オフシーズン開始時点での、来季のBOSの布陣展望RP編です。黒字は基本的に枠確定しているメンバー。青字は25人枠にはほぼ確定しているけど、ポジション・起用法が決まっていない選手。赤字はトレードやノンテンダー等で、流出の可能性あり。緑字はマイナースタートの可能性もある選手。灰色はFAなど流出が確定的な選手。*は40人ロスター外の選手。
[17' Reliever Outlook]
RHRP Craig Kimbrel (17': $13M, 18' $13M option)
LHRP Robbie Ross, Jr. (17': arb.2)
RHRP Matt Barnes (17': min., MiL option: 2)
RHRP Joe Kelly, Jr. (17' : arb.2, MiL option: 1)
LHSP/RP Drew Pomerantz (17': arb.2)
RHRP Carson Smith (17': min., Likely on the 60-day DL)
RHSP/RP Clay Buchholz (17': $13.5M option)
LHSP/RP Roenis Elias (17': min., MiL option: 0)
RHRP Heath Hembree (17': min., MiL option: 0)
LHRP Fernando Abad (17': arb.3, MiLoption: 0)
LHRP Robbie Scott (17': min., MiL option: 3)
RHRP Noe Ramirez (17': min., MiL option: 1)
RHRP Brandon Workman (17': min., MiL option: 2)
LHRP Williams Jerez (17': min., MiL option: 2)
*RHRP Kyle Martin (under MiL contract, Rule 5)
*LHRP Luis Ysla (under MiL contract, Rule 5)
*RHRP Austin Maddox (under MiL contract, Rule 5)
*RHRP Chandler Shepherd (under MiL contract)
RHRP Koji Uehara (FA)
RHRP Brad Ziegler (FA)
RHRP Junichi Tazawa (FA)
*RHSP/RP Sean O'Sullivan (MiLFA)
*RHSP/RP William Cuevas (MiLFA)
*RHRP Roman Mendez (MiLFA)
ここ数年のブルペンを支えた日本人コンビ上原と田澤がFA。またシーズン半ばに加わり、セットアップの一角を務めたZieglerも抜けるが、さほど多くの補強の必要性は感じない。Kimbrelは移籍一年目で、ややラフな面も垣間見せたが、全体としてはまずまず守護神としては納得の行く出来。17年は四球で崩れる試合を極力無くしてくれれば。
一方セットアップに関しては、最終盤にJ. Kelly, Jr.が台頭。先発としては失格だったが、ブルペンでは100 mph近い速球を連発。16年はビハインドの場面で多く投げたが、既に勝ちパターンで投げさせても、というだけの投球は見せた。
これに、16年は初のフルシーズンで多少最後疲れが見えたBarnesも、序盤のフル稼働の影響も大きかっただろうし、セットアップからそれに近いところで投げるだけの可能性を見せたと思える。また同じく終盤少し調子が落ちたものの、R. Ross, Jr.も16年は球威が増し、それなりの信頼を勝ち取った。
基本的にはこの3人を次の段階であるセットアップにステップアップさせて良いと思っているが、多少の経験不足は気にはなる。本来ならSEAでセットアップとして鳴らしたC. Smithはいれば文句無しなのだが、TJがあり、恐らく開幕はDL。やや肘に負担の掛かる投げ方で、復帰後もどの程度戻って来るか、やや不明ではある。
Dombrowskiお得意のリリーフ補強は十分に可能性があるが、Kimbrel、SmithやAbadの獲得を見る限り、お世辞にも費用対効果の点で上手くやっているとも言い難い。支出は抑えられる時には抑えておきたいのが個人的な希望。
となると、単年安めで上原の連れ戻しは個人的には無しではない。最早フルシーズンでのフル稼働は臨むべくもないが、しっかり体調管理して酷使を避ければ、終盤戦の投球を見ても、まだ十分に勝ち試合で投げられる。
田澤は流出確定的だし、ここ数年酷使でパフォーマンスを落としている選手が抜け、KellyやBarnesなど、ある程度ハードワークロードに対応可能な若い選手が多くなりそうな点で言えば、上原を置く余裕はあると言える。
Hembreeがオプション切れで彼もロスターに入れるとして、N. Ramirez、Ro. Scottあたりはまだマイナーにデプスとして置いておいて良いだろうから、個人的には上原、もしくはARI復帰の方が有力だが、Zieglerのどちらかを経験値の高いリリーフとして連れ戻すだけで十分なブルペンになると思う。
夏頃にはSmith、そしてWorkmanあたりの復活による上積みも期待できる。また、最後のロングリリーフ枠に考えているのは、ローテから押し出される可能性が最も高そうなPomerantzだが、彼もリリーフとしてはセットアップを狙えるし、最低でも左の二枚目も兼ねられるだろう。やや実績は少ないが、若さ、耐久力、伸びしろなどから見て、まずまずのブルペンになるのではないかと。
流出では、まずは上原、Ziegler、田澤がFA。Abadはノンテンダー濃厚。Eliasはオプション切れでDFAほぼ確実。スウィングマンタイプのO'SullivanやCuevasも抜ける。個人的に残ってもらいたいのはR. Mendez。16年は全く名前が挙がらなかったが、後半戦はAAAで支配的な内容を見せている。デプスとしては面白い存在かと。
[17' My Expected Relievers]
CL : Craig Kimbrel, RHP
ST1 : Joe Kelly, Jr., RHP
ST2 : Koji Uehara, RHP or Brad Ziegler, RHP (Resign)
MR1 : Robbie Ross, Jr., LHP
MR2 :Matt Barnes, RHP
MR3 : Heath Hembree, RHP
LR : Drew Pomerantz, LHP
上原かZieglerに再契約で戻ってもらい、ややレイトイニングの実績の少ないブルペンの精神的支柱になってもらう。セットアップはKelly。既にWade Davis (KC)と比較する声も出て来ており、先発では生かせなかったスタッフがブルペンで輝きを放ち始めている。
Pomerantzは昨年リリーフ獲得候補でここに予想したが、まさか夏に先発としてあれだけのオーバーペイで獲ることになるとは思わなかった。先発としては全く魅力を感じないが、トレード価値もなく、取りあえずはロングリリーフ、内容次第では左のセットアップになってくれるよう期待するしかない。
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