2013年3月6日水曜日

14' Draft Watch - Draft Board 2 (HS-RHP)

続いてHS-RHPです。HS史上最高のファイヤーボーラーと言われるTyler Kolekは、HS-Pながら100 mphを連発できる超大物。こんな選手が指名できたらな...。Touki Toussaint、Grant Holmesの3人が少し抜けています。


[14' Draft Board (HS-RHP)]

Tyler Kolek, RHP, Shepherd HS, TX (HS)

B/T: R-R
Height: 6-5
Weight: 230
Commitment: Texas Christian
Ranking: BA #2/PG #3/MLB #3/MB #2
Projection: Likely Top 3, at Least Top 5

Comments: 1歳年下の弟のStephen Kolekも同じ高校に所属する15年のTop Prospect。6'5"とも6'6"とも言われる長身ながら、現時点でもバランス良く筋肉が付いており、この手の長身選手にありがちな、フォームの不安定さもない。素晴らしい運動能力がそれを可能にしている。しかし何と言っても最大の魅力は、HS投手市場最速のファイヤーボーラーと言われる球威。最速は102 mphに達し、99~100 mphを連発している。HS時代からこれだけの球速を出し続けているのは、肘への負担を考えるとやや不安だが、体格も大きく、筋肉は付いている点は安心材料か。セカンドピッチはスライダーが素晴らしく、プラスの可能性。その長身から、バスケットボール選手としても期待されている。史上初のHS-RHPによる全体#1になりうるだけのポテンシャルはあるが、セカンドピッチ以降の完成度でBrady AikenやCarlos Rodonにやや劣るか。


Touki Toussaint, RHP, Coral Springs Christian Academy, FL (HS)

B/T: R-R
Height: 6-2
Weight: 185
Commitment: Vanderbilt
Ranking: BA #12/PG #18/MLB #8/MB #8
Projection: Possibly Top 10, st Least Top 15

Comments: タヒチ系の血筋を引く。4年前にベースボールに取り組み始める前は、サッカー選手だった。ルーズな腕の振りは非常に速く、最速97~98 mphを記録した速球に、カーブも良い。チェンジアップも積極的に投げる。一時期制球を崩して評価を落としていたが、最近向上の跡が見られ、再びトップクラスのHSアームの1人に戻っている。


Grant Holmes, RHP, Conway HS, SC (HS)

B/T: L-R
Height: 6-2
Weight: 190
Commitment: Florida
Ranking: BA #16/PG #8/MLB #11/MB #5
Projection: Early 1st round to Mid 1st round

Comments: 兄のClay HolmesはATL傘下でプレーしている。公称よりもややずんぐりした体格だが、パワフルな肉体を持ち、100 mphの速球を記録した。試合終盤でも97 mphを連発できるパワーアームが魅力。身体的伸びしろはやや小さいが、既に文句の無いレベルのスタッフを持つ。パワーカーブも落差の大きい良いピッチ。コマンドもしっかりしている。体重を増やさないことと、チェンジアップの進歩が課題か。


Sean-Reid Foley, RHP, Sandalwood HS, FL (HS)

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 210
Commitment: Florida State
Ranking: BA #19/PG #22/MLB #18/MB #23
Projection: Mid 1st round to Late 1st round

Comments: 非常にアスレティックな右腕で、速球は最速95 mph。沈むボールに加えて、動画を見る限り、右打者に食い込むシュート系のボールも投げているよう。コマンドが良く、スライダー、カーブ、チェンジアップの4球種をしっかり操れるポリッシュな右腕。上限はNo.3スタータータイプだが、今や上位の3人に次ぐNo.4のHS-RHPとしての地位を固めつつある。


Spencer Adams, RHP, White County HS, GA (HS)

B/T: R-R
Height: 6-5
Weight: 190
Commitment: Georgia
Ranking: BA #23/PG #41/MLB #27/MB #30
Projection: Late 1st round to Supplemental 1st round

Comments: レイトライザーの1人。長身ながら非常に運動能力が高く、HSでは3スポーツスターだ。長身ながらフォームも安定しており、速球は最速95 mph。シャープなスライダーが素晴らしいアウトピッチになるだろう。カーブとチェンジアップも平均以上になり得る。ベースボールに集中して、筋肉が付けば非常に高い上限に達するだろう。


Luis Ortiz, RHP, Sanger HS, CA (HS)

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 220
Commitment: Fresno State
Ranking: BA #28/PG #35/MLB #24/MB #15
Projection: Late 1st round to Supplemental 1st round

Comments: 同クラスの選手と比べると、若干年齢が高めだが、その分体格は完成しており、95 mphの速球とプラスのスライダーで比較的早く戦力になれる可能性がある。速球は97 mphに届いたとも。メカニクスはイージー。18UのワールドカップでMVPに輝いた。伸びしろは小さめだが、長く実績を残しているリスクの小さい選手。


Michael Kopech, RHP, Mt. Pleasant HS, TX (HS)

B/T: R-R
Height: 6-4
Weight: 190
Commitment: Arizona
Ranking: BA #37/PG #48/MLB #41/MB #55
Projection: Late 1st round to Supplemental 1st round

Comments: 優れた長身の投手体型。ルーズな腕の振りから、速球は既に常時90 mph前半、最速97 mphに達する。ボールを隠すのも上手い。メカニクスは少し矯正が必要とも。ストライクを積極的に投げるタイプ。ハードブレイキングボールはスライダータイプの球速だが、カーブのように大きく変化する。チェンジアップはまだ発展途上。一時期評価が落ちていたが、Under ArmourのゲームでAlex Jacksonから、3球連続のブレイキングボールで三振を奪って以来評価が上がっている。ドラ1に入るという噂も流れているよう。


Jacob Bukauskas, RHP, Sanger HS, CA (HS)

B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 195
Commitment: North Carolina
Ranking: BA #33/PG #36/MLB #38/MB #95
Projection: Late 1st round or Later

Comments: さほど大柄ではないが、この春球速が伸びており、常時90 mph中盤で、最速97~100 mphに達したそう。メカニクスはやや力が入っているが、試合終盤まで球威を維持できる。スライダーがセカンドピッチだが、速球とはレベル差がある。チェンジアップもほとんど未修得。身長の面もあり、リリーフ向きとも。最近North Carolina大へ進学するためドラフトしないで欲しいと各チームに通達。強力なコミットもあり、スリップするかもしれないが、一方でドラフトに向けた薬物検査は受けており、相応の額を提示されればプロ入りもあり得る。


Jack Flaherty, RHP/3B, Harvard-Westlake HS, CA (HS)

B/T: R-R
Height: 6-4
Weight: 205
Commitment: North Carolina
Ranking: BA #39/PG #86/MLB #54/MB #60
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: HSの名門Harvard-Westlake HSでプレーする。3Bとしては、非常に高いパワーポテンシャルの持ち主。現在は60ヤードを6.37 sで走るほどのスピードがある。グラブ捌き、ダブルプレー等、守備への評価も高い。肩も強く、春先までは野手としての評価が高かったが、打撃でやや苦戦しており、最近は投手としてランキングされている。最速は94 mph程度。個人的には野手として割と好きな選手。


Joe Gatto, RHP, St. Augustine Preparatory, NJ (HS)

B/T: R-R
Height: 6-5
Weight: 215
Commitment: North Carolina
Ranking: BA #42/PG #72/MLB #43/MB #63
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: 北東部New Jersey州出身。大柄な身体で、運動能力も高い。速球は最速94 mphで巨大な体格から投げ下ろす角度も良い。パワーカーブは不安定だが、落差がある。チェンジアップは未熟。New Jersey州の選手をよくドラフトするBOSのサンドイッチピックの候補に挙げられることも。


Scott Blewett, RHP, Charles W Baker HS, NY (HS)

B/T: R-R
Height: 6-6
Weight: 235
Commitment: St. John's
Ranking: BA #51/PG #42/MLB #55/MB #44
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: 北東部New York州出身。今季の同クラスのHS-RHPの中でも一際優れた体格。イージーに90 mph前半を投げる球威は肉体的な伸びしろを含めてさらに向上の余地がある。最速は96 mphに達した。チェンジアップを自信を持って投げられる選手で、アームスピードも落として投げることはない。11-to-5のカーブも大きく落ちる優れたポテンシャルを持つボール。投げる際の腕のバックモーションで、肘を一旦落とす傾向があり、これを改善すれば安定感を増すだろう。この春肘痛で何度か登板をスキップしている点が少し評価を引き下げている。投げている試合も、以前ほどの球速は出ていなかったとも。


Garrett Fulenchek, RHP, Howe HS, TX (HS)

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 205
Commitment: Dallas Baptist
Ranking: BA #54/PG #52/MLB #57/MB #61
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: 昨夏のサーキットに参加していなかったため、あまり知られていなかったが、この春のショーケースで一気に名前が知られるように。ハードシンカーは90~94 mph。筋肉が付けば、さらに伸びるかも。手元でタイトに変化するスライダーはまだ不安定だが、アウトピッチになるだろう。理想的に育てばエースの上限があるとも。


Cameron Varga, RHP/SS, Cincinatti Hills Christian Academy, OH (HS)

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 205
Commitment: North Carolina
Ranking: BA #62/PG #57/MLB #47/MB #62
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: 理想的な投手体格。アスレティックで、イージーなフォームから速球は以前は最速95 mphを投げていた。カーブは素晴らしい変化でプラスになるだろう。13年はケガに悩まされており、健康面には若干の不安がある。元々はSSとしてFlorida大にコミットがあったが、投手としてプレーしたいよう。


Bryce Montes de Oca, RHP, Lawrence HS, KS (HS)

B/T: R-R
Height: 6-8
Weight: 265
Commitment: Missouri
Ranking: BA #72/PG #76/MLB #73/MB #84
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: 凄まじい体格から、最速97 mphの速球を投げる。現在は安定して93~96 mphを投げているそうで、体格と速球だけならトップクラス。そこまでの評価が無いのは、セカンドピッチ以降は全く磨かれていないためで、上手く磨かないとリスクは高い。


Dylan Cease, RHP, Milton HS, GA (HS)

B/T: R-R
Height: 6-2
Weight: 180
Commitment: Vanderbilt
Ranking: BA #77/PG #64/MLB #76/MB #79
Projection: 2nd round or Later

Comments: バランスの良い体格から、最速97 mphを記録。100 mphに達したという噂も。運動能力の高いアスリート。コマンドはイマイチで、ブレイキングボールも不安定。3月から肘を痛めて投げられておらず、プロ入りしてもTJになる可能性が高い。Vandyへのコミットもあり、どこまでスリップするか読めない選手。


Austin DeCarr, RHP/SS, Xaverian Brothers HS, MA (HS)

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 210
Commitment: Clemson
Ranking: BA #68/PG #97/MLB #70/MB #156
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 昨年、13年クラスの選手だと思って昨年のドラフト候補で紹介していたが、今季のドラフト候補でした。Massachusetts州出身で、ニューイングランドNo.1のHS-Pで、北東部全体でもScott Blewett、Joe Gattoと合わせて三指に入る。北東部出身の選手らしく、体格も既にしっかりしている。速球は常時92~93 mph、最速で95 mph。カーブが非常に良いが、チェンジアップもしっかりと使いこなせ、3球種でストライクが取れる選手。投手になってまだ2年ほどで、肩はフレッシュ。この春の投球で評価を上げている。


Keith Weisenberg, RHP, Oscelona HS, FL (HS)

B/T: R-R
Height: 6-4
Weight: 195
Commitment: Stanford
Ranking: BA #70/PG #74/MLB #65/MB #74
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 速球は急激に伸びており、現在最速95 mph。イージーなモーションと筋肉の付く余地から、さらに球速が伸びる可能性も。スライダーも素晴らしく、チェンジアップへのフィーリングも向上しているそう。メイクアップやインテリジェンスにも評価が高い。現時点での力量よりも伸びしろで評価の高い選手。


Mitch Keller, RHP, Xavier HS, IA (HS)

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 200
Commitment: North Carolina
Ranking: BA #76/PG #89/MLB #69/MB #76
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 兄のJon KellerはBAL傘下でプレーする。速球は最速94 mph。11-to-5のカーブも最近タイトに整えており、平均以上のセカンドピッチになっている。


Keaton McKinney, RHP/1B, Ankeny HS, IA (HS)

B/T: R-R
Height: 6-5
Weight: 220
Commitment: Arkansas
Ranking: BA #80/PG #82/MLB #89/MB #38
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 素晴らしい長身の持ち主で、身長の割には非常にアスレティック。ルーズな腕の振りから、現状では最速93 mphの速球を投げる。11-to-5のカーブとチェンジアップのいずれも良いボール。特にチェンジアップは素晴らしく、同クラスのHS-Pの中でも最高クラス。トップクラスの2way選手で、打者としてはスウィングスピードが速く、引っ張って長打を打てる。フォロースルーのエクステンションも良い。メイクアップも素晴らしい。13年にBOSがFort Myersでトライアウトをしたそう。北西部の州出身で、投手野手の2way選手。ドラフトされる前年度からチェックしているというところが、13年ドラ1のTrey Ballと被る。名前を憶えておきたい選手。


Cobi Johnson, RHP, James W. Mitchell HS, FL (HS)

B/T: R-R
Height: 6-4
Weight: 180
Commitment: Florida State
Ranking: BA #92/PG #112/MLB #77/MB #77
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: TORのピッチングインストラクターのDane Johnsonの息子。優れたアスリートで、速球は現状で最速93 mph。伸びしろも大きい。コマンドも良く、カーブもプラスのポテンシャル。


Trey Supak, RHP, La Grange HS, TX (HS)

B/T: R-R
Height: 6-5
Weight: 220
Commitment: Houston
Ranking: BA #99/PG #83/MLB #62/MB #69
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: Homer Bailey (CIN)を輩出したHSでプレーする。長身から角度をつけて投げる速球は88~92 mph。長身の身体に筋肉が付けばさらに伸びる可能性も。カーブはフィーリングは悪くないが、やや鋭い変化に欠ける。チェンジアップも長い腕を生かして、もう少しボールを隠して投げたいところ。


Ryan Castellani, RHP, Brophy College Preparatory, AZ (HS)

B/T: R-R
Height: 6-4
Weight: 195
Commitment: Arizona State
Ranking: BA #98/PG #169/MLB #131/MB #83
Projection: 3rd round to 10th round

Comments: 93 mphに頻繁に達する速球は、長身から沈みよく投げるため、ゴロを量産する。カーブ・チェンジアップへのフィーリングも良く、平均以上のピッチになるかも。


Grant Hockin, RHP, Damien HS, CA (HS)

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 195
Commitment: UCLA
Ranking: BA #109/PG #88/MLB #91/MB #72
Projection: 3rd round to 10th round

Comments: 84年に殿堂入りしたHarmon Killebrewの孫。長身に、速球は95 mphまで届いたとも。手元での伸びも良い。カーブとチェンジアップもソリッドに使いこなしている。


Alex Lange, RHP, Lee's Summit West HS, MO (HS)

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 210
Commitment: Louisiana State
Ranking: BA #334/PG #413/MLB #159/MB #252
Projection: 3rd round to 10th round

Comments: 常時90 mph前半の速球に、80 mph中盤のスプリットチェンジはプラスのボール。70 mph後半のカーブもリファインされればアウトピッチになるかも。

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