2012年10月30日火曜日

13' BOS Prospect Ranking by Baseball America

BAのProspect Rankingは、今季はALからで、本日BALが発表されました。BOSは明後日になりそうです。例年通り、ここのが出る前に、軽くTop 10を予想してみました(Expectedとなっているのが自分の予想)。


[BA: 13' BOS Top 10 Prospects]

1. Xander Bogaerts, ss (Expected: Xander Bogaerts)
2. Jackie Bradley, Jr., of (Expected: Matt Barnes)
3. Matt Barnes, rhp (Expected: Jackie Bradley, Jr.)
4. Allen Webster, rhp (Expected: Allen Webster)
5. Henry Owens, lhp (Expected: Garin Cecchini)
6. Blake Swihart, c (Expected: Blake Swihart)
7. Garin Cecchini, 3b (Expected: Deven Marrero)
8. Bryce Brentz, of (Expected: Bryce Brentz)
9. Jose Iglesias, ss (Expected: Drake Britton)
10. Deven Marrero, ss (Expected: Jose Iglesias)


#1は簡単で、X. Bogaerts。#2、3はBarnes、J. Bradley Jr.のどちらかだけど、Midseasonのランキングや、各リーグのランキングを見ていると、Barnesが#2かな?#4以降は難しいですが、WebsterはTop 5には入ってくるでしょう。あとは、リーグ別ランキングではイマイチだったけど、やっぱりツール面の評価の高い、Cecchini、Swihartあたりか。

D. Marreroも守備のツールでそれなりに上位に来るかなと。あとは難しいけど、Jim Callisさんは、他の人よりもBrentzを割と高く評価するし、逆にOwensなんかは低めにしていると思う。BrittonやJ. Iglesiasもスタッフ・ツール面で好きかなと。Owens、K. De La Cruz、Jacobs、大穴でVinicioやT. Linあたりまで、Top 10の可能性はあるかな?

(追記)リストが出ました。Jim Callisは、BarnesよりもBradley Jr.を上にしましたね。あとは、SwihartやCecchiniが上位という予想は当たっていましたが、Owensは大外れ。リーグ別のランキングと筆者が違うというのもありましたが、昨年は割と低い順位だったので驚き。あとは、Marreroが思ったより低いのと、Brittonが外れています。

13' Organization Prospect Ranking by BA, BP, JS, FG

今年もこの季節ですね。各チームの13年度のProspect Rankingへのリンクまとめです。今年も、BA (Baseball America)、BP (Baseball Prospectus)、JS (Minor League Ball by John Sickels)、FG (Fan Graphs)のランキングをピックアップしていく予定です。各チームへの個人的なコメントはBAのランキング発表時に書いていきます。


[AL-East]

Baltimore Orioles - BABPJSFG : 16年振りにPOに進出し、12年のシンデレラチームとなった。Manny Machadoの引き上げは、どう考えても早かったと思うが、PO進出の原動力となった意味では、Dan Duquette GMの采配は正しかったと言える。Machadoが抜け、傘下のNo.1はもちろん、Dylan Bundy。Low-Aではほとんどヒットさえ許さず、毎ゲームノーヒッターと凄まじかった。High-A昇格以降、さすがに支配力は落ちたが、High-A/AAを順調に投げ、高卒2年目にしてMLBデビューを飾っている。以降は、Kevin Gausmanは堅実にNo.3スターターにはなるとして、以降は弱め。Jonathan Schoopはそれなりにパワーも見せているが、AAに適応しきれていない感。Nicky Delmonicoは、パワーを中心にツールのある選手だが先は長い。Branden Klineはセットアップなど、リリーフが有力か?L. J. HoesやXavier Averyなども計算の立つ選手とは言い難い。Eduardo Rodriguezは若い左腕だが、スタッツは平凡。

12' Weekly Topics -10/29~11/4

[10/29]

☆ さっそくオフシーズンの話題が出てきていますが、気になるものとしては、LAAがDan HarenとErvin Santanaをトレードするかもと。特にHarenは魅力的で、残り1年だし、見返りが小さいなら悪くないかも。

あとは、LADがAndre Ethierのトレードを考慮するとか。あと5年$85Mは高いけど、何と言ってもここ7年で、AVGの最低が.272という安定したコンタクトは魅力。右投手に強く、多少落ちても、BrentzやJacobsのプラトーンで申し分ない。

パワー・選球眼・RF守備と、もう一歩ずつ物足りない面はあるけど、Carl Crawfordを押し付けた責任(笑)もあるし、半額負担+WebsterとDe Jesus Jr.返却+α(Hazelbakerあたり?)でならありかなとか思った。

2012年10月29日月曜日

13' Vanderbilt Commodores Roster

カレッジの各チームの紅白戦(Vandy大はチームカラーのBlackチーム vs. Goldチーム)が開始したようです。カレッジベースボールのシーズンの流れはまだあんまし理解できていないのですが、いよいよシーズン向けて始動かと思います(シーズンは2月開始)。13年のドラフトに向けたチェックの意味もありますが、特にVandy大は、BOSのお膝元であるMassachusetts州出身の選手が多く、中でもTyler Beedeは、11年のドラフトで個人的に熱望していた選手。

そういう訳で、13年はVanderbilt Commodoresを中心に、カレッジベースボールを追って行こうと思います。まずはCommodoresのロスターを軽く紹介します。11年のドラフトで、Sonny Gray (OAK)、Jack Armstrong Jr. (HOU)、Grayson Garvin (TB)、Navery Moore (ATL)が抜け、12'シーズンはイマイチな成績に終わりましたが、Massachusetts州出身のRhett Wisemanを筆頭とした、全米No.1のリクルートグループと言われるFreshman陣を加え、13年は上位を目指します。


[Pitchers]

Tyler Beede, RHP, So.
Walker Buehler, RHP, Fr.
Pat Delano, RHP, Fr.
Tyler Ferguson, RHP, Fr.
Carson Fulmer, RHP, Fr.
Keenan Kolinsky, LHP, Jr. (RS)
Brian Miller, RHP, So.
Jared Miller, LHP, So.
T. J. Pecoraro, RHP, Jr.
Philip Pfeifer, LHP, So.
Chris Raasch, RHP, Fr.
Adam Ravenelle, RHP, So.
Steven Rice, LHP, Jr.
Luke Stephenson, RHP, Fr.
Nevin Wilson, LHP, So.
Kevin Ziomek, LHP, Jr.

Former Sox Prospect Review: Kevin Youkilis, 1B/3B

今回は、BOSが生んだ近年最高の選手の1人、Kevin Youkilis。長くBOSの支柱の1人として活躍してきましたが、Will Middlebrooksの台頭もあり、CWSにトレードされてしまいました。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Kevin Youkilis (ケヴィン・ユーキリス)
Full Name: Kevin Edmund Youkilis
Position: 1B/3B/LF/2B/RF/SS
Born: March 15, 1979
Birthplace: Cincinnati, Ohio
Height: 6-1
Weight: 220
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 8th Round, 2001
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $12,000
College: Cincinnati
High School: Sycamore HS (OH)
MLB Debut: May 15, 2004 (Boston)
How Left: Traded to Chicago White Sox for Zach Stewart and Brent Lillibridge (June 2012)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

Terry Francona元監督に笑われるようなずんぐり体型で、スカウトが好む、運動能力の高い、アスレティックな選手とは正反対。スウィングスピードも飛び抜けていないし、スウィングには穴も多いが、持ち前の球界トップクラスの選球眼で、際どいボールに釣られず、甘いところをしっかり叩く。元々はパワーもC-IFとしては弱いと言われていたが、MLB昇格後よく伸ばしている。スピードはないに等しく、守備も飛び抜けていないが、堅実な守備をしているし、3Bでも平均レベルの守備者となっている。


[Background]

ギリシャ系の名前だが、ユダヤ系アメリカ人。HSはユダヤ系の学校。Cincinnati大では53 HRなど数々の大学の記録を打ち立てたが、ツールは平凡と言われ、スカウト受けは良くなく、Juniorではドラフトされず、Seniorの01年にドラ8と低順位でBOSから指名。Kelly Shoppachとは同期。ファンに人気の選手で、打席に入ると、"Yooouk !"とブーイングに聞こえるような応援が飛ぶ。妻は、Boston Patriotsの名選手Tom Bradyの妹で、12年のオフに結婚。


[Profile]

01' : SS-A Lowellでプロデビュー。よく打って、Low-A Augustaに昇格。傘下のPlayer of the Yearを受賞。

02' : Low-A/High-A Sarasotaで4割を超えるOBPを残し、AA Trentonに昇格。ここでも、AVG .340/5 HRと素晴らしかった。AAのチームMVPに、2年連続で傘下のPlayer of the Yearを受賞。

03' : AA Portlandで、6 HRながら、AVG .330、40 Kに対し、86 BBと凄まじい選球眼を見せて、All-Starゲームに出場。AAA Pawtucketへ昇格し、そのシーズンのAll Starチームに選ばれた。その選球眼から、名著"Money Ball"で"四球のギリシャ神"と紹介されて有名になった。

04' : AAAでやや平凡だったが、5月にMLBデビュー。デビュー戦でHRを放った。MLBにほぼ定着して、3B控えや代打等で72 Gに出場。

05' : 開幕をMLBで迎えるが、ロスター枠の関係もあり、一時AAAへ。その後も出番が限られた。

06' : Josh Beckettを獲得した際、FLAから年俸の高い、Mike Lowellを押し付けられた形で獲得したため、3Bから1Bに回り、正1Bとしてプレーした。持ち前の選球眼で1番打者も務め、13 HRとパワーも見せ始めた。

07' : 序盤は、2番打者を主に務め、高出塁率でWS制覇に大きく貢献。また守備でも、135試合無失策を記録し、ゴールドグラブ賞を受賞。

08' : Manny Ramirez放出後は、4番に入り、チームの主砲の1人となった。All-Starに出場。確か、David Ortizが1Bでファン投票を受けたため、投票シートに載らなかったが、推薦で出場したんじゃなかったかな?最終的に29 HRを放ち、パワー面でも元々の評価を大きく覆し、リーグトップクラスに成長した。Hank Aaron賞を受賞。オフに4年+オプションで契約延長。

09' : WBCでUSA代表の4番を務めた。All-Starに2年連続で出場。.305/.413/.548とMVP級の成績に、27 HRを放ち、チームのMVPにも選出。

10' : 相変わらず、出れば怖い打者だったものの、ケガが目立ち始め、102 G/19 HRと積算系のスタッツがやや物足りない成績に。

11' : Adrian Gonzalezの加入で、3Bに再転向。本人は、3Bこそが自分の本職と歓迎していたが、やはり加齢とケガの影響で、攻守共に冴えないパフォーマンスに。オフに、Tom Bradyの妹、Julieと結婚。

12' : 復活を期待されていたが、STから調子が上がらず、ケガで戦列離脱した間に、ルーキーのWill Middlebrooksが台頭。復帰後もレギュラーを奪い返せず、Bobby Valentine監督と衝突。

12' Jun. : 厄介払いに近い形で、CWSにトレード。

12' : 移籍後もAVGは伸び悩んだが、パワー・選球眼はやや戻し、2番に定着。

13' : まさかの宿敵NYYと契約。非常に残念でした。しかもケガに悩まされて、良くないシーズンに。

14' : NPBの東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。キャリアの再構築を狙ったが結局21試合に出ただけでケガで離脱。再来日要請を断るなど、日本になじめなかったよう。一度試合を見に行きたかったんだけど。オフに家族を優先したいという希望もあり引退。


[Comment]

Dustin Pedroiaなど、BOSには割と多い、Minor時代は平凡なツールで低評価ながら、その予想を覆してMLBでスター選手になるまでのし上がった選手。これは選球眼を重視して、しっかりMinorの各ステップでやるべきことをきっちりやらせるからだと思います。高卒選手の育成はあまり上手くない印象だけど、こういう選手をこれからも輩出して欲しいですね。

(14年追記)キャリア終盤はケガに悩まされたこともあってか、35歳という若さで引退を決めました。ちょっと残念ですが、いつかBOSにスタッフとして戻って来て欲しいですね。

2012年10月26日金曜日

Former Sox Prospect Review: Daniel McGrath, LHP

今回は、今年プロデビューすることになるだろう、Daniel McGrath。11'-12'のInt. FA市場でオーストラリアでNo.1と言われた逸材で、数々のチームとの競合に勝って獲得しましたが、本人がBOSファンだったということも大きかったみたい(コメントにいただいた情報によりますと、母親がBoston出身で、家族でBOS入りを希望していたとのことです)。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Daniel McGrath (ダニエル・マッグラス)
Full Name: Daniel McGrath
Position: LHSP/LHRP
Born: July 7, 1994
Birthplace: Mitcham, Australia
Height: 6-3
Weight: 210
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (February 2012)
Signing Bonus: $400,000
High School: Whitefriars College HS (AU)
How Left: Minor league free agency (November 2020)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

既に素晴らしい長身と優れた体格を持っているが、まだ筋肉の付く余地はあるだろう。速球は最速91 mphだが、常時86~89 mphとやや球威に欠ける。投げ下ろす角度は良い。77~82 mphのサークルチェンジと70 mph前半のカーブを投げるが、まだ不安定。


[Background]

11'-12'のオーストラリアでNo.1のProspectというだけでなく、ここ10年ほどの期間でもオーストラリアで最も注目されている選手だとも。オーストラリアの各年代の代表に選ばれており、契約前は、Doncaster Dragonsというチームで投げていた。元々USでのカレッジ進学を希望していたよう。MLBの15チームから興味があり、その中から絞られた3チームの中からBOSファンということで、他のもっと良いオファーを蹴って契約したそう。12年は高校の学業を終える必要があるため、オーストラリアのアカデミーに留まった。


[Profile]

13' : GCLの開幕投手としてプロデビュー。GCLでは圧倒的な投球を見せ、さっさとSS-A Lowellへ昇格。しっかり三振が奪える上に、制球も安定している。シーズン最後は、疲れもあったのか、やや乱れたが、SS-Aでも十分に良い投球を見せた。

14' : Low-A Greenville開幕でなかったことにややがっかりしたが、XSTでしばらく過ごした後合流。やや四球が多く、K/BBはイマイチだったが、被打率は優秀で、比較的安定してイニングを稼いだ。

15' : High-A Salemで投げた。前半戦はやや四球が多かったものの、被打率が非常に低く、奪三振も取れており、良い感じだったが、6月頭にDL入り。GCLでのリハブ後、7月は打ち込まれたが、8月は再び調子を戻して終えている。

16' : High-A二年目。例年同様被打率の低さは印象が良いが、K/BBの悪さとケガの多さの方がそろそろ目立つ。

17' : High-Aのローテで開幕したが、毎試合のように打ち込まれ、リリーフ降格。リリーフではイニング数以上の奪三振と、まずまず投げているが、制球の悪さは相変わらず。

18' : AA Portlandでブルペン転向となったが、飛び抜けてはいないものの、まともな投球を見せた。後半戦は頭数の足りなくなったローテへ戻り、やや制球、防御率が悪化したもののまずまず投げた。

19' : 序盤はAAでPiggy-Backに近い役割でブルペンからだったが、良い内容で先発へ移ると、6、7月は1試合を除いて自責点0と素晴らしい活躍を見せた。球速は相変わらず90 mph前後とパッとしないが、被打率が非常に低く、ランナーを出しても返さない。

20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。

20' Nov. : COVID-19の影響もあり、チャンスがないままFAに。


[Comment]

若く、ハイシーリングな左腕でデビューが待ち遠しいです。大きく育ってもらいたいですね。

Former Sox Prospect Review: Jose De La Torre, RHP

今回は、今オフにMiLFAになる予定だったけど再契約でもう1年残ることになった、Jose De La Torre。年齢は高めだし、リリーフは豊富だけど、是非帰ってきて欲しいと思っていたので良かった。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Jose De La Torre (ホセ・デ・ラ・トーリ)
Full Name: Jose De La Torre
Position: RHRP
Born: October 17, 1985
Birthplace: San Juan, Puerto Rico
Height: 5-11
Weight: 165
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not Drafted
How Acquired: Acquired from Cleveland for Brent Lillibridge (July 2012)
College: Texarkana
High School: Dr. Pedro Albizu Campos HS (PR)
MLB Debut: May 12, 2013 (Boston)
How Left: Claimed by Milwaukee off waivers (September 2013)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

小柄ながらライブアームの典型的なリリーフタイプ。90 mph前半の4シームに2シームを少し交える。スライダーは平均以上で、これで多くの三振を奪う。一応チェンジアップも投げるが平均以下。制球は今一つ。


[Background]

04年にMILとUDFA契約したけど、1試合も試合で投げることなく、リリースされた。その後JuCoを経て、06年にUDFAでNYMと契約。デビュー時からほとんどがリリーフでの登板で、ERAはほぼ毎年2点台。TJなのか、08年を全休している。12年はMiLFAでCLEと契約したが、7月にBrent Lillibridgeの見返りとしてBOSへ。


[Profile]

12' : 移籍後、AAA PawtucketでBOS傘下デビュー。チームのセットアップ~クローザーとして、AAAのPOでの優勝に貢献。オフにMiLFAの資格を得るが、BOSと再契約した。

13' : ST途中でWBCのPuerto Rico代表に招集され、チームの決勝進出の原動力となる。残りのSTでも良い投球を見せ、リリーフのデプスとしてAAAで開幕。リリーフ陣に故障が相次いだこともあり、5月にコールアップ。5/12のTOR戦で、敗戦処理として9回にMLBデビュー。1.0 IP/2 H/2 ER/1 BB/0 Kというデビューを飾った。高い奪三振率はMLBでも発揮しているし、被打率、ゴロ率も優秀。

