さてあと数時間で個人的に一年で最大のイベントMLB Draftです。まぁここ数年通り、全体#5より前に盛大に外れるでしょうから基本的にはあまり意味はないですが、直前のわくわくを形にするということで。と言いつつ、今年は興奮するような選手が残っているイメージがあまり無いな~。
[17' My Mock Draft ver.2]
1. Minnesota Twins - Hunter Greene, RHP/SS : Kyle Wright、Brendan McKay、Greeneの三人に絞られたと言って良い。つい最近までWrightがここの最有力だったが、直前のここ1、2日でJim Callisさんを始めとしてMcKayという噂が流れている。まぁ正直それに従うのが妥当だと思うが、それも面白くないのでGreeneにしてみる。先週はMINがGreeneとワークアウトを行ったそう。最後のチェックで今まで通りなら踏ん切りをつけてWrightかMcKayか、という目的だったのかもしれないが、ブラックアメリカンのHS-RHPやSSはここの好きな印象が強いし、ドラフトNo.1タレントというのはコンセンサスなので。
2. Cincinnati Reds - Brendan McKay, LHP/1B
: MINがGreeneを獲らなければGreeneが最有力とは言われている。そうでなければMcKayかWrightになるだろう。最近の評価だとWrightが少し上の感じだが、NLのCINは打席にも立てるMcKayのメリットがある。僅差でMcKayか。
3. San Diego Padres - MacKenzie Gore, LHP
: 詐欺師はCINがGreeneをパスしてくれることを願っているだろうか。Greeneの親は投手として早々にシャットダウンさせるなど、地理的に近いSDへ行かせたかったようだが、ここ数週間の予想だとCINはGreeneが堅いと見られている。そうなった場合、WrightがMcKayが残ることになるが、少なくともMcKayが残っていても、HSのGoreやRoyce Lewisを好んでいるという話だ。ただWrightが残っている場合はちょっと読めない。Wrightの上限と、カレッジ投手ということでのフロアーも相当に魅力的かと思うが、A.J. Prellerはまたマイナス点を付けられたくないだろうし、当初のプランから変更することは少ないんじゃないかと。Greeneが残れば、Greene、そうでないならGoreで決め打ちしているかと。
4. Tampa Bay Rays - Bubba Thompson, OF : 素直に行けばWrightかLewis。どちらかと言えばHSの選手を好むので、Lewisが最有力。また残っていればGoreや、可能性的にはAustin Beckなどもあり得るか。チームとしてはそろそろ次代の主砲候補が欲しいし、OFでもLewisよりもBeckの方が向いている気もするが。ただここ数日の噂では、同じくHSのOFのBubba Thompsonとプレドラフトディールを結んで、ここで浮かせて下でスリップした大物を狙うという話も出ている。それもありそうな話だし、それに乗ってみる。
5. Atlanta Braves - Kyle Wright, RHP
: 全体#1最有力とも言われたWrightが残っているならさすがに指名に行くか。ここ数年投手をずっと蓄えているので、野手が欲しい気もするが、LewisやBeckのHS選手のリスクと天秤にかけて、Wrightの総合力を捨てるには惜しい。あとはKeston Hiuraの名前も挙がっている。TJの可能性もあって、本来はここまで上の選手ではないと思うが、打者が欲しい点と即戦力性が比較的高めな点、それにHiuraであれば、昨年のIan Andersonのようにボーナスを浮かせることもできることからこちらもありそうではあるが、Dansby Swansonと同じVandyという点もWrightに傾く要素になり得るかも。
6. Oakland Athletics - Royce Lewis, SS/OF : しばらくBeckの噂が強かったが、こうなると難しい。直前の噂ではHiuraの名前も挙がっているよう。またATLがWrightをスルーするならここで確実にWrightは消えそう。ただLewisが残っていれば、やはりSSは魅力。以前にAddison Russell (CHC)で成功したし、HS-SSをそろそろ獲っても悪くない。
7. Arizona Diamondbacks - Adam Haseley, OF
: この辺りからは誰が残っているか次第になってくるが、Pavin SmithやHaseleyのUVa勢を気に入っている様子。また最近の雰囲気だとHiuraもあり得るか。Mike HazenさんはTheo Epsteinさんらの下で働いてきただけに、生え抜き打者を育ててチームを作ることに慣れている。Smithの噂も強かったが、少し評価を落としているのと、Paul GoldschmidtがいるのでHaseleyの方がより合っているかと。
8. Philadelphia Phillies - J.B. Bukauskas, RHP : ARIと同じくHaseleyかSmithを狙っているとも言われるが。下位に沈んで久しいだけにそろそろエースが欲しい気がする。Bukauskasは少し体格の小ささと力の入ったフォームが気になるが、先発上位になれる貴重なスタッフの持ち主で、カレッジでも先発で結果を残している。
9. Milwaukee - Jo Adell, OF
: 近年の傾向通り、HSの伸びしろのある若手を狙うという噂。しかもプレドラフトディールを結んでいるとも。BeckかAdellかになるが、この順位ならよりありそうなのはAdellとのディールか。恐らくBeckよりもボーナスを浮かせることにもなるだろう。
10. Los Angeles Angels - Keston Hiura, 2B/OF
: ランキングに従えはBeckが最有力だが、ここ数年のカレッジ選手志向は顕著。そうなると投手のBukauskasかFaedoが有力になる。Faedoは少しランキングを落としているが、実績という点ではカレッジでもトップクラス。ただここ最近の上昇株ではHiuraか。
11. Chicago White Sox - Jeren Kendall, OF : Kendallの上限はカレッジ選手としてはかなり高いが、最近は三振の多さと早打ち傾向がネガティブ気味に捉えられて少し評価を落としている。Carson Fulmerがいることや、HS時代から親しいスカウトがいるここが指名しなければもう少し落ちそう。Bukauskasが残っていれば彼を獲るとの噂も。MLBに近いProspectをかなり蓄えているし、Kendallの爆発力は勢いをつけるという意味で結構魅力的じゃないかと。
12. Pittsburgh - Austin Beck, OF : 今年もやはりHS選手に行くよう。AdellやNick Pratto、投手ではShane Bazなどの噂もある。また次のラウンドのことかもしれないが、Tristen Lutzを気に入っているとも。最近の評価だとLutzはドラ2には残らないだろうが。ただBeckが残るならBeckではないだろうか。実力的には文句無しにTop 10評価だ。
13. Miami - Shane Baz, RHP : 昨年同様HS投手に比重を置いているよう。BazかD.L. Hall、Trevor Rogers、Sam Carlsonあたりまでが候補か。Bazが少し抜けているか。
14. Kansas City - Trevor Rogers, RHP : ここもRogersを筆頭にHS投手の名前が多く上がる。順当ならRogersかHallだろう。ランキングはHallが少し上だが、体格・伸びしろで勝るRogersを気に入っているようだ。ただ投手ならカレッジのFaedoやJuCoだが、最近101 mphを記録したNate Pearsonなども可能性はありそう。
15. Houston - Alex Faedo, RHP
: チームは黄金期で、即戦力を重視しているよう。残ったカレッジ選手の中で、トップクラスの選手を選びそう。Hiuraが残っていれば、彼が最有力か。Smithや野手なら同じ1BのEvan Whiteもありそう。1BとOFを守れて、豊富に有力な生え抜き若手野手を抱えるチームにフィットしている。投手ならPearsonかFaedo、David Petersonか。素材型のPearsonよりはFaedoだろうし、Top 10クラスの選手をここでスルーはしないだろう。
16. New York Yankees - Nick Pratto, 1B
: 個人的なお気に入りのPrattoだが、残っていればNYYが確実に獲るだろうと。近年の傾向だとカレッジ選手を多くとっていたが、昨年はBlake Rutherfordを獲るなど、数年前の反省を生かして、打てる野手をドラ1で狙う傾向が強い。残っていなければSmithやWhiteが有力か。
17. Seattle - David Peterson, LHP : やはりカレッジ選手にターゲットを絞っているようだが、中でもPetersonに執心のよう。チーム的には野手の方が必要な気はするが。その場合は、SmithやWhite、Jake Burger、Logan Warmothなどが候補。Griffin Canningも有力だったが、メディカルで問題があったようでスリップするとも。
18. Detroit - Pavin Smith, 1B
: パワーアームを好むチームだし、Pearsonは可能性が高め。一方で、ここの位置まで落ちてくるならSmith、Whiteの1B勢も魅力だろう。Miguel Cabreraも遠からずDHに移るだろうし、1Bは悪くない。Whiteの方が最近人気だが、パワー面が1Bとしては弱く、Smithもその傾向はあるが、実績のあるSmithを優先しそう。
19. San Francisco - Evan White, 1B/OF : やはりSmith、White、Burger、Warmothあたりのカレッジ野手が有力か。以前は投手中心で成功してきただけに投手も欲しいところではあるが、特にカレッジでは選択肢が少ない。PearsonかSeth Romero、それにHSならHallあたりも残ってはいるが。
20. New York Mets - D.L. Hall, LHP
: 一番良い投手に行きそう。Pearsonという噂もあるが、元々HS選手好きだし、Hallが残っているならHallか。Pearsonのパワーアームも魅力だが、最近パワーアームの先発陣のケガに悩まされている。
21. Baltimore - Jake Burger, 3B : 最近Heliot Ramosとの噂が強いが、他は比較的カレッジの噂が強いチーム。Whiteあたりが残れば行くんじゃないかと。一方、Burgerも今季のカレッジのトップヒッターの一人。Manny MachadoをSSに動かして3Bにしても良いし、守備を重視するならBurgerは1Bでも良い。チーム状態も良いし、勢いを与えられる即戦力のバットは魅力だろう。
22. Toronto - Nate Pearson, RHP : 残った中でランキング上位の選手はいずれも可能性がありそう。WarmothはTroy Tulowitzkiの後のSSに嵌まるかもしれないし、Pearsonのアームも捨てがたい。HS投手好きのチームなのでCarlsonなどもあり得るだろう。Tanner Houckもリリーフ即戦力でも使えるのでありじゃないか。この中での現状のベストはPearsonか。
23. Los Angeles Dodgers - Sam Carlson, RHP
: 即戦力どうこうはあまり関係ないチームで、BAのモックではスリップしたKendallとなっていたように、ロングタームのポテンシャルを重視するだろう。いずれも球威のあるPearson、Carlson、Houckが有力か。
24. Boston - Tanner Houck, RHP
: 個人的にはThompsonやPrattoのような上限の高い選手を希望しているが、DDの性格からして即戦力としてもトレードバイトとしても計算しやすいカレッジの選手に行く気がする。Hiuraが残っていれば最有力だが、最近の予想ではずっと上に行きそう。Burger、Warmoth、投手ではPearson、Romero、Houckあたりか。残っている中ではHouckがベストか。
25. Washington - Logan Warmoth, SS
: 残った中では、カレッジのWarmoth、Romero、Canningがベストか。素行の問題視されるRomeroを獲る可能性のあるチームの一つ。一方で、Warmothが残るなら彼が良さそうにも思う。メディカルで評価を落としているCanningなんかもここは割と恐れずに獲りそうではあるが。数年前もTJが確定していたErick Feddeを獲ったし。
26. Texas - Tristen Lutz, OF
: HS好きだし、Lutz、Drew Waters、Nick Allen、RamosなどのHS野手が魅力的か。HS投手ならMatt Sauer、Blayne Enlow、Steven Jenningsあたり。Texas州の出身で最近評価を上げているLutzでどうか。
27. Chicago Cubs - Alex Lange, RHP : 少し下にもピックがあるので、その絡みもありそう。カレッジ野手だとStuart Fairchildくらいしか候補が無い。カレッジ投手ならTristan Beck、Alex Lange、Clarke Schmidtか。HSの野手で可能性がありそうなのは、WatersかAllen、Ramos。特にAllenは結構CHCで予想されているが、次のピックでも残りそう。HS投手はここはあまり上位指名する印象が無い。一枚はカレッジ投手じゃないかな。Schmidt予想もあるが、実績ならLangeか。
0 件のコメント:
コメントを投稿