2012年5月18日金曜日

12' Draft Watch - Draft Board 3 (LHP)

LHPです。昨季も最初弱いかなと思ってたけど、最終的にはカレッジの左腕が良く伸びてきた。今季も全体的に薄く、特にカレッジは、Brian JohnsonやAlex Wood辺りのトップに来る選手でも例年に比べれば、しっかりした先発になるかどうか、ややリスクがある印象。Andrew HeaneyとHSの上位3枚(Max Frid、Hunter Virant、Matt Smoral)なら上位で指名する価値はあると思うけど。


[12' Draft Board (LHP)]

Max Fried, LHP, Harvard-Westlake HS, CA (HS)


B/T: L-L
Height: 6-3
Weight: 170
Commitment: UCLA
Projection: Early 1st round to Mid 1st round

Comments: Hunter Virantと共にUCLAコミットの高校生左腕。昨季87 mphだった速球が、最速94 mphと伸び、評価急上昇。良く沈む。非常に鋭い回転のカーブは速球以上の評価を受ける。チェンジアップはまだ未熟だ。体格的にもさらに向上の余地がある。メカニクスはスムーズだが、ややテンポが遅い。高校はHS No.1投手のLucas Giolitoと同じHarvard-Westlake HSに転校してきて、下手すりゃ同じ高校からTop 10に2人を送り込むかも。カレッジと違って、HSからトップクラスの投手が2人も出るのはレアなケースで、昨季のBroken Arrow HS (Archie BradleyとMason Hope)も、Scott Kazmirと名前は忘れたけど誰かのコンビ以来と騒がれたようだが、それを上回るデュオになりそう。


☆ Andrew Heaney, LHP, Oklahoma State (Jr.)


B/T: L-L
Height: 6-2
Weight: 175
Last Drafted: 24th round (09') by TB
Projection: Mid 1st round to Late 1st round

Comments: 高校時代も有名だったが、契約の難しさで下位に落ちた。速球は93 mphに届き、カーブはシャープな手元で変化するアウトピッチ。チェンジアップも良く沈む。今季はカレッジ全体でもトップクラスの奪三振能力と成績を残しており、カレッジの左腕でNo.1に浮上してきた


☆ Brian Johnson, LHP/1B, Florida (Jr.)


B/T: L-L
Height: 6-4
Weight: 220
Last Drafted: 27th round (09') by LAD
Projection: Late 1st round to Supplemental 1st round

Comments: 09年の高校時に90 mphの速球を投げていた。現在は92 mph程度まで出るそうだ。セカンドピッチはスライダーでプラスのアウトピッチ。チェンジアップも平均以上で、3つのピッチでストライクを取れる点に優れている。彼もFlorida大。打者としても活躍しているが、将来は投手になるだろう。


☆ Alex Wood, LHP, Georgia (So.)

B/T: R-L
Height: 6-4
Weight: 215
Last Drafted:
Projection: Late 1st round to Supplemental 1st round

Comments: 優れた体格と、93~96 mphと左腕としては優れた球威を持つ。パワーカーブも素晴らしく、チェンジアップもプラスになる可能性があるそう。スタッフ的には非常に素晴らしい選手だが、ややコマンド面に弱点あり。またメカニクスもスカウトに評判が悪い。最近は評価を伸ばしており、もしかしたらドラ1かもというくらいになってきた。


☆ Hunter Virant, LHP, Camarillo HS, CA (HS)


B/T: R-L
Height: 6-3
Weight: 172
Commitment: UCLA
Projection: Late 1st round to Supplemental 1st round

Comments: 細身だが、すでに93 mph程度まで出している速球が売り。最速では97 mphまで出たこともあるそう。シャープなカーブも良い。チェンジアップはあまり投げていない。


☆ Matt Smoral, LHP, Solon HS, OH (HS)


B/T: L-L
Height: 6-8
Weight: 225
Commitment: North Carolina
Projection: Late 1st round to Supplemental 1st round

Comments: 非常に巨大な体格を持ち、イージーなモーションに加えて、最近94 mphまで出たということで、一気に評価を高めてきた。98 mphまで出たというレポートもある。Max FriedとHunter Virantに並ぶトップクラスの左腕となっている。シャープなカーブの評価もまずまずだが、まだ体格と球威への評価に見合うほどではなく、磨いていく必要がある。今季は足のケガであまり投げれていないが、それでもドラ1中位の噂も。


Brett Moonyeham, LHP, Stanford (Sr.)


B/T: L-L
Height: 6-4
Weight: 215
Last Drafted: 38th round (11') by WAS
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 11年のドラフトでも、長身を誇り、94 mph程度まで出る速球とカーブのコンビネーションで、上限の高い左腕として上位指名が予想されていたがTJで下位にスリップ。WASが下位でスティールを狙ったが、Seniorとして再びドラフトに出ることを決断しカレッジに戻っている。


☆ Hoby Milner, LHP, Texas (Jr.)


B/T: L-L
Height: 6-2
Weight:
Last Drafted: 44th round (09') by WAS
Projection: 3rd round or Later

Comments: 高校時代はOFも務めていた。強豪Texas大で先発を務める左腕。速球は高校時のレポートで最速88 mphとズバ抜けたスタッフはない。


☆ Taylor Rogers, LHP, Kentucky (Jr.)

B/T: L-L
Height: 6-3
Weight: 170
Last Drafted: 37th round (09') by BAL
Projection: 3rd round or Later

Comments: カレッジの選手だが、まだ細く、最速80 mph後半の速球はもう少し伸びる余地があるかも。チェンジアップはプラスの素晴らしいピッチで、カーブもまだ不安定だがポテンシャルはある。


☆ Michael Roth, LHP/1B, South Carolina (Sr.)


B/T: L-L
Height: 6-1
Weight: 200
Last Drafted: 31st round (11') by CLE
Projection: 3rd round or Later

Comments: 最速でも80 mph後半の速球しか持ちないが、サイドハンドに近いモーションで相手を惑わし、優れたコマンドで打ち取る、軟投派レフティー。セカンドピッチはチェンジアップが良く、これに対右でカーブ、対左でスライダーを混ぜる。元々は1Bがメインで、対左のワンポイントとしてプレーしていたが、10年のCWSで投手として活躍。11年からはエースとしてチームを率いている。同期のMatt Priceと共に、昨季の指名を蹴り、Seniorで再びドラフトへ。


☆ Nathan Kirby, LHP, James River HS, VA (HS)


B/T: L-L
Height: 6-1
Weight: 180
Commitment: Virginia
Projection: 3rd round or Later

Comments: 平均的なサイズで、速球は最速92 mph。さほどアスレティックではないが、コマンドも良く、ブレイキングボールも伸びている。UVAのコミットは強力で、スリップしそうな選手。


☆ Kyle Twomey, LHP, El Dorado HS, CA (HS)

B/T: L-L
Height: 6-3
Weight: 180
Commitment: Southern California
Projection: 3rd round or Later

Comments: 細身だが、長身と、ルーズなメカニクスの評判が高い。右打者から逃げるように動く速球は最速91 mphだが、伸びる余地はある。ピッチングセンスに優れた選手で、プラスのカーブとまずまずのストレートチェンジアップをバランス良く投げる。


☆ Lex Rutledge, LHP, Samford (Jr.)


B/T: L-L
Height: 6-1
Weight: 195
Last Drafted: Never Drafted
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: カレッジ最高クラスのリリーフと言われていたが、やや評価を落としている。速球は90 mph前半から最速で中盤にかかるくらいだが、ブレイキングボールの評価が非常に高くプラスと言われている。ただまだ不安定だし、育って対左のリリーフからセットアップと言うところか。


Mason Melotakis, LHP, Northwestern State (Jr.)

B/T: R-L
Height: 6-2
Weight: 170
Last Drafted: Never Drafted
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 速球は90 mph中盤まで出るそう。カーブも良い。ドラフト時に20歳と若い選手。


☆ Onelki Garcia, LHP, No School (Cuban Defector)

B/T: L-L
Height: 6-3
Weight: 225
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 22歳のキューバからの亡命選手。通常の選手と異なり、Int. FAではなくドラフトになるらしい。速球は最速で94 mph。カーブもプラスのポテンシャルがあるが、いずれもコマンド面に難があり、またサードピッチも平均以下のため、リリーフと見られている。伸びしろも小さいだろうし、上位指名にはならないだろう。

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