2017年7月9日日曜日

Former Sox Prospect Review: Jake Thompson, RHP

今回は、契約デッドラインギリギリで合意に至った、Jake Thompson。カレッジではRed-shirtジュニアーの今年まで結果を残せていなかった選手ですが、スタッフへの評価を上げて、ドラフトのTop 100にも入っていた選手をドラ4で、しかもスロット以下で上手く捕まえたと思います。よく見る名前でややこしいですが、即戦力として期待です。

Photo from SoxProspects.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Jake Thompson (ジェイク・トンプソン)
Full Name: Jacob Nels Thompson
Position: RHRP/RHSP
Born: September 22, 1994
Birthplace: Florence, Oregon
Height: 6-1
Weight: 210
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 4th round, 2017; 34th round, 2013 by Chicago Cubs
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $350,000
College: Oregon State
High School: Central HS (OR)
How Left: Released (May 2023)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

身長は低めで、少しずんぐり体型。速球はリリーフなら最速98 mph、先発でも安定して93~94 mph。ブレイキングボールが良いセカンドピッチで、チェンジアップも平均的。コマンド・制球は向上しているものの、過去それで悩んで来た。


[Background]

HS時代にCHCからドラフトされるなど、常に才能は注目されていた選手だが、カレッジで安定感を欠く投球を続け、ドラフト資格のあった16年はもドラフト指名されず。しかしRed-shirtジュニアーで迎えた17年はメカニクスをシンプルに整え、スタッフが向上し、全米トップクラスのチームでローテを任され評価を上げた。防御率は17年の全米No.1。ドラフト時のランキングはBA #83/MLB #71/PG #84。


[Profile]

18' : Low-Aをスキップし、High-A Salemで開幕からローテを空けることなく投げ続けたタフネスはあるがそれだけ。年間通じて同じリーグで投げて、これほどまでに成長の跡が見られない選手も珍しい。被打率、与四球率、奪三振率といずれも良くない。

19' : High-Aでリリーフ転向。開幕から4試合にまずまず投げていたが、その後TJへ。

20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。

21' : ようやくマウンドに戻り、High-A Greenvilleではボロボロだったが、すぐにAA Portlandヘ。制球が悪く、ノーインプレッション。

22' : 少し球威が回復し、AAで地道に結果を残していたところで、AAA Wocesterへ昇格。そちらではK/BBが悪いがそれなりに投げた。

23' : 開幕をAAAのDevelopment Listで迎えるなど、数合わせの扱いに。

23' May : リリース。

23' : PHIと契約もボロボロ。


[Comment]

身長の低さはともかく、実績がやや少ないし、制球にも不安はある。年齢の高さも含めて、リリーフで育てた方が良いような気はするけど、その一方で傘下の右リリーフは非常に重なっており、わざわざドラ4で獲ったのだから先発で試したい気も。

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