2012年8月21日火曜日

Former Sox Prospect Review: Junichi Tazawa, RHP

今回は、今季リリーフとしてMLBへの適応を見せ、先日めでたくProspect卒業となった田澤純一。元々の期待からすればまだまだだけど、取りあえずMLBで貢献できるようになったことは喜ばしいことです。


[Player Data]

Name: Junich Tazawa (ジュンイチ・タザワ)
Full Name: Junichi Tazawa
Position: RHRP/RHSP
Born: June 6, 1986
Birthplace: Yokohama, Japan
Height: 5-11
Weight: 200
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (December 2008)
Signing Bonus: $1,800,000
High School: Yokohama Shoka HS (JP)
MLB Debut: August 7, 2009 (Boston)
How Left: Free Agency, signed with Miami (November 2016)
Player Link: MLB.comFan GraphsBaseball ReferenceBaseball CubeSP.com


[Scouting Report]

日本ではともかく、MLBの選手としては小さい部類に入る。ややギクシャクしたショートアーム気味の投げ方で上から投げ下ろす。速球は最速で96~97 mph。先発では常時89~92 mphだったが、リリーフに移って平均球速が少し伸び、平均94 mph程度となっている。速球は日本人らしくフラットだったが、MLB入りしてから一応ツーシームも覚えており、速球全般で利き手側に変化しながら沈むようになっている。右打者相手に速球で詰まらせるようになった。セカンドピッチは元々72~77 mphのカーブの評価が高かったが、渡米後はむしろスプリッターを決め球としている。以前はは80 mph前半の所謂フォークというカンジのボールだったが、リリーフ転向後はより鋭く、利き手側に変化しながら落ちる86~88 mphのスプリッターを投げている。78~82 mphのスライダーもTJ以降投げるようになった。基本的には制球は良い投手だが、高めに投げることも多く、元々はフライボーラーで被弾も多かったが、12年は速球の球威・沈みを改善し、ある程度ゴロを打たせられるようになっている。


[Background]

08年に、新日本石油で社会人として投げており、日本のドラフトでも多くのチームの1位指名が予想されたが、本人がMLB入りを強く希望。日米球界を巻き込んでひと騒動となった。最終的には日本のドラフトで指名されないことが決まり、BOSに契約金を含め、3年$3.3MのMLB契約で入団。もっと好条件を提示したチームもあったようだが、横浜生まれで、松坂大輔に憧れていたということが大きく関係している。


[Profile]

09' : AA Portlandで先発として開幕。少し被弾は目立ったものの、さすがの完成度を見せた。AAA Pawtucketに昇格し、2試合に投げたところで、MLBにコールアップ。最初の試合はNYY戦で延長になり、チームで残っていた最後の投手としてマウンドに上がるが、Alex Rodriguezに被弾。

10' : STで肘の痛みを抱えて投げており、TJとなった。

11' : 復帰後、High-A Salem、AA、AAAでリリーフに転向。社会人時代にもリリーフ経験が深く、さほど身体も大きくないので、以降もリリーフとして育てることになった。

12' : AAAで開幕。序盤はClayton MortensenがAAA/MLBのシャトル移動で結果を残しており、出番がなかったが、後半戦MLBに呼ばれると、TJ後、速球の球威が増したこともあり、安定して結果を残した。終盤はAndrew Baileyにつなぐセットアップに昇格。

13' : 開幕からJoel Hanrahan、Andrew Baileyが立て続けに離脱し、安定感抜群だった、田澤と上原浩治が8、9回に。一旦は田澤がクローザーに指名されるもその時はセーブ機会が無く、Baileyが一時復帰したこともあり、その後はセットアップで投げている。全体的には素晴らしい投球をしているが、フライボーラー傾向が復活し、特に後半戦はやや不安定。

14' : 上原につなぐセットアップとして安定して投げた。

15' : 前半戦は抜群の安定感を見せたが、勤続疲労からかオールスター以降調子を落とした。上原の手首骨折に伴い、一旦クローザーに就任するも、立て続けにセーブ失敗。クローザーを外れた後、POの望みがほとんど無くなったこともあり、早めにシャットダウン。

16' : Carson Smithの加入でミドルリリーフに降格になりそうだったが、Smithの故障でセットアップで開幕。勝負の夏場にまたも披露で調子を落とした。

16' : FAとなりMIAへ移籍。

17' :イチローの同僚となるも、逓減傾向に歯止めがかからず、安定感を欠く一年となった。


[Comment]

日本人らしく勤勉な投手だなと。フライボーラーを克服して、ゴロを増やすなど、弱点を克服する姿勢はとても良いと思う。スタッフもリリーフ転向して少し上がっているし、リリーフとしてはMLBでやっていける目途はたった。あとはどこまで上のポジションを目指せるかですね。

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