1Bと3Bのドラフト候補です。年々クラシカルなパワーヒッターが減っている印象で、主砲となれる選手は希少。BOSも自前で将来の主砲候補を探しておきたいですが。Casey GillaspieやA. J. Reedの予想を見かけるし、ソリッドで悪くないんだけど、若干夢が無いなと少し残念に思ってしまう。
[14' Draft Board (C-IF)]
☆ Michael Chavis, 3B/2B, Sprayberry HS, GA (HS)
B/T: R-R
Height: 6-0
Weight: 185
Commitment: Clemson
Ranking: BA #26/PG #20/MLB #21/MB #7
Projection: Mid 1st round to Late 1st round
Comments: 身長は低めだが、ゲームで自分のツールを生かす術をよく知っている。プラスのバットスピードで平均以上のパワーを持つし、スピード、肩も平均以上。オールラウンドな選手だ。基本的にはラインドライブヒッターだが、PGのホームランダービーでAlex JacksonやBraxton Davidsonなどのパワーヒッターを差し置いて優勝した。3Bがナチュラルポジションだが、2Bもソツなくこなすし、OFやCでのプレー経験もある。パワーがどれほど伸びるかにもよるが、良い投手がいなければ、BOSの#26で個人的に好んでいる選手の一人です。
☆ A. J. Reed, 1B/LHP, Kentucky (Jr.)
B/T: L-L
Height: 6-4
Weight: 240
Last Drafted: 25th round (11') by NYM
Ranking: BA #41/PG #28/MLB #30/MB #24
Projection: Late 1st round to Supplemental 1st round
Comments: カレッジでもトップクラスの2way選手の1人。BOSのBrian Johnsonと少し被る。今季開幕前はローシーリング/ハイフロアーのカレッジ左腕としてドラ1s~ドラ2あたりの候補だったが、14年シーズンは打者として覚醒。カレッジ最多の現在26 HRは多くのチームのHR総数を超えている。巨大な体格で、スピードも無く、1B専門だろうが、それに見合ったパワーは持っている。ただプルヒッターで、スウィングスピードよりも、巨大な体格によるパワーなため、プロで十分にアベレージを残せるかは疑問視されることも。投手をこなすだけあって肩は強く、1Bとしてはしっかりした守備者。投手としては88~92 mphの速球にスラーブ気味のブレイキングボールを投げる。投手としての道もあるだけにリスクの低さを好むチームには良いフィットかも。
☆ Casey Gillaspie, 1B, Wichita State (Jr.)
B/T: S-L
Height: 6-4
Weight: 240
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #29/PG #23/MLB #25/MB #13
Projection: Late 1st round to Supplemental 1st round
Comments: CWSのConor Gillaspieの弟。3Bでプレーする兄と異なり、1B専門で堅実に守る程度の守備者だが、オフェンスの方は今季のカレッジヒッターの中でもトップクラス。特にスウィッチヒッターとしてはここ数年でも最高レベルの打者で、最大限育てばMark Teixeiraにもなれるとも。両打席で忍耐強く、パワーも素晴らしい。この春はコンタクト能力も大きく成長した。
☆ Alex Blandino, 3B/2B, Stanford (Jr.)
B/T: R-R
Height: 6-0
Weight: 190
Last Drafted: 38th round (11') by OAK
Ranking: BA #30/PG #25/MLB #52/MB #41
Projection: Late 1st round to 2nd round
Comments: 13年は不調だったが、Cape Cod Leagueで二度もAll-Starに選ばれている。バットスピードは高く、アプローチもソリッド。ラインドライブを多く打てる選手だが、一方でHRパワーに関しては限定的。3Bに留まれるだけのグラブ捌き、運動能力を持つがMLBの3Bとしてやっていけるかは、長打力次第。チームの好調もあり、レイトライザーとして、最近はドラ1後半での予想をよく見るが、個人的にはMLB.comのJim Callisさんのランキングである#50が妥当なところだと思っている。そのCallisさんが、BOSの#26での予想をしていたが、それはオーバードラフトだろう。
☆ Sam Travis, 1B, Indiana (Jr.)
B/T: R-R
Height: 6-0
Weight: 210
Last Drafted: 40th round (11') by CIN
Ranking: BA #56/PG #66/MLB #63/MB #80
Projection: 2nd round to 5th round
Comments: 13年に躍進したIndiana大で中軸を打つパワーヒッター。同僚のKyle Schwarberとの中軸コンビは、カレッジ最高クラス。Schwarberには一歩劣るものの、バットスピードがあり、アベレージ・選球眼・パワーをバランス良く備える。背が低く、右打ちの1Bという点がネックだが、打っている限りは問題ではないだろう。3Bにもチャレンジしていたが、グラブ捌きは柔らかいものの、反応・フットワーク共にプロで3Bはムリだと見られる。
☆ Matt Chapman, 3B/RHP, Cal State Fullerton (Jr.)
B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 195
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #64/PG #38/MLB #82/MB #45
Projection: 2nd round to 5th round
Comments: Cal State Fullertonの先輩であるMichael Lorenzen (CIN)と同じく、身体的ツールはあるものの、ヒッティングツールにやや疑問があり、プロで大成するかはリスクが高め。BPではパワーを見せるものの、試合では三振の多さでそれを示せずにいる。アプローチはまずまず。以前はSSも務めていたが、現在は3Bがメイン。Lorenzen同様、非常に強肩で、13年夏のTeam USAでは、リリーフで登板し、常時97~99 mphの速球を投げていた。Lorenzenとは異なり、カレッジの試合では投手としてプレーしていないが、ドラフトするチームは打者としてダメだった場合に投手に移すというのは考慮しているだろう。
☆ Taylor Sparks, 3B, California, Irvine (Jr.)
B/T: R-R
Height: 6-4
Weight: 215
Last Drafted: 24th round (11') by CLE
Ranking: BA #87/PG #47/MLB #56/MB #151
Projection: 2nd round to 5th round
Comments: 下半身をあまり使わない、オーソドックスとは言えないヒッティングメカニクスだが、上半身のパワーに非常に優れ、高いコンタクトとプラスのパワーを生み出している。3B守備も、肩・レンジ・反応と良く、大柄ながら十分に3Bを務めていくだろう。
☆ J. D. Davis, 1B/RHP, Cal State Fullerton (Jr.)
B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 215
Last Drafted: 5th round (11') by TB
Ranking: BA #118/PG #75/MLB #75/MB #58
Projection: 2nd round to 5th round
Comments: がっしりした身体で、マウンド上でも打席でもパワーを発揮する。やや三振が多いが、昨夏のCape Cod Leagueでは、木のバットでよく打ったことから、スカウトには評価が高い。投手としては92~94 mphの速球に、スライダーを投げる。同期のMatt Chapmanや先輩のMichael Lorenzen (CIN)に似たタイプの選手だ。
☆ Bobby Bradley, 1B, Harrison Central HS, MS (HS)
B/T: L-R
Height: 6-2
Weight: 215
Commitment: Louisiana State
Ranking: BA #85/PG #94/MLB #68/MB #90
Projection: 2nd round to 5th round
Comments: HSの選手としては非常に成熟したアプローチで、バットスピードも高い。広角に打つことを好み、また打球を上げることより、しっかりとハードコンタクトすることを志向する姿勢は評価が高い。3Bや捕手にも挑戦しているが、3Bになるにはレンジが狭く、捕手としては捕球が拙い。強肩だが1B専門になるだろう。
☆ Kevin Cron, 1B, Texas Christian (Jr.)
B/T: R-R
Height: 6-5
Weight: 245
Last Drafted: 3rd round (11') by SEA
Ranking: BA #449/PG #230/MB #307
Projection: 3rd round to 10th round
Comments: 11年にSEAのドラ3と高順位を蹴っている。その11年ドラフトでは、兄のC. J. Cronがドラ1でピックされた。兄はカレッジでは捕手を務めていたが、プロで1Bに転向。こちらは高校時代は捕手だったが、カレッジで1Bに移っている。兄に似て、優れたパワーの持ち主。シーズン前は、その血筋もあり、成績次第ではドラ1も、とも言われていたが、平凡な成績で評価を落としている。ツールはあると思うし、下位で契約できるなら面白いかも。
☆ Joey Pankake, 3B/OF, South Carolina (Jr.)
B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 200
Last Drafted: 42nd round (11') by TEX
Ranking: BA #206/PG #198/MLB #124/MB #91
Projection: 3rd round to 10th round
Comments: HS時代は最速94 mphを投げる投手だったが、カレッジでは野手に専念。最初の2年はSSだったが、今季は3BとLFで起用されている。それほど大柄ではないが、バットスピードがあり、比較的パワーがある。肩が非常に強く、3Bとしても申し分ないが、グラブ捌きの方で疑問を持たれることも。SSや2Bなら価値があるが、3BやOFではMLBのレギュラーは厳しいかも。
☆ Sean Bouchard, 3B/SS, Cathedral Catholic HS, CA (HS)
B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 195
Commitment: UCLA
Ranking: BA #105/PG #435/MB #231
Projection: 2nd round to 5th round
Comments: 長身だが、運動能力は高く、現在はSSも守るが、将来的には3Bになりそう。優れたパワーポテンシャルに、60ヤード6.70 sとスピードもある。肩も強い。ツールはあるが、磨かれておらず、評価の分かれる選手。UCLAコミットということもあり、下位での契約は難しそう。
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