2012年5月20日日曜日

Former Sox Prospect Review: Aaron Kurcz, RHP

今回は、Theo EpsteinさんのCHC移籍の補償でBOSにやってきた1人、Aaron Kurcz。"Significant"となっていた補償の1人がChris Carpenterで、しかもすぐに手術とあって、BOSファンは怒り心頭でしたが、2番目扱いだった彼は意外と良い。Eastern Leagueで4番目(?)かに若い選手で、リリーフとは言え、今のところHenry Owens、Matt Barnesを抑えて、BOSのマイナーでNo.1の奪三振率を記録しています。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Aaron Kurcz (アーロン・クルチ)
Full Name: Aaron Kurcz
Positions: RHRP
Born: August 8, 1990
Birthplace: Las Vegas, Nevada
Height: 6-0
Weight: 175
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 10th round, 2010 by Chicago Cubs
How Acquired: Acquired from Chicago Cubs with Chris Carpenter as compensation for loss of Theo Epstein (March 2012)
College: Southern Nevada
High School: Durango HS (NV)
How Left: Traded to Atlanta for Anthony Varvaro (December 2014)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

小柄で細身の身体からスリークォーターで投げる。BOSに来る前は、ハードに投げるタイプと聞いていたが、SP.comではルーズな腕の振りとなっている。速球は常時92~93 mphで最速95~96 mph程度まで出る。伸びがあるピッチで、やや高めに浮くことが多く、コマンドは平均的。セカンドピッチは、スライダーとカーブの間のような75~80 mphのスラーブタイプのブレイキングボールを投げる。現状では平均的だが、もう少しタイトに整えれば、しっかりしたパワースライダーになり得る。82~85 mphのチェンジアップも投げるが、やや流れることが多く、平均以下のピッチ。フライボーラーだ。練習態度はまじめ。


[Background]

Southern Nevada JuCoではBryce Harperと共にプレーした。CHCではスウィングマン的に使われていた。CHCのSTで96 mphを投げていたのがBOSの目に留まり、Theo Epsteinさんの移籍の補償で、PTBNLとしてセレクトされて移籍。


[Profile]

12' : AA Portlandで、リーグでもかなり若い部類ながらも、切れのある速球を武器に50.1 IP/72 Kと素晴らしい奪三振率を残した。後半戦をケガでほとんど棒に振ったのが玉に傷だったが。

13' : TJでシーズン全休。

14' : TJ明けだが、AAで持ち前の奪三振率を取り戻している。オフはAFLに派遣された。

14' Dec. : Anthony Varvaroとの交換でATLへ。

15' : ATL傘下ではリリーフで、奪三振率はまずまずも制球難。OAK傘下では先発でも投げた。

16' : OAK傘下でリリーフとして投げた。AAでは好投も、AAAでは平凡。

17' : OAK傘下でほぼ前年同様の内容。

18' : メキシカンリーグでプレー。


[Comment]

伸びのある速球が軸のライブアームという印象がピッタリ。この手のタイプは、よっぽど球威がない限り、AAくらいから打たれる選手が多いが、年齢が若いにも関わらず、ここまでAAで良いのは素晴らしい。ここからMLBに行くためには、速球のコマンド、セカンドピッチの進歩に期待したい。

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