2013年8月12日月曜日

13' Postseason Prospect Ranking -Starter-

13年シーズンの各ポジションごとのMy Rankingです(まだシーズンは終わっていないので、終了時に見直します)。年末に全ポジション合わせたリストを作るので、各選手のコメントを簡潔にしました。○は今季良かった点、×は今季悪かった点や今後改善が必要な点です。また、CHはチェンジアップ、CUはカーブの意味です。今季は傘下の特に先発投手の層は劇的に向上した。MLBでも3番手以上になれそうなProspectが複数いるのは嬉しい限りです。


[Ranking]

Five-Star Prospect

1 (3). Henry Owens, LHP (AA) : ○CH、CU、奪三振率、被打率/×制球。

Four-Star Prospect

2 (1). Matt Barnes, RHP (AA) : ○球威、奪三振率/×制球、被HR。

3 (2). Allen Webster, RHP (AAA) : ○球威、シンカー、CH/×コマンド。

4 (6). Anthony Ranaudo, RHP (AAA) : ○球威、CU/×コマンド、安定感。

5 (5). Brandon Workman, RHP (MLB) : ○利便性、MLB実績、カッター/×CH。

6 (New). Trey Ball, LHP (GCL) : ○体格、運動能力/×実績、完成度。

- (-). (Rubby De La Rosa, RHP (MLB)) : ○球威/×コマンド、先発適性。

Three-Star Prospect

- (4). (Drake Britton, LHP (MLB (RP)))

7 (12). Cody Kukuk, LHP (Low-A) : ○被打率、GB%/×制球、コマンド。

8 (8). Brian Johnson, LHP (Low-A) : ○安定感、フロアー/×上限、伸びしろ。

9 (New). Teddy Stankiewicz, RHP (SS-A) : ○球威、体格/×実績、先発適性。

10 (25). Daniel McGrath, LHP, (SS-A) : ○K/BB、被打率/×上層実績。

Two-Star Prospect

- (-). (Steven Wright, RHP (AAA)) : ○ロングリリーフ/×制球、コマンド。

11 (11). Ty Buttrey, RHP (SS-A) : ○体格、上限/×球威低下、奪三振率。

12 (New). Myles Smith, RHP (GCL) : ○球威、運動能力/×体格、実績。

13 (13). Jamie Callahan, RHP (SS-A) : ○若さ、制球/×ドミナンス。

14 (New). Heri Quevedo, RHP (High-A) : ○球威、奪三振率/×制球。

15 (17). Miguel Pena, LHP (AA) : ○被打率/×奪三振率、メイクアップ。

16 (27). Simon Mercedes, RHP (SS-A) : ○体格、球威/×伸びしろ、先発適性。

17 (18). Kyle Stroup, RHP (High-A) : ○体格、スタッフ/×ケガ、奪三振率。

18 (9). Pat Light, RHP (Low-A) : ○体格/×ケガ、スタッツ全般。

19 (35). Luis Diaz, RHP (Low-A) : ○体格、安定感/×上層実績。

One-Star Prospect

20 (23). Keith Couch, RHP (AA) : ○利便性、GB%/×上限、ドミナンス。


Others : Chris Hernandez (LHP, AA), Corey Littrell (LHP, SS-A), Justin Haley (RHP, Low-A), Mike Augliera (RHP, High-A), Sergio Gomez (RHP, Low-A), William Cuevas (RHP, High-A), Dedgar Jimenez (LHP, DSL), Jose Almonte (RHP, DSL), Gabe Speier (LHP, GCL), Edwar Garcia (RHP, GCL), Enmanuel De Jesus (LHP, YTD), Dioscar Romero (RHP, GCL), Jhonathan Diaz (LHP, YTD)


Left from Ranking : Drake Britton (LHP, Converted to RP), Yeiper Castillo (RHP, MiLFA), ;Miguel Celestino (RHP, Converted to RP), Frank Montas (RHP, Traded to CWS), Yunior Ortega (RHP, Converted to RP), Stolmy Pimentel (RHP, Traded to PIT), Matt Price (RHP, Converted to RP), Noe Ramirez (RHP, Converted to RP), Raynel Velette (RHP, Converted to RP), Madison Younginer (RHP, Converted to RP)


[Perspective]

傘下の先発投手の層は劇的に向上したと言ってもいいでしょう。昨夏にR. De La Rosa、WebsterをLADから手に入れたこと、豊作11年組からOwens、Barnes、Kukukらがしっかり進歩を見せていること、それにRanaudo、Workmanらが評価を戻してきたのも大きい。加えて、目立った卒業者、トレード放出が無かったことも、特に傘下上層のSP層を厚くできた要因となっている。BrittonがMLBでリリーフ専門で起用されそうなため、SPとしてカウントしなかったのと、Stomy Pimentel、Frank Montasあたりの放出があったくらい。

