2010年5月31日月曜日

10' Draft Watch - Favorable Picks

各チームの分析なんかもやってますが、そろそろドラフトも近づいてきたし、特にBOSのピックについてあれこれ妄想してみます。なかなか自分の好みどおりにはいかないでしょうけど、こういうのが楽しくてドラフトに嵌ってます(笑)。


[10' My Favorable Pick]

1st round (#20) : 近年になかった高順位のピックで、やはり何がなんでもプレミアムなProspectをゲットしたいです。投手か打者かは非常に悩むところ。やっぱりJason BayはSEAに行って欲しかった。現実的に可能性がある中で、個人的には最も欲しいのが、Austin Wilson (OF)。これ以上ないくらいの5ツールで、真のパワーヒッターの素材。選球眼と完成度では格段に劣るけど、ポテンシャルではJason Heyward (ATL)にもひけをとらないんじゃないでしょうか。

10' Dominican Summer League Red Sox (Rk-DSL) Opening Roster

ぼちぼちショートシーズンクラスが開幕します。まずはこのRk-DSL DSL Red Soxから。楽しいけど、忙しくなりそうです(汗)。


[Pitchers]

RHP Yunor Ortega
RHP Raul Alcantara
RHP Mario Alcantra
RHP William Cuevas
LHP Ricardo Betancourt

RHP Luis Bastardo
RHP Sully Bonnelly
RHP Ariel Cabral
RHP Luis Diaz
LHP Kiler Gil
RHP Iago Januario
RHP Elis Jimenez
RHP Alexander Mateo
RHP Francelis Montas
LHP Israel Perez
LHP Pedro Reyes

リリーフ陣はさして興味を引く選手がいませんが、先発には楽しみなのがいます。まずは昨季のDSLでERA1点台を残したOrtega。DSLに行かせるのがもったいないようにも。それにRaulとMarioの両Alcantaraは兄弟とかではないそうですが、どちらも高いポテンシャルを持ちます。あとは先発はCuevasとBetancourtと言われています。


[Hitters]

C Aly Gonzalez
1B Juan Ugas
2B Dreily Guerrero
3B Roberto Duncan
SS Luis Urena
LF Rauell Kortstam
CF Roberto Rosario
RF Curtney Doran

C David Sopilka
2B/SS Deward Ruiz
OF/3B Alfred Soto
OF Jesus Loya
*OF/1B Javier Gutierrez (DL)

Jose VinicioはXanderとJairのBogaerts兄弟がロスター入りせず(GCL?)。OFの3人はまずまず面白そうです。

Former Sox Prospect Review: Chris Province, RHP

続いて、このオフにMINへとトレードされてしまった、Chris Province。Boof Bonserの不甲斐なさを見るにつけて、残念に思い出されます。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Chris Province (クリス・プロヴィンス)
Full Name: Christopher Province
Positions: RHRP/RHSP
Born: January 20, 1985
Birthplace: Slidell, Louisiana
Height: 6-3
Weight: 220
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 4th round, 2007
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $120,000
College: Southeastern Louisiana
High School: Slidell HS (LA)
How Left: Traded to Minnesota for Boof Bonser (December 2009)
Player Link: MiLB.comFan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Player Data]

ドラフト前は97 mphに届くとも言われていて、球威を高く評価されてはいたけど、BOS傘下では、さほど球速が出たことはなく、基本的には87~91 mph程度。非常に良く沈むことで知られており、基本的にはこれが軸。多少コマンドに苦しんでいたが、低めに制球できているときは、そうそう打たれず、ゴロの山を築く。セカンドピッチはと76~77 mphのスラーブで平凡。目立つサードピッチがないのも、あまり先発で多く使われなかった理由でしょうか。フィールディングは上手い。クローザーなるような選手ではないにしろ、もう少しセカンドピッチを鍛えれば、シンカー・スライダータイプのしっかりしたリリーフになれるポテンシャルを持つ。


[Profile]

07' : SS-A Lowellでプロデビュー。SS-A/Low-A Greenvilleでブルペンとして過ごした

08' : STで評価を上げ先発転向。Low-Aで開幕投手を務め、ここでは11 GS/56.2 IP/54 H/8 BB/34 K/2.86 ERAとしっかり投げた、High-A Lancasterへ昇格。しかし打者有利なリーグであったことも影響し、16 GS/77.2 IP/111 H/25 BB/49 K/6.26 ERAと打ちこまれた。

09' : リリーフに戻り、AA Portlandで開幕。もう少しじっくり育てるかと思ったが、BOSにしては早めに先発を見切った形。79.2 IP/72 H/32 BB/55 K/2.60 ERAと上々。K/BBは良くないものの、沈む速球でゴロを打たせた。さらにAFLにも派遣され、13.0 IP/9 H/5 BB/9 K/3.46 ERAと、こちらでもまずまず。

09' Dec. : 10、11年あたりのリリーフの候補として期待していたが、MINへBoof BonserのトレードのPTBNLとして送られた。

10' : MINのAA/AAAで投げるも、多くの安打を浴びる。ゴロは打たせているので、守備がもっと良いチームならもう少し成績は上がるとも。

11' Apr. : 引退。


[Comment]

どこが悪いのかわからなかったけど、速球を売りとしていた選手が実際は球威がなかったら辛い。リリーフになるにしても空振りの奪える変化球を磨かないと。MINでは少しまだ先発としても使われてますね。何てことのない選手を育てるのが上手い組織だしガンバって欲しい。

(11年追記) 残念ながら引退するようです。打たせて取るピッチングがはまればもう少しやれそうなんだけど。お疲れ様でした。

Former Sox Prospect Review: Brock Huntzinger, RHP

ちょっと間が空きましたが久々に。ドラフトが近づいてきて、大忙しです(汗)。今回紹介するのは、Brock Huntzinger。08年のSS-A Lowellで素晴らしいデビューを飾り、BOSのProspect好きたちを熱狂させた選手で、個人的なお気に入りの一人です。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Brock Huntzinger (ブロック・ハンツィンガー)
Full Name: Brock A. Huntzinger
Positions: RHRP/RHSP
Born: July 2, 1988
Birthplace: Anderson, Indiana
Height: 6-3
Weight: 200
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 3rd round, 2007
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $225,000
High School: Pendleton Heights HS (IN)
How Left: Minor league free agency, signed with Baltimore (November 2013)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

大柄な右腕で、スムーズだが、ややショートアーム気味のフォームで投げる。モーションも少し遅い。速球は、現在は最速で92~93 mphというところ。基本的には90 mph前後を推移し、少し動く。高校の時は最速で95 mphを出していましたが、メカニクスを少しいじって2、3 mphほど球速を失っている。数年で戻るだろうと言われていたけど、今のところ、あまり戻ってない様子。11年のAFLでリリーフでは最速96 mphを投げており、ショートイニングでは球速が出ることを示した。大きな体躯とボールを隠す、クィックなモーションで、コマンドは時折、特に疲れてくる試合後半に乱す傾向がある。球威の維持といった部分でも、ややスタミナ不足が言われています。セカンドピッチはスライダーで、79~83 mph。低めにコントロールできているときはいいアウトピッチですが、こちらもややコマンドに難あり。チェンジアップはBOS入団後に覚えたピッチで、変化は平凡ですが、しっかりと制球はしているみたい。


[Profile]

07' : GCLでプロデビュー。4 Gに投げ、7.0 IP/8 Kと良いデビュー。

08' : SS-A Lowellで開幕し、前述のように、8 GS/42.0 IP/25 H/7 BB/32 K/0.64 ERAと素晴らしい活躍を見せ、その年中にLow-A Greenvilleへと昇格。SS-AからLow-Aへの昇格というのは、特に高卒選手には非常に珍しく、いかに素晴らしいパフォーマンスを見せたかが伺えます。ただ昇格後は26.2 IP/12 HR/7.09 ERAとまさにボロボロ。SS-Aでの奪三振などを見ても、ドミナントなスタッフを持つわけではなく、特に疲労もあって、ボールが浮きがちだったとか。

09' : Low-Aで開幕。1シーズンまるまるをここで過ごして、25 GS/125.1 IP/127 H/32 BB/102 K/4.09 ERAとまずまずの成績。時折酷い登板があって、やや成績を引き下げている感もあり、印象的というほどではないにしろ、しっかり投げた。

10' : High-A Salemにクラスが上がったが、前年の成績をほぼ維持。ただK/9がかなり悪化しており、この奪三振力だと、上では厳しい。

11' : AA Portlandでかなり打ち込まれるも、スライダーが向上したと言われ、奪三振率がほぼ9まで向上。AFLではリリーフで投げ、ショートイニングでは96 mph程度を出せることを示した。

12' : AAのローテで開幕も打たれる試合が続き、本人からリリーフ転向を申し出たそう。その後はスペクタクルではないにせよ、しっかりした成績を残し、AAA Pawtucketへ昇格。AFLへ派遣された。

13' : AAAの混み具合もあり、再びAAで開幕。AAのクローザーとして良い投球を続け、AAAに再昇格後も安定していた。相変わらず極端なフライボーラーだが、かつて悩まされた被打率の高さは大きく向上。三振も十分に奪えている。

13' Nov. : リリーフとして着実に成績を上げてきていたが、他の選手を押しのけるほどインプレッシブな投球は見せられず。MiLFAとなり、BALと契約。

14' : BALのAAAで、しっかり投げるが、ディビジョン首位を走るチーム状況もあり、コールアップはされず。

15' : OAK-AAAでリリーフとして投げた。奪三振率はまずまずも、制球が悪化。

16' : CWS-AAで投げたがボロボロ。シーズン中にリリースされている。


[Comment]

まだ若いし、年齢相応のリーグでしっかり投げているから、まだ先発として使われるでしょうが、球威の回復や、スタミナの上昇、コマンド面、それにサードピッチと、まだまだ課題は多く、K/BBやGO/FOといったスタッツは良くないから、まだまだ色々学んでいかないといけないでしょう。ハードワーカーで知られる選手だし、もう少し長い目で見て行きたいですね。

(13年追記)最も最初に好きになった投手Prospectだけに、BOSでMLBデビューできなさそうなのは残念です。できれば戻ってきてもらいたいけど、どこかしらからは引く手があるでしょう。来季こそはMLBデビューに期待。

2010年5月27日木曜日

10' Draft Watch - Draft Board 7 (OF)

最近は土日にちょっと書き溜めているので、比較的更新できてます。そうでもしないとドラフトに間に合わない...


[10' Draft Board (OF)]

Bryce Brentz, OF, Middle Tennessee (Jr.)


B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 185
Last Drafted: 30th round (07') by CLE
Projection: Early 1st round to Mid 1st round

Comments: 今ドラフトクラスでNo.1 OFと言われてきた選手。Josh SaleやAustin Wilsonなどに評価で追いつかれてきていますが、伸びしろの大きい高校生が好成績を残せばそうなるのは仕方ない。RFになるだろうとすでに言われる選手にしては、さほど大柄ではないが、非常に優れたバットスピードでコンパクトに振り抜く。生来のパワーよりも、良いエクステンション(フォロースルー)によって長打を放つタイプ。選球眼はこのタイプの選手としてはまだ発展途上。アスレティックだが、スピードは平均的でCFよりはRF。投手としても90 mph前後を投げるほどで、プラスの肩を持ち、現状では今イチなルート取りや打球の読みが改善されれば平均以上のRFになると見られる。ツール的にはまとまっているし、しっかりしたRFのレギュラーになれる選手ですが、カレッジの選手としては完成され切っていないし、圧倒的なパワーがある訳でもない、というカンジでドラ1は堅いですが、Top 10には漏れそうです。

10' Draft Watch - Draft Board 6 (M-IF)

M-IF (2B/SS)のドラフト選手紹介です。今季はちょっと弱いかな?SSとして育っていくのは何人いるんでしょうね~。


[10' Draft Board (M-IF)]

Christian Colon, SS, Cal State, Fullerton (Jr.)


B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 190
Last Drafted: 10th round (07') by SD
Projection: Likely Top 10

Comments: 長いこと、今ドラフトクラスでNo.1のSSと言われていたカレッジのNo.1 SS。Team USAなどにも良く選ばれていて有名な選手です。6'0"とされている身長よりも小さいのではと言われており、パワーは平凡ですが、コンパクトなスウィングから広角に打ち分け、M-IFとしてはしっかり打てる選手。カレッジの選手だけに選球眼もまずまず。守備の方はグラブ捌きとフットワークを高く評価されるが、レンジ、肩は平均的で、堅実なSSになるかもしれませんが、2Bの可能性も強いです。少し評価を落として、Manny Machadoなどに抜かれたかも。やや伸びしろに欠けますが、完成度は高く、M-IFとしてMLBまで来る可能性は高い選手なので、#10前後での指名が濃厚。

10' Draft Watch - Draft Board 5 (C-IF)

果たしてドラフトが始まるまでに終わるのだろうか、と不安も抱えつつ...今季はLarsやMiddlebrooksが好調で、去年に比べたら、どうしても欲しいってカンジはしてないですが、取りあえずC-IF (1B/3B)にいきます。


[10' Draft Board (C-IF)]

Zack Cox, 3B, Arkansas (So.)


B/T: L-R
Height: 6-1
Weight: 215
Last Drafted: 20th round (08') by LAD
Projection: Early 1st round, probably #7 to #15

Comments: Bryce Harperを除けば、今季のベストヒッターと言われる選手。さほど身長はないけど、がっしりとした体躯をしている。Draft eligibleですが、まだSophomore。Freshmanだった昨季は典型的な粗いパワーヒッターでしたが、今季に入る前にスウィングを随分改造し、コンパクトにすることで、今季はむしろアベレージの方で光るものを見せています。ただその反面、今季は長打力を落とし、.400前後のAVGを残している割にはSLGは.600前後と平凡。元々昨季のパワーは、やや低めの身長をカバーするために大振りに振って生み出していたと言われており、プロでパワーとアベレージを両立させるのは無理だろうと見るスカウトも。ディフェンスはまずまず運動能力もあり、肩は十分に強いから、3Bに残るかも。グラブ捌きや反応は平凡で、1Bへの転向も噂されますが、それにはパワー面で伸びる必要がありそう。2Bも一応守りますが、プロで2Bになれるような選手じゃない。3Bとしてももう少しパワーを戻していく必要がありますが、まだSophomoreにもかかわらず、トップクラスに打っていて打力は高く評価されるし、3Bで左打ちというのは面白い。HOUのピックが有力視される選手で、Top 10前後、おそらく以内が濃厚です。 PreseasonのAll-American 1st teamにDHで選ばれていますがこれは1st teamの3Bには、11年ドラフトの全体No.1指名候補Anthony Rendonがいるためです。Sophomoreだから、多少要求が厳しくなるだろうとは見られているものの、全体#8でHOUという見方が多く、Top 10かそれをちょっと過ぎるくらいまでにはピックされそうです。

10' Draft Watch - Draft Board 4 (C)

ドラ1ぐらいで指名されそうな有力ドラフト候補を少し紹介します。昨年はStephen StrasburgがいたのでRHPからでしたが、今季はHarperにあわせて捕手から。スカウティングレポートとかが揃ってきたら、また書き足します。


[10' Draft Board (C)]

Bryce Harper, C, Southern Nevada (JuCo-Fr.)


B/T: L-R
Height: 6-3
Weight: 205
Last Drafted: Never drafted
Projection: Likely #1 overall

Comments: ご存知、怪物Harper様です(去年もおんなじようなこと書いたな)。年齢的にはまだ高校のJuniorで、来年が初ドラフトのはずでしたが、Scott Borasのアドバイスにより、PED(日本の大検みたいなもんか?)を取得し、さらにJuCo(2年制なのでFreshmanからドラフトにかかる)に進学するというアクロバティックな方法で今季のドラフトに割って入ってきました(来年からはドラフトのボーナスなどの規定が変わる可能性があるからだそうです)。 20-80のスケールで80をオーバーするとも言われる、とてつもないパワーと、それと同等の評価をされる肩の強さを持ち、間違いなく今ドラフト最高のProsect。守備に関してはグラブ捌きなどは評価されているものの、さすがに全体的に荒削りで、アスレティック性も高いとは言え、3Bあたりに移るかもとも。ツール的にはズバ抜けており、あとはそのツールを高いレベルで発揮できるのかという点だけ。$10Mをオーバーするボーナス要求は間違いないですが、WASが全体#1で指名するのは間違いないでしょう。

10' Draft Watch -Draft Board 3 (LHP)

左利きって、スポーツでは何かと有利ですよね。MLBですら、1人抑えるだけで食っていけるわけですし。


[10' Draft Board (LHP)]

Drew Pomerantz, LHP, Mississippi (Jr.)


B/T: R-L
Height: 6-5
Weight: 235
Last Drafted: 12th round (07') bt TEX
Projection: Likely Top 10, at least Top 15

Comments: 今ドラフトで不動のNo.1左腕だったが、最近少し苦しんでる。カレッジ投手の中でもNo.1を争っていました。非常に長身で、スムーズなスリークウォーターから平均以上の速球と彼の最高のピッチである12-to-6のカーブを投げる。速球は88~92 mphのレンジで、左腕としてもやや平凡だが、左腕で出所が見づらいことからギリギリ平均以上か。時折コマンドに苦しむこともある。カーブは既にプラスのピッチだが、こちらもやや制球に苦しむことも。チェンジアップはやや速球との球速差が小さく、平凡。今季の成績の良さと完成度の高さで、PITの全体#2で指名されるという予想が強いが、即戦力でNo.2~3のしっかりしたワークホースになれる可能性は高いものの、球威が平凡でサードピッチも良くないから、ちょっと微妙なカンジも受けます。Top 5だろうけど、実力的には08年の#5 Brian Matusz (BAL)と09年の#7 Mike Minor (ATL)の間くらいかも。長じればBarry Zito (SF)にもなれると思うけど。

2010年5月26日水曜日

10' Draft Watch - Draft Board 2 (HS-RHP)

最後に高卒の右腕です。どうしても全体的に魅力的に見えてしまうのですが、この中から1人でも獲れるのでしょうか。


[10' Draft Board (HS-RHP)]

Jameson Taillon, RHP, The Woodlands (HS)


B/T: R-R
Height: 6-6
Weight: 225
Commitment: Rice
Projection: Likely #2, at least #3

Comments: 6' 6"の完成された体格から、最速98 mphの速球を繰り出す、文句なしの今ドラフト最高の投手。ポテンシャル、現時点での完成度・成績ともに申し分ない。今ドラフトクラスだけではなく、過去数シーズンのドラフトクラスと併せてもトップ数人に入るでしょう。速球は93~95 mphが主で、非常に伸びがある。まずまずコマンド・制球ともに優れている点も魅力。すでに完成に近い肉体をしているから、Stephen Strasburg (WAS)のように100 mphをポンポン出すほどになるかはわからないですが、十分な速球派。カーブもすでにプラスでプラスプラスになるかもと言われています。スライダーも手元で変化し、しっかりした平均以上のピッチ。チェンジアップはあまり使う必要性がなかったため、未整備ですが、感覚的には悪くないと言われています。本来なら全体#2の有力候補ですが、高いボーナス要求からPITが回避するかもと。BALも回避の可能性が言われていますが、BAL、KCの両方が回避することはないと思われます。Top 5は堅い。

2010年5月25日火曜日

10' Season Boston Red Sox -May-

4月は負け越しで5月突入です。もうエンジンが暖まっていない訳はないし、今の成績はチーム力の低さを示しているんだと思ってます。継ぎはぎの補強で挽回できるほど甘くはない地区だし、短期的な理由だけで動いて欲しくはないのですが、チームがチームだけにどうか。(前記事はこちら


[Transaction]

○ 5/1
Activated RHP Daisuke Matsuzaka from DL
Designated LHP Alan Embree for assignment

松坂の復帰に伴いDFAされたのは、何と上がってきたばっかりのEmbree。結局投げることなく、ロスター入りのボーナス$500Kを支払うことに。Opt. Outの権利を行使させない上で、Waiverを通過させてMinorに置いとくつもりなのか?とも思うけど、Claimされる可能性もあるので今のところ意味不明。この辺のルールは難しいけど、Minorへのアサインを拒否する権利も持ってると思うし、残せるかどうかは、半々くらいで見てるんですけど。松坂どうこうの問題でもないチーム状態ですけど、来年以降も契約が残るんだし、少しでも(正直モップアップでもいいから)働いていただきたいもんです。


RHP Travis Beazley retired
Released LHP Shaughn Webb

肩のケガからの復帰を目指していた、Travis Beazleyが引退。BOSは比較的気に入っていると言われていた選手で、手術まで受けさせたわけですが。Shaughn (Timmy) Webbは結局昨季ドラフトされてから投げることはありませんでした。


○ 5/2
Acquired IF Niuman Romero from Columbus (Ind. League) for cash

Waiverで奪われたKevin Frandsenの代役IFとしてN. Romeroを獲得。例によって、まずまずのスピードとしっかりしたディフェンス力に平均以下の打撃というUTタイプ。


○ 5/3
Signed Int. FA RHP Carlos Pinales to a minor league deal
ドミニカンの右腕と契約。ほとんど情報がないんで目立つ若手でもないんでしょう。


○ 5/5
LHP Alan Embree opted for free agency

Alan EmbreeがMinorへのアサインを拒否し、FAになりました。ホントにコールアップされた意味がわからない...


○ 5/19
Placed RHP Josh Beckett on 15-day DL
Purchased the contract of RHP Joe Nelson from AAA

NYY戦で腰を痛めたBeckettがDL入り。 クソ審判が投球動作に入ってからタイムをかけたときに痛めたとか。以前も痛めていた箇所だし、結構長引くかも。延長したところだし、今後を見据えてしっかりと治して欲しいです。代わりは当然Wakeで、内容自体は上向きですし、期待したいところ。

またとうとうSchoeneweisがDFA。対左でも役立たずだったし、敗戦処理さえできないので早くリプレースして欲しいと思ってました。素直にリリースでいいと思いますが、球威が落ちていたそうなので、AAAでそこが回復するかを見たいと考えるかも。AAA行きとなるんなら受け入れるんじゃないかな?

Wakeと併せて、2つのスポットが空いたブルペンには、取りあえずNelsonをコールアップ。大きくは期待していないですが、Opt. outの期限もせまっていたし、他にめぼしい人材もいないから、まぁ妥当でしょう。一応AAAではしっかり投げていたし。得意のバルカンチェンジで、対左を抑えることができるなら、Bonserの復帰もやりやすいかも。

1つまだ空きスポットがあって、いずれブルペンを補充すると思いますが、Wakeはもともとリリーフといっても、いつでも投げるわけではなかったし、Bonser復帰までしばらくは、AAAのSanchezを上げるのでは、と言われています。Lowellの状況もあるし、そろそろScutaro(とPedroia)の負担がきつくなっているのでそうすべきだと思います。最近OFでの出場がメインのHallは大して意味をなしてないし、こちらを何とかしてもいいと思うけど。


○ 5/20
Designated LHP Scott Schoeneweis for assignment
Purchased the contract of IF Angel Sanchez from AAA

5/19のところに書いてしまいましたが、SchoeneweisがDFA。やはりSanchezがコールアップ。Backupというだけでなく、Scutaroが左肘をテニス肘で痛めてしまい、コルチゾンを打って、最低2日は休むということで、先発が予想されます。AAAではまずまずコンタクトしていたし、守備率.970でエラー3つとSS守備はしっかりしています。オプションも1つ残しているし、今季のM-IFのデプスとして期待です。


○ 5/22
Activated OF Jacoby Ellsbury
Designated OF Jon Van Every for assingment

EllsburyがDLから復帰。予想通り、Van Everyの方がDFAになっています。Cameron復帰まではEllsburyがCFになるはず。Scutaroがちょっと疲れているし、打順下げてあげれる点でも大きい復帰。


○ 5/24
Recalled RHP Scott Atchison from AAA
Optioned IF Angel Sanchez to AAA

SanchezがAAAにオプションされて。Atchisonがコールアップ。予想された動きでした。最近は先発が結構しっかりイニングを稼いでいたので、リリーフはいっぱいいっぱいでもなかったですが、これで通常のリリーフ7人体制に戻ります。Bonserも近いのかと思ってたけど、それよりもAtchisonはしっかりとAAAで投げていたので。願わくばしっかり定着して欲しい。


○ 5/25
Activated OF Mike Cameron
Designated RHP Scott Atchison for assignment instead of OF Darnell McDonald

Cameronがやっと復帰。ちょっと注目していたけど、素直にMcDonaldをDFAしました。Cameronは打撃は戻してきてると思うけど、守備面でどうか。昇り調子のチームを盛り上げるような働きに期待です。McDonaldは昇格直後よく打ったし、元々の才能的にも悪くないので、注目しているチームはあると思います。守備はCFでは平均以下ですけど、何とかOF3ポジション守るから、クラブによっては4th OFぐらいで悪くないと見られているし、Claimされる可能性が結構あります。うまくWaiverを通過するなら、BOSを気に入っている本人はAAAに行くつもりだとか。

(追記)と思ったら、土壇場でDFAされるのはAtchisonになったようです。Ellsburyが試合前に左腹(?)の痛みを訴えたそうで、OFが必要だったからみたいです。Atchisonはちょっとルールが難しいんですが、AAAにオプション(?)になるという話で、Claimされたりはないのかな?一度オプションしているし、40人枠が必要な訳でもないから、DFAの意味がわからないんですが。


Signed C David Sopilka
Released RHP Eduardo Medina

開幕を控えたDSL関連です。SopilkaはVenezuelaの16歳。


○ 5/27
Outrighted OF Jon Van Every to AAA
Optioned RHP Scott Atchison to AAA

Van EveryとAtchisonが予定通りAAAへ。Van EveryはMcDonaldがMinorに落としにくいので、いざというときのデプスとして置いとく必要があります。Atchisonはオプション。DFAは何なんでしょう。


○ 5/28
Placed OF Jacoby Ellsbury on 15-day DL
Recalled RHP Scott Atchison from AAA

Ellsburyはまだ肋骨に痛みがあるようでAAAに逆戻り。何やっとんじゃ...McDonaldをギリギリでDFAせずによかった。Atchisonは行ったり来たり大変です。


○ 5/30
Released LHP Scott Schoeneweis

Scott Shoeneweisがリリース。お疲れ様でした。色々、分析技術とか、勿論各プレイヤーのスキルも平均的なレベルが上がってるんでしょうけど、ベテランが通じない時代になってきましたね。


○ 5/31
Traded OF Jon Van Every to PIT for C Josue Peley

PITからPTBNLで得ていたJon Van Everyを再びPITにトレードバック。見返りにLow-Aの捕手Peleyを得ました。Venezuela出身の選手ですが、06年の35巡目でドラフトされて入団。打力は全くないいわゆるオーガニゼーションのバックアップ捕手です。1ヶ月のレンタルで、どのくらいの見返りになるのか気になりますね。しかし、Van EveryはBOS⇔PITを2往復ですか。

10' Draft Watch - Draft Board 1 (College-RHP)

右腕は数が多いので、カレッジ出身選手と高卒選手に分けます。まずはカレッジ投手の方から。


[10' Draft Board (College-RHP)]

Anthony Ranaudo, RHP, Louisiana State (Jr.)


B/T: R-R
Height: 6-7
Weight: 230
Last Drafted: 11th round (07') by TEX
Projection: Mid 1st round to Late 1st round

Comments: 10年シーズンが始まる前は、BAのJim Callisさんから、Jameson Taillonより上、不動のドラフトNo.2 Prospectとまで言われた本格派の右腕ですが、ケガがあり、復帰後もやや冴えない投球を続けていることから、今ではTop 10圏外とも。ケガの不安が元々強い投手なことに加えて、Scott Borasによる高額のボーナス要求があるのも原因。ポテンシャル的には、エース級になれると言われており、最速で速球は93~95 mph程度。ただ今季はケガの影響か、そこまででておらず、90 mph前半。ムーブの評価はあまり高くない。コマンドを中心にカレッジの投手としては荒削りです。カーブはプラスと言われていて、これは今季も評価を落としていません。チェンジアップは平均的。速球の威力を取り戻せば、フロントライン級の有数の投手であるの反面、球威低下などもあり難しい選択です。最新のCallisさんのMockではBOSが#20でピックするとなっていますし、現実的に落ちてくる可能性もでてきました。全体No.2のProspectというかつてのフォームに戻れるなら、エース級になれるProspectがやや少ない事情もあって、是非ピックしたいのですが。ケガがちな選手を好まない印象もありますしどうでしょうね?また力を取り戻せると読んで、Top 15程度までに消える可能性も高いのですが。

2010年5月24日月曜日

10' Minor League Season Memo -5/20~5/26-

MLBは少し好転しつつありますが、上に何かあった際の保険になるAAAの状態は悲劇的。そんな中で昇格してくるDoubrontには期待がかかります。前記事はこちら


○ 5/20

[AAA] : IF Angel SanchezがMLBにコールアップ。
[AAA] : LHP Felix DoubrontがPortland (AA)から昇格。
[AA] : OF Mike CameronがPawtucket (AAA)から移動。
[A+] : OF Bryan PetersonがXSTからロスター入り。

[AAA] - Box
DoubrontがとうとうAAA昇格。奪三振はそこそこで、ERAはいいですが、BBの多さとか、もうちょっとドミナントな成績を期待していましたが。でも昨季に比べて、安定感は大きく向上し、崩れることはほとんどなかったので、そろそろタイミングかと思ってました。秋にはMLBで見られるでしょうか?
F. Castroは4.2 IP/8 H/6 ER。もうスターターはやめときましょう。Larsが2 Hに第2号。

[AA] - Box
Weilandは5.0 IP/7 H/5 ER/2 BB/4 K。ここ数回の登板は良かったので、MINのKyle Gibson相手の投球を楽しみにしてましたが力負け。やっぱりTop Prospectは違うのか。Jacobyは3 H/1 2B。復帰間近。

[A+] - Box
A. Wilsonは5.0 IP/3 H/0 ER/2 BB/3 K。もうちょい圧倒して欲しいけど、一応ERAは3点台に入ってきました。Lavarnwayが2 BBに第8号。FedrowiczとTejedaが2 H。FedrowiczはだいぶAVGも上がってきましたね(.278)。HRは少ないけど、2Bを打ちまくっています。

[A] - Box
Castilloは5.2 IP/5 H/3 ER/2 BB/4 K。Fuentesが3 Hに第3号。5月に入って好調です。BermudezとGibsonが2 H。Almanzarに第3号。


○ 5/21

[AAA] : IF Gil VelazquezがDLから復帰。
[AA] : RHP Jeremy KehrtがSalem (A+)から昇格。
[A+] : RHP Zach HammesがXSTからロスター入り。

[AAA] - Box
Millsは5.1 IP/5 H/2 ER/2 BB/1 K。全く三振は奪えないけど、しばらくソリッドな登板が続いています。Larsは4 AB/4 K...

[AA] - Box
Kellyは3.0 IP/5 H/5 ER/3 BB/1 K。あらら。まぁさすがに打たれることもあるでしょうね。ここから学んでくれれば。Rizzoが2 Hに第2号。Iglesiasは4 H/1 3B。打ちますね~。Cameronに第1号が出ています。

[A+] - Box
Pimentelは5.1 IP/5 H/3 ER/3 BB/5 K。Hisseyが2 H。Bry. Petersonが初RBI。Hisseyとは同期で、08年に高卒でドラフトされたOF。結構いい選手というレポートでしたが、この2年はケガもあってGCLでプレー。SS-AとLow-Aの2階級をすっ飛ばすという驚きの昇格をしています。

[A] - Box
Presslyは6.0 IP/4 H/2 ER/1 BB/5 K。いいカンジ。最近長い回も投げれている。Hazelbakerが2 H/1 HR (3)。Almanzarも2 H。


○ 5/22

[AA] : OF Jacoby Ellsburyのリハブが終了。

[AAA] - Suspended
2回の裏に中断・延期。

[AA (Game1)] - Box
Fifeは5.0 IP/7 H/2 HR/5 ER/4 BB/4 K。LinとKalishが3 H。Kalishには第6号。AVGが上がってこないですが、出塁はしてるし、パワーも見せている。RizzoとChangが2 H。

[AA (Game2)] - Box
Kehrtが5.0 IP/3 ER。年齢高いけど、結構よくやってる。Spearsが2 Hというくらい。

[A+] - Box
Huntzingerは6.0 IP/2 H/0 ER/0 BB/1 K。相変わらず三振が獲れませんが、最近結構抑えてて、ERAが2点台に。Tejedaが3 H。Hedman、Hassan、Deningが2 H。

[A] - Box
Volzが5.0 IP/9 H/4 ER/0 BB/3 K。15回までの長い試合で、Butlerが4 H、Bermudezが3 H、Hazelbalerが2 H。


○ 5/23

[AA] : LHP Mitch HeroldがSalem (A+)から昇格。
[A+] : RHP Jeremy KehrtがPortland (AA)から降格。
[A] : RHP Pete RuizがDL入り。
[A] : RHP Chris CourtがXSTからロスター入り。

[AAA (Suspended Game@5/22)] - Box
Bonserは1.0 IP/7 H/7 ER/1 BB/1 K。酷い。ちょっとマシになってきたかと思いきや。ReddickとBrownが2 H。

[AAA] - Box
Doubrontは雨のため、AAAデビューは1.0 IP/2 Kのみ。Molinaに第1号。

[AA] - Box
Coelloが先発で、5.0 IP/4 H/1 ER/1 BB/6 K。地味だけど、彼はなかなか良く投げている。昇格したHeroldは2.0 Ip/5 H/5 ER。Cameronが3 H/1 2B/1 HR (2)。やっぱりMajor Leaguerは違うな。

[A+] - Box
Williamsonは4.2 IP/5 H/6 ER/3 BB/2 K。慣れられると厳しいのかも。Middlebrooksが2 H。

[A] - Box
Riveraは5.1 IP/6 H/2 ER/2 BB/3 K。今日もやっぱりちょっと苦しんでます。Fuentes、Bermudezが2 H。Bermudezは昇格もあるかも。


○ 5/24

[AAA] : IF Angel Sanchezがオプション。
[AAA] : RHP Scott AtchisonがMLBにコールアップ。
[A] : OF Wilfred PichardoがDL入り。
[A] : LHP Drake BrittonがDLから復帰。

[AAA] - Box
K. Johnsonは6.0 IP/3 H/1 ER/1 BB/2 K/8-3 GO/FO。この復活は本物っぽいですね。Richardsonが2.0 IP/0 H/1 BB/5 K。調子上げてきた。

[AA] - Box
Millerは4.2 IP/3 /3 ER/5 BB/5 K。イマイチかなぁ。Navarroが2 H/1 2B。

[A+] - Offday

[A] - Box
DLから復帰のBrittonは1.1 IP/1 H/1 ER/2 BB/1 K。Hazelbakerは1 H/1 2B/1 BB/1 SB (22)。スピードはいいので、もう少し打ってくれれば。


○ 5/25

[A] : RHP Chris CourtがLowell (A-)にPM。
[A] : 1B Chris McGuinessがDLから復帰。

[AAA] - Box
Bowdenは4.1 IP/4 H/2 ER/2 BB/3 K。まだイマイチかなぁ。Navaが2 H/1 2B。Larsに第3号。Reddickは1 H/2 BB。

[AA] - Box
Weilandは4.2 IP/4 H/3 ER/5 BB/6 K。今日は三振が多かったけどBBも。打線はイマイチで完封負け。

[A+] - Box
Clayが6.0 IP/4 H/1 ER/1 BB/5 K。今日は三振も獲れて、素晴らしいアウティング。被安打は普通ですが、ここまでたった3 BBでWHIPは1.04。打線は止まり気味です。

[A] - Box
Castilloは6.0 IP/4 H/0 ER/0 BB/6 K。ほぼ完璧。


○ 5/26

[AAA] - Offday

[AA] - Box
Kellyは5.0 IP/7 H/2 ER/3 BB/4 K。ちょっとBBも多いし、イマイチなカンジです。Expositoが2 H。Linは1 H/2 BBもCS (7)。思ったほど走力を示せてない。出塁はするし、全く打ててないわけでもないんですが。

[A+] - Box
A. Wilsonは6.0 IP/2 H/0 ER/2 BB/5 K。安定してドミネイトし始めている。あと数回良ければAAに上がるかも。Hisseyが2 H。だいぶAVGは落ちてますね。

[A] - Box
Presslyは3.1 IP/2 H/0 ER/2 BB/3 K。相変わらず燃費悪め。

2010年5月17日月曜日

Former Sox Prospect Review: Lars Anderson, 1B

どんどんマニアックになりつつあるこのシリーズですが、今回はよく名前の知れている選手です(笑)。紹介するのは、先頃とうとうAAA Pawtucketへと昇格しました、Lars Andersonです。ほぼ全ての選手をFamily Nameで表記しているこのブログですが、彼だけは頑にLarsと呼んでいるのも、個人的な思い入れなんです。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Lars Anderson (ラーズ・アンダーソン)
Full Name: Lars Eric Anderson
Positions: 1B/LF/RF
Born: September 25, 1987
Birthplace: Oakland, California
Height: 6-4
Weight: 215
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: 18th round, 2006
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $825,000
High School: Jesuit HS (CA)
MLB Debut: September 6, 2010 (Boston)
How Left: Traded to Cleveland for Steven Wright (July 2012)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

非常に恵まれた体格から、プラス以上のパワーポテンシャルを持ち、それ以上に非常にスムーズなスウィングから広角に打つスキルと、高卒当時から年齢に似つかわしくない、完成された選球眼が評価される選手です。09年に不調だったことから、ややスウィングが大きすぎるとか、もう少し引っ張らないと、と言われることもありますが、さほど大きな問題でもないはず。気になるパワーの方は、LADのJames Looneyタイプと言われており、純粋なパワー面ではRyan Howardのようになることはないでしょうが、若い選手にはパワーの発揮を重視しないイメージを受けるBOSだから、言われるほど悪くないし、35本程度打てるようになるんじゃないかと思っています。スピード・運動能力は体格の割にはあると言われますが平凡。守備の評価は以前は平均レベルと言われていて、Anthony Rizzoより低かったけど、練習はすごく熱心に取り組んでいるそうで、10年にはかなり守備がいい1Bだと言われるようになった。肩はそこそこだけど、フットワークが良くなり、レンジは平均以上。悪送球をすくい上げるのも上手い。


[Background]

才能はドラ1級と言われていたが、$1M前後のボーナス要求でスリップした。Matt LaPortaと下位指名した1Bのうち、どちらかだけと契約するだろうと言われ、結局LaPortaは契約しなかった。


[Profile]

07' : そのポテンシャルから、当然のようにショートシーズンクラスをスキップし、Low-A Greenvilleでプロデビュー。AVG .288に10発としっかりとした成績を残すと、その年中にHigh-A Lancasterに昇格。現在のHigh-AクラスはSalemだけど、当時はLancasterだけ西海岸California Leagueにあり、試合開始が遅く、彼のその日の結果を知るのにやきもきしていた記憶がある。

08' : High-Aで開幕し、AVG .317/13 HRと完璧に支配し、20歳でAA Portlandに昇格。ここでも.316/.436/.526/5 HRと非の打ち所のない成績を残したことから、BOS最高のProspectの地位を不動とし、全体でもTop 10前後と評価をされるまでに至りました。

09' : AAで開幕。あっさりAAを卒業し、夏にはMLBも、と期待がどんどん膨らんでいたものの、低調なスタートを切り、そのうち上がってくるだろうという予想を裏切るように、夏以降はさらに成績を下げる始末。背中を痛みを抱えながらプレーを続けていたことが原因だったよう。良い時はさんざんもてはやされるものの、悪くなると、途端に手のひらを返したような扱いを受けるのがこの世の常ですが、こうなると、08年の好成績さえ、ゴロ率の高さやさほどHR数が多くない点などがクローズアップされ、評価はすっかり下落してしまった。

10' : 個人的には09年も大きく心配はしてなかったけど、予想通りと言いますか、10年はAAで好調なスタートを切り、OPSでリーグトップに立ち、AAA Pawtucketに昇格。こちらでは、AVGが上がらず。

11' : AAAでプレーするも、イマイチパワーを発揮できず。対左にも苦しみイマイチ。パワーと対左を改善しない限り、しっかりしたレギュラーにはなれないという評価が定着し始める。トレードデッドラインでは、OAKのRich HardenとLars + PTBNLというトレードで一旦合意に至ったが、メディカルを見たBOSがPTBNLを出すのを嫌がり結局は破談。

12' : 出場機会増のためにLFにもチャレンジするが、Adrian GonzalezやDavid Ortizのケガ時にもMiLFAで契約したMauro Gomezに押しやられるという体たらく。対左は向上を見せるも、パワーは伸び悩みのまま。

12' July : トレードデッドラインで、27歳のAA投手Steve Wrightの見返りでCLEへ。

12' : CLEのAAAでインパクトを残せず。

13' : オフにウェイバーでTOR、CWSと移動。CWSのAAAでAVG 1割台、たった2 HRと低迷。7月にリリースされている。

14' : 前半戦は昨年から続く不調のためか、休んでいたが、後半戦は旧知Theo EpsteinさんのCHCに移って、本来のポテンシャルを発揮。ようやく少しパワーを見せ始めたし、相変わらずK/BBは良い。

15' : LAD傘下AAでプレー。14 HRと出塁率 .374はまずまずも、そろそろキャリア終了かも。

16' : 前年に引き続きLAD傘下AAでプレー。まずまず打っているが、そもそもAAの時点でロスターフィラー扱いなのだろう。

17' : データはあまり無いが、四国の独立リーグでプレーしたいたよう。冬にはオーストラリアのリーグでプレー。


[Comment]

来季はAAAでしっかり打って、できればパワーの向上や、三振の削減、対左の対応の向上などが見られるといいなと。今でも未来のAll-Starと思ってますし、A. Gonzalezの加入によりブロックされることにはなりますが、DHなどで可能性がないわけじゃない。トレードと言うのも噂になりますが、むしろA. Gonzalezを放出させるくらいの活躍を見せて欲しいです。

(12年追記)あからさまに伸び悩んでいたし、ブロックもされていたから、本人のためにも環境を変えるのは悪くはなかったのかもしれないが、こんなつまらないトレードに使われるなんて。ずっと応援してるし、新天地での活躍を祈っています。

Former Sox Prospect Review: Nick Hagadone, LHP

最近のVictor Martinezの不調を見るにつけて、残念なトレードとして思い出されるのがNick Hagadoneのこと。左腕から繰り出される、威力のある速球を武器に、BOSの投手Prospectの中でも数少ないフロントラインスターター級のポテンシャルを持つ投手でした。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Nick Hagadone (ニック・ハガドン)
Full Name: Nicholas Michael Hagadone
Positions: LHRP/LHSP
Born: January 1, 1986
Birthplace: Sumner, Washington
Height: 6-5
Weight: 230
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: Supplemental 1st round, 2007; 36th round, 2004 by SEA
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $571,500
College: Washington
High School: Sumner HS (WA)
MLB Debut: September 1, 2011 (Cleveland)
How Left: Traded to Cleveland with Justin Masterson and Bryan Price for Victor Martinez (July 2009)
Player Link: MLB.comFan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

Hagadoneの魅力は堂々とした体格から投げ込まれる92~94 mphのよく沈む速球です。カレッジ時代は90 mphそこそこだったのが、BOSに入団後は、最速で98 mphに達したということで、大きく評価を上げる要因に。TJ後も96~97 mphを記録していましたし、左腕としては十分トップクラス。ただ元々コマンドは磨ききられていないカンジを受ける投手だったけど、TJ後はBBをかなり出しています。そのうち戻ってくるとは見られているものの、現在も不安定。82~83 mphのスライダーもプラス以上と言われたTJ前ほどの効果を発揮していないとも。サードピッチは80~81 mphのチェンジアップで、少しずつ進歩はしているものの、まだ平均レベル。練習態度などもすごく熱心な選手で、リーダーの素質を持つ。


[Background]

HS時代には地元SEAからドラフトされたが契約せず。カレッジ時代はクローザーだったが、BOSは彼を先発として指名。


[Profile]

07' : 契約後、SS-A Lowellでプロデビュー。24.1 IP/33 Kとその素質を見せた

08' : Low-A Greenvilleでフルシーズンデビュー。3試合ほど、無失点を続けていましたが、左肘をいためて降板した後、TJを受けることに。とてもショックだった。

09' : Low-Aで復帰。BBが多いものの、25.0 IP/14 H/14 BB/32 Kとスタッフは失っていないことを証明。

09' July : High-Aへの昇格を楽しみにしていたところ、CLEへトレードされてしまいました。

09' : CLEのLow-Aで5試合に登板。

10' : CLEのHigh-A/AAで投げるも、やや制球難に苦しんだ。

11' : AAでリリーフに移り支配的なところを見せ、MLBデビューを飾った。

12' : ケガがあり、やや登板数の少ない試合に。

13' : スタッフの片鱗は見せるものの、やや感情的になる試合が目立ち、信頼をおいて起用されるには至らず。

14' : 素質は見えるが、またも1年間MLBで活躍できず。

15' : リリーフでまずまず投げていたものの、7月に肘を痛めてシーズンエンド。TJは免れたものの、6~9ヶ月離脱となるよう。

16' : 全休。

17' : SEA傘下でケガから復帰し、まずまず投げるも、MLBでの機会は無し。


[Comment]

10年はCLEのHigh-AでBBは多いものの、ドミナントな投球はしています。ただ、スタッフは確かですが、カレッジ出身で、TJで1年を棒に振ってるし、TJ後であるのと、クローザーだったカレッジ時代から通じて、多くのIPを投げた経験のない投手ですから、チェンジアップが現状のままだと、リリーフに移すことも考えなくてはいけない年齢に差し掛かっています。未だにそのポテンシャルに大きく期待されており、BAでもTop 50の評価をされているだけにもったいないカンジはしますが。TJがなければ、今頃BOSにいたかもしれないし、どこまで伸びてただろうと。とは言え、最低限支配的なクローザーと言われているし、まだまだ悲観するには早いんですが。

2010年5月14日金曜日

10' Minor League Season Memo -5/13~5/19-

序盤から突っ走ってきた選手のうち何人かは失速気味ですね。1年を通して打つのは難しいのかもしれませんが、相手の適応もあるだろうし、ここからが実力を問われるところ。ガンバって欲しいです。前記事はこちら


○ 5/13

[AAA] - Box
K. Johnsonが6.0 IP/3 H/2 ER/1 BB/5 K。最近なんか調子いい。もうダメかと思ってただけにうれしいです。Jimenezが2 H。Reddickが2つのAssisto決めています。

[AA] - Box
Millerは4.0 IP/9 H/7 ER/3 BB/0 K。ダメダメですね。リリーフに戻したいなぁ。Linが2 H/1 HR (2)。そろそろ打てるとこを見せて欲しい。

[A+] - Box
Clayは5.0 IP/3 H/2 ER/1 BB/5 K。前回からは立ち直りましたね。今日は比較的三振も獲れています。Middlebrooksが2 for 2/1 3B/2 BB。AAで見たい。

[A] - Box
P. Ruizじゃなくて、P. Perezが先発。4.0 IP/8 H/4 ERとイマイチ。しかし、MendezもBrittonも抜けて寂しい。


◯ 5/14

[AA] : OF Jason Placeがロスター外に移動。
[AA] : IF Ray Changがロスター入り。

[AAA] - Box
Bowdenは5.0 IP/6 H/2 ER/3 BB/4 K。一時期よりは落ち着いてきたか。リハブのCameronは2 H/1 HR (1)で1 assistも決めたようです。

[AA] - Box
Weilandは5. 0 IP/2 H/0 ER/1 BB/3 K/8-2 GO/FO。いよいよ本当に適応してきたようです。DLから復帰後の14 IPでたった3 H。球威も4回には94~96 mphを投げていたそう。Expositoが2 H。Changに第2号。

[A+] - Box
A. Wilsonが6.0 IP/2 H/2 ER/1 BB/5 K/7-4 GO/FO。ERAよりはいい投球をしてると思います。もう少し安定すれば。Lavarnwayが3 H。ここのところHRが出てない。Tejedaは2 H。

[A] - Box
P. Ruizは3.1 IP/10 H/8 ER/0 BB/3 K。ERAが2倍近くに跳ね上がってしまった。Pichardo、Hazelbaker、Fuentes、Joa. Garciaと2 H。Pichardoは3 SB、HazelbakerとFuentesが2 SBと走りまくり。


◯ 5/15

[AAA] : RHP Randor BierdがDL入り。
[AAA] : RHP Ramon A. RamirezがDLから復帰。
[A] : 1B Chris McGuinessがDL入り。
[A] : 1B Reynaldo RodriguezがXSTからロスター入り。

[AAA] - Box
Bierdが肩の痛みでスクラッチ。Largeが先発し、3.2 IP/0 ER。Gabbardはどうしたのかな?Navaが3 H、BatesとJimenezが2 H。Brownに第3号。

[AA] - Box
Kellyは4.2 IP/2 H/1 ER/3 BB/6 K/5-2 GO/FO。3 BBは今イチで5回を投げ切れなかったのはマイナスですが、2歳上のTop ProspectのKyle Drabek相手に引けをとらない投球でした。

[A+] - Box
不安だったPimentelは6.0 IP/4 Kパーフェクトピッチ。4-9 GO/FOとまだ安心はできないですが、今季初めてというくらい3球種全部をしっかり操っていたようです。Middlebrooks、Lavarnway、Hedman、Dentと3 H。TejedaとFederowiczが2 H。他のクラスにもヒット分けてあげたいくらい。

[A] - BoxCastilloは5.0 IP/4 H/3 ER/3 BB/2 K、今イチです。Vazquezに第2号。R. Rodiguezがデビューして1 3B。


○ 5/16

[AAA] - Box
Millsが5.0 IP/2 H/1 ER/2 BB/3 K。今日も前回に引き続き好投。Jimenezが4 Hの活躍でAVGを.279と上げてきました。Nava、Bell、Sanchezは2 H。

[AA] - Box
Fifeは6.0 IP/7 H/2 ER/2 BB/2 K。ワークホースタイプになるというProjectionになってきているのか?Rizzo、Expositoが2 H。

[A+] - Box
Huntzingerが5.0 IP/6 H/2 ER/1 BB/3 K。安定してきたかな?Middlebrooks、Federowicz、Hassan、Dentが2 H。

[A] - Box
Volzが4.0 IP/5 H/1 HR/1 ER/1 BB/7 K。Presslyが5.0 IP/0 H/0 ER/4 BB/8 K。どちらもインプレッシブで2人で合計15 Kを奪いました。Fuentesが4 H/1 2B/1 3B/1 SB (13)。ディシプリンはさっぱりですが、まずまず打ってるし、よく走る。Bermudezが2 H。R. Rodriguezが早くも初HR。


○ 5/17

[AAA] : OF Jacoby Ellsburyがリハブアサイン。
[A] : 2B Ken RoqueがDL入り。
[A] : IF Zach GentileがDLから復帰。

[AAA] - Box
Bonserは4.1 IP/5 H/2 ER/3 BB/3 K、ノーインパクトです。Jacobyがリハブ開始。1 for 3/1 BB。Reddickが2 H/1 3B。Jimenezも2 H。調子上がってきた?

[AA] - Offday

[A+] - Postponed (Rain)

[A] - Box
Riveraは4.0 IP/7 H/2 ER/2 BB/1 K。コマンドに苦しみ、よれよれ。Hazelbakerが2 H。バントヒットもあったようです。


○ 5/18

[AA] : OF Jacoby EllsubyがPawtucket (AAA)から移動。

[AAA] - Box
K. Johnsonは6.0 IP/6 H/0 ER/2 B/4 K。今日もソリッド。Richardsonが2.0 IP/1 H/0 ER/0 BB/5 K。上も良くないのばっかりだし、モチベ上げていこう。Batesが2 Hに第4号。 Bellに第1号。

[AA] - Box
Doubrontは7.0 IP/7 H/0 ER/1 BB/6 K。ドミナントでもないですが、長いイニングもしっかり投げているし、そろそろAAAへ(毎回言ってるな)。Jacobyは0 for 3/1 BB。Navarroが2 H。

[A+ (Game1)] - Box
Williamsonは3.0 IP/6 H/1 ER/3 BB/3 K。最近ちょっと良くない。Lavarnwayが久しぶりの第7号。

[A (Game2)] - Box
3-8で2連敗。打線に一時の勢いがなく、最近あまり勝ててません。

[A] - Box
Hazelbakerが2 Hに第2号。


○ 5/19

[AAA] : RHP Joe NelsonがMLBにコールアップ。

[AAA] - Box
Bowdenは7.0 IP/6 H/3 HR/5 ER/1 BB/2 K。やっぱりフライボールが多いしイマイチ。LarsとBellが2 H。BellはずっとAAAでダメでしたが、ちょっと打てるようになってきたかな。もう少し出塁を上げれば。

[AA] - Box
Millerは5.0 IP/3 H/1 ER/4 BB/4 K。ちょっとBB多い。Spearsが3 H。Iglesiasが2 H。

[A+] - Box
Clayは5.0 IP/8 H/3 ER/0 BB/1 K/10-2 GO/FO。しっかりゴロは打たしているし、守備のレベルが上がればそれなりなのかも。今日も2エラーされたようです。Lavarnway、Federowiczが2 H。

[A] - Box
Ruizが4.0 IP/8 H/4 ER/2 BB/7 K。よくわからない数字ですね。Ebertは5.0 IP/2 H/1 BB/3 K。XSTから加わったあと、まずまずしっかり投げている。Almanzarが3 for 3/1 2B/2 BB。でも2 Eで早くも12コ目。Bermudezも3 H。

10' Draft Watch - My Mock Draft

John SickelsさんのMock Draftをメインに参考にしながら、ちょっとイジって自分のMockもどきを作ってみました。ドラ1のないチームは分析だけ載せてます。各チームが誰を獲るかというよりはBOSに誰が落ちてくるだろう?という視点ですが。適当なので信用できないと思います(笑)。直前に時間があればまたイジります。


[10' My Mock Draft]

#1. WAS - Bryce Harper, C : Harperの指名を固めていると言われています。傘下にはCのDerek Norrisがいますが、1Bに移るかもしれないし、特に問題はなし。ボーナス要求も高いでしょうが、ドラ1には他にピックがないから、つぎ込めるはず。他の上位指名候補に思いを馳せたりする楽しみがなく、さらに契約期限までやきもきするでしょうから、WASファンにとってはあまり楽しみに欠けるドラフトなんじゃないかな?と思うのは老婆心か。

Former Sox Prospect Review: Reid Engel, OF

今回取り上げるのは、残念ながらこの春リリースされてしまった、Reid Engelです。ツールは良いものを持っていたのに、開花しきれなかった選手。近年は高卒でツールのある選手を積極的にドラフトしていますが、より未完成な選手も多く、ただ獲るだけじゃなく、しっかり育てて欲しいなと。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Reid Engel (リード・エンゲル)
Full Name: Reid Wesley Engel
Positions: LF/RF/CF
Born: May 7, 1987
Birthplace: Longmont, Colorado
Height: 6-3
Weight: 190
Bats: Left
Throws: Right
Drafted: 5th round, 2005
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $154,000
High School: Lewis-Palmer HS (CO)
How Left: Released (March 2010)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

ツールのバランスは良い選手で、特にパワーと選球眼に優れ、高い打撃のポテンシャルを持つと言われていた。スピードもまずまずあるものの、体格は大きさもあってレンジ的にはCFより両翼タイプ。LFでも多く出場していましたが、肩は強く、しっかりとしたRFになれるという評価。年齢より上のレベルでプレーしていたこともありますが、コンタクト面で苦しむことが多かった。ディシプリンも予想ほどは伸びなかった。


[Background]

Colorado州で三本の指に入るという評価で、Baylor大にコミットしていた。


[Profile]

05' : GCLでプロデビュー。

06' : 引き続き、GCLで今イチなシーズンを送った。

07' : Low-A Greenvilleでフルシーズンデビューし、AVG .292に9 HRと、しっかりとした成績を残し注目された。またこの年まではCF専門だったのが、07年からはLF/RF専門に。

08' : High-A Lancasterで出だし好調だったものの、少しずつ失速。

09' : 高卒の選手で、年齢的に昇格がちょっと早いと言われたものの、下からの押し上げもあり、High-Aを支配しないままAA Portlandに。控えとして低調なシーズンを過ごした。

10' Mar. : 残念ながらリリースとなってしまいました。


[Comment]

少し昇格を急がされていただけにこの段階でのリリースは残念でした。どこかでプレーすることはあるんでしょうか。

Former Sox Prospect Review: Manny Delcarmen, RHP

Former Sox Prospect Reviewでは、見事にマイナーの階段を昇りきり、BOSへの昇格と、卒業と呼べるくらいの定着を成し遂げた、元Prospect達の紹介もしたいと思います。まずはGW中に観戦していて、良いときはホントに良いんだけどなぁと改めて思った、Manny Delcarmenから。

Photo from SoxProspect.com

[Player Profile]

Name: Manny Delcarmen (マニー・デルカーメン)
Full Name: Manuel Delcarmen
Position: RHRP/RHSP
Born: February 16, 1982
Birthplace: Boston, Massachusetts
Height: 6-2
Weight: 225
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 2nd Round, 2000
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $700,000
High School: West Roxbury HS (MA)
MLB Debut: June 26, 2005 (Boston)
How Left: Traded to Colorado for Chris Balcom-Miller (July 2010)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

Delcarmenと言えば、やはりコンスタントに90 mph中盤を計時する速球。100 mphに届くことはあまりないが、調子の良い時はコンパクトなテイクバックから97~98 mphをコンスタントに叩き出す。08年には平均で96 mphを計時していたほどで、リリーフとしても十分なパワーピッチャー。彼の良いところは、これにしっかり空振りをとれるカーブとチェンジアップを持つ点。スタッフが問題でリリーフに移った投手ではないだけに、調子がいい時には、先発で使っては?という話題が出るほどで、どちらのピッチもアウトピッチとして、しっかりとしたクオリティを持っている。彼の欠点は、悪いときは全くと言っていいほどコマンドが定まらない点で、出て来ては四球を連発するだけのことも。


[Background]

Massachusetts州Boston生まれ。正真正銘の地元っ子。


[Profile]

01' : GCLでプロデビュー。

02' : Low-A Augustaで投げた。コマンドにやや不安があるものの、威力のある速球を持ち、傘下でも安定してTop 5くらいの評価を受けるProspectだった)。

03' : High-A Sarasotaで開幕するも、4 Gに投げた後、TJを受けることに。

04' : High-Aで復帰。AFLに参加。

05' : 肘の保護と保有期間の問題からリリーフに転向。AA Portland/AAA Pawtucketを圧倒し、MLBデビューを飾りました。

06' : 適応期間だったのか、MLBではイマイチ。

07' : 後半戦に大きく成長。Eric Gagneがダメダメなチーム状況で、Jonathan Papelbon、岡島に続くセットアップの座に就き、WSを制覇したチームに貢献した。

08' : 07年の活躍から、セットアップとしての活躍が期待されたが、調子が良いときもあるけど、重要な場面で崩れることも多く、一皮剥けきれていない印象。少しずつパフォーマンスを落とした。

09' : 制球も最悪。交通事故もあり、終盤の追い上げに貢献できず。

10' : 事故の影響からか、球速が落ち、安定しない登板が続きました。

10' July : 補強に走らなければいけない、追い込まれた状況でのデッドラインでCOLへ放出。チームも半分シーズンを投げていたかも。調停二度目が控えていることも背景になったのでしょう。

10' : COLで結果を残せず、オフにノンテンダー。

11' : SEA、TEX傘下で投げるも、フォームを戻せず、マイナーで過ごした。

12' : 宿敵NYY傘下でプレー。奪三振率は戻ってきたが、全体的には安定感が無かった。

13' : BAL傘下で2.83 ERAと好投。しかし以前のようなドミナンスはなく、PO争い佳境のチームへは呼ばれず。

14' : 前年同様、WAS傘下のAAAでしっかり投げているが、上に呼ばれず。

15' : WASと契約して傘下で投げるも6月にリリース。その後はMexican Leagueに渡って投げている。

16' : メキシコのリーグで2試合に登板。

17'~18' : 独立リーグでプレー。


[Comment]

出て来るまでどうなるかわからないというタイプではなく、一定期間良い投球を見せるのに、ちょっとしたきっかけで崩れ、しばらく立ち直れないというようなイメージがあり、それは酷使などの影響もあったりするのかも。良い時は支配的な投球を見せるだけに、これが続けば、といつも思わされるのですが。とうとうBOSから出されてしまいましたが、まだまだ働き盛り。しっかり調子を取り戻して、活躍してもらいたいです。

2010年5月11日火曜日

10' Minor League Season Memo -5/6~5/12-

先週、LarsがまずAAAに昇格しましたが、そろそろTop Prospect達の昇格も気になってきますね。前記事はこちら


◯ 5/6

[AAA] - Box
Millsは6.0 IP/5 ER。Richardsonが1.1 IP/2 Kパーフェクト。出足は良くなかったけど、だいぶ落ち着いてきた。Reddickに第4号。

[AA] - Box
Fifeが4.0 IP/8 H/5 ER/1BB/5 K。ここまで良く投げていたんですが、今日は打たれた。Expositoが3 for 3/1 2B/2 BBと大爆発。

[A+] - Box
Huntzingerは6.0 IP/6 H/2 ER/0 BB/4 K。今日はいいカンジ。Heroldが3.0 IP/4 K。今季ここまで、そこまで奪三振は多くないものの、被打率は驚異的。

[A] - Box
Riveraは5.0 IP/4 H/4 R/0 ER/1 BB/3 K。エラー絡みの失点はありましたが、それ以外はソリッド。Almanzar、Bermudezが2 H。


◯ 5/7

[A] : RHP Roman MendezがDL入り。
[A] : RHP Tom EbertがXSTからロスター入り。

[AAA] - Box
Bonserが再びリハブ開始。3.0 IP/3 H/1 ER/1 BB/3 Kとぼちぼち。肩の状態はいいと語ってるようです。Reddick (5)、Nava (4)とBrown (1)にHR。LarsとBrownが2 H。

[AA] - Box
Doubrontが4.2 IP/6 H/2 ER/2 BB/9 Kと今季そこまで多くなかった三振をよく奪いました。Porticeも2.1 IP/4 Kパーフェクト。NavarroとChiangが2 H。

[A+] - Box
Williamsonは4.2 IP/7 H/4 ER/2 BB/2 Kと今イチ。Deningが3 H、HeeとHassanが2 Hで勝利。Salemは全Minor組織中最高のW21-L7の成績を残してます。

[A] - Box
Mendezは2回にグランドスラムを喰らい、2.0 IP/4 H/5 ER/1 BB/2 K。相変わらず良くない。ここまでRiveraと差がつくとは思いませんでした。Butlerが2 H。


◯ 5/8

[AAA] - Box
2回ほどまずまずな投球を見せたK. Johnsonですが、4.1 IP/7 H/5 ER/2 BB/2 Kと今日はダメ。NavaとLarsが2 H。

[AA] - Box
Millerは5.0 IP/7 H/2 ER。Iglesias、Spearsに9回の表に決勝2Bを放ったChiangが2 Hずつ。

[A+] - Box
ここまで良かったClayが3.1 IP/10 H/8 ER/0 BB/1 Kと大炎上。せっかくProspect紹介で取り上げたところなのに...Federowicz、Lavarnway、Hassanが2 H。

[A] - Box
ダブルヘッダーの影響で、P. Ruizが先発。5.0 IP/0 R/3 Kとがんばりました。Presslyが今イチだし、このままローテを勝ちとるかも。McGuinessが2 H/1 HR (4)。HazelbakerとFuentesも2 H。


◯ 5/9

[AAA] - Box
Bowdenは5.2 IP/3 H/3 ER/2 BB/5 K。まだまだだけど、ちょっと良くなってきたか?Navaに第5号。JimenezとSanchezが2 H。

[AA] - Box
Weilandが5.0 IPを4 Kパーフェクト。素晴らしい。ここ2回ほどいい投球が続いており、昨季もこのぐらいの時期からフィットして来ていたので期待です。SpearsとChangがマルチ。

[A+] - Box
A. Wilsonは5.0 IP/5 H/2 ER/1 BB/5 K。もうちょっとなカンジはします。マルチがなしと、今日は抑えられた。

[A] - Box
Castilloが6.0 IP/9 H/2 ER/1 BB/3 K、Presslyが2.0 IP/2 H/2 ER/0 BB/3 Kと今イチ。McGuinessに第4号。Butlerは2 Hにこちらも第4号。


○ 5/10

[AAA] : OF Mike Cameronがリハブアサイン。
[AA] : 1B Anthony RizzoがSalem (A+)から昇格。
[AA] : IF Ray Changがロスター外へ移動。

[AAA] - Box
Bierdは4.0 IP/5 H/2 ER/3 BB/1 K。Cameronがリハブ開始。DHで1 for 3/1 2B/1 BB。

[AA] - Box
RizzoがAAに昇格しました。LarsがAAAに行ったので席が空いたので。今季はここまで5 HRと昨季はHigh-A昇格後イマイチだった長打力は示しているものの、三振も多く、AVG .248とやや不調気味だったので驚きと言えばそうです。BOSは彼の打撃に関しては自信を持っているのだろうとは思いますが。McGuinessをHigh-Aに上げ、RenfroeもしくはR. RodriguezをLow-Aにアサインするのかも。
Kellyは5.0 IP/5 H/3 ER/2 BB/7 K/6-2 GO/FO。前回打たれた、強打(年齢が高い選手が多いためですが)のNYM-AAのBinghamton相手にずいぶん向上したアウティング。Iglesiasが4 for 4と爆発。落ちてくるかなと思ったら、また打ち始めるを繰り返して未だAVG .300超え。

[A+] - Box
Pimentelは4.0 IP/7 H/4 ER/2 BB/2 K。う~ん、ちょっとHigh-Aで苦しんでいるカンジがあります。Middlebrooksが2 H/1 2B。先にRizzoが昇格して刺激になったか。

[A] - Box
Volzは4.1 IP/6 H/3 ER/1 BB/3 K。プロ入り後、初めてのBBを出した。ここまでよく投げていますが、BBの少なさ以外はあまり目立つものがなく、リリーフの方がいいのでは?とも。打線はTEXのRobbie Rossの前に5回までノーヒッター。


○ 5/11

[AAA] - Box
Millsは7.0 IP/3 H/0 ER/1 BB/3 Kと久しぶりに素晴らしい投球。ただ前回も抑えたチームらしく、相手の力量が上がると打たれるのかも。Batesが第3号を含め2 H。もうちょっと打って欲しい選手です。Brownに第2号。

[AA] - Box
Fifeは6.0 IP/7 H/0 ER/0 BB/6 K/8-1 GO/FO。被安打以外は文句なしのでき。セカンドピッチがとても良いという話です。彼の場合は、もう少し速球の質があれば十分MLBの先発になれそう。Kalishが第5号を含む3 H。Iglesiasは前日から引き続き好調で3 H。Linが2 Hで、AAデビューのRizzoは1 for 2/1 BBと無難。

[A+] - Box
Huntzingerは6.0 IP/3 H/1 ER/4 BB/2 K。K/BBの悪さが気になるけど、ここのところよく投げてます。打線はいいとこなし。Rizzoが抜けて、ちょっと調子が下降気味か?

[A] - Offday


◯ 5/12

[A] : IF Zach GentileがDL入り。
[A] : IF Joantoni GarciaがXSTからロスター入り。

[AAA] - Box
Bonserは4.0 IP/2 H/2 BB/2 K。最速94 mph。リリーフならなんとか使えるかも。取りあえずSchoeneweisよりは...Cameronは今日はおやすみ。Navaが2 Hに第6号。パワーもしっかり発揮できるようになってる。Brown、Jimenezも2 H。

[AA] - Box
Doubrontは6.0 IP/5 H/1 ER/4 BB/4 K。少しBBが多かったけど、もうAAでは安定して投げているし、そろそろ昇格させて欲しい。ExpositoとNavarroが2 H。RizzoはAAでの初HR。

[A+] - Box
Williamsonは5.0 IP/4 H/2 ER/2 BB/3 K。しばらく不調だったHisseyが4 H。Tejedaは3 H。Federowiczが2 H。Mailmanに第1号。STではすごく良いスウィングしてると言われていたんだけど...

[A] - BoxRiveraは4.0 IP/7 H/3 ER/2 BB/4 K。彼にしては悪かった。Gibson、McGuiness、Bermudezが2 H。McGuinessには第5号。

Former Sox Prospect Review: Caleb Clay, RHP

今回紹介するのは、注目度はあまり高くないけど、実は(失礼か?)ドラ1のCaleb Clayです。TJがあって、昇格が遅れてはいますが、潜在能力はとても高い選手。今季は結構良さそうで、楽しみにしているProspectです。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Caleb Clay (ケイレブ・クレイ)
Full Name: Caleb Russell Clay
Positions: RHSP/RHRP/(CF)
Born: February 15, 1988
Birthplace: Cullman, Alabama
Height: 6-2
Weight: 180
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Supplemental 1st round, 2006
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $775,000
High School: Cullman HS (AL)
How Left: Minor league free agency, signed with Washington (November 2012)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

OFだっただけあって非常にアスレティックな投手で、速球は88~90 mphでやや球威に欠ける。最速は92 mph程度。11年のAFLでリリーフに移り、アームスロットを少しいじったこともあって、そちらでは95 mphを叩き出すようになった。良く沈む球筋で、ゴロを打たせられる点が魅力的な投手ですが、投手経験の浅さもあってコマンドは未完成。セカンドピッチは78~80 mphのチェンジアップで、三振を奪うのはもっぱらこの球種。 70 mph前半のカーブと80 mph前半のスライダーを投げる。


[Profile]

07' : SS-A Lowellでデビューしたものの、5試合に投げたあとTJ。

08' : 終盤になってGCLで復帰。

09年はLow-A Greenvilleでフルシーズンデビュー。高校生の時はOFで多くプレーしており、実質的な投手デビューといっても過言ではないですが、110 IPを投げ、4.01 ERAとまずまずの成績を残しました。

10' : 09年は先発とPiggy-Backシステムによるロングリリーフが半々くらいでしたが、先発時の成績が良くなかった。High-A Salemに昇格した10年は、ERA、被安打など平凡。GO/AOは1を越えてはいますが、K/9もかなり低い。

11' : AA Portlandで、Piggy-Back的にロングリリーフで投げるが被打率が高くボロボロ。しかし、終盤にアームスロットを高くし、速球の球威が改善。AFLでは短めのイニングで好成績を残した。

12' : 前年のAFLでリリーフとしての成長を見せたが、まずまずとは言え、AAで支配的とは言い難い内容。

12' Nov. : MiLFAになり退団。WASと契約。

13' : WAS傘下のAA/AAAで先発に復帰し好投。奪三振率はイマイチも、被打率は良くなっている。

14' : 序盤は韓国でのプレーを選択したが、環境が合わなかったのかさっぱり。USに戻り、LAA傘下のAAAで平凡な投球。

15' : ARI-AAAで先発として投げるが、被打率の高さと、奪三振率の低さが目立つ。


[Comment]

キャリアが浅いだけに、まだのびしろはあると思っているけど、速球にさほど球威がないし、もう少し変化球・コマンドを磨く必要がある。リリーフに移ったりするんでしょうか。

(12年追記)リリーフに移って、まずまず投げていたけどMiLFAに。WASと契約しました。WASは近年、それほど評価の高くなかった選手をブルペンで開花させて使っているので、育成力に期待しています。

2010年5月10日月曜日

10' Draft Watch - Mock Draft Link

ドラフトまであと1ヶ月となりました。追ってはいるんですが、なかなか記事にまとめる時間が...このスレッドでは各誌のMock Draftをまとめておきます。


[10' Mock Draft link]

John Siclels: 1st round & Supplemental round, ver. May 4

MLB Bonus Baby: 1st round & Supplemental round, ver. #6

Baseball Prospectus: 1st round, ver June 3

Baseball America: 1st round, ver June 7

2010年5月6日木曜日

Former Sox Prospect Review: Ryan Lavarnway, C

今回は、BOS傘下でも今一番ホットなProspectの1人、Ryan Lavarnwayを紹介いたします。捕手になれるかは疑問と言われるものの、捕手になれるならとんでもなく打てる可能性のある選手で、全体でも、もっと注目されてもおかしくないと思うんですが。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Ryan Lavarnway (ライアン・ラバーンウェイ)
Full Name: Ryan Cole Lavarnway
Positions: C/1B/(LF)
Born: August 7, 1987
Birthplace: Woodland Hills, California
Height: 6-4
Weight: 240
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 6th round, 2008
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $325,000
College: Yale
High School: El Camino Real HS (CA)
MLB Debut: August 18, 2011 (Boston)
How Left: Claimed off waivers by Los Angeles Dodgers (December 2014)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

捕手としても非常に大柄。タイプ的には、守備の良いアベレージヒッタータイプのTim Federowiczと異なり、凄まじい長打力を誇るパワーヒッター。マイナー下層では高い打力を見せて来たが、元々器用な打者ではなく、マイナー上層やMLBでは苦しんでいる。ディシプリンは入団後、更に進歩し、じっくりとボールを見ている。守備に関しては、肩は平均レベルには達しており、グラブ捌きの柔らかさも悪くないが、大柄な体格もあり、動きは鈍重でブロッキングにも難がある。1Bとしても守備範囲に欠けている。


[Background]

California州出身だが、Connecticut州のYale大へ進学、ローカルボーイとも言える。カレッジ時代はOFをこなすことが多く、捕手に専念したのはジュニアーのシーズンで、捕手としての経験は浅め。ドラフト時のランキングはBA #186彼を語る上で外せないのは、同期で同じく捕手のFederowiczの存在で、選手タイプ的にはかなり対極に位置することもあり、彼らの(いい意味での)ライバル関係は、とてもわくわくさせられます。寮では同室で、関係は良好だと本人達は語っている。


[Profile]

08' : SS-A Lowellでプロデビュー。一年目は特にインパクトは無し。

09' : Low-A Greenvilleでフルシーズンデビュー。Fedrowiczと共にプレーした前半は半分以上がDHでの出場でしたが、競い合うように打ちまくり、見ていてとてもわくわくしました。守備面の完成度の差もあって、シーズン半ばにFederowiczがHigh-Aに上がると、捕手の機会も増加。結局1シーズン全てをLow-Aで過ごしが、傘下のHR王となる26発を放ち、また安打の半数以上が長打となるなど、そのパワーを存分に見せた。

10' : 10年はHigh-A Salemで開幕。 一時、OPSでリーグのトップに立つなど、打撃爆発が注目されましたが、守備面も少し成長を見せているようです。AA Portlandに昇格後も成績を落とさず、傘下の最優秀オフェンシブプレイヤーの1人に選ばれた。

11' : AAで開幕して、やや低空飛行が続いたが、次第に調子を上げると、AAA Pawtucketに昇格。ここでも打ちまくり、30 HRを達成。MLBデビューを飾ると、崩壊するチームの中で唯一の光を放った。

12' : 守備向上を目指し、体重減でシーズンに臨んだ結果、打ってはいたし、四球も選ぶが、ややパワー面で物足りない成績に。MLB昇格後、多くの機会を得るが、肝心の打撃で奮わず。

13' : MLBで控えとして過ごしている時間が長いため、AAA/MLBでの打席数がやや少なくなっているが、MLBでは少しパワーも見せ始め、昨年の酷い状態からは向上している。守備面でも随分と評価は上がっているが、捕球、リードともにまだMLB投手陣の信用を勝ち取るまでには至っていない。

14' : とうとうSTで1B転向。今季も一応捕手を守ったものの、最早主戦場は1Bに。有鉤骨の骨折もあり、やや少なめのサンプルながら、AAAではまずまず打っているが、またもパワーを見せられず。

14' Dec. : Hanley Ramirezとの契約に伴いDFAされたところをLADがクレーム。数年前にLADにトレードされたFederowiczと再びチームメイトに。しかしその数日後にFederowiczはMatt KempとYasmani GrandalのトレードのパッケージでSDへ。自身もDFAされて、Theo Epstein率いるCHCへ。さらにその数日後には今度は、元BOS好きのBALがクレーム。

15' : 3月にロスターを外れ、MiLFAに。ATLと契約。PO争いから脱落したチーム事情もあり、後半戦にMLBに復帰すると、第三捕手として、まずまずの打撃を見せている。

16' : ATLとTORのAAAでプレー。まずまず打ってはいるものの、以前のようなパワーは無く、MLBには呼ばれず。

17' : OAK傘下でプレー。AAAでは平凡も、負けシーズンとあって、2年ぶりにMLBでもプレーした。

18' : PIT傘下でプレーし、AAAではAVG .275と好調。MLBにも一応呼ばれたが、代打等で3試合に出ただけ。

19' : CIN傘下でプレーし、MLBでも5試合プレー。

20' : MIA傘下でプレーし、MLBでも前年同様5試合プレー。

21' : ここ数年と同じくAAA待機デプス捕手としてCLEへ。過去数シーズンで最多の9試合に出場。

22' : DETとMIAのAAAでプレー。マイナーではしっかりプレーしているが、久しぶりにMLBでの出番なしに終わった。

23' : 独立リーグでプレー。


[Comment]

コンバートは話題になりますが、体格の大きさやスピード面からいって、両翼はおろか1Bへの転向も上手くいくかはわからないとも。理想的には、捕球やリードを伸ばし、なんとか打撃型として捕手に留まることでしょう。Federowiczもいて、なかなか出場機会のシェアは難しい選択でしょうけど、いい面をお互いに盗み合って、捕手コンビとしてMLBまで上がってきて欲しいですね。

2010年5月4日火曜日

Former Sox Prospect Review: Daniel Nava, OF/1B

今回紹介するのは、Prospect好きにファンの多い、Daniel Nava。ドラフトで指名されず、いわゆるUDFAで入団し、年齢の高さもあって純粋なProspectとは見なされてこなかったものの、その圧倒的な打撃成績でついにAAAに到達し、いまやMLB昇格の話題が出るほどです。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Daniel Nava (ダニエル・ナーヴァ)
Full Name: Daniel James Nava
Positions: LF/RF/1B/CF
Born: February 22, 1983
Birthplace: Los Altos, California
Height: 5-11
Weight: 200
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: Not drafted
How Acquired: Contract purchased from Chico of the Golden League and signed to a minor league deal (October 2007)
Signing Bonus: Not Announced
College: Santa Clara
High School: St. Francis HS (CA)
MLB Debut: June 12, 2010 (Boston)
How Left: Claimed off waivers by Tampa Bay (August 2015)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

プレイヤータイプとしては、スバ抜けたコンタクト能力を誇るスウィッチヒッター。右打席も酷い打者ではないが、左打席を得意とする。非常に優れたディシプリンを持ち、マイナーでは各クラスでOPS .900以上を確保してきた。パワーに関しては、全く無い選手ではないものの、体格面のハンデもあり、パワーヒッターよりはラインドライブヒッタータイプ。肩はまずまず強く、RFをしっかり守れるレベル。CFを守るようなスピードやレンジには欠けている。守備に関しては、MLB昇格後大きく向上し、グリーンモンスターへの対応にも慣れて水準以上のOFになっている。


[Background]

NavaはBOSに入団するまで、かなりの回り道を強いられた苦労人です。カレッジではチームのロスターからカットされ、用具マネージャーとしてチームに帯同。当然プロからドラフトもされなかったものの、07年にIndy. Leagueでプレーし、素晴らしい成績を残した。BAからIndy. Leagueの#1 Prospectにランキングされ、BOSと契約したのは有名な話。その際の移籍金はたった$1だったそう。またIndy. Leagueでは、日本人の女性プロ野球選手で、「ナックル姫」こと吉田えり選手と同じチームだったそう。


[Profile]

08' : High-A Lancasterでプレーしたこの年にはすでに25歳となっており、抜群の打撃成績を残したものの、打撃が圧倒的に有利なCalifornia Leagueでプレーしていたこともあって、さほど評価はされず。

09' : ケガで出遅れたこともあって、High-A Salemに再び戻されましたが、我慢強く打ち続けとうとうAA Portlandに昇格。こちらでも全く成績を落とす事はありませんでした。

10' : AAA Pawtucketで開幕を勝ち取り、しばらく適応期間を要しましたが、少しずつ調子を上げ、Jacoby Ellsbury、Mike Cameronなどのケガもあり、6月にMLBデビュー。以前に所属していたInd. Leagueのリーグからは最初のメジャーリーガーとなった。しかも初打席の初球を満塁HRし、一躍脚光を浴びました。両親と共に喜ぶ姿は本当に感動的だった。

