Day 2は全員がカレッジ選手。ドラ3のDurbin Feltmanはともかく、あとはそんなに攻めることもなく、下位で削った分をどこに使うのか。Triston CasasとNick Deckerがオーバースロットなんですかね?そこまで出すべき選手なのかはちょっと疑問ですが。無いとは思うけど、スリップした選手と契約できれば良いんですけどね。
[18' Draft Day 3 Results (June 6, 2018)]
11. Nick Northcut, 3B/RHP, Mason HS, OH (HS)
B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 200
Commitment: Vanderbilt
Ranking: BA #69/MLB #81/PG #73
Comments: トップクラスの2way選手で、投手としても90 mph前半を投げているが、打者の方が有望だろう。素晴らしいスウィングスピードと身体的パワーで、強い打球を広角に打てる。パワーヒッターになれるだろう。アベレージも残せる可能性がある。スピードはあまり無く、3Bタイプだが、肩は強い。Vandyコミットで進学濃厚と見られる。
12. Chase Shugart, RHP, Texas (Jr.)
B/T: R-R
Height: 5-10
Weight: 180
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #294
Comments: 2年間Texas大でブルペンで投げた後、今季は先発でしっかり投げている。速球はブルペンでは96~97 mphまで出ていたが、先発ではほとんどが89~93 mph。スライダーはまずまず。チェンジアップは平凡。体格的にもブルペン向きと見られる。
13. Dylan Hardy, OF, South Alabama (Jr.)
B/T: R-R
Height: 5-11
Weight: 175
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #492
Comments: 典型的なリードオフタイプで非常にスピードがあるが、体格の割にはまずまずパワーもある。CFを守れる選手だが、同期に18年ドラ1候補のTravis Swaggertyがいるので、LFを務めている。
14. Nick Lucky, 2B/OF, Cocalico HS, PA (HS)
B/T: L-R
Height: 6-0
Weight: 185
Commitment: Coastal Carolina
Ranking: None
Comments: 北東部Pennsylvania州出身。HSのM-IFとしては比較的体格と筋肉の付きが良く、打席での存在感がある。逆方向にも強い打球を打てる。進学した場合は、OFに転向するかも。
15. Andrew Politi, RHP, Seton Hall (rJr.)
B/T: R-R
Height: 6-0
Weight: 190
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: None
Comments: カレッジではブルペン中心だが、先発も多少は経験がある。高い奪三振率が売りで、昨季は22 IP/41 K、今季は48 IP/67 Kと好成績。BAのTop 500圏外だが、New Jersey州のリストで#18だそう。
16. Chris Machamer, RHP, Kentucky (So.)
B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 180
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #253/PG #390
Comments: フレッシュマンの時にセットアップ、ソフモアの今年はクローザーとして活躍。速球は連投の少なさもあるが、94~95 mph程度まで出せるようになった。スライダーは平均以上でアウトピッチ。チェンジアップも投げる。ソフモアなので契約は難しそう。
17. Lane Milligan, C, Oklahoma City (Sr.)
B/T: L-R
Height: 6-2
Weight: 200
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: None
Comments: 13年にHSを卒業しているようなので、かなり年齢の高い選手。HS時代はドラフトTop 500ボーダーレベルのまずまず有望な選手だったよう。ソフモアまではNew Mexico州立大でプレーしていた。今季はレベルの高いコンペティションではないと言え、NAIAで15 3B/15 HR/1.383 OPSとTVゲームのようなスタッツ。
18. Eddie Jimenez, RHP, Southeastern (Sr.)
B/T: R-R
Height: 6-2
Weight: 230
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: PG #359
Comments: NAIAのカテゴリーでプレーするが、非常に球威があり、90 mph中盤から、99 mphを投げたとのレポートも。BA Top 500圏外だが、Florida州で#75の選手とされており、PGでもTop 500にランクされていることから、シニアーサインとしては面白そう。
19. Jonathan Ortega, 2B, Texas State (Jr.)
B/T: R-R
Height: 5-8
Weight: 185
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: None
Comments: 非常に小柄な選手でスピードが売りだが、カレッジレベルではそれなりの長打力も示して来た。
20. Kason Howell, OF, Liberty Christian School, TX (HS)
B/T: S-R
Height: 6-0
Weight: 185
Commitment: Auburn
Ranking: None
Comments: ほとんど情報の無い選手。フットボールもプレーしているよう。
21. Brandon Howlett, 3B, George Jenkins HS, FL (HS)
B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 205
Commitment: Florida State
Ranking: BA #399/PG #437
Comments: 以前から上の年代の選手の中でも実績を残してきた。優れたパワーが売りで、3Bとして十分なパワーを身に付けられそうな反面、空振りの多さは懸念。肩は弱くはないが、昨年はケガもあって送球面で悩んでいた。
22. Yusnier Padron-Artilles, RHP, Miam Dade CC South (JC-Fr.)
B/T: R-R
Height: 6-0
Weight: 185
Last Drafted: Never Drafted
Commitment: None
Ranking: None
Comments: JuCoの名門Miam Dade CCでプレー。フレッシュマンながら先発を務め、83 IP/77 Kとしっかりと投げている。速球は88~92 mohでカーブが良いそう。
23. Ryan Fernandez, RHP, Hillsborough CC (JC-So.)
B/T: R-R
Height: 6-0
Weight: 170
Last Drafted: Never Drafted
Commitment:
Ranking: PG #455
Comments: それほど上背はないが、運動能力が高い。PGでTop 500の他、BAのFlorida州のリストで#72となっている。
24. Logan Browing, LHP/OF, Florida Southern (Sr.)
B/T: L-L
Height: 5-8
Weight: 175
Last Drafted: 37th round (17') by SD
Ranking: PG #475
Comments: 父はCINでプレーした、Tom Browing。血筋もあってか、14年、16年と下位だが二回指名を受けている。小柄な選手でカレッジでは投手、OFとして2wayでプレーしている。
25. Caleb Ramsey, OF, Heritage HS, CO (HS)
B/T: L-R
Height: 5-11
Weight: 170
Commitment: Butler
Ranking: None
Comments: それほど体格には恵まれていないが、優れたコンタクト能力が売りのよう。元々はGeorgia州の生まれのようだが、Colorado州のHSでプレーしている。
26. Korby Batesole, SS, Fresno State (Sr.)
B/T: L-R
Height: 6-1
Weight: 170
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: None
Comments: 父がFresno州立大のコーチで、兄もスタッフとして働いているよう。カレッジでは、ソフモアからずっとレギュラーとしてプレーして安定した成績を残している。
27. Gregorio Reyes, LHP, No School, PR (HS)
B/T: L-L
Height: 6-3
Weight: 170
Commitment: None
Ranking: None
Comments: 優れた体格のレフティー。プエルトリコ出身で、HSもコミットメントも無く、隠し玉的な扱いか。
28. Kris Jackson, RHP, Corban (Sr.)
B/T: R-R
Height: 5-11
Weight: 185
Last Drafted: None
Ranking: None
Comments: ソフモアまでは同じOregon州SalemのChemeketa CCでプレーしていた。
29. Mason Ronan, LHP, Penn Cambria HS, PA (HS)
B/T: L-L
Height: 6-2
Weight: 195
Commitment: Pittsburgh
Ranking: BA #308/PG #221
Comments: 北東部Pennsylvania州出身。イージーなメカニクスから速球は88~92 mph。1-to-7のカーブはプラスになるかも。メカニクスをいじった影響か、今季は球速が80 mph後半のことが多く、またコントロールにも悩んでいたよう。
30. Ryan Bliss, SS, Troup County HS, GA (HS)
B/T: R-R
Height: 5-8
Weight: 155
Commitment: Auburn
Ranking: BA #450/PG #432
Comments: 小柄だが、非常に優れたグラブ捌きとフットワークを持つ。ただ肩はそれほど強くないため、2B向きとも。スピードも平均以上。体格的にパワーは限られるだろう。
