2018年9月3日月曜日

Former Sox Prospect Review: Jarren Duran, CF/LF

今回は、今季のドラ7、Jarren Duran。ドラ7とそれほど上位での指名ではありませんでしたが、入団以降SS-A/Low-Aで素晴らしい打撃を見せ、BOSファンの間で認知度を上げて来ています。

Photo from BosoxInjection.com

[Player Data]

Name: Jarren Duran (ジェイレン・デュラン)
Full Name: Jarren William Duran
Position: CF/RF/2B/LF
Born: September 5, 1996
Birthplace: Buena Park, California
Height: 6-2
Weight: 210
Bats: Left
Throws: Right
Drafted: 7th round, 2018
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $189,800
College: Cal State-Long Beach
High School: Cypress HS (CA)
MLB Debut: July 17, 2021 (Boston)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

優れたアスリート体格。カレッジ時代はさほどアベレージを残していなかったが、BOS入り後急速に開花。優れたコンタクト能力を見せている。また20年にスウィング軌道の改造に取り組んだ結果、パワー面も大きく成長。パワーとスピードを兼ね備えたリードオフタイプへと成長している。カレッジ時代は2Bを中心にIFを守っていたが、入団後初年の最初は2Bを務めたが、以降はCFを中心にOF専門となっている。CF守備も転向初年はややルート取りに苦戦していたが、徐々に向上。彼の最大の売りであるプラスプラスのスピードもあり、長くCFを務めるだろう。


[Background]

ドラフト時のランキングはBA #170/PG #317。


[Profile]

18' : プロデビュー後は素晴らしい打撃。文句無しに今季のドラフト組で最高のスタートを切った。SS-A Lowellでは多くの三塁打を放ち、自慢の走力を示した。Low-A Greenville昇格後もしばらく打ちまくったが、最後はやや落ち着いて1年目を終えた。本来2Bだが、シーズン途中からOFを務めることが多くなった。

19' : プロ2年目でHigh-A Salemを軽く打ちこなし、AA Portlandへ到達。AFLでもまずまずのプレーを見せた。前年にOFに転向したばかりだが、CF専属でしっかりプレー。AAではやや苦しんだが。

20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。ATSでスウィングを改造し、パワー面が成長して大きく評価を上げた。

21' : 開幕からAAA WorcesterでHRを量産。オリンピック代表なども経験し、全国区の有望株に。Alex VerdugoをCFメインで使いたがらないことと、Enrique Hernandezを層の薄い2Bへ持って行くことができることからCFに定着してチームの起爆剤に、と期待されたものの、MLBでは走攻守に未熟な部分を見せた。

22' : 前年はパワーに寄り過ぎたということで、少しスウィングを調整したようで、マイナーでは問題なくプレーしたが、MLBへの適応が進まなかった。また守備の勘が悪く、長所にならないならまだしも足を引っ張っている状態。

23' : より自然に振ることを意識したセットアップに変更し、才能が開花。それによりHRはやや減ったが、二塁打34はリーグ15位かつ、上位の選手は最低でも200打席以上多く打っていると、持ち前のスピードを生かしたオフェンスを見せた。選球眼や守備はまだ改善の余地があるものの、良いシーズンに。

24' : 前年から更にレベルアップした打撃に加え、前年は酷かった守備が劇的に向上し、むしろ守備の良いCFへ。オールスターにも出場。押しも押されぬスーパースターに。


[Comment]

スピードのある左打ちのカレッジ選手ということで、個人的にはJacoby Ellsburyを思い出す。EllsburyはMLB定着以降、パワーを大きく伸ばしたし、彼も今の勢いでMLBに上がって来て、成長していく可能性もあるんじゃないかな。

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