一方で、投手に偏ってセレクトしたここ2年のドラフト組は、13年全体#7指名のBallも含めて、これまでのところ目立つ活躍は無し。傘下上層の充実に隠れがちですが、下層のSP陣は人数こそ多いものの、凄く強いというほどではなく、今後伸びていってもらわないと、切れ目の無い、下部組織からの輩出という面で穴を開けてしまうかも。

トップ数人は7月頃までは団子状態でかなり悩んだが、8月に入ってAAに昇格し、そこでも素晴らしい投球を見せているOwensが少し抜けた印象。BAのJim Callsさんは、OwensをAndrew Heaney (MIA)、Max Fried (SD)に次ぐ、マイナー全体でNo.3の左腕と評しているが、個人的にはその2人にも全く劣らないレベルと思っている。

それに続くのは、Barnes、Webster、Ranaudo、Workmanの4人だろう。いずれもAAA~AAでしっかりした成績を残しており、既にMLBに手が掛かっている状態。個人的にはMLBでのWebsterのコマンドの酷さに多少懸念をおぼえているが、上限自体はWebsterが最も高い。逆に上限は最も低いだろうが、既にMLBで先発として無難に投げており、リリーフとしても使えそうなWorkmanも十分に価値のある選手。Owensも含めた上位5人は見る人により順位が変わりそう。

Ballは、才能自体は申し分ないのだろうが、今のところGCLでも目立つパフォーマンスではない。実績の少なさも含めて、現段階では上の5人よりは一歩劣ると見た。以降では、Kukuk、McGrathの2人の左腕が、個人的に大きな期待をしている。B. Johnsonもケガはあったし、カレッジ出身のドラ1で即戦力タイプという前評判からすれば、Low-Aで投げている現状は決して褒められたものではないが、それでもケガからの復帰以降はしっかりした投球を見せている。左腕先発という面でも、この1年で大きく層を底上げできたと言える。

他では、Stankiewicz、M. Smith、Quevedo、Mercedes、L. Diazらが球威もあって、注目しているProspectだが、いずれもリリーフになる可能性が高そうなのが気になる。昨年ドラ1sのLightも大コケで、やはりリリーフが関の山だろう。上限とフロアーを両立させるのは確かに困難なのだろうが、来年はもう少し少数精鋭で、先発の可能性が高い選手を重視したいところ。

2 件のコメント:

赤いイタチ さんのコメント...

こんばんわ。

ウィークポイントになっていた先発が、いつのまにかの充実っぷりですね。よしよしと。
単純に、数年後この上位5人でローテ組めるのでは、とさえ思わせてくれます。

欲をいえば、これに未完でも上限の高いパワーアームがいればとは思いますが。

今後の不安はありますが、個人的には現時点のスタータープロスペクトには満足しています。甘いですかね?

P.S 簡単とはいえ、各選手にコメントがあるのは非常にありがたいです!!情報を把握しやすいので助かります。ありがとうございます。

ララ さんのコメント...

赤いイタチさん

こんばんは~(^-^)

数年前のAAAローテなんて、MiLFAで獲ってきた、今季で言えばDoyleみたいな選手が5人ってカンジでしたもんね。

今季の前半までは、先発2~5番手はBarnesやWebsterなんかで期待できるけど、やっぱりエースはBuchholzかな、と思ってましたけど、最近の投球を見てると、OwensはCole Hamelsのようなエースになる可能性もあるんじゃないかと思い始めています。まだ課題もあるけど、上限まで育って欲しいですね。

まぁともかく、Buchholzがケガを引きずらなければしばらくは先発は大きな不安はないですかね。自分も現状に特に不満はありません。まぁでも他のポジションが弱くなれば、トレードという可能性もあるので、「もう十分」と言うことはないでしょうけど。

今季で言えば、Stankiewiczなんかは、そういったハイリスクながら上限の高い選手ですけど、せっかく層が厚くなってきたのだから、もう一歩上限の高い選手が欲しいところですね。

来季のドラフトは豊作だし、現状では厳しいかもしれないけど、Tyler BeedeやSean Newcombなんかのローカルボーイや、Michael Cederothみたいな選手が獲れるといいですね。

記事にも少し書いていますが、毎年年末に全ポジションを合わせたランキングを作って、そこではちょっと長めにコメントを書いています。なんで、今回はそれとスタイルを変えてみました。ご意見や「こうした方が良い」的なことがあれば是非おっしゃってくださいm(_ _)m