31. Connor Berry, RHP, Oklahoma (Jr.)
B/T: R-R
Height: 6-0
Weight: 160
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: None
Comments: Oklahoma大では3年間リリーフで投げており、特にソフモアのシーズンは非常に良かった。今季もクローザーとしてしっかり投げている。
32. Bramdon Perez, OF, Miami Beach HS, FL (HS)
B/T: L-R
Height: 6-3
Weight: 180
Commitment: None
Ranking: None
Comments: レイトライザーでカレッジのコミットメントの無い選手だが、ツールは持っている、特にスピードが売りで、左打席から1Bまで4.04 sを記録している。肩も比較的強く、HSではRFでプレーするようだが、スピード的にはCFでプレーできるとも。また比較的体格もあり、パワーも平均レベルになる可能性。割と面白そうな指名。
33. Adrian Torres, OF/RHP, Americas HS, TX (HS)
B/T: L-R
Height: 6-2
Weight: 180
Commitment: New Mexico JC
Ranking: None
Comments: 走攻守にバランスの取れた選手で、また投手としてもプレーしている。
34. Jarred Poland, 2B/3B/RHP, Cathedral HS, IN (HS)
B/T: R-R
Height: 5-11
Weight: 190
Commitment: Louisville
Ranking: BA #272/PG #305
Comments: 体格は大きくないが、コンスタントにハードコンタクトできている。現状ではHRヒッターよりラインドライブを多く打っている。走力は平均以上で、2B/3Bをこなすが、将来的にはどちらのポジションにも留まれないかもとも。投手もこなすよう。
35. Jeremiah Boyd, C, Hickory Rodge HS, NC (HS)
B/T: R-R
Height: 5-10
Weight: 225
Commitment: Presbyterian
Ranking: None
Comments: 父はBOSのナショナルクロスチェッカー(スカウトみたいなもんかな)のQuincy Boyd。
36. Jake Dukart, 3B/SS/RHP, Lake Oswego HS, OR (HS)
B/T: R-R
Height: 6-2
Weight: 180
Commitment: Oregon State
Ranking: None
Comments: 3BとSSだけでなく、投手も務めている。またフットボールもプレーするアスリートで、Oregon州立大へは2スポーツのコミットがある。契約は困難だろう。
37. Davis Wendzel, SS, Baylor (So.)
B/T: R-R
Height: 6-0
Weight: 185
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: None
Comments: ソフモアでBaylor大の正SSを務め、今季はAVG .310とバットでも結果を残した。BAのTop 500の圏外だが、Texas州で#48の選手とされている。
38. Art Joven, LHP, Sequoias (JC-So.)
B/T: L-L
Height: 6-0
Weight: 185
Last Drafted: Never Drafted
Commitment: Bakersfield
Ranking: None
Comments: JuCoの選手で、カレッジでは先発がメインだが、BOSはリリーフとして指名したよう。ただ本人は進学する気のよう。
39. Shane Selman, OF, McNeese State (Jr.)
B/T: R-L
Height: 5-11
Weight: 190
Commitment: Never Drafted
Ranking: None
Comments: 今季のドラフトの傾向通り、10 HRとパワー面で実績を残している選手。
40. Zach Watson, OF, Louisiana State (So.)
B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 165
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #66/MLB #65/PG #90/FG #77
Comments: プラスプラスのスピードが最大の売りで、CF守備は今クラスでもトップを争うが、LSUの先輩のAndrew
Stevenson (WAS)には劣るとも。肩は強くない。小柄だが、サプライジングなパワーがあり、今季はアプローチも磨きを掛けている。ソフモアながらかなりの上位指名候補だが、本人はジュニアーに戻る気のよう。
[Summary of Day 3]
ドラ1~3がHSのパワーヒッター2人とカレッジのリリーフだったが、結局それが今ドラフトのBOSの戦略の縮図だった。野手はとにかくパワー面、打球の強さを最も重視。結果的に、SSでプレーできそうな有望株は、下位指名で契約できないだろう数人のみ。
一方で、ドラ1のTriston Casasを当初3Bとして発表しているにも関わらず、下位指名の大物のドラ11のNick Northcutやもう少し小粒だが、ドラ21のBrandon Howlettなど、契約するかもとも言われている選手が皆3Bで被ることに。Casasを1Bで使えばやり繰りできるのかもしれないが、育成上若干不自然な状況ではある。
個人的に偏った指名はあまり好みではないが、実際BOSはオールラウンドタイプと言われる野手や先発投手の育成であまり結果が出ておらず、そのあたりを踏まえて削りに削られたマイナー組織に、最低限何らかのアウトプットを得たいという意識の表れなのではないかと思える。
ただ野手に関しては、ポジションを問わず、とにかく強くボールを打てる選手、との選択はそれはそれで一つの方向性なのかな、とも思うが、一方で先発投手の育成を諦めた感のある投手指名は正直いただけない。
先発投手で失敗するくらいならリリーフでも確実に、ということなのかもしれないが、それはそれで今後の先発をどうするのか、と。C. Saleを連れて来るために支払ったようなトレードバイトは最早残されておらず、コストの高いFAに今後頼っていくつもりなのか。
マイナーの投手育成の担当を総入れ替えしてでも自前の先発を育成していく計画を立てていかないと、どのみちチーム作りが立ち行かなくなるのは目に見えていると思うのだけど。
3日目の指名選手としてはNorthcutとZach Watson (Rd.40)が大物だが、後者は契約不可だろう。一方で前者は既にオーバースロットでの入団に合意。ドラ1~3にNorthcutと、Top 100級の選手4人を手に入れられそうということで、単純計算では指名順位の割には戦果はまずまずというところ。
加えて、Chase Shugart (Rd.12)、Chris Machamer (Rd.16)、Eddie Jimenez (Rd.18)、Howlett、Mason Ronan (Rd.29)、Ryan Bliss (Rd.30)、Bramdon Perez (Rd.32)、Jared Poland (Rd.34)の中から2、3枚契約できるならそこそこのボリュームにはなる。ただやはりポジションの偏りと先発の少なさが個人的には減点。50/100くらいのトータル評価かと思う。
2018年6月6日水曜日
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7 件のコメント:
昨日も寝不足の上に、今日は出張で帰ってきたのが22時でしたので、残念ながらDay 3は見ることができなそうです。例年少しは見るんですけど。起きたら良い選手を取りあえず何人か指名していてくれると良いけど。
ドラ3~10はカレッジばかりだけどお金制限があるからかね?!
