ローテーションも1周りを過ぎ、徐々に各選手の調子もわかってきますね。BOSはケガ人がやや出ていますが、投手は全般的に好調です。野手ではProspectの多いLo-Aがやや不調なのが残念ですが上昇に期待したいところ(前記事はこちら)。
◯ 4/17
Buchholzがハムストリングを痛めているため、Zinkがショートレストで先発。Pawtuckettは本拠地開幕だったそうです。そのZinkは6.0 IP/4 ERで負け投手。3 HBPというのが気になります。GO/FO(ゴロフライ比率)も低く、内容が悪いです。Traberは3.0 IP/3 K/0 ERといい内容。STでの出来からかなりキビしい目で見られていますがAAAでは好調です。
LawsonもDL入りでRichardsonが先発かと言われていましたが、結局Maxwellに。3.0 IPで5 H/4 K/2 ERとまずまず。Richardsonは2番手で登板。同じく3.0 IPを投げ、1 ER/3 K/1 BBで勝ち投手になってます。今季はリリーフに専念するようですが、少し長めのイニングを数試合おきに投げていくようです(昨季まで先発だったからでしょうかね)。またT. J. Largeがこの日も無失点。少し注目度が上がってきました。
打線では何といってもLarsの今季第1号でしょう!少しスローな出足ですが、これから上がってくるはず。あとはWagnerに第2号。打率は低いですが選球眼と長打力を見せています。Reddickは今日は3Bが1本に1 BB。
先発Capellanは5.1 IPで3 ER/4 K。まずまずでしょうか。なにげK. Fernandez、Blackey、Povich、Millerあたりのリリーフがよく投げている印象です。
打線はKalishが3 H(2 2B)/1 BBと大当たり。AVGを.333まで上げてきました。またPlaceとExpositoに第1号。そのPlaceは守備でフェンスにぶつかり交代したらしいですが大事にはいたらなかった模様。
なんと言ってもやはりKelly & Clayのコンビが前回に続いて2人で9回シャットアウトしたのが素晴らしいです。Kellyは5.0 IP/4 H/4 K/1 BBと前回に引き続いて内容も素晴らしいです。100 IPを投げたあとSSに移る予定ですが、ここまでいいとBOSは投手一本で育てたいでしょうね。
打線はしばらく不調だったTejedaが第1号HRを含む3Hと爆発。Almanzarに第2号、Rizzo、Mailmanがそれぞれ2Hと久しぶりに打線が活発な日でした。
◯ 4/18
Buchholzがまだ復帰できていないのでMcBethが急遽先発に。と言っても2.0 IPでVaquedanoにマウンドを譲っており、そのVaquedanoが3.0 IPを投げて勝ち投手になっています。Bardが今季許した初HがHRになっており初失点。それでも2 Kを奪って後続を断ちました。
McAnulty、Maldonado、Nataleあたりは好調。Brownが試合中に途中交代していますが大丈夫かな?
