2013年10月2日水曜日

13'-14' Offseason Boston Red Sox Outlook - Reliever

ドラフトの記事を書いている内に、レギュラーシーズンが終了しました。ポストシーズンは残っているけど、オフシーズン開始時点での、来季のBOSの布陣展望RP編です。


[14' Reliever Outlook]

RHRP Koji Uehara (14': $4.25M option (vested))
RHRP Junichi Tazawa (14': arb.1, MiL option: 1)
LHRP Craig Breslow (14': $3.13M)

RHRP Andrew Bailey (14': arb.3)
LHRP Matt Thornton (14': $6M option)
LHRP Andrew Miller (14': arb.3)
LHRP Franklin Morales (14': arb.3)

RHSP/RP Brandon Workman (14': min., MiL option: 3)
RHSP/RP Steven Wright (14': min., MiL option: 2)
RHSP/RP Rubby De La Rosa (14': min., MiL option: 2)
RHRP Alex Wilson (14': min., MiL option: 2)
LHRP Drake Britton (14': min., MiL option: 1)
RHRP Brayan Villareal (14': min., MiL option: 0)
*RHSP Chris Martin (under MiL contract)
*RHRP Chris Carpenter (under MiL contract, Rule 5)
*LHRP Chris Hernandez (under MiL contract, Rule 5)
*RHRP Pete Ruiz (under MiL contract, Rule 5)
*RHRP Noe Ramirez (under MiL contract)

RHRP Joel Hanrahan (FA)
*RHSP/RP Alfredo Aceves (MiLFA)
*RHRP Anthony Carter (MiLFA)
*RHRP Brock Huntzinger (MiLFA)
*LHRP Ryan Rowland-Smith (MiLFA)


今季中盤以降、鉄壁の勝ちパターンとなった上原、田澤、Breslowの3人は、Breslowと開幕前に延長、上原はオプションが自動行使され、14年も全員が残る。基本的にはこの3人が来季も後ろのリリーフを務めるでしょう。歴史的に見ても出色のパフォーマンスだった上原は引き続きクローザーを任されるはず。左のBreslowも非常に安定しており、セットアップの一角を引き続き務めるでしょう。若干気になるのは中盤戦以降、やや不安定な投球が目立った田澤。コマンドが不安定がカウントを悪くし、甘く入って打たれることが多い。上原を見習って向上して欲しい。

以降の選手はいずれも確定カードではなく、トレードやマイナースタートの可能性がある。まずは保有権がある中で、残るならMLBスタート確定組と言えるのは、A. Bailey、Thornton、A. Miller、F. Moralesの4人。この中では、Baileyはトレード後の2年間、ケガばかりでまともに働いておらず、年俸を考えても、最終年の調停をオファーされることはないだろう。ケガ前はまずまず投げていたので、安くて済むのなら連れ戻しを考えても良いが、計算の立ちづらさを考慮すると、どうしてもということはない。

またBOS移籍後平凡な内容に終わったThorntonもオプションは高すぎて、破棄が確定的。左カードの豊富さもあるし、戻って来ることは無さそう。MillerとMoralesは共に契約最終年。Millerはケガで後半戦を棒に振ったが、前半戦は出色の出来だったし、Moralesは逆に前半戦ケガで出遅れたが、All-Star以降は安定感を増し、終盤戦は監督の信頼も勝ち取った。普通に考えれば、2人共残留で、15年にはBreslowもいないかもしれないし、場合によってはどちらかと延長というのも考えられる。ただ一方で、左3枚が悪いということはないにせよ、後続に若いBrittonも出てきているし、良い話があるなら、どちらかをトレードということも考慮しても良い。より価値が出そうなのはMillerだが。

マイナーから争うのはWorkmanが最大。13年は終盤戦少し調子を落としたが、既に勝ちゲームで投げるほどの信頼度を得ており、先発に戻したいとか、STでよっぽど酷い状態でない限り、まずは枠を得るだろう。リリーフ専門になりそうな選手で、続くのは13年にMLBでそれぞれポテンシャルを見せたA. WilsonとBritton。MLBで継続的に機会を与えてもいい段階には来ているけど、若い選手を抜擢するリスクとデプス面を考慮すれば、まずはマイナーで待機というのが濃厚。オフにロスターを外れる可能性は高そうだが、チームに残っているなら、B. Villarealなども、WilsonらとMLBに席が出来た時にはそれを争うはず。

R. De La Rosa、S. Wrightなどもリリーフの可能性はあるが、取りあえずは13年と同じく、マイナーで先発をこなしながら、場合によってはモップアップで呼ばれるかも。40人枠外では、C. Martinが面白そう。左のC. HernandezやP. Ruizなどもひょっとすると機会があるかも。抜ける方では、13年にクローザーを務めるはずだったHanrahan。三度Cherington GMの失敗リリーフトレードとなっている。TJなので、開幕までには契約しなさそうだが、低額で口説き落とせるなら戻ってきてもらっても良いかも。本来ならチームにやや欠けている球威で押してゴロを打たせられる選手だ。あとはAcevesが抜けるのと、13年にAAAのクローザーとして活躍したA. Carterにはできれば戻って来てもらいたいが。


[14' My Expected Relievers]

CL : Koji Uehara, RHP
ST1 : Junichi Tazawa, RHP
ST2 : Craig Breslow, LHP
MR1 : FA (Francisco Rodriguez, RHP ?)
MR2 : Brandon Workman, RHP
MR3 : Franklin Morales, LHP or Andrew Miller, LHP
LR : Joel Hanrahan, RHP or FA (Phil Hughes, RHP ?)


Baileyは当然ノンテンダー。Thorntonも高いので破棄。13年にBOSのクローザーとして完璧な投球を見せた上原は引き続きクローザー。セットアップは同じく13年に引き続き、田澤とBreslowで開始。田澤は13年後半、少し捉えられる場面があったが、復調に期待。Miller/Moralesは、両方保持することも十分に考えられるけど、左腕の豊富さと、Brittonがマイナーのデプスとしていることを考えれば、どちらかを放出する方に傾いている。今FA市場も左リリーフは強いとも言い難いし、13年のパフォーマンスからすれば、ケガ明け残り1年とは言え、Millerはトレードでそれなりの価値が出ると思う。利便性も含めて、個人的にはどちらかと言えばMoralesを残したい。


13年にMLBデビューしたWorkmanは既に勝ちゲームでも使われており、14年はセットアップを奪うくらいの活躍を見せて欲しい。ミドルリリーフのもう1枚は、マイナーにもいくつか候補はあるけど、バランスを考えても、できればもう少し経験豊富な選手の方が良い。割とフライボーラー傾向の強い選手が多いので、できればゴロを打たせられる選手がベター。適当なミドルリリーフでも良いけど、田澤に若干の不安があることを考えれば、セットアップクラスの力を持った選手を1枚加えると芯が通る。中堅~ベテラン、右投手、セットアップ以上の力量、調停申請無し、といったプロフィールに当てはまる選手では例えばFrancisco Rodriguez (BAL)か?13年は少しフライボール比率が上がっているが。

残り一枠は若い選手の抜擢でもいいけど、マイナーにMLBの準備ができた若手がデプスとして待機しており、後ろの3人がきっちり決まっていることを考えれば、ギャンブルしやすい状態にはある。上の並びからすればモップアップのポジションで、失敗してもダメージは小さいし、上手くいけばブルペンの更なる強化につながるようなローリスクハイリターンな選手を選びたい。多少出遅れるだろうが、Hanrahanと低額再契約してもいいし、Phil Hughesのような復活を期する選手でも面白い。Hughesなどは元先発だけに高くなってしまうかもしれないが、どちらにせよインセンティブを付けてベースを抑える契約にしたいところ。TBやNYYのようにダメ元契約を上手く戦力強化に結び付けたいですね。

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