あらためて動画見てたらカサスもデッカーも楽しみになってきたけど、どうなるかわからない(笑)
Durbin Feltmanは悪くないけど投げ方が怪我しそう、けどブルペンで使えるようになったらよいかな(笑)他は正直今の所微妙だね(笑)高校生の方が当たった時に大きいと思うけどね(笑)金があるなら高校生取ってほしかった(笑)
将来的に穴があきそうなSS,CFタイプはいなそうだ(笑)
昨日はナックルのライトがよかったね(笑)ビークスも登板するそうで楽しみ(笑)
お疲れさん
おはばんは、ララさん お疲れ様でした!
正直ドラフトは守備範囲外なので、録画でドラ3位まで、Top1-2は高校生らしいですね、暫く時間が掛かるでしょうが、将来の主軸目指して頑張って貰いたいです。
昨日のWright、今年初先発1-2回4球3つで、どうかなと思ったら後は16年前半のWrightのようでした。Beaksも明日MLBデビューのようで楽しみですが、内容によってはPomeranzには暫くDLに居てもらっても良いかも、ただPomeranz今年コントラクトイヤーで、それなりの成績を上げておきたいはずだけどな~?
JDM(Back Spasm)大事無くて良かったです Bettsが外れてる中、バット振り回してる様にしか見えないDeversとJDMまでとなるとね。
日本BOSさん
FanGraphsのKiley McDanielさんによると、Casasはスロットから少し越えるくらい、Deckerもスロット程度との予想で、Nick Northcut(Rd.11)かZack Watson (Rd.40)に回せれば、とも思うけど、現実的にはドラ1~3に使われそうな雰囲気。
今季はパワーバットとリリーフのドラフトでしたね。1人でも2人でもあたってくれればよい訳で、バランス良くでも全然ダメだった13年みたいなこともありますから、後になってみないと分かりませんが、SSとかOFは近々FAで抜ける選手もいるのでどうするんでしょうね。
赤とんぼさん
おはばんは、お気遣いありがとうございます。高校生は特に時間掛かるでしょうし、Anthony Rizzoのように我慢しきれずに出して、結果1Bにずっと苦しむなんてこともありましたから、短期的に一喜一憂せずにじっくり育てて欲しいですね。
Wrightは凄く良かったようですが、ひとまずブルペンに戻るのかな?Beeks次第では再び先発かもしれませんね。この2年ほど色々ありましたが、再び輝いてくれると嬉しいですね。
Pomeranzは来季のドラフトピックにも関わってくるので、ホントはしっかり投げて出て行ってもらいたいけど、中途半端な投球されるくらいならいない方が良いですね。
ドラフト終わりました11~からダメもとでピックしてる選手結構いますね(笑)
11番目のNick Northcutは動画見たけどいい選手ですね、取れたら最高なんだけど(笑)
可能性ないと思いますがBrandon Howlett、Jared Poland、Zach Watson取れたら最高(笑)
そういえばバックホルツがARIで復活してるみたいでよかったです(笑)
日本BOSさん
NothcutとWatsonは特に大物ですかね。Watsonはほとんど可能性が無いみたいですね。
Northcutはソーシャルメディアにも結構BOS入りに積極的なような投稿をしていますけど、その辺を上手く利用して、大きなボーナス狙いですかね。上をどのくらい浮かせてさっさとまとめていけるかが大事ですね。
HowlettとPolandがよさそうですか?まだ下のまでちゃんとチェックできていなくて(汗)。
Hazenさんの元で復活しているのはうれしいですね。まだ老け込む年じゃないし、TJを終えてリフレッシュしているので、新たにキャリアを築いて欲しい。
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