2012年8月26日日曜日

Former Sox Prospect Review: Allen Webster, RHP

今回は、Adrian Gozalezなどを出したブロックバスターでの目玉となった、Allen Webster。優れた体格と、威力のある沈む速球で、Derek Loweとも比較される選手。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Allen Webster (アレン・ウェブスター)
Full Name: Carl Allen Webster
Position: RHSP
Born: February 10, 1990
Birthplace: Madison, North Carolina
Height: 6-2
Weight: 190
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 18th round, 2008 by Los Angeles Dodgers
How Acquired: Acquired from the Los Angeles Dodgers with Rubby De La Rosa James Loney, Ivan De Jesus Jr., and Jerry Sands for Adrian Gonzalez, Carl Crawford, Josh Beckett, and Nick Punto (August 2012)
High School: McMichael HS (NC)
MLB Debut: April 21, 2013 (Boston)
How Left: Traded to Arizona with Rubby De La Rosa and Raymel Flores for Wade Miley (December 2014)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

まだ少し細いが、しっかりした身長があり、先発投手として申し分ない体格だ。メカニクスはスムーズだが、リリースポイントを見失って、ややショートアーム気味になることもある。球速は素晴らしく、常時92~94 mph、最速で97 mphまで出る。13年には、STから最速98~99 mphを連発。沈む動きも評価が高く、キャリアを通じて多くのゴロを打たせている。球速が出ている時もしっかりと沈むのが良い。このボールでしっかりイニングを稼ぐことから、Loweに比較する声がある。82~84 mphのチェンジアップが最も優れたセカンドピッチで、プラスとも言われる。80~82 mphのスライダーと76~78 mphの11-to-5のカーブも不安定だが、ポテンシャルはプラスとも。コマンドは酷くないが、やや四球は多かったが、13年のSTでプレーとでのポジションを変えたことで、制球が向上。


[Background]

08年のドラ18で、高卒ながらたった$20Kで契約。高校時代はSSだったがさほど評価が高くなかったよう。しかしLAD傘下で投手転向すると、そこからマイナーを通じて安定した成績を残し、Top Prospectの1人と見なされるように。12年のBAのランキングではLADの組織の#2、全体で#95のProspectと評価。しっかりした12年の成績もあり、それよりもわずかに評価を上げているかも。12年の夏のトレード戦線で大きく動いたLADにあって、トレード要求でよく名前の挙がる選手で、特にMatt GarzaやRyan Dempsterに絡めて、CHCが獲得を熱望していたが成立せず。しかし8月に入って、上記のトレードでBOSへ。


[Profile]

12' : AA PortlandでBOS傘下デビュー。たったの2試合のみで、実力を見せつけるにはいたらなかったが、やはりゴロを打たせることはできていた。オフにRule 5ドラフト対策で40人ロスター入り。

13' : STから球威の更なる上昇とコマンドの改善が見られ、大きく評価を上げた。AAA Pawtucketで開幕するが、4/21のホームでのKCとのダブルヘッダーの2戦目にスポットスタートでMLBデビュー。2本のHRを浴びるものの、6.0 IP/5 H/2 ER/1 BB/5 Kの内容で勝ち投手の権利を手にしてマウンドを降りたが、リリーフが点差を守れず、初登板初勝利はならず。その後の登板では、四球四球で塁を埋めて、ど真ん中に投げては打たれるを繰り返した。AAAのいPOからはリリーフで少し投げ、セプテンバーコールアップでリリーフとしてMLBへの適応を目指す。

14' : AAAではしっかり投げているが、奪三振率とゴロ率を少し落としたし、MLBではやはりコマンドがイマイチで四球でランナーを溜めては打ち込まれる試合が目立つ。

14' Dec. : Wade Mileyの見返りにLADから一緒にやってきたRubby De La Rosaと共にARIへ。

15' : ARI傘下で防御率8点台と炎上。一時の輝きは完全に失われた。

16' : 韓国に移って投げるも、ERA 6点台。どうしてしまったのか。

17' : TEX傘下でUSに復帰するも、輝きの無い内容。

18' : CHC傘下でまずまずの投球を見せ、3年ぶりにMLBに復帰。平均95 mph超えと、球威が戻ったよう。

19' : CHC傘下に留まり、ステップアップを期待されたが、やはりピリッとしない投球に終始。


[Comment]

元ドラ1とかはまだしも、その時点で全体Top 100クラスのProspectを獲得できるなんてホントに久しぶりじゃないですかね(素通り状態のAndy MarteやTrayvon Robinsonなどはいましたが)。もうそろそろ起用してもおかしくない段階に来ており、即戦力の先発Prospectの少ないBOSにとっては願ったりかなったりのトレードになりました。個人的には若干オーバーレイテッドかなとは思っているけど、ウチに来た限りは是非ガンバって、しっかりした先発に育ってもらいたいです。

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