2013年10月24日木曜日

13/10/23 WS Game 1 vs St. Louis Cardinals

STLの絶対的エースAdam Wainwrightを崩して、幸先良く先勝。相手リリーフから中押しもできて、ほぼ完璧な試合でしたが、最後のDempsterの失点は余計だった。WSの舞台に慣らすためなんでしょうが、大量リードで田澤を1アウトのために使ったのも。あまり必要性を感じなかったけど。しかしどこかでディフェンスはSTLの大きな欠点だと書かれていたけど、この初戦はそれがモロに出ましたね。世界一まであと3つ!



[Report]

Lester : BOSが前回WSを戦った07年の第4戦に先発していたので、BOSのWSで2戦連続で先発することに。球速的には前回とほぼ同様で、ALDSやALCS初戦の初回に見せたような90 mph後半のボールは見られなかったが、初回からカッターが面白いように決まり、STLから8奪三振。イニング数を上回る三振を奪う姿を見るのは久しぶりだし、今日は完全なるエースの投球だった。

中盤以降はカーブもキレを増し、最近はあまり使っていなかったチェンジアップも何球か見せて、これも良かった。POに入ってからさらに速球、カッターのコマンドが見違えるように良くなっていて、それへの自信が投球に余裕を生み出し、更にストライク先行で相手をドミネイトできるという相乗効果が生まれている。もちろん第4戦までに決着がついてくれればそれに越したことはないけど、第5戦があるとしても非常に頼もしく感じる。


Ortiz : ALCSではあまり目立てなかったが、やはりこの大舞台では力を発揮してきた。天性のクラッチヒッターなんでしょうね。初回はラッキーな相手のエラー。続く打席では、フェンスオーバーだったがCarlos Beltranにボールを掴まれて犠飛。相手のケガを喜んではいけないし、大事がないことを祈りますが、正直NLCSまでSTL打線でもトップクラスの働きを見せていたBeltranが数試合でもいないのは、WS制覇に向けては大きなアドバンテージになる。さらにレギュラーシーズンの0.45 ERAで、STLの絶対的左セットアッパーであるKevin Siegristの初球を完璧に捉えてHR。やはりここぞという時に頼りにできる選手です。


Carlos Martinez (STL) : Edward Mujicaが不調で、PO以降Trevor Rosenthalがクローザーを務めていることもあり、セットアップの一員になっているルーキーだが、実はSTLと契約以前に、Carlos Mathiasという名前でBOSと契約合意していたが、名前の偽証が発覚して契約を認められなかった。BOSが契約を破棄したのか、MLBの認証が下りなかったのかはあまり知らないけど、STLと契約後、若手でもトップクラスの剛腕に成長しています。

BAのBen Badlerさんがツィートで、MartinezとX. Bogaertsの対決を、BOSの過去5年のInt. FA契約のTop 2の対戦と言っていました。速球は4シームが96~98 mph、割と沈みの大きい2シームが93~94 mphというところだったか。81 mph程度のスライダーも曲りは比較的大きかったけど、横の変化が大きく、やや利き手側に抜け気味な印象。


[Lineup]

CF Jacoby Ellsbury : 3 AB/0 H/1 R/1 BB/1 K
RF Shane Victorino : 4 AB/0 H
2B Dustin Pedroia : 4 AB/2 H/2 R/1 RBI
DH David Ortiz : 3 AB/2 H/1 HR/2 R/3 RBI/1 SF
1B Mike Napoli : 4 AB/1 H/1 2B /3 RBI
LF Jonny Gomes : 3 AB/0 H/1 E
 PH-LF Daniel Nava : 1 AB/1 H/1 2B/1 R
3B Xander Bogaerts : 3 AB/0 H/1 RBI/2 K/1 SF
SS Stephen Drew : 4 AB/1 H/1 R/2 K
C David Ross : 4 AB/1 H/1 R/2 K


[Pitchers]

LHP Jon Lester (W) : 7.2 IP/5 H/1 BB/8 K
 RHP Junichi Tazawa : 0.1 IP/1 K
 RHP Ryan Dempster : 1.0 IP/2 H/1 HR/1 R/1 ER/1 K


[Results]

Results : BOS 8 - 1 STL (W1-L0)

0 件のコメント: