2013年3月6日水曜日

14' Draft Watch - Draft Board 6 (C)

野手行きます。まずは捕手から。Alex Jacksonは素晴らしいけど、OFとして見られることが多い。その次に来るのはKyle SchwarberとMax Pentecostだけど、Schwarberは1Bに移るかも。Pentecostが一番捕手として期待できるが、今年のカレッジの野手はややレベルが低く、超大物とまでは言い難い。


[14' Draft Board (C)]

Alex Jackson, C/OF, Rancho Bernardo HS, CA (HS)

B/T: R-R
Height: 6-2
Weight: 215
Commitment: Oregon
Ranking: BA #4/PG #7/MLB #4/MB #4
Projection: Possibly #1, Likely Top 4

Comments: 14年クラスの高校生の全体の中でも最高クラスの選手。偉大な捕手になるための全てのツールを持つ。今クラスのカレッジ・HSの選手を合わせてもNo.1のヒッターと言われ、パワー・アベレージを高いレベルで兼備する。バランスの良い捕手体型で、守備のツールは2Bまで1.73 popという超強肩が最大の武器。捕球はまだ磨かれておらず、捕手になるには修練が必要。ただあまりにも打撃が飛び抜けているため、時間の掛かる捕手で育てるより、Bryce Harper (WAS)やWil Myers (TB)のように早く戦力になることと、ケガからの保護のために、RFとして見るチームも多いだろう。ほとんどの専門誌で投手のTop 3に次ぐNo.4と見られている。Scott Borasクライアント。


Max Pentecost, C, Kennesaw State (Jr.)

B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 190
Last Drafted: 7th round (11') by TEX
Ranking: BA #10/PG #16/MLB #19/MB #12
Projection: Possibly Top 10, at Least Top 20

Comments: パワー面ではKyle Schwarberに大きく劣るが、守備面を含めたバランスでは上回る。シュアなバッティングが持ち味で、少なくともアベレージは残すだろう。捕手としてはアスレティックな選手でカレッジでは多くの盗塁を決めている。2Bまで1.91 sとしっかりした強肩。捕球、送球精度ともにもう少し成長が必要だが、ドラ1でピックされる可能性のある選手の中で、捕手に留まる可能性が唯一高い選手というところで人気が出そう。13年のCape Cod LeagueでMVPに輝いた。


Kyle Schwarber, C/1B, Indiana (Jr.)

B/T: L-R
Height: 6-0
Weight: 235
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #17/PG #17/MLB #16/MB #28
Projection: Mid 1st round

Comments: やや身長は低めだが、カレッジでもトップクラスのパワーヒッター。13年は18 HRを放ち、前評判の高くなかったチームをカレッジワールドシリーズに導いている。洗練されたアプローチの持ち主。パワーはもちろん、高いバットスピードでアベレージも残せるだろう。守備は体重も重さの割に動きは良いと言われるが、捕球・送球共にあまり評価が高くない。プロでは将来的に1Bとして見られるだろう。


Chase Vallot, C/1B, St. Thomas More HS, LA (HS)

B/T: R-R
Height: 6-0
Weight: 205
Commitment: Mississippi State
Ranking: BA #47/PG #51/MLB #49/MB #39
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: 高いパワーポテンシャルを持ち、打撃面でのポテンシャルが高いHS捕手。スウィングスピードが速く、打席での忍耐強さもある。2Bまで1.87 sと肩は非常に強い。守備は全般的に未完成だが、肩の強さもあり、上手く整えれば捕手に留まる可能性もあるが、どちらかというと1Bになりそうな選手ではある。BOSが彼を気に入っているとも。


Jackson Reetz, C/OF/RHP, Hickman HS, NE (HS)

B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 195
Commitment: Nebraska
Ranking: BA #62/PG #46/MLB #40/MB #36
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: 13年夏の18UのTeam USAで活躍。薄めの14年のHS-Cの中ではAlex Jacksonに次ぐNo.2をChase Vallotと争う。JacksonやVallotほどのパワーはなく、ラインドライブヒッターだが、高いコンタクト能力を誇り、ゲームでも既にそのツールを発揮している。2Bまで1.94 sと強肩で、JacksonやVallotと異なり、捕手に留まる可能性が非常に高いと見られる。また捕手としてはスピードも高い。


Aramis Garcia, C, Florida International (Jr.)

B/T: R-R
Height: 6-2
Weight: 220
Last Drafted: 20th round (11') by STL
Ranking: BA #74/PG #67/MLB #78/MB #56
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: メイクアップとインテリジェンスを高く評価される。コンパクトなスウィングでラインドライブヒッターだが、スウィング軌道を整えれば、HRも付くと見るスカウトも。フットワークやブロッキングスキルは磨く必要があるが、捕球はしっかりしており、肩も平均レベルはある。


Grayson Greiner, C, South Carolina (Jr.)

B/T: R-R
Height: 6-5
Weight: 220
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #86/PG #85/MLB #96/MB #35
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 捕手としては身長が高すぎるが、その長身に反して、非常にムーブは素早く、捕球・送球共に高いレベルを誇る守備型の選手。長身を利したパワーもあるが、スウィングが長く、バットスピードも平凡なことから、MLBでしっかり打てるかは疑問視するスカウトも。膝のケガの履歴があり、その長身もあって、評価の分かれる選手だ。リーダーシップには高い評価がある。


J. J. Schwarz, C, Palm Beach Gardens HS, FL (HS)

B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 195
Commitment: Florida
Ranking: BA #73/PG #87/MLB #97/MB #49
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 父は元メジャーリーガーのJeff Schwarz。攻守に飛びぬけたツールは無いが、バランスの良い選手。平均以上になりうるパワーに加え、洗練されたアプローチ。肩は平均的だが、捕球もしっかりしている。


Evan Skoug, C, Libertyville HS, IL (HS)

B/T: L-R
Height: 5-11
Weight: 200
Commitment: Texas Christian
Ranking: BA #96/PG #105/MLB #98/MB #72
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 高いパワーが売りのHS-C。今クラスの上位捕手の中では、珍しい左打ちの捕手。スウィングはやや大きいが、アベレージも残せるタイプと見られている。平均的な肩の強さを持つが、フットワーク・捕球など、捕手に留まるにはかなりの進歩が必要。


Brett Austin, C/OF, North Carolina State (Jr.)

B/T: S-R
Height: 6-0
Weight: 190
Last Drafted: Supplemental 1st round (11') by SD
Ranking: BA #133/PG #186/MB #290
Projection: 3rd round to 10th round

Comments: 11年にSDのドラ1sという高順位ピックを蹴って進学している。NC State大では、カレッジNo.1投手Carlos Rodon、カレッジNo.1のSS Trea Turnerと共にプレーする。捕手としては少し小柄で、その分運動能力が高く、HS時の60ヤードの最速が6.87 sと、捕手としては例外的なスピードがあり、カレッジでもOFを兼任する。2Bまで1.84 popと肩は非常に強い。HRパワーには少し欠けるが、打力が最大の売りで高いバットスピードを持つ。


Taylor Gushue, C, Florida (Jr.)

B/T: S-R
Height: 6-2
Weight: 190
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #107/PG #110/MLB #106/MB #109
Projection: 3rd round to 10th round

Comments: フレッシュマンだった12年に、Mike Zunino (SEA)の控え捕手の座を、現BOSのAustin Maddoxから奪った。また当時は、Zuninoがほとんどの試合でマスクを被っていたこともあり、1Bでの出場も多かった。ソフモアの13年から正捕手に。グラブ捌き、フットワークに優れた守備型捕手で、加えてシュアな打撃が持ち味。肩は2Bまで1.91 pop。大物にはなりそうにないが、ソリッドなProspectになりそう。HSを早期卒業しているため、同クラスの選手よりもだいぶ若い。

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