Former Sox Prospect Review: Chris Carpenter, RHP

今回は、Theo Epsteinさんの補償でBOSにやってきた、Chris Carpenter。あのSTLのエースChris Carpenterとはミドルネームまで同じ。100 mphの速球は魅力的ですが、他に特筆したツールがなく、しかもきてそうそう肘の故障で長期離脱。今のところ"Significant"な見返りには程遠い。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Chris Carpenter （クリス・カーペンター）
Full Name: Christopher John Carpenter
Positions: RHRP/RHSP
Born: December 26, 1985
Birthplace: Bryan, Ohio
Height: 6-4
Weight: 220
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 3rd round, 2008 by Chicago Cubs
How Acquired: Acquired from Chicago Cubs with Aaron Kurcz as compensation for loss of Theo Epstein (February 2012)
College: Kent State
High School: Bryan HS (OH)
MLB Debut: June 14, 2011 (Chicago Cubs)
How Left: Released to Yakult Swallows (NPB) for cash (December 2013)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

素晴らしい長身で、理想的な投手体型。速球は95~100 mphのパワーピッチャーで、特にリリーフでは常時97 mph以上出せる。89~90 mphの高速スライダーはまずまず悪くないピッチだが、速球ともどもコマンドは不安定で、安定した結果を残せずにいる。85~90 mphのチェンジアップも持つが、リリーフに移って以降、あまり投げていない。


[Background]

08年のドラ3でCHCから指名。キャリアの序盤は先発として育成されるが、11年にリリーフ転向。MLBデビューを飾った。


[Profile]

12' : いきなりケガで出遅れ、顰蹙を買ったが、復帰後はGCL~AAA Pawtucketで完璧。MLBではまだその輝きを見せていないが、スタッフはある。

13' : AAAで、ケガに悩まされたシーズンとなった。そこそこ三振は取れているものの、被打率等は平凡。

13' Dec. : 形としては、リリースですが、実際にはBOSがキャッシュと引き換えに、保有権をNPBの東京ヤクルトスワローズに売却。

14' : ヤクルトスワローズで投げるがイマイチ。一度投げているのを見たが、球威も落ちていた。

15' : CIN傘下でUSに復帰したが制球難。


[Comment]

まだBOSで何もしていないので、何か言うのは難しいですが、CHCでは多少急がされていて未完成感が強い。リリーフでも戦力になるのであれば十分ですが、すでに40人枠に入っているし、あまりのんびりと育成する時間はない気がします。