10月です。悲惨だった12年シーズンもようやく終了。PO進出チームより一足先に、BOSのオフシーズンが開始です。まずは噂通りBobby Valentine監督を解任。某GMは相変わらず腰が重いし、監督はちゃっちゃと決めて、ロスター整理等に集中してもらいたい(前記事はこちら)。
[Transaction]
○ 10/3
Transferred 3B Will Middlebrooks to the 60-day DL.
BOSのシーズンは終了ですが、WSが終わるまでは、60日DLが適応される。De La RosaとSandsの加入に向けての動きでしょう。
○ 10/4
Received RHP Rubby De La Rosa and 1B/OF Jerry Sands from Los Angeles (NL) as PTBNLs in the Josh Beckett, Adrian Gonzalez, Carl Crawford deal.
Designated C Guillermo Quiroz for assignment.
レギュラーシーズンが終了し、PTBNLとなっていた、De La RosaとSandsが正式に移籍してきました。QuirozがDFA。
UT Nate Spears elected free agency.
MiLFAになる選手の中で、Nate Spearsが先陣を切ってFAに。
○ 10/10
Outrighted C Guillermo Quiroz to AAA, Quiroz elected free agency.
Re-signed RHP Jose De La Torre and C/1B Matt Spring.
Guillermo QuirozがMiLFAに。またBAによると、同じくMiLFA予定だったDe La TorreとSpringは再契約したようです。De La TorreはAAAで良い投球をしていたけど、40人枠に入れるのは厳しいと思ってたので、Minor契約で再契約なら良いんじゃないでしょうか。
○ 10/17
Claimed RHP Sandy Rosario off waivers from Miami.
Designated CF/RF Che-Hsuan Lin for assignment.
MIAから右腕リリーフのS. Rosarioをクレーム。C. LinをDFA。Rosarioは90 mph前半から中盤のフラットな速球に、80 mph前半のスライダー。AAAではイニングをわずかに上回る三振を奪い、BB/9もキャリアで2.12。一方で、被打率が高く、MLBでは通用していない。平凡なAAAAリリーフにしか見えない。
一応オプションを1つ残しているが、これだけ右腕リリーフが過剰な中で、40人枠を割くほどの価値は感じない。彼を枠に残して、FieldsやOlmstedがRule 5などで獲られるようなことは避けて欲しい。Linも打撃は今一つ伸びてこないし、40人枠当落線上ではあるが、少なくともMortensenやBeato、Valenciaよりは価値があるんじゃないかと。守備力のある5th OFを探しているNLのチームがクレームする可能性は高いと見られている。
OF Jason Repko elected free agency.
Released IF James Kang.
Jason RepkoがMiLFAに。IFのJames Kangがリリース。毎年この時期に数人リリースされるので、もう何人か一緒にリリースされてるかも。
○ 10/21
Traded UT Mike Aviles to Toronto for RHP David Carpenter and the rights to manager John Farrell.
元BOSの投手コーチで、TORとあと1年契約を残していