初回アウトが取れる気がしなかったBeckettを見て、終わったかと思いきや、安定感抜群のNYY 黒田博樹がお付き合いで、5点のビハインドを1回の裏に追いつく展開。打線はFenwayに戻ると別人(達)。打線は良く追いついたと思うけど、もう一歩中押しがあれば。NYY相手に、6回以降継投で1点を凌ぎきるのはムリがあった。2点差なら、90球だったし、Beckettをもう1回行かせたんじゃないかな。
Beckett: 初回はカーブ、4シームが全く制球できず、打ち頃のど真ん中2シームを立て続けに弾き返され、あっさり5失点。MLBに上がりたてのMinor Leaguerかと、怒りで頭に血が上ったが、2回以降は立ち直り。2回は最後、Mark Teixeiraを外から曲げるカーブで見逃し。
3回は、Nick Swisherには素晴らしい縦のカーブで空振り、Raul Ibanezに腰を引かせての内角2シームで見逃し、Eric Chavezには外の速球で見逃しと圧巻の三者三振。下位打線とは言え、嫌らしいこの3人にこれだけの投球ができるなら、初回からやってくれよと。Ibanezへのカッターも切れてましたね。やはりBeckettの生命線はカーブだよなぁ。
Albers: 1点勝ち越した後の重要なイニングで、いきなりChavezにGreen Monster直撃安打を浴びるが、Navaの好守に助けられる。最後はJeterを投ゴロでDP。やはりゴロピッチャーはこれが良いところ。
A. Miller: 聞いてはいたけど、フォームをかつてのものに戻したそうで、スロットもさらに低くなったかな?ひょろっとした長身といい、何となくRandy Johnsonを思わせる。Curtis GrandersonへのBBはもったいなかったが、Avilesのエラーのあと、3-2からRobinson Canoを速球で三振に仕留めたのは成長を感じる。
Padilla: 今季、塁上のランナーを返さない投球を続けていたPadillaを7回1死1、2塁の場面で1点差を守り切ろうと投入したが、Teixeiraに3-2からスリーベースを浴びる。その前のボールで集中して投球動作に入った瞬間に審判が間合いを嫌ってタイムをかけたのが悪い方に出たのかなともちょっと思うが。打たれたのは、真ん中とは言え、しっかり低めに制球した悪くないボールだったが、スローカーブを1球も使わず、目も慣れていただろうし、どこかで1球タイミングをずらしたかった感はある。
Atchison: できれば傷口を広げずに終わって欲しかったが。 多少不運ではあったが、高めの速球が多かった気はする。
Melancon: 速球、変化球、コマンドと悪いほどではないけど、終盤を任せるような選手にも見えない。平凡なミドルリリーフという印象しかない。カーブは変化は大きいけど、シャープでもないし、コマンドも今一つ。
Nava: 意気消沈しかけた初回に反撃の口火となるツーベース。6回は代わり端のAlbersがMonster直撃の安打を浴びるが、好送球で二塁で刺した。マジでCrawford帰ってきて欲しくない。
Kalish: 打席もそうだけど守備がちょっと気になる。初回も身体で止めたけど、何気ないセンター前のヒットがグラブに入っていなかった。まだ地に足が着いてないというか、自信を持ってプレーできてない印象。打席では、全く見えていない訳ではないのかもしれないけど、ちょっと打ち気に逸っているのかも。長欠していたし、Minorで一度落ち着いてまとまった機会を与えた方がいいかもしれないですね。
Saltalamacchia: 初回の同点3ランはお見事。相変わらず豪快な空振りは多いけど、相手の投手にすれば、ボールゾーンに外しても、当たると持って行かれるという点でやっかいな打者になってきたかも。ただ右打席はスウィングスピードも左打席には劣るな。捕球は以前に比べてかなり上達している気がする。
M. Gomez: 初めて見たけど、かなりフリースウィンガーだった。1回のRussell Martinのサードゴロはしばらく3Bを守っていなかった選手にしては意外と軽快に捌いたように見えたが。5回は真ん中の甘いスライダーを弾き返し、貴重な勝ち越し点を叩き出す(MLB初打点)。甘い所はしっかり打てるタイプなんでしょうか。
Aviles: 1点差でムダなエラーすんなよ(怒)。打席でもただ当てにいくだけのようなスウィングが多く、状態は良いようには見えない。
Punto: ホームで刺したプレーは素晴らしかったけど、やはり打撃がダメ。7回の二死1、2塁では代打を出したかったけど、ベンチはShoppach、Ciriaco、Lillibridgeだもんな...。
2012年7月7日土曜日
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