2012年5月20日日曜日

Former Sox Prospect Review: Chris Martin, RHP

今回は、昨季UDFAから一気にAA Portlandまで昇格し、今季は並み居るProspect陣の中で先発の椅子を与えられている、Chris Martin。将来はリリーフでしょうが、長身で面白そうな選手です。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Chris Martin (クリス・マーティン)
Full Name: Christopher Riley Martin
Positions: RHRP/RHSP
Born: June 2, 1986
Birthplace: Fort Worth, Texas
Height: 6-8
Weight: 215
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 21st round, 2005 by Colorado
How Acquired: (1) Contract purchased from Grand Prairie of the American Association (March 2011); (2) Free agenct (December 2022)
Signing Bonus: Not Announced
College: McLennan CC
High School: Arlington HS (TX)
MLB Debut: April 26 (Colorado)
How Left: Traded to Colorado with Franklin Morales for Jonathan Herrera (December 2013)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

非常に長身で、まだわずかに細い。もう少しだけ筋肉が付く余地がある。ルーズで、イージーなスリークォーターから、最速95 mphの速球を投げる。長身を生かして角度を付けられ、低めに投げられている時は、沈むムーブも素晴らしい。プロの経験が浅く、コマンドはまだ粗削り。80~82 mphのスライダーは、まだタイトな変化に欠け、平均的。


[Background]

05年にCOLから指名されたが契約せず。肩のケガにより一度はベースボールキャリアを諦め、スーパーマーケットで勤務していたが、肩のケガが癒えた10年に独立リーグでインプレッシブな活躍をし、UDFAでBOSと契約。


[Profile]

11' : Low-A Greenvilleでデビューしたが、威力のある速球で、相手打者を完璧にねじ伏せていた。High-A Salemに昇格後も勢いは衰えず、注目されるように。一気にAA Portlandまで昇格し、そこではやや打ち込まれたが、最終登板はソリッドに終えた。

12' : 前年の活躍で、AAの開幕ローテに入ったがやや不安定で、7月はケガで離脱。復帰後はリリーフに移っている。やや停滞のシーズンとなった。

13' : AAで開幕すると、12試合21 IPで無失点を続け、AAA昇格。その後も数試合は無失点を続けた。DWLではチームのクローザーを務め、ドミナントな投球を見せた。

13' Dec. : Jonathan Herreraの見返りのパッケージでCOLへ。

14' : ケガがあったのか、少し登板数が少ないがUDFAからMLBデビューを飾った。PCLやCOLの環境もあり、やや被打率は高いものの、しっかりと三振を奪っているし、ゴロ率も高い。球速も平均で94 mph超と十分出ていた。

15' : NYY傘下でプレー。AAAではまずまずもMLBでは打たれている。

16' : 日本に渡り、北海道日本ハムファイターズでプレー。防御率1点台とリリーフの核として活躍。

17' : クローザーは譲ったが、前年同様鉄壁のリリーフとして活躍。

18' : 2年間の日本での経験が良い方向に働き、TEXと契約してUSに復帰すると、MLBでミドルリリーフとして、しっかりした投球を見せた。

19' : TEXで開幕から好投。奪三振力に加えて、制球も非常に安定していた。夏には低迷のTEXからPO争いのATLへトレード。見返りはリリーフ投手の交換相手としては破格の有望株のMax Friedということで話題となった。ATLでも17試合に投げて1 BB/22 Kと期待通りの活躍。

20' : 19試合に投げて防御率1.00に3 BB/20 Kと完璧なパフォーマンス。

21' : 被打率がやや悪化し、奪三振率も下がったが、ブルペンのキーマンの1人としてチームに貢献。WS優勝を経験。

22' : FAでCHCへ移籍。防御率は平凡も、奪三振率が少し上がり、K/BBが素晴らしい。夏にコンテンダーのLADに招聘。LADでは更に素晴らしいパフォーマンスを見せた。

22' Dec. : ブルペンの重要カードとして2年契約でBOSへ帰還。

23' : 防御率ほぼ1と完璧な投球で年間を通じてセットアップとして大活躍。最も頼れるリリーフだった。


[Comment]

長身からの威力のある速球が唯一最大の武器と言っても過言ではなく、基本的にはリリーフの選手。早めに昇格させてみて、使えるだけ使ってみても良いかと思ってたけど、やはり長い期間活躍するためには、セカンドピッチ以降、コマンドの向上が不可欠と見て、今季は回り道で先発として育成しているよう。打ち込まれる試合もあるけど、今のところは良くやってるし、着実に成長しているよう。年齢は高いけど、比較的キャリアは浅く、これからの伸びが楽しみです。

(13年追記)せっかく良いカンジに育って、あとはMLBデビューを待つだけのところで、COLへトレード...。Indy. League出身の選手で、第二のDaniel Navaとして期待していただけに残念です。

0 件のコメント: