2009年4月8日水曜日

09' Pawtucket Red Sox (AAA) Opening Roster

最後はAAAのPawtucket Red Soxです。SS-A~DSLはショートシーズンのクラスなので現時点ではAAA~Lo-Aがシーズンを開始することになります。

MLBではアクティブロスター(つまりベンチ入りできる選手)は25人に決められているため、マイナーでは最上位のクラスにあたるAAAは必然的にMLBのチームに何かあった際に補充できる選手を揃えておく必要があります。

下のクラスで成績を残したProspectの昇格も行いたいところですが、ある程度MLBの保険となれる経験豊富な選手も組み合わせる必要もあります。BOSはかなり慎重なチームでかなりの数の(MiLB)FAをAAAに加えており、Prospectというべき選手はやや少ないのが現状ではあります。


[Starter]

RHP Clay Buchholz
RHP Michael Bowden
RHP Charlie Zink
LHP Kris Johnson
RHP Enrique Gonzalez

AAAでの見所となるのはやはりこのローテーションです。Buchholz、BowdenというMLBでの起用が近いProspectに加えて、AAからJohnsonが上がって来ました。これにAAAAタイプではありますが、昨季AAAで素晴らしい成績を残したナックルボーラーのZinkとWBCでそこそこガンバっていたGonzalezが組むローテはかなり強力です。

もう1人、昨季まではAAAのスターターだったHansackもいますが、取りあえずはブルペンか。BuchholzやBowdenが上に引き上げられる可能性もありますが、AAにもMillsや田澤が控えています。


[Reliever]

RHP Fernando Cabrera
RHP Daniel Bard
LHP Hunter Jones
RHP Devern Hansack
RHP Jose Vaquedano
LHP Billy Traber
RHP Marcus McBeth
*RHP Randor Bierd

なんと言っても期待は100 mphのファイヤーボーラーBardで、MLBへの仕上げをすることになります。JonesとHansackもポテンシャルの上限はさほどでもないですが、ある程度MLBの準備は整いつつある選手たちです。VaquedanoはBOSが比較的気に入っているらしいリリーバー。

TraberやCabreraはMLB経験が豊富で序盤のMLBの有事に備えます。特にCabreraはWBCのプエルトリコ代表のクローザーで、最近は不調ですが、まだ比較的若いですし、ポテンシャルは高いので、復活すれば面白い存在。Bierdももともと期待度的にはまずまずの選手ですが、McBethには大きな期待はできないか。


[Lineup]

C Dusty Brown
1B Jeff Bailey
2B Gil Velazquez
3B Angel Chavez
SS Ivan Ochoa
LF Jeff Corsaletti
CF Brad Wilkerson
RF Zach Daeges
DH Paul McAnulty

Nick GreenがLugoの、Chris CarterがKotsayの代役ですでにMLBに引き上げられています。Baileyも右打ちな点がMLB事情にあまりマッチしないためマイナースタートですが、STでは素晴らしかったです。

BrownとCorsaletti、DaegesはProspectの範疇に入る選手。特に守備は今イチですが、打撃の良いDaegesには期待。パワーが付けば、MLBに上がれるポテンシャルがあります。


[Bench]

C Carlos Maldonado
IF Jeff Natale
OF Chip Ambres

Nataleは打力にわずかに期待が残りますが、あとの2人はつなぎの存在に近く、彼らとVelazquez、Ochoa、Wilkerson、McAnultyはMLBやAAの状況次第ではリリースでしょう。

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