2018年6月26日火曜日

Former Sox Prospect Review: Kutter Crawford, RHP

今回は、Low-Aで開幕から素晴らしい投球を見せて来た、Kutter Crawford。このところ少し調子が落ちて来ましたが、下位ラウンドからでも育てるところを見せて欲しい。

Photo from SoxProspects.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Kutter Crawford (カッター・クロフォード)
Full Name: Kutter Martin Crawford
Position: RHSP
Born: April 1, 1996
Birthplace: Okeechobee, Florida
Height: 6-1
Weight: 190
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 16th round, 2017
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $125,000
College: Florida Gulf Coast
High School: Okeechobee HS (FL)
MLB Debut: September 5, 2021 (Boston)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

上背はあまり無いが、がっしりした体格。メカニクスはオーソドックスに近いが、わずかにクロスファイヤー気味で、また若干力が入っている。速球は90 mph前半で、最速94~95 mph。若干フラット気味な球筋。80 mph中盤から後半のカッターに近いボールがセカンドピッチ。またカーブも投げるが、先発としては珍しく、チェンジアップをあまり投げないよう。


[Background]

兄は13年のDETのドラ1であるJonathan Crawford。兄弟揃ってDave Dombrowskiから指名を受けた。カレッジは最初の2年間をJuCoで過ごし、ジュニアイヤーからFGCUへ。Chris Saleのカレッジの後輩。


[Profile]

17' : SS-A Lowellでプロデビューするが、1 G/1.0 IPに投げたのみ。

18' : 開幕からLow-A Greenvilleで素晴らしい支配力を発揮。すぐにHigh-A Salemに上がれるかと思ったが、High-Aのローテが詰まっていることもあって、終盤までLow-Aにいた。序盤に比べると内容はやや落ち着いたが、実質ほぼ1年目と考えれば上出来だろう。

19' : 19年はHigh-Aにしっかり対応。しかしAA Portlandにクラスが上がって以降はやはり適応に苦しみ、さらにケガで中盤以降はあまり投げられず。オフにTJ。

20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。

21' : 開幕からAAで素晴らしい投球を見せ、COVID-19の代替選手ではあったが、MLBの切符まで掴んだ。三振が取れるのに加え、AAでは46 IPでたった5四球。AAA WorcesterでもK/BBは高水準。

22' : STでの好投と球速アップを買われ、バルクリリーフとしてMLBで開幕も、やや苦戦。しかしILから先発として戻ると、オールスター前はチームの先発でも最も良い投球を見せた。ただ上位チーム相手には打たれる試合が多かった。

23' : ブルペンに回った時期もあったが、スタッツ面は優秀。速球は縦方向の変化や球威などの総合でMLBでも最上位クラスの威力があった。一方中盤以降は少し速球の威力が低下。通年でややイニングを稼げなかったのも来季以降の改善点だが全体的には文句なし。

24' : 春先の内容から中盤以降は少し落ちていたが、チームで唯一、フルでローテーションを守り、スタッツ面でも申し分ない。押しも押されぬローテの軸に。


[Comment]

名前にちなんでなのかわからないけど、カッターを決め球にするそう。基本は上層でリリーフ転向タイプだとは思うけど、兄も著名な選手だし、ひょっとしたらと期待している。

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