2008年6月30日月曜日

El Campeón de España !






おめでとうスペイン(^ー^) !

素晴らしい戦いぶりでついに栄冠に辿り着きました!長かったでしょうねぇ。これまで幾度となく、優勝候補と言われ続けながらも、ことごとくベスト8の壁の前に涙を飲んできましたが、とうとうこの日がやってきました(^ー^) ほんとうにおめでとうございます。

開幕前はクアトロフゴーネスとかなんとか、その攻撃ばかりが注目され、個人的にはそれでは勝てないと思い続けてましたけど、今大会は攻撃もよかったけど、彼らを頂点に押し上げたのはまぎれもなく守備陣だったと思います。

Íker Casillasはこれまで世界でも三指に入るGKと言われ続けてはいたものの、残りの二人(Gianluigi Buffon, Petr Čech)よりもどちらかと言えば下に見られることが多かったですが、頑健さやプレーレベル以上に、レアルやスペインといったプレッシャーがかかるチームの中で常にハイレベルなパフォーマンスを披露し続けるその精神力は今や世界No.1 GKと言っても間違いではないかもしれません。
今大会でも勝負の分かれ目となったイタリア戦でBuffonとのPK戦を制すなど、キャプテンとしてチームを優勝へ導きました。

Carles PuyolとCarlos MarchenaのCBコンビはそれぞれケガによるパフォーマンスの低下、所属クラブの低迷と起用法などで疑問符をつけられ続けましたが、見事な連携で優勝の原動力となった守備陣を統率しました。

Sergio RamosとJoan Capdevilaの両SBも大会中も色々と言われることが多かったですが、攻撃面での貢献は素晴らしく、課題とされていた守備面でもしっかりとした仕事をこなしました。

Marcos SennaはDavid Albeldaがエントリー不可となり、元々守備面での能力にも疑問を持たれながらもレギュラーとなりましたが、まさにMVPとも言える働きで守備面を支え続けました。

Andres Iniesta, Cesc Fàbregas, Xavi, David Silvaのクアトロフゴーネスは結局4ー4ー2を採用したこともあり、決勝以外はCescが先発メンバーから漏れましたし、戦前に予想された程には攻撃的なサッカーを披露することはできませんでしたが、得点や守備などのタスクもしっかりこなし、現代的なサッカーへの適応性を備えていることを示した上で、試合中は幾度となく素晴らしい閃きと技術で決定的なシーンを作り出していました。

David Villaは最後は残念なことになりましたが、4得点で見事得点王に輝き、初戦からのスタートダッシュに貢献しました。パスやシュートの精度などコンスタントに高いクオリティでプレーできることを改めて世界中に示しましたね。

Fernand Torresはエースと期待されながらも、序盤は相棒Villaの陰に隠れてしまっていましたが、決勝での得点はそれらを帳消しにする一撃だったと思います。

また、今大会でのスペインはあまりにも順調だったため、他の控え選手に光があたることは少なかったですが、出れば得点に絡んだDaniel Guizaをはじめ、彼らの力なくしてスペインの優勝はなかったでしょう。

そして敗れたとは言えドイツも十分素晴らしい戦いを見せてくれました。トーナメントでの勝利と敗北はコインの裏表の様と言われるように、本当に紙一重。選手が皆、悲観的なコメントを出していないことからも、精一杯戦った上での結果をしっかり受け止めているんでしょう。若い選手も多く、まだ発展途上。次の2010年W杯でも優勝争いに絡んでくるのは間違いないです。

やっぱりスポーツっていいですね。予選を戦った国も含めて、本当に皆さんお疲れ様でした。


[-Result-]
Spain 1-0 Germany

Goal: Fernand Torres (min. 33)

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