2018年6月20日水曜日

Former Sox Prospect Review: Denyi Reyes, RHP

今回は、redsoxboyさんからリクエストいただいた、Denyi Reyes。今季の傘下先発では安定して好投を見せている数少ない投手です。長身のドミニカンですが、制球が非常に良い。筋肉が付いて、球速が増せば良い投手になるかもですね。今年から、付けれる選手にはYoutubeの動画へのリンクも付けるようにいたします。

Photo from SoxProspects.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Denyi Reyes (デニー・レイエス)
Full Name: Denyi Reyes
Position: RHSP/RHRP
Born: November 2, 1996
Birthplace: San Cristobal, Dominican Republic
Height: 6-4
Weight: 255
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (July 2014)
Signing Bonus: Not Announced
MLB Debut: May 13, 2022 (Baltimore)
How Left: Minor league free agency, signed with Baltimore (November 2021)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

長身で、この年齢のドミニカの選手にしては比較的完成された身体。ルーズなメカニクス。速球は昨年までは90 mphに満たなかったが、今年の直近の試合では89~91 mph。アームスピードはそれほど速くないが、もう少し球速を出せるようになるかも。カット気味、シンカー気味の両方にムーブさせることができる。制球が非常に良い。80 mph前半のブレイキングボール、83~84 mphのチェンジアップを投げ、チェンジアップの方が優れたボールのよう。


[Profile]

15' : DSLでMLBでプロデビュー。同期のAnderson Espinozaが衝撃的なデビューを飾ったが、75 IPでたった3四球と、1歳年長ではあるものの、DSLではひけをとらない投球を見せた。

16' : GCLでUSデビューを飾るが、9試合にしか投げず、またその内先発は3試合のみ。内容自体はほぼ前年同様の十分なものだったが。

17' : SS-A Lowellへステップアップも、先発ではなく、Piggy-Backの役割。62 IP/7 BB/53 Kとやはり内容はしっかりしていた。

18' : 今季もPiggy-Backでの開幕となったが、その後Low-A Greenvilleのローテに入ると圧巻の投球。制球力が非常に高い。終盤High-A Salemに昇格し、最後2試合ほどはイマイチだったが、順調な滑り出し。

19' : 4月は打ち込まれる試合が続き、AA Portlandには早かったかと思ったが、5月は向上。しかしその後も隔月で良かったり、悪かったり。もう一歩コマンドと変化球の向上が必要か。

20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。

21' : AA/AAA Worcesterで投げた。リリーフでの登板が多くなり、奪三振が向上。持ち前の制球力も健在だが、飛び抜けたものがなく、首脳陣の目に留まることはなかった。

21' Nov. : MiLFAに。

22' : 平凡なAAAAレベルのパフォーマンスには終始しているが、長いマイナー生活を経てようやくMLBの機会を得た。

23' : NYM-AAAでも支配力を欠いたが、MLBでもスウィングマンで少し起用された。

24' : 韓国リーグでプレー。


[Comment]

残している成績は文句無しだが、あまり優先して先発させてもらえなかったり、フロントもプロモーションに積極的でない印象。もう一歩球威を増せば、期待度を上げることができると思うし、今季はその傾向が見えている。

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