18 Hで12点を奪い快勝です。Reddickが2 H/1 BB。Larsが4 for 6。Larsは単打ばかりでしたが逆方向にうまく流していたそうです。そしてJimenezが4 H/1 HRでAVGが.424になっています。OPSは驚異の1.123。少し心配なのはKhoury。守備でも2 Eです。
Doubrontが5.0 IPを投げて4 K/2 ERで今季初勝利。Coxが2.0 IP/1 KでERAを2.84まで下げてきたのが嬉しいですね。
Garrisonの2登板目は5.0 IPで3 H/1 ERとまずまずの出来でしたが、Riceが1.0 IPで2 Hと乱調。それでも8回に5点を奪っており勝利です。3セーブ目のBlackeyもまだ今季無失点とガンバってますね。
Linが復帰以降不調で、Placeも今季初となる2 SO。M. Jonesが第1号を含め3 Hの固め打ち。3Bに入っているFarkesもなにげ好調で第1号3ランを放っています。
Castilloの調子が今イチですね。今日も3.0 IPで4 ER。その代わりに、Piggybackシステムのせいであまり出番の多くないリリーフ陣は素晴らしい内容。ここまで8.2 IPで1 H/9 K/0 ERのZerpaも素晴らしいですが、6.2 IPで13 Kを奪っているHeroldも好印象です。共に開幕前の注目度は高くなかったですが、左腕ですし嬉しい誤算です。
打線は今日も今イチでしたが、Rizzoが2 2Bと少し調子が出て来たでしょうか。LavarnwayはPBが3つ目と少し守備に不安。
◯ Transaction
[AAA] : OF/1B Brad Wilkersonが引退。
[AA] : RHP Blake MaxwellをLowell (A-)にペーパームーブで移動。
[AA] : IF Zach BorowiakがDLから復帰。
[A+] : RHP Chad PovichがDL入り。
[A+] : RHP Dave McKaeをMiLFAで獲得し、ロスターに登録。
◯ 4/19
E. Gonzalezは6.0 IP/2 ERで負け投手ですが、まずまず投げていますね。C. Georgeが1.2 IPで4 ER。ロスター入りしたCoelloは1.1 IPで1 Kを奪っています。打線も今日は6 Hで2点止まり。Chavezの調子が良くないですね。ちなみにWilkersonが引退だそうです。お疲れさまでした。
AAも4 Hで敗戦。田澤は4.2 IPで3 Kを奪ったものの、6 H/2 BB/2 ER。今まででは一番打たれました。打線もLars、Reddickが無安打と少し寂しい日に。MaxwellがPM(ペーパームーブ:書類上でロスター移動することだと思います)でロスター外に置かれ、代わりにロスター入りしたBrowiakが2Bで出場。野手が13人もいるので、次のMaxwellの登板にはBrowiakかSuarezをカットすることになるかと思います(もしくはAAAの誰かをカットしてDiazあたりを昇格させるか)。
TBA(未発表)となっていた先発はショートレストでLoopかと言われていましたが、結局MiLFAで獲ったMcKaeに。3.2 IP/6 H/3 ERと今イチですが、急遽の登板だったししょうがないか。成績的にはよくいるタイプの選手だとは思います。Loopも3.0 IPを投げて2 K/0 ER。こちらは良い出来ですね。Josh Papelbonも今日は無失点。
打線はKalish、Place、Negronが2 H。Sheelyが3 H。再びBALのMatuszを攻め、6.0 IPで7 H/4 R (1 ER)ですが、8 SOはさすがと言ったところ。
Huntzingerの2度目の登板は4.0 IP/5 H/4 ER/3 BB/3 K/1 HR。昨季の被弾癖がまたちょっと出ているのかと心配です。2番手 Williamsonも3.0 IP/7 H/4 ER。次回の改善に期待したいところですね。
打線も今ひとつ。Rizzoが1 H/2 AB/3 BBだったのは朗報で、AVGはまだ.256ですが、OBPは.400となっています。またKeowenに今季第1号。またここまであまり話題にしていませんが、昨季ドラ4のHisseyも長打は少ないですが、ここまでAVG .265、OBP .359とLo-Aにいきなり来てる選手(昨季ドラフトの高卒組ではKellyとHisseyのみ)としてはがんばっています。守備ではここ数試合DeningがCFに入り、HisseyはRFに。
◯ 4/20
Bowdenが今日も、5.1 IP/3 H/0 ER/1 BB/7 Kと素晴らしい投球を披露し、その後もF. Cabrera - Bardとつないで、無失点で勝利です。Bardは1.0 IP/0 H/1 BB/2 K。Bowdenは回が進むとファウルで粘られる場面が増えたようですが、3イニングまでは全て空振りで5 K。MLBの準備ができるまで、あともうほんの一息のようですね。
[AA] - Postponed (Rain)
[A+] - Postponed (Rain)
前の2登板で失点こそ少ないものの、やや内容的に心配だったPimentelの今季3試合目は、5.0 IPを投げ、5 H/0 BB/5 K/0 ERとなかなか素晴らしい内容でした!被安打こそ、まだ少なくはないですが、奪三振、四球数ともに前回より大きく改善されており、あの若さでここまですぐにアジャストできるとは、やはりただ者ではないのかも。もちろん次回以降がどうなるかはわかりませんが、このレベルでやっていける自信はついたんじゃないでしょうか。
打線は相変わらずパッとしませんが、Tejedaが3 for 4です。Deningはここでもよく打ってるし、選球眼もいいけど、やっぱりもう少しパワーを見せて欲しいですね。
◯ Transaction
[AAA] : 1B/OF Jeff BaileyがMLBにコールアップ。
[AAA] : SS Julio LugoとOF Jon Van Everyがリハブのためにロスター入り。
◯ 4/21
[AAA] : Postphoned (Rain)
[AA] : Postphoned (Rain)
過去2戦、出来の悪かったWeilandの3戦目ですが、今回も散々な結果に。4 Kと三振は奪えていますが、オフスピードピッチに苦しみ、被安打数がヒドいです。昨季はSS-Aを支配した投手ですが、その投球の80%がファストボールだったらしく、伸びのあるこのボールの威力は今季も三振は比較的奪えていることからわかりますが、昨季からコマンドに関しては今ひとつなこともあったようです。二階級昇格したこともありますし、この2つを磨かないとしばらく苦しむでしょうね。Kalishはずっと好調。Sheelyも謎の爆発を見せています。
[A+ (Game2)] - Suspended (Rain)
4回の表に雨で中断・延期です。
Priceは今日も素晴らしい出来で、6.0 IPで1 ER。ERAは1.13と素晴らしい値です。三振をもう少し(イニング数を上回るくらい)とれればベストですが、こちらもやはりオフスピードピッチはまだ磨かれていないのかも。Stricklandの今回は3.0 IP/2 K/1 ERとまずまず。少しずつアジャストしてきているのでしょうかね。
そして、Rizzoが大爆発!4 for 5で2 2B/1 HRでAVGを.313とあっという間に3割台に乗せてきました。SLGも素晴らしいし、選球眼も証明しています。Mailmanが久しぶり(今季初かも)の2 H (1 3B)。Almanzarは3 H。
◯ Transaction
[AAA] : RHP Devern Hansackをリリースウェイバーに。
◯ 4/22
リハブでAAAに来ているLugoとVan Everyは明暗くっきり。Van Everyは9回裏の起死回生の満塁弾を含む2 H (1 2B/1 HR)、Lugoは0 H/3 K...Nataleにも第1号が出ています。Buchholzは5.0 IP/3 H/2 ER/2 K/2 BBと、今回もちょっと首を傾げたくなる内容。彼くらいになればAAAは軽く圧倒してもらいたいですが。
対して、Bardは今回も完璧。1.0 IPを9球全てストライク(FBが8球、カーブが1球)、全て空振りでの3 Kで完璧な仕事。6球を空振り、2球はファウル、1球が見逃しだったそうです。鬼です。もうAAAでやることはないだろうという声も日増しに強まってますね。
先発のMillsが4.0 IP/6 ERと崩れています。球威のない投手だけにこういう日もあるか。リリーフに転向のRichardsonがいいですね。2.0 IPを3 Kパーフェクトピッチ。Coxも2.0 IPを無失点に抑えています。
打線ではLarsに第2号。とは言え、LarsもReddickも少し停滞中かな。そしてJimenezが2 for 4と相変わらず絶好調でAVGが.400に。そろそろ彼はTop Prospectに近い存在になってきたのでは?という人も。