11' : MLBでの貢献を期待されたが、AAAで不調でDFA。しかし再びAAAに合流するとそこから上向きに。

12' : STでMLBキャンプにも呼ばれないどん底から、AAAで地道に結果を残し、Ellsbury、Ryan Kalishらの離脱でチャンスを得てMLBに昇格すると、チームを引っ張る大活躍。しかし夏に親指をケガすると、成績を落とした。

13' : チーム事情から1B控えとしての練習を積み、1Bが本職のMike Carpがいながら、監督から1B控え一番手として扱われた。Jonny Gomesの加入もあったが、開幕からパワーを見せて、レギュラーの座をガッチリと確保。AL全体でもTop 10に入るOPSでチームを引っ張った。

14' : 前年の好成績が嘘のように、開幕から不振。焦りで、持ち味であるボールをじっくり見るスタイルを見失っていた。一旦マイナー降格も味わったが、MLB復帰後は、チームで貴重な左打者として、右投手相手ではチームでもトップクラスの打者だった。またShane Victorinoの故障や、トレードデッドラインでYoenis Cespedesを加えたこともあり、RFでの出場が多くなったが、RF守備のスタッツが大きく向上。

15' : 開幕前に、成績の悪い右打席を諦め、左打者に転向。チームで数少ない左打者として期待され、実際開幕は好調なスタートを切ったが、Shane VictorinoとのプラトーンでむしろVictorinoを優先したこともあり、チームの不調と共に下降線。ケガもあって、一時離脱後復帰も、ベンチ選手としてあまり機会をもらえず。

15' Aug. : 二度目のDFAを受けた後、TBがクレーム。

15' : 移籍後もレギュラー扱いされなかったものの、対右を中心に前半戦よりは向上。BOSとの初対戦後に、「DFAは残念だった、後半戦向上自信はあったのに。」と、BOSの思い入れを語っていた。

16' : LAAでLFのプラトーンメイン側として起用されたが、今一つ結果を残せず。DFAされたところをKCがクレームしたが、そちらではあまり出番無し。

17' : 対右投手への強さを生かし、PHIでプラトーン選手として活躍。3割を超えるアベレージを残した。


[Comment]

色々とハンデを背負ってきたものの、とにかく打てる選手で、MLBレベルでもそれなりに打てる選手になれると見られています。問題はやはりズバ抜けたツールや特色がなく、使いどころが難しいという点でしょうね。特にBOSというチームにいるというのもあります。もう少しパワーがあれば、と思う気持ちもありますけど、まとまって機会を与えれば、必ず打てる選手だと思うし、何とかチャンスをモノにしてもらいたいですね。こういう経歴の選手は応援したくなるし、MLBの舞台で活躍するのを楽しみにしたいですね。

(15年追記)ここ数年チームに取って貴重な左の打者となっていたが、13年の活躍があって尚、完全なレギュラーとして扱われることはなく、14~15年は、焦りもあったのか、本来の選球眼と好球必打を見失っていた。非常に残念ですが、TBは1Bも薄いし、復活を遂げて見返して欲しい。

2010年5月2日日曜日

10' Minor League Season Memo -4/29~5/5-

あっと言う間に4月も終わりです。上はイライラする試合が多くて、早く上のヘルプになる選手が出てきて欲しいと思いながら眺める毎日ですね。前記事はこちら


○ 4/29

[AAA] : LHP Kason GabbardがLowell (A-)にPM。
[AAA] : 1B Lars AndersonがPortland (AA)から昇格。

[AAA] - Box
LarsがとうとうAAAに昇格。今季は昨季苦しんだAAで良く打ってました。もうちょいAAかと思ってましたが、今季終了後にはRule5対象なので、どうせ40人枠に入れるだろうから、夏に少しMLBで使うつもりなんだろうと思います。
Bierdは5.0 IP/7 H/3 ER/2 BB/2 K。パッとしないですね。Manuelは未だ無失点。Reddickが2 Hに第2号。A. Sanchezも2 H。割と打ってます。しかし、相手のPIT-AAA Indianapolisのメンバーはなかなか壮観。ウチのAAAももうちょい何とかならんのか...

[AA] - Offday

[A+] - Offday

[A] - Box
Castilloは4.2 IP/4 H/2 ER/2 BB/4 K。微妙なところ。Cabralが2.0 IP/3 K。ここまで7 G/13.0 IP/8 H/1 ER/0.69 ERA/3 BB/17 K/2.33 GO/FOと、リリーフに移った今季は文句なしの成績。Gibsonが3 H。再び上がってきた。Bermudezも3 H。Fuentes、McGuiness、Pichardo、Butlerが2 H。FuentesはランニングHR。


○ 4/30

[AAA] : C Mark WagnerがDL入り。
[AAA] : C Gustavo MolinaがDLから復帰。

[AAA] - Box
Millsは5.2 IP/11 H/5 ER/0 BB/2 K。打たれてます。しかし打線もPITのBrad Lincolnを6.0 IP/7 H/6 Rと打ち込んだ。Reddickが連日の第3号(2 H)。Navaは2 HR (2, 3)。

[AA] - Box
Fifeは6.0 IP/3 H/1 ER/2 BB/2 K。K/BBは良くないけど、しっかり投げています。打線はSpears、Lin、Exposito、Navarro、Iglesias、W. Vazquezと軒並みマルチ。

[A+] - Box
Pimentelが3.2 IP/8 H/7 ER/4 BB/2 Kとダメ。速球のコマンドに苦戦している模様。Middlebrooksが死球で交代。何してくれとんじゃ(怒)。

[A] - Box
Volzが5.0 IP/1 H/1 HR/1 ER/0 BB/6 K。ソロ1発以外は完璧。Low-Aとは言え、今季はここまで23.0 IPで無四球と素晴らしい制球力。もっと荒削りと思ってましたが。Pichardo、Gibson、Almanzarが2 H。相手の先発Hunter Stricklandは5.2 IP/8 H/3 ER。もうちょっとガンバって。


○ 5/1

[AAA] - Box
K. Johnsonは5.0 IP/6 H/3 ER/2 BB/2 K。今日も悪くなかった。A. Sanchezが4 H。そして、LarsがAAAでの初H。

[AA] - Box
Doubrontは5.2 IP/3 H/1 ER/2 BB/3 K。そろそろAAAも視野に入れてるか。Expositoが2 H/1 2B/1 BB。不調だったけど、戻ってきたかも。去年は全部で27 BBだったのが今季はすでに10 BB。

[A+] - Box
Huntzingerが5.0 IP/1 H/1 ER/5 BB/2 K。Leeの4.0 IP/1 H/0 ER/1 BB/4 Kと併せて抑え込んだ。相手の先発はNick Hagadoneで0.2 IP/3 H/3 BB/3 Rとダメでしたが、それでも2.17 ERAだからここまでよく投げてるんですかね。Dentが2 H/1 HR (2)。

[A] - Box
Riveraは5.0 IP/3 H/2 ER/0 BB/4 K。ほとんど文句なし。今季中にHigh-Aに上げることはあるのかな?RoqueとGentileが2 H。


○ 5/2

[AAA] : LHP Kason GabbardがLowell (A-)にPM。
[AAA] : IF Niuman Romeroがロスター入り。
[A] : OF Shannon WilkersonがDL入り。
[A] : OF Jeremy HazalbakerがDLから復帰。

[AAA] - Box
F. Castroが3.1 IP/7 H/5 ER。R. A. Ramirezは2.0 IP/5 H/4 ER/3 BB・・・もういいんじゃないですか?Doubront上げましょうよ。A. Sanchezatesが2 H。

[AA] - Box
Millerは4.0 IP/4 H/1 ER/4 BB/4 K。速球は88~90 mphと、ちょっとインパクトに欠けています。ぼちぼちなんですが、彼はやっぱりリリーフかなぁと思えるところ。KalishとLinが2 H。ExpositoやPlaceもよくカウントを稼げてはいるみたいです。Bonserとのトレードで出されたChris Provinceが投げてますね。今季は今のところ良くない。

[A+] - Box
Williamsonは5.0 IP/2 H/0 ER/3 BB/4 K。前回は打たれたけど、持ち直してます。相手の先発は昨季のCLEのドラ1Alex White。元々はStephen Strasburgに次ぐ、ドラフトNo.2ピッチャーと言われてただけあって、7.0 IP/2 H/0 R/1 BB/5 Kと素晴らしい投球。Tejeda、Rizzo、Middlebrooksが1 Hずつのみ。

[A] - Box
Mendezは3.1 IP/4 H/1 ER/3 BB/3 K。相変わらず今ひとつです。Fuentes、McGuinessが3 H。Roqueが2 H。Fuentesは今度はCFフェンスをしっかり越しての第2号。調子出てきた。好調Bermudezは早くも第4号。


○ 5/3

[AAA] : RHP Ramon A. RamirezがDL入り。
[AAA] : RHP T. J. LargeがPortland (AA)から再昇格。
[AA] : RHP Kyle WeilandがDLから復帰。

[AAA] - Box
Bowdenは4.2 IP/6 H/3 ER/3 BB/2 K。う~ん。Larsが2 H/1 2BとAAAでの初マルチ。JimenezとBellも2 H。

[AA] - Box
DLから復帰のWeilandは4.0 IP/1 H/0 ER/2 BB/2 K/6-3 GO/FOとまずまずの投球。DL入りは何が原因だったんでしょうね。Porticeは3.0 IP/7 H/4 ERとダメ。そろそろ役割を固定してやってもいいのでは?SpearsとChangが3 H。ExpositoとPlaceが2 H。

[A+] - Box
Clayが6.0 IP/1 H/0 ER/0 BB/3 K/9-5 GO/FOと完璧な投球。今季はBBもすごく少ないし、もしかしたら結構伸びてくるかも。Deningが2 H。

[A] - Postponed (Rain)


○ 5/4

[AAA] - Box
Bierdは4.0 IP/5 R。LarsがAAAでの初HR。ここまでAVG .267はイマイチですが、しっかりとBBを選んでいます。

[AA] - Postponed (Rain)

[A+] - Box
A. Wilsonは5.0 IP/8 H/4 ER/1 BB/6 K。ちょっと捕らえられているカンジ。Rizzoが 2HR (3, 4)。Federowicz、Dent、Hassanと2 H。

[A (Game1)] - Box
Presslyは5.0 IP/3 H/1 ER/1 BB/4 K。今季最長のイニングを投げました。Almanzarが2 H。

[A (Game2)] - Box
Castilloは6.0 IP/6 H/1 ER/0 BB/8 K。今日はK/BBが良かった。打線はFuentesがかろうじて1 Hを放っただけ。


○ 5/5

[AAA] - Offday

[AA] - Box
Kellyは5.0 IP/4 H/1 HR/1 ER/2 BB/4 K。PHIのDomonic BrownにはHRと2Bを浴びました。ChangとExpositoが2 H。W. VazquezやChangが1Bってのは。はやくRizzoが上がってきて欲しい。

[A+] - Box
Pimentelは5.1 IP/4 H/1 HR/1 ER/0 BB/5 K。被HRは気になりますけど、今日は良かった。FederowiczとTejedaが3 H。Hissey、Middlebrooks、Hedmanが2 H。Middlebrooksに第3号。Rizzoに第5号。Tejedaに第6号。ホントに良く打つ。

[A] - Box
Volzは5.0 IP/6 H/2 ER/0 BB/4 K。今日も無四球。打線は昨年のSFのドラ1Zack Wheelerの前に5.0 IP/2 H/0 R/2 BB/9 Kと沈黙。