大きく向上。77 IP/8 BB/84 KとK/BBは10を超える。来季次第ではProspectと呼べるようになるかも。

Enmanuel De Jesus, LHSP/RP (13'-Int. FA) : Jh. Diazと同期でやはり今季はほとんどの登板をLow-Aで過ごした。同じくLow-Aでは十分な投球を見せられるようにはなって来たが、支配力はあまり無く、2試合ほど投げたHigh-Aでも打ち込まれている。

Hildemaro Requena, RHSP/RP (13'-Int. FA) : 昨年はPiggy-Backで結果を残し、終盤戦は先発に移って好投したこともあって、少し注目度を上げたが、今季はHigh-AのPiggy-Backでスタートも完全にオーバーマッチ。Low-Aに戻って来てしばらくも割と打たれたが、終盤戦は向上。上のクラスで投げれるような選手では無いだろうが。

Nick Duron, RHSP/RP (15'-31st) : 昨年98 mphを記録したと言われ、SP.comで注目されていたが、試合ではこれまでも三振をあまり取れておらず、球速以外のツールに欠けるよう。今季はLow-Aでオーバーマッチ気味で、DL後にGCLでリハブして終わった。

Angel Padron, LHRP/SP (14'-Int. FA) : 昨年はSS-Aで少し投げたくらいだが、今季はLow-AでPiggy-Backと、終盤は先発でほぼ一年間投げ続けた。少し四球が多めだが、スタッツ自体は悪くない。ただやはり支配力は無さそう。

Marcos Lantigua, RHRP (14'-Int. FA) : 今季フルシーズンデビューを果たし、チームのリリーフ専門選手ではトップの試合数を投げたが、奪三振率、被打率と悪く、良いリリーフではなかった。

Devon Fisher, RHRP (14'-20th) : 捕手として入団後、投手転向して3年。クラスを1つずつ上がり、スタッツもやや四球が多いもののまずまず。チームのクローザーを務めた。ただリリーフだし、もう少し早く昇格しないと厳しい。

Juan Florentino, RHRP (15'-Int. FA) : 昨年途中にSS-AからLow-Aで上がって良い投球を見せたし、今季に少し注目していたリリーフだが、昨年は96 mphまで出ていた球速が低下。制球が比較的良い選手で、三振もそこそこ取れているが、被打率が大幅に悪化し、安定感を欠いた。球速が戻れば伸びる余地はありそうだが。

Dominic LoBrutto, LHRP (17'-18th) : 奪三振率は昨年から引き続いて高く、今季は制球も向上。年齢が高いだけに、まだ期待するのは早いが、ここまでは良い感じで来ている。

Zach Schellenger, RHRP (17'-6th) : 出遅れは印象が悪かったが、中盤戦以降、GCLでのリハブを終えてLow-Aに来ると、10 IP/7 H/3 BB/17 Kと素晴らしい投球。元々100 mph近いボールを投げることで有名だったし、来季が楽しみ。

Rio Gomez, LHRP (17'-18th) : SS-Aで好投し、Low-Aへ。制球の良さに、被打率、奪三振率も良い。カレッジからのドラフト選手で、2年目でSS-Aスタートなので大きな期待は無いだろうが。

Brendan Nail, LHRP (17'-UDFA) : 5試合、7.2 IPに投げて13 Kと素晴らしい出足だったが、ケガでDL入り以降復帰できず。

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[Hitters]

Jarren Duran, RF/2B/CF (18'-7th)

18' Stats (SS-A) : 37 G/155 AB/54 H/5 2B/10 3B/2 HR/85 TB/28 R/20 RBI/11 BB/26 SO/12 SB/4 CS/.348 AVG/.393 OBP/.548 SLG/.941 OPS/4 E
18' Stats (Low-A) : 30 G/128 AB/47 H/9 2B/1 3B/1 HR/61 TB/24 R/15 RBI/5 BB/22 SO/12 SB/6 CS/.367 AVG/.396 OBP/.477 SLG/.872 OPS/2 E

評価:S。ドラ7とそこまで高評価で入団した訳ではなかったが、プロデビュー後は素晴らしい打撃。文句無しに今季のドラフト組で最高のスタートを切った。SS-Aでは多くの三塁打を放ち、自慢の走力を示した。Low-A昇格後もしばらく打ちまくったが、最後はやや落ち着いて1年目を終えた。本来2Bだが、シーズン途中からOFを務めることが多くなった。左打ちのスピードスターで、Jacoby Ellsburyのようなエキサイティングな選手へと成長を期待している。

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Samuel Miranda, C (13'-Int. FA) : 捕手の中では最も多く出場したが、悲惨な打撃。多少の期待も無くなった。

Isias Lucena, C (12'-Int. FA) : 今季も昨年同様、DLと行ったり来たりしながら控え捕手を務めた。打撃は昨年より逓減。

Charlie Madden, C (17'-24th) : 三番手以降の捕手として、DLで多くの期間を過ごしたが、Kottamのケガなどもあり、終盤はレギュラーで起用された。

Kole Cottam, C (18'-4th) : Low-A昇格直後にケガでシーズンエンドとなったため、あまり多く出場できなかったが、評判通りパワーはありそう。打撃ではまずまずのポテンシャルがある可能性を見せているが、フリースウィンガーな点は気に掛かる。また捕手としてやっていけるかについても成長の必要はありそう。

Pedro Castellanos, 1B/LF/RF (15'-Int. FA) : 昨年GCLで開花し、最後はSS-AをスキップしてLow-Aへ。STでも良いプレシーズンを過ごし、Low-Aスタートで期待は高まっていたが、パワー面でやや不満なシーズンに。中盤調子を落としたものの、最終的にAVG .302とコンタクト面では文句無しだったのだが。早打ち気味でもあるし、他のポジションならともかく、1B/LFの選手では打てるのは当然としても、少なくとも出塁とパワーのどちらかはハイレベルでないと。BPではそれなりのパワーを見せるようなので、成長に期待したい。

Zach Sterry, 1B (17'-8th) : 1B控えを務め、ややパワー不足気味だが、終盤戦よく打ってまずまずの成績を残した。

Garrett Benge, 1B/3B (17'-13th) : 出遅れてSS-A経由で合流し、出場機会は多くなかったが、優れたコンタクトに、四球数が三振数を上回るほどの選球眼を示した。上のクラスでもこれを維持できれば。

Everlouis Lozada, 2B/3B/SS (15'-Int. FA) : Castellanos、K. Suarezと共に2年間のショートシーズンで好成績を残し、満を持してのフルシーズンだったが苦戦。元々小柄でさほどパワーは無いタイプだったが、コンタクトも今季は落ち込んだ。序盤は3B/SSメインだったが、Lorenzo Cedrolaの放出もあり、SuarezがCFに移ったため、中盤以降は2Bが定位置に。30エラーと守備も苦戦傾向。

Tanner Nishioka, 3B/2B (17'-9th) : 元々は2Bが本職だが、E. Lozadaが2Bに移り、玉突きで3Bで多くの時間を過ごした。終盤特に猛烈な打撃を見せ、OPS .911に11 HRとチームでトップクラスの打撃を見せた。

Frankie Rios, 3B/2B/SS/LF (17'-17th) : Nishiokaと共にIF控えで開幕。こちらは打撃はイマイチ。終盤はケガで離脱した。 

Ryan Fitzgerald, SS/2B (18'-UDFA) : 今季途中に独立リーグから加入。Chathamの昇格もあり、SSでほとんどプレーした。年齢は高めだが、なかなかの打撃を見せ、7 HRとパワーも示した。

Jordan Wren, LF (17'-10th) : 傘下では割と珍しくLF専任。今季は途中で兄のKyle Wrenも傘下に加入したが、父Frank Wrenの縁故採用を正当化するような成績は残していない。

Kervin Suarez, CF/2B (15'-Int. FA) : 2年間ショートシーズンリーグでまずまずの打撃を見せ、今季フルシーズンデビューとなったが苦戦。スピードがあり、また7 HRと意外なパワーを見せたが、スピードスタータイプにしては三振が多く、選球眼もイマイチ。まだ比較的若いので、まだ少し期待しているが。

Marino Campana, RF/LF (14'-Int. FA) : 身体能力の高さについては今までも言われていたが、ショートシーズンクラスで苦戦して来た。今季もアベレージは良くないが、16 HRとパワーが開花。海外FA選手にありがちなフリースウィンガーで、まだまだ一皮も二皮も剥けないとモノにはならなそうだが、まだ20歳なので成長が見られれば。

2 件のコメント:

日本BOS さんのコメント...

このクラスも少し期待してる選手がいるかな(笑)
投手
Jhonathan Diaz、Alex Scherff(今年よくなかったけど(笑)、Eduard Bazardo
Zach Schellenger(あまり注目してなかったけど成績が魅力的(笑)
野手
Jarren Duran(今年野手で一番の活躍でしょう(笑)Garrett Benge、Tanner Nishioka(日系かな良く打ってるね(笑)
Pedro Castellanos、Marino Campana(この2選手いまいちだったけど気になってる(笑)

ララ さんのコメント...

日本BOSさん

Duranは文句無しとして、Scherffあたりはもうちょっとやってもらわないといけないんですけどね。

Schellengerは結構良いかもしれませんね。ドラ6からセットアップになれば十分な儲けものだし。

Nishiokaは日系選手ですね。今日Yahooのスポナビでマイナーの日系の選手を紹介していたけど、Keston Hiuraとか、マイナーのPOに出ている選手だけでした。BOS傘下で日系は今は彼だけかな。