[A+ (Suspended game @4/21)] - Box 前日のサスペンドゲームの続きで7回打ち切り。11得点と良く打ちましたね。先発Porticeは中断前の3.0 IPまでを投げ、1 ER/3 Kとまずまずいい内容。Miller - K. Fernandezとつないで勝利。Millerは早くも3勝目。
Rezaが3 for 5と好調のほか、Placeが第2号を含む2 H/1 2B/1 HR/0 K。Chiangが第1号を含む2 Hと良かったです。
7回に短縮ゲーム。Capellanが3.0 IPを投げ、6 H/3 ER/3 K/3 BB。今一つですね。そのあと3.1 IPを投げた、Josh Paplebonが今季初勝利。Loopにセーブがついています。色んなところで便利に使い回されていますね。
打線は6得点とこの試合もまずまず打ちましたね。Linに久しぶりに当たりが戻り、2 for 4。Chiangも2 Hと当たってきました。KalishがここのところずっとDHなのが気になりますね。どうかしたんでしょうか。
Kellyがヤバいです。今回も5.0 IPを投げ、2 H/0 ER/4 K/0 BBと素晴らしかった前の2登板を上回る内容。これで今季は15.0 IPで、いまだ失点なし。凄まじいですね。そのあとを投げたClayは9回に2 WPなど乱調で逆転負けを喫しました。しばらくTJで休んでいた投手ですし、すでに完成度の高いKellyと違ってかなり未完成な投手ですから、まぁこういう日もあります。
打線は今日はこれと言った収穫なし。まぁ、じっくり行きましょう。
◯ Transaction
[AAA] : TEXからキャッシュと引き換えに、LHP Kason Gabbardを獲得、XSTに登録。
[AAA] : 1B/OF Chris Carterのオプションを行使、AAAにアサイン。
[AAA] : OF Zach DaegesがDL入り。
[AAA] : OF Jeff Corsalettiが代わりにDLから復帰。
[A] : 3B Will MiddlebrooksがXSTからロスター入り。
[A] : SS/2B Ryan DentがDLから復帰。
[A] : OF Kade KeowenがDL入り。
[A] : RHP Denis NeumanがXSTに登録。
◯ 4/23
[AAA] - Offday
先発Plummerは4.0 IP/6 ERで、これが決め手となり敗戦。今日はLarsはお休み。そういやStillは今季、捕手で出ていませんね。もうやらないのかな?Bellが第2号。
Garrisonが6.0 IPで1 ER/4 H/6 K。リリーバーだと思ってましたが、意外といいですね。打線ではNegronが3 H/2 HRと爆発。ダメかな〜と思ってたら、いきなり打ったり、なんとなく読めないProspectです。
DentとMiddlebrooksが復帰で、全員Prospectのまさによだれのでる打線に。でも、あんまし打てないな...Dentは2 BB。BOS入りしてから、選球眼はだいぶ進歩しています。Rizzoも2 BB。Middlebrooksは0 for 4。
この日はCastilloが良かったみたいです。速球、チェンジアップなど、コマンドも良く、4.0 IPで0 ER/6 K。鮮烈な印象を受けたと語る人も。Williamsonも3.1 IPで4 K。
今週のBA Hot Sheetです。No. 5にKellyがランクインしたほか、圏外ですがRizzoが取り上げられています。内容に関するChatはこちら。Bardについて、ちょこっとやりとりがありました。
No. 5 Casey Kelly, RHP (BOS)
成績:1-0 (W-L), 0.00 ERA, 10 IP, 6 H, 0 R, 0 ER, 1 BB, 8 SO
内容:KellyはピッチャーでもSSでもProspectである。しかし、BOSはKellyが早いうちにピッチャーのキャリアに帰ってくることにスリルを感じている。08年のドラ1は昨年SSとして過ごし、この春まではピッチャーデビューをしていなかった。しかし、彼はプロでの3登板で、未だに1点も許しておらず、それぞれで5回をシャットアウトしている。Kellyのコマンドは卓越しており、15 IPで10 Hしか許さず、2 BBに対し12 Kを奪っている。彼はまたマウンドでの支配力を持っており、それは元メジャーリーガーのPat Kellyの息子ということを考えれば驚くべきことではない。
Rizzoがわずかに圏外。.444/.531/.704 (12 for 27)はランク入りしてもおかしくないですけどね。SLGは素晴らしい成績になってきたので、あとはもう少しHR数が増えれば。