13' Sep. : DFAされたところをMILがクレーム。MILは04年に彼と契約したチームで、一応古巣への出戻りとなる。

14' : MIL傘下で投げるもPCLに移った影響もあり成績悪化。三振は取れているものの、被打率が大幅に上がった。

15' : CIN傘下AAAで投げるも、K/BBが低くイマイチ。

16' : 独立リーグとメキシコリーグでプレー。

17' : メキシリーグでプレー。


[Comment]

奪三振率もまずまず良いし、被打率がキャリアを通じて良い。13年はAlex WilsonやJosh Fieldsなど右腕のライバルは多いが、既にAAAで十分な実績を残しているという意味では少し先を行ってるし、機会があればしっかりアピールしてもらいたい。

2012年10月25日木曜日

12' Weekly Topics -10/22~10/28

[10/22]

☆ 花巻東高の160 kmph右腕、大谷翔平くんですが、先週MLBのチームと契約するつもりだと宣言しました。今週末のNPBで強行指名する球団があるかはわかりませんが、ひとまずMLB入りが確定と見られます。多くのチームが関心を寄せますが、既に面談を持った、TEX、LAD、BOSの3チームの中から決めると言っている模様。

日本のどこかのスポーツ新聞がLADに決定と飛ばしていましたが、どこになるのでしょうね?この3チームだと、Int. FAのボーナスプールでは、以前に書いたように、TEXが$2.9Mほぼ丸々残しているのに対し、BOSは3チーム中最も少ない$1.5M程度。ただBAのJim Callisさんは、大谷ほどのアームを獲れるなら、各チームペナルティを恐れず、$2.9Mを超えてボーナスを提示してもおかしくない、と言っています。

2012年10月23日火曜日

Former Sox Prospect Review: Hanley Ramirez, SS

今回は、言わずと知れた元BOSのProspectでスーパースターの、Haley Ramirez。てっきりFLAでMLBデビューしたものと思ってたけど、BOSで2試合だけだけど、MLBデビューしてたんですね。このシリーズはどこまで遡ろうかなと考え中だけど、かろうじてProspect時代を知っているのは、彼やKevin Youkilisあたりまでかな。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Hanley Ramirez (ハンリー・ラミレス)
Full Name: Hanley Ramirez
Position: SS/1B/3B/LF/2B
Born: December 23, 1983
Birthplace: Santo Domingo, Dominican Republic
Height: 6-2
Weight: 225
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: (1) International free agent (July 2000); (2) Free Agent (November 2014)
Signing Bonus: $20,000
MLB Debut: September 20, 2005 (Boston)
How Left: (1) Traded to Florida with Jesus Delgado, Harvey Garcia, and Anibal Sanchez for Josh Beckett, Guillermo Mota, and Mike Lowell (November 2005); (2) Released (May 2018)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

今さらこれほど有名な選手で説明は不要ですが、とにかく素晴らしいバネを持った選手。若い頃は特に、ややひょろっとした体格ながら、天性のバットスピードで長打を放つ。身体能力を売りにする黒人選手だけあって、それほど忍耐強い打者ではないが、それでも相手投手が最も恐れていた、08年あたりは年間92 BB。スピードは50 SBが示しています。これだけのオフェンス能力に、SSを務めるだけの、レンジ・肩を持ちますが、基本的に守備は粗く、軽率なミスが減らない。いつまで経っても未熟という印象で、素質を生かし切れていない。そういった向上心も含め、精神面でもたびたび批判を受ける選手。


[Background]

02年に高校を卒業後、カレッジで医学を学ぼうと考えていたが、才能に目をつけたBOSが契約に成功。ボーナスは$20Kと、今振り返ると考えられない安さ。


[Profile]

01' : DSLでプロデビュー。AVG .345/5 HR/13 SBと才能の片鱗を見せ、この年の傘下のLatin Program Player of the Yearに輝いた。

02' : GCL/SS-A LowellでUSデビューし、ここでも圧倒的に打った。SS-Aでチームの最優秀選手に選出。

03' : Low-A AugustaでAVG .275と初めて3割を切った。シーズン終了後、BAから04年度の傘下No.1 Prospectに選出。冬はDWLでプレー。

04' : High-A SarasotaでAVG .310を残し、FSLのAll-Starゲームに出場。その後AA Portlandに昇格。High-Aでチーム最優秀選手に選ばれた他、BAから2年連続で傘下No.1 Prospectに選出。この年もDWLでプレー。

05' : Dustin Pedroiaを2Bに押しやり、AAの正SSで開幕。All-Starゲーム、Futuresゲームに出場。リーグのシーズンAll-Starにも選ばれた。AVG .271に6 HRに終わったが、9月にMLBデビューを果たした。BOSでは現時点で通算2 Gのみの出場で、2 AB/0 H/2 K。

05' Nov. : BOSも苦渋の選択でしたが、Josh Beckettを新エースに迎えるために、Anibal Sanchezらと共にFLAへ放出。

06' : 開幕からファイヤーセール後のFLAでレギュラーに抜擢。順調に成長し続け、51 SBで新人王。

07' : 29 HR/48 2B/51 SBと30-50に迫った。

08' : 6年$70Mで契約延長し、名実共にMiguel Cabreraを放出したチームの顔に。この年はAll-Starに出場し、30 HR/30 SBを達成。シルバースラッガー賞を受賞。

09' : シーズン前にWBCに出場も、オランダに2敗する失態で1次リーグ敗退。2年連続でAll-Star出場。AVG .342を残して、首位打者に輝く。

10' : やや成績を下げると、全力プレーを怠り、チームと揉めた。

11' : AVGが急降下。オフにチームがJose Reyesと契約し、3Bに転向。

12' : モチベーションの問題か、低空飛行を続けたが、夏にLADに移籍すると、やや成績を戻してきた。守備位置もSSへ復帰。

13' : ケガがあって、打席数がやや少ないながら、OPSが1.000を超える猛打ぶり。

14' : スピード・パワーは少し落ちてきたような印象だが、SSとしては未だに高い攻撃力を見せている。K/BBも向上している。一方守備スタッツは平均以下となってきた。

14' : LADからFAになり、4年$88M + Vesting OptionでBOSへ帰還。

15' : 復帰一年目は4月だけで10 HRと素晴らしいスタートを切ったものの、チーム状況が悪化するに従い低調に。新たにチャレンジしたLF守備も酷いプレーを連発し、批判を浴びるように。終盤1B転向が決まったが、直後に肩のケガで離脱。

16' : ウィンターリーグでの調整もせず、不安視されたが、1B守備は良くないものの、それなりに守り、まだ打撃では後半戦にパワーを発揮し、30 HRに到達。勝負所のNYYで逆転サヨナラHRを放った試合からBOSが11連勝して、PO行きを確実にするなど、David Ortizの後釜に相応しいプレーを見せた。

17' : 一昨年同様、STから肩の古傷に悩まされ、一年を通して調子が上がらない打撃が続いた。

18' : オフの手術があったものの、4月はチームのベストヒッターとして、MLB最高勝率のチームを引っ張った。しかし、5月に入って急落。

18' May : ロスターが厳しくなったのと、19年のVesting Optionがあることもあって、DFAされてリリース。


[Comment]

精神的にやや問題のある選手だけど、こうしてキャリアを見返すと、やはりとんでもない経歴ですね。未だにSSに悩むBOSに、彼が残っていたらなと何度も思う。現状でも素晴らしいキャリアですが、精神面でもしっかし成長していれば、さらに上のレベルの選手になれてたんじゃないかな。そうならないうちに、キャリアの下り坂を迎えつつあるようで、非常に残念です。

(14年追記)FAでBOSに帰還。キャリアをここで終えてもらいたいですね。LFにコンバートされるようで、Manny Ramirezの後継者として、David Ortizとのコンビに期待したい。またキャラには合わないですが、同じ攻撃型SSとして、Xander Bogaertsにもアドバイスしてあげて欲しいところです。

Former Sox Prospect Review: Pedro Reyes, LHP

今回は、今年7月にリリースされていたらしい、Pedro Reyes。昨年のラテンプログラムの最優秀投手が半年もせずにリリースって...。海外FAで良い投手をちゃんと獲ってよ。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Pedro Reyes (ペドロ・レイエス)
Full Name: Pedro Jose Sanchez Reyes
Position: LHSP
Born: May 28, 1993
Birthplace: Cotui, Dominican Republic
Height: 6-0
Weight: 155
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (January 2010)
Signing Bonus: Not Announced
How Left: Released (July 2012)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

細く、やや小さめの体格。スリークォーターから、ルーズなフォームで投げるが、ややハードに投げ過ぎる傾向がある。メカニクスもばらつく傾向がある。88~91 mphの速球は利き腕側に変化する。目立つ球威のない軟投派タイプ。利き腕側に変化するチェンジアップは平均レベルになる可能性があるが、現状で平均以下。


[Profile]

10' : DSLでプロデビュー。8 Gに投げたが、コントロールに苦しむ。

11' : DSL2年目でローテに。14 GS/2.88 ERAを残し、この年の傘下のLatin Program Pitcher of the Yearに選出。

12' : GCLでUSデビューし、2 Gに投げるが、2.1 IP/5 BB/0 Kと制球が壊れた。

12' July : リリース。


[Comment]

このタイプで制球力が悪いと、さすがにRkクラスでも打たれますね。

2012年10月22日月曜日

12'-13' Offseason Boston Red Sox Outlook - Outfielder

最後OF編です。全ポジションまとめ終わる前に、Farrell新監督の見返りとして、Mike AvilesがTORにトレードされましたが、一応オフシーズン開始時点というカンジで見てやってください。

*黒字は基本的に枠確定しているメンバー。赤字はトレードやNon-tender等で、流出の可能性あり。緑字はMinorから枠を争う選手。灰色はFAなど流出がほぼ確定的な選手。


[13' Outfielder Outlook]

CF Jacoby Ellsbury (13': arb.3, 14': FA)
RF/CF/LF Ryan Sweeney (13': arb.3, 14': FA)
UT Mike Aviles (13': arb.2 (recently traded to TOR))
UT Pedro Ciriaco (13': min., MiL option: 0)

1B/LF Jerry Sands (13': min., MiL option: 1)
LF/RF Daniel Nava (13': min., MiL option: 1)
RF/CF/LF Ryan Kalish (13': min., MiL option: 1)
*LF/RF/CF J. C. Linares (under MiL contract)
*LF/RF Alex Hassan (under MiL contract, Rule 5)
*LF/RF Jeremy Hazelbaker (under MiL contract, Rule 5)
*CF/RF Che-Hsuan Lin (DFA'd (on waivers))
*CF Jackie Bradley Jr. (under MiL contract)
*RF Bryce Brentz (under MiL contract)


LF/CF/RF Scott Podsednik (FA)
RF/LF/CF Cody Ross (FA)
*RF/CF Jason Repko (MiLFA)

2012年10月19日金曜日

12'-13' Offseason Boston Red Sox Outlook - Middle Infielder

M-IF編です。予想通り失敗だったトレードで、Jed Lowrie (HOU)を出し、やっぱりSSの打撃は今年も弱かった。守備は良いとしても、もう少し打てるSSが欲しいんですが、某GMは最近パワーレスなSSのコレクションに熱中しています。

*黒字は基本的に枠確定しているメンバー。赤字はトレードやNon-tender等で、流出の可能性あり。緑字はMinorから枠を争う選手。灰色はFAなど流出がほぼ確定的な選手。


[13' Middle Infielder Outlook]

2B Dustin Pedroia (13': $10M, 14': $10M, 15': $11M option)

UT Mike Aviles (13': arb.2)
UT Pedro Ciriaco (13': min., MiL option: 0)
IF Ivan De Jesus Jr. (13': min., MiL option: 0)

SS Jose Iglesias (13': min., MiL option: 1)

*SS Xander Bogaerts (under MiL contract)
*IF Tony Thomas (under MiL contract, Rule 5)
*IF Ryan Dent (under MiL contract, Rule 5)

*IF Nate Spears

12'-13' Offseason Boston Red Sox Outlook - Corner Infielder

C-IF編です。何といっても1Bがいない。まさかAdrian Gonzalezを出すことになるとは思ってなかったのかもしれませんが、Miles Head (OAK)を出したのは、明らかにこれに対する備えをしていなかったと言える。傘下の候補もゼロで、誰かを獲ってくるしかない。

*黒字は基本的に枠確定しているメンバー。赤字はトレードやNon-tender等で、流出の可能性あり。緑字はMinorから枠を争う選手。灰色はFAなど流出がほぼ確定的な選手。


[13' Corner Infielder Outlook]

3B Will Middlebrooks (13': min., MiL option: 2)
1B/3B Mauro Gomez (13': min., MiL option: 2)

UT Pedro Ciriaco (13': min., MiL option: 0)
IF Ivan De Jesus Jr. (13': min., MiL option: 0)

1B/LF Jerry Sands (13': min., MiL option: 1)
3B Danny Valencia (13': min., MiL option: 1)
*1B/3B Travis Shaw (under MiL contract)
*3B/1B Michael Almanzar (under MiL contract, Rule 5)
*3B Kolbrin Vitek (under MiL contract)


DH David Ortiz (FA)
1B James Loney (FA)
*1B Reynaldo Rodriguez (MiLFA)
*3B/1B Andy LaRoche (MiLFA)

*IF Nate Spears (MiLFA)

2012年10月18日木曜日

12'-13' Offseason Boston Red Sox Outlook - Catcher

C編です。11年終盤には既にMLBで可能性を見せていたLavarnwayが、予想外にMLBに適応しておらず、将来構想をやや複雑にしている。近未来の正捕手という期待は変わっていないけど、13年中にそうなるかはやや疑問となっている。

*黒字は基本的に枠確定しているメンバー。赤字はトレードやNon-tender等で、流出の可能性あり。緑字はMinorから枠を争う選手。灰色はFAなど流出がほぼ確定的な選手。


[13' Catcher Outlook]

C Ryan Lavarnway (13': min., MiL option: 2)

C Jarrod Saltalamacchia (13': arb.3, 14': FA)

*C Dan Butler (under MiL contract, Rule 5)
*C Christian Vazquez (under MiL contract, Rule 5)

*C Guillermo Quiroz (DFA'd, MiLFA)

12'-13' Offseason Boston Red Sox Outlook - Reliever

つづいてRP編です。某GMによるトレード2件のせいで、人数だけは多いのに、しっかりと後ろを任せられる選手がいない。40人枠に入れたい若手も多く、効率的に整理する必要がある。

*黒字は基本的に枠確定しているメンバー。赤字はトレードやNon-tender等で、流出の可能性あり。緑字はMinorから枠を争う選手。灰色はFAなど流出がほぼ確定的な選手。


[13' Reliever Outlook]

RHRP Andrew Bailey (13': arb.2)
RHRP Mark Melancon (13': min., 14': arb.1, MiL option: 0)
RHRP Junich Tazawa (13': min., 14': arb.1, MiL option: 1)
LHRP Craig Breslow (13': arb.3, 14': FA)

LHSP/RP Franklin Morales (13': arb.2, MiL option: 0)
RHRP Daniel Bard (13': arb.2 (Super 2), MiL option: 2)
RHRP Alfredo Aceves (13': arb.2)
LHRP Andrew Miller (13': arb.2, MiL option: 0)
LHRP Rich Hill (13': arb.3, 14': FA, MiL option: 0)
RHRP Scott Atchison (13': arb.1, MiL option: 0)
RHRP Clayton Mortensen (13': min., MiL option: 0)

RHSP/RP Zach Stewart (13': min., MiL option: 1)
RHRP Chris Carpenter (13': min., MiL option: 1)
RHRP Pedro Beato (13': min., MiL option: 2)
RHRP Sandy Rosario (13': min., MiL option: 1)
*RHRP Alex Wilson (under MiL contract, Rule 5)
*RHRP Josh Fields (under MiL contract, Rule 5)
*RHRP Jose De La Torre (under MiL contract (re-signed), Rule 5)
*RHRP Brock Huntzinger (under MiL contract, Rule 5)
*RHRP Ryan Pressly (under MiL contract, Rule 5)
*RHRP Chris Martin (under MiL contract)
*RHRP Aaron Kurcz (under MiL contract)
*RHRP Chris Balcom-Miller (under MiL contract, Rule 5) 
*RHRP Pete Ruiz (under MiL contract, Rule 5)

RHRP Vicente Padilla (FA)
*RHRP Will Inman (MiLFA)
*RHRP Billy Buckner (MiLFA)
*RHRP Michael Olmsted (MiLFA)
*RHRP Caleb Clay (MiLFA)

2012年10月17日水曜日

12'-13' Offseason Boston Red Sox Outlook - Starter

過去2年ほどはこういうのを書くのをサボってましたが、オフシーズン開始時点での、来季のBOSの布陣展望です。少し前に、一応MLBからMinorまでの各ポジション毎のOutlookは書いたけど、こちらは、FA流出やMinorのデプスも含め、MLBに焦点を絞ったバージョンです。まずはSP編から。

*黒字は基本的に枠確定しているメンバー。赤字はトレードやNon-tender等で、流出の可能性あり。緑字はMinorから枠を争う選手。灰色はFAなど流出がほぼ確定的な選手。


[13' Starter Outlook]

RHSP Clay Buchholz (13': $5.5M, 14': $7.7M, 15': $12M, 16': $13M option, 17': $13M option)
RHSP John Lackey (13': $15.25M, 14': $15.25M, 15': min.)
LHSP Felix Doubront (13': min., MiL option: 0)

