2012年8月20日月曜日

12' Postseason Prospect Ranking -Outfielder-

各ポジションごとのMy Rankingです(正式にはまだシーズンは終わってませんが)。OFの傘下Prospect Rankingです。


[Ranking]

Five-Star Prospect

1 (4). Jackie Bradley Jr., CF (AA/High-A) : Ellsburyが抜けても安泰か。

Four-Star Prospect

2 (1). Bryce Brentz, RF (AAA/AA) : 昨季ほどHRは打てなかったが。

Three-Star Prospect

- (3). (Ryan Westmoreland, CF (DNP)) : 二度目の脳手術。

3 (2). Brandon Jacobs, LF (High-A) : やや好不調の波が大きかった。

4 (9). Keury De La Cruz, LF/RF (High-A/Low-A) : 両翼に移り打撃開花。

5 (7). Jeremy Hazelbaker, LF/RF (AAA/AA) : 確実性を向上して欲しい。

Two-Star Prospect

- (-). (J. C. Linares, OF (AAA/AA)) : そろそろ上で使うべきだと思うが。

6 (16). Manuel Margot, CF (DSL) : やや尻すぼみだったが、期待度は高い。

7 (8). Che-Hsuan Lin, CF/RF (AAA/MLB) : 守備は良いが、打撃がやはり。

8 (5). Alex Hassan, RF/LF (AAA) : 印象の薄いシーズン。パワーが難。

9 (6). Henry Ramos, RF/CF (Low-A) : もうちょい伸びて欲しかったが。

One-Star Prospect

10 (13). Peter Hissey, OF (AA) : 向上の跡は見えるがまだ物足りない。

11 (21). Cody Koback, CF (Low-A) : もう少しスピードと選球眼が必要。

12 (10). Williams Jerez, CF (SS-A) : 来年はツールをスキルに磨いて。

13 (-). Aneury Tavarez, OF (SS-A) : 良く打った。嬉しい驚きの1人。

14 (12). Kendrick Perkins, RF/LF (SS-A) : Bustの雰囲気が漂ってきた。

15 (15). Felix Sanchez, OF (High-A) : 後半戦は打っている。


Others : Shannon Wilkerson (OF, AA/High-A), Jesus Loya (OF, GCL), Matty Johnson (OF, High-A), Lucas LeBlanc (RF/LF, High-A/Low-A), Matt Marquis (OF, SS-A/Low-A/High-A), Jose Colorado (RF/CF, SS-A/GCL), Iseha Conklin (OF, GCL), Shaq Thompson (CF, GCL)


Left from Ranking : Mitch Dening (OF, Released), David Mailman (LF, Retired), Wilfred Pichardo (OF, Released), Jeremias Pineda (CF, Traded to MIN), Yoel Aguero (OF, Released)


[Perspective]

傘下OFの近況を語る上で外せないのは、Josh Reddickの放出だろう。Kalishへの信頼や、今季で言えば、Ross、Sweeneyで埋まると見たのかもしれないが、OAKでの活躍を見る限り、大失敗だったのは明らか。Rossと契約延長したいというような動きも見せているが、Reddickを残しておけばそんな必要はなかった。

選球眼等未熟な部分はあった選手だが、ひとまずMLBに適応していた訳で、数年間格安で雇える若手を軽々しく出すことは今後絶対にやめてもらいたい。特にOFに関してはCrawfordという高額物件を既に抱えている訳で、残りの2ポジションに関しては、FAで強化するよりも安く使える若手を自力で輩出していかないと他のポジションへの資金繰りが厳しい。

昨季まで、多くのOFを傘下に加えており、今季は特に上層に多くのProspectを抱えていたし、Kalishは失望気味なものの、NavaがMLBで大活躍。Linares辺りもすでにAAAで結果を残すなど、上層に関しては、やや飽和気味と言える状態になっている。特にHigh-Aでスタートも、圧倒的な成績を残しJ. Bradley Jr.に関しては、本当に素晴らしかった。EllsburyはできればBOSに残りたいと言ってはいるが、なにぶんBorasクライアントだし、延長できても、高くて長くなるのは間違いない。

Bradleyは、昨季のEllsburyのようなMVP級の成績を残したり、中軸を打てるようなパワーを見せたりというのは考えづらいが、Ellsburyを上回る守備に、出塁能力を兼ね備えた優秀なレギュラーになれそう。良い話があれば、今オフにEllsburyを出しても悪くはないと思うけど、まずは素直に来季途中昇格、13年オフにEllsburyがFAになった後、14年にレギュラーCFとなるというシナリオを描きたい。

No.2はやや離れるがBrentzだろう。未だにディシプリンに欠け、変化球の対応に苦労しており、パワー面でもインパクトを欠けた。ただそれでもAVGはしっかり残しており、才能の片鱗は感じる。とかくBOSではディシプリンの悪い選手は過小評価される傾向にあるが(ReddickやMiddlebrooksしかり)、個人的にはRossと延長するより、来季途中からBrentzをRFに抜擢したいと思う。

No.3はやや成績を落としたJacobsと今季ブレイクしたK. De La Cruzが僅差だが、一応1つ上のレベルでまずまず打っているということでJacobsを上にした。ただ今季は波が大きく、パワーも期待されたほど伸びていない。対照的に、De La Cruzは筋力UPで、スウィングスピードが増し、今季はパワー面の進歩も著しい。打撃成績は、昨季のJacobsに勝るとも劣らない。来季はディシプリンでも進歩を期待したい。

以下は、Linares、C. Lin、Hazelbaker、Hassanらが並び、上層の厚さを感じる。ただ、Linaresは強い押しがなく、C. Linは打撃力不足。Hazelbakerはパワーとスピードのコンボが面白いが、確実性が不足。Hassanは選球眼は素晴らしいが、両翼としてはパワーがない。といずれも帯に短し...という印象。そういう選手でもNavaのように腐らずにガンバっていれば日の目を見ることは可能だし、上層の席争いも厳しくなってきているが、ガンバって欲しい。

一方今季の下層のOF陣は悲惨なレベル。人数的にはいるのだが、PerkinsやJerezなど、完全に期待を裏切った選手が多く、Low-A以下はこれといったProspectがほとんどいない。上が詰まり気味なこともあっただろうが、今季はドラフトではボーナス期待のアメフト選手を除けば、Conklinを加えた程度で、Int. FAでもOFはここまで大物の契約はなし。来季は彼らのリバウンドに期待したい。

その中でも唯一可能性を感じるのはDSLのMargotか。鮮烈なスタートを切ったあと、HRも全く出ず、尻すぼみになってはいるが、スピードやディフェンスも良いようで、来季はUSデビューを期待したい。うまく育てば、Bradleyのようなタイプになれるかも。また今季2BからOFに転向し、3ポジションを守っているA. Tavarezが予想外に打っている。まだフロックかどうかはっきりしないが、来季が楽しみだ。

最後に、今季二度目の脳手術を受けたWesty。今季は泣く泣くRanking自体から外したが、奇跡の復活は信じています。ガンバって欲しい。

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