2016年10月17日月曜日

16'-17' Offseason Boston Red Sox Outlook - Starter

あっさりPOの戦いが終了。Papiが引退し、17年は新たなチームの船出となる。オフに入る前のチームのポジションごとの状況です。まずはSP編から。黒字は基本的に枠確定しているメンバー。青字は25人枠にはほぼ確定しているけど、ポジション・起用法が決まっていない選手。赤字はトレードやノンテンダー等で、流出の可能性あり。緑字はマイナースタートの可能性もある選手。灰色はFAなど再契約しなければ流出予定の選手。*は40人ロスター外の選手。


[17' Starter Outlook]

LHSP David Price (17': $30M, under contract through 22')
RHSP Rick Porcello (17': $20M, 18': $21M, 19': $21M)

RHSP Steven Wright (17': min., MiL option: 0)
LHSP/RP Drew Pomeranz (17': arb.2)

RHSP/RP Clay Buchholz (17': $13.5M option)
LHSP/RP Roenis Elias (17': min., MiL option: 0)

LHSP Eduardo Rodriguez (17': min., MiL option: 2)
LHSP Henry Owens (17': min., MiL option: 2)
LHSP Brian Johnson (17': min., MiL option: 2)
*RHSP Justin Haley (under MiL contract, Rule 5)

*RHSP/RP Sean O'Sullivan (MiLFA)
*RHSP/RP William Cuevas (MiLFA)


確定と言えるのはD. Price、Porcello。PriceはまたもPOで勝てず、シーズン中も超大型契約のエースとしては若干物足りない内容ではあったが、とにかくイニングは稼ぐし、二年目でBostonの水にも慣れただろうし、内容も16年よりは向上する可能性は十分。PorcelloはCy Young有力候補の16年と同等の成績を期待するのは多少酷だが、安定したコマンドと脂の乗り切る年齢も含め先発上位の期待ができる。

これに次ぐ三番手は現状ではE. Rodriguezか。16年は試練の二年目となったが、春先の膝の脱臼から球速に頼れない状態にも関わらず、終盤戦はある程度の内容を見せた。 球速が少し戻ってくれば、十分に三番手以上を期待できるだろう。

肩の状態とナックルの質が戻るか次第だが、16年前半戦はエース格だったS. Wrightも現状四、五番手ながら、十分にそれ以上の期待ができる。マイナーオプションは無く、補強やSTでの内容次第ではリリーフということも考えられるが、ケガがしっかり癒えているなら先発有力候補だろう。

残る枠は、BuchholzとPomerantzの争いか。Buchholzはオプションイヤーなので、破棄すればFAで流出だが、後半戦先発で好投し、POのスターターも務めた。16年夏の時点ではオフのオプションは破棄濃厚だったが、リリーフでも結果を残し、先発デプスの薄さも考えると行使はほぼ確定的だろう。

ある程度の先発デプスがあって、1、2年前なら一旦破棄してQOし、他チーム行きでドラフトピック、もしくは少し安めでの2、3年契約というのも選択肢としては面白かったが、今年のQOは$17Mを超えるようで、受諾の可能性を考えると、素直にオプション行使となるはず。STでの出来次第ではリリーフというオプションもあり得るかも。

とりあえず先発で考えているらしいPomerantzだが、立場的には厳しい。Price、Porcelloは確定しており、Rodriguezもほぼ当確。Rodriguezは例えトレードの可能性があったとしても、それは例えばChris Sale (CWS)のようなより実力のあるスターターの到着を意味するであろうことから、残り席数は基本変わらない。まぁWright + Rodriguez等のパッケージでの成立があれば別だが。

肘に不安を抱え、どれだけイニングを稼げるかもわからないし、内容的にもトレード後、見るべきものはない。トレードバイトとしての価値もほぼゼロ。左のリリーフのデプスに多少の不安もあるし、STでは先発調整後、他の先発陣に何もなければリリーフ開幕の線が濃厚。

デプス関連では、CuevasがMiLFA、Elliasがオプション切れで恐らくDFA濃厚の他は特に変更なく、引き続きOwens、B. Johnsonが筆頭というところになるだろう。Barnes、J. Kelly, Jr.は17年も恐らくリリーフ。Kopechはまだ1年近くは掛かりそう。

フロントは先発のアップグレードも視野に入れているようだが、実績、契約、年齢的に柱となるPrice、Porcelloに、先発三番手からそれ以上の伸びしろのあるRodriguez、Wright。そして16年後半に復活を遂げたBuchholzと問題の無い面子が揃っているように思える。


[17' My Expected Starters]

SP1 : David Price, LHP
SP2 : Rick Porcello, RHP
SP3 : Steven Wright, RHP
SP4 : Eduardo Rodriguez, LHP
SP5 : Clay Buchholz, RHP


上に書いたようにPomerantzをリリーフに移し、上記の5人で特に問題の無いローテに思える。マイナーのデプスに不安があるが、OwensとJohnsonの復活と今季のO'Sullivanのような適当なMiLFA契約で凌ぐしかない。KopechはAA開幕は十分に可能性があるだろうから、Dombroski政権なら、7月には何とかコールアップ可能段階までは来ているかも。

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