LHSP Jon Lester (13': $11.63M, 14': $13M option)
LHSP/RP Franklin Morales (13': arb.2, MiL option: 0)

RHSP Rubby De La Rosa (13': min., MiL option: 3)
RHSP/RP Zach Stewart (13': min., MiL option: 1)
RHSP Stolmy Pimentel (13': min., MiL option: 1)
LHSP Drake Britton (13': min., MiL option: 2)
*LHSP Chris Hernandez (under MiL contract)
*RHSP Allen Webster (under MiL contract, Rule 5)
*RHSP Matt Barnes (under MiL contract)
*RHSP Anthony Ranaudo (under MiL contract)

*RHSP Brandon Workman (under MiL contract)

RHSP Aaron Cook (FA)
RHSP Daisuke Matsuzaka (FA)
*RHSP Steven Wright (MiLFA)
*RHSP Nelson Figueroa (MiLFA)

12' Weekly Topics -10/15~10/21

[10/15]

☆ Fall-Winter League Note

[AFL] - Box
投手陣は出番なし。Brentzが1 for 4。Almanzar、C. Vazquezはそれぞれ、1 BB、2 BBを選ぶもヒットなし。

2012年10月15日月曜日

13' Draft Watch - Boston's Strategy ver.1

ドラフトまではまだまだですが、せっかくプロテクトされた全体#7という高順位ピックがありますし、現時点でのBOSのドラフトに関して個人的な好みの選手のリストアップでも。まだFAも全く決まっていない状況で、確定にはほど遠いですが、現時点でのBOSのスロットボーナスプール総額は、約$6.34Mで、昨年より$0.5Mほど少ない。

PapiとRossの再契約が濃厚で、サプリメンタルピックの可能性はほとんどなく、これよりも増える可能性は極小。全体#7ということで、それなりのボーナス要求のある選手をピックするだろうし、ある程度上位集中型のドラフトになりそうな気はします。


[13' Boston's Strategy]

1st round (#7)
Ideally - Clint Frazier (HS-OF)
Other Favorite - Mark Appel (Sr.-RHP), Ryne Stanek (Jr.-RHP), Austin Meadows (HS-OF)
Realistically - Jonathan Crawford (Jr.-RHP), Bobby Wahl (Jr.-RHP), Kohl Stewart (HS-RHP), Trey Ball (HS-LHP/OF), Kris Bryant (Jr.-3B/1B), Oscar Mercado (HS-SS), Austin Wilson (Jr.-OF)

終盤の連敗と、TORやKCの予想外の健闘で、最終的にドラ1は、予想以上の高順位である全体#7となった。このピックはFAの補償に対してプロテクトされており、確定したピックとなっている。これからドラフトまでにまだまだ入れ替わるだろうが、現状確定とまでは言えないものの、Mark Appel、Ryne Stanek、Sean Manaea (Jr.-LHP)、Kris Bryant、Austin Meadows、Clint Frazier、Austin Wilsonの7人が、MockやProspect Ranking上位の常連となっており、基本的にはこの中から1人を選べば良いかと思う。

2012年10月10日水曜日

12' Weekly Topics -10/8~10/14

[10/9]

☆ Fall-Winter League Note

本日、秋季・冬季リーグの目玉であるAFLが開幕。毎日レポートするかはまだ決めてないですが、初日ということで。

[AFL] - Box
Brentzが5番RFで、1 for 4/1 3B/1 K。Almanzarが7番3Bで、1 for 3/1 BB。C. Vazquezが8番Cで、0 for 4/2 K。Vazquezは1人刺しています。投手もBOSから3人が投げるなど、傘下の多くが初日にプレーしました。TEXにトレードされた、Chris McGuinessが4番1Bで出てますね。

Huntzingerが2番手で、2.0 IP/4 H/2 ER/0 BB/0 Kで敗戦投手に。C. Martinは3番手で、2.0 IP/4 H/2 ER/0 BB/1 K。Presslyは最後の4番手で、1.0 IP/1 H/0 ER/0 BB/1 K。

2012年10月5日金曜日

12/10/03 Game162 @New York Yankees

BOSにとっては何の意味もないシーズン最終戦。NYYの嫌がらせをしようにも、松坂さんではね...。結果BALも敗戦し、どちらに転んでも同じだった。一応松坂さんの見納めということで、倍速で見ました。


Matsuzaka: 散々言われてるけど、アームスロットが下がり、手投げになっている。速球は89~93 mph。利き腕側に割と大きく変化する。解説者はシュート回転してしまってると言っていたけど、個人的には球速に頼れなくなり、ムーブを加えようとして、わざとそうしているのではないかと。アームスロットが低いのも、そういうムーブを付けようという意図なのかも。

ただシンカー系の沈む動きよりもむしろ浮き上がる球質で、低めに投げても少し浮いてしまう。Curtis Grandersonの一発は、解説者はうまく打ったと言っていたが、内角低めに投げたボールが、ムーブで真ん中に入り、少し浮いてこれば、低めを打てるバッターにとってはHRを打ってくれというようなもの。

今はどうだか知らないが、元々回転数が多く、当たったら飛ぶタイプでもある。ブレイキングボールは75~78 mph程度だったか。相変わらず曲がりが早く、ボールゾーンに落としても見送られる。打者の待ち球でない時に、ストライクゾーンに集めてカウントを稼ぐ程度だろう。また以前はあまり投げなかった84 mph程度のスプリッターを投げていた。チェンジアップもあったのかもしれないが、いくつかのボールは挟んでいたように見えた。カッターはあまり投げていなかったと思う。

12'-13' Offseason Boston Red Sox -Oct.-

10月です。悲惨だった12年シーズンもようやく終了。PO進出チームより一足先に、BOSのオフシーズンが開始です。まずは噂通りBobby Valentine監督を解任。某GMは相変わらず腰が重いし、監督はちゃっちゃと決めて、ロスター整理等に集中してもらいたい(前記事はこちら)。


[Transaction]

○ 10/3
Transferred 3B Will Middlebrooks to the 60-day DL.

BOSのシーズンは終了ですが、WSが終わるまでは、60日DLが適応される。De La RosaとSandsの加入に向けての動きでしょう。

2012年10月4日木曜日

13' Draft Watch - My Mock Draft ver.1

MLBシーズンが終了し、イニシャルのドラフトオーダーが決まったということで、13年ドラフトのMy Mock Draftのver.1を作りました。去年も3回Mockを作ったけど、13年ドラフトも、シーズン終了時、補償を伴うFAでの移籍がほぼ決まった段階、ドラフト直前くらいでMockを作ろうかなと思います。あと各組織のニーズ等は、各Prospectランキングが出てくれば、ざっとまとめようと思ってるので、このver.1に関しては、その辺は間違いもあるかも。


[13' My Mock Draft ver.1]

1. Houston Astros - Mark Appel, RHP : 来年のドラフトまで、Appelが全体#1の有力候補であり続けるというのは個人的に疑問視しているが、現時点ではやはり最有力になりそう。12年ドラフトでも、要求額さえ折り合っていれば指名していたようだし、スタッフ的には全体#1として相応しいとスカウティングしていたはず。Houston出身でもあるというのは昨年も書いた通り。Scott BorasクライアントでSeniorと言えど、どこまでディスカウントするかは読めないが、さすがに昨季と同様の金額が必要になることはないだろう。スロット限度要求で$5.5~6Mというところで、少し浮かせられれば、お互いに満足なのでは?

13' Draft Watch - Draft Order

12年MLBレギュラーシーズンが終了しました。同時にイニシャルのドラフトオーダーが決定しました。昨季まで、補償ピックを除いて、下から15チームのドラフトピックはプロテクトされていましたが、今季からは補償ピックに関係なく全体#10までがプロテクト。13年ドラフトでは、PITがMark Appelの補償で全体#9のピックがあるため、12年の下から9チーム(TOR)までがプロテクトとなります。MIAが最終戦に勝ったため、BOSは残念ながら全体#7。薄いクラスとも言われますが、これほどの高順位ですし、きっちりプレミアムなProspectをゲットしましょう。


[13' Draft Order]

First Round

1. Houston
2. Chicago Cubs
3. Colorado
4. Minnesota
5. Cleveland
6. Miami
7. Boston
8. Kansas City
9. Pittsburgh (for failure to sign 2012 draft pick Mark Appel)
10. Toronto
(-cut-off for free agent compensation-)
11. New York Mets
12. Seattle
13. San Diego
14. Pittsburgh
15. Arizona
16. Philadelphia
--. Milwaukee (forfeited for free agent Kyle Lohse)
17. Chicago White Sox
18. Los Angeles Dogers
19. St. Louis
20. Detroit
--. Los Angeles Angels (forfeited for free agent Josh Hamilton)
21. Tampa Bay
22. Baltimore
23. Texas
24. Oakland
25. San Francisco
--. Atlanta (forfeited for free agent B. J. Upton)
26. New York Yankees
27. Cincinnati
--. Washington (forfeited for free agent Rafael Soriano)
28. St. Louis (for Lohse)
29. Tampa Bay (for Upton)
30. Texas (for Hamilton)
31. Atlanta (for free agent Michael Bourn)
32. New York Yankees (for free agent Nick Swisher)
33. New York Yankees (for Soriano)

12/10/02 Game161 @New York Yankees

Game 162の開始前にMIAが敗れ、BOSは13年ドラフトは全体#7で確定。やっぱりこの試合だけは、最後勝っておきたかった。来季につなげるという意味でも、NYYに好き放題やらせて終わらないという意味でも。Ellsbury、Pedroiaの電光石火の連打で、2点を先制し、Lesterの早めの降板にも関わらず、9回裏までリードしていたんですが、A. Baileyが全てぶち壊し。


Lester: 速球は大体が91~92 mph。最速94 mph程度。カッターが88~90 mphあたり。カーブは73~74 mph、チェンジアップはほとんど投げなかったが85 mphとかのボールか?球速は出ていない訳ではないけど、やっぱり全盛期からは1~2 mph落ちている。速球も少しカットしており、カッターと厳密な区別は難しいが、とにもかくにもコマンドが悪すぎる。どちらのボールも球威・変化だけを見れば、そこまで悪いようにも見えないが、簡単にカウントを悪くして、甘いボールを投げざるを得ない状況に自ら追い込まれている。

元々、精密なコマンドを駆使するタイプではなかったが、かつては球威、複数の優れたセカンドピッチを持っていて、ある程度アバウトに投げても抑えられていた。一方、今では明らかにストライクゾーンで勝負するのを怖がっている。カーブも以前のタイトな変化はなく、ストライクゾーンから鋭く落ちて、空振りを奪ったのは一度ほどしかなかった。

年齢的には油が乗ってくるはずなのに、なぜこれほど劣化してしまったのか?以前よりかなり太った印象があるし、以前に比べて、後ろに体重が残ったまま投げているようにも見える。とにかく、フィジカルを万全な状態に戻し、球速を取り戻すことが重要でしょうね。ある程度ストライクゾーンで勝負できるようになれば、変化球も生きてくるはず。

2012年10月3日水曜日

12' Weekly Topics -10/1~10/7

[10/1]

☆ Today's Game (Game 160 @NYY)

来季につながる投球を、と思ったけど、何も変わらなかったBuchholzとAceves。それにA. Baileyは、来季本気でクローザーなんだろうか。本日MIAとTORが勝ったため、BOSは来季のドラフト全体#7の可能性が非常に高くなった(BOSが2連勝、TOR、KCが2連敗で#8か#10。BOSが2連敗、MIAが2連勝で#6だけどどちらも可能性は極小)。

あと2試合1勝1敗で#7維持は確定だし、最終戦は我らがDice-Kの対NYY戦ということで、ほぼ負け確定。ということで、明日のLesterだけは絶対勝とうよ。連敗のままシーズン終えるのも悔しいし、明日に全てを注ぎ込め!

Result : NYY 10 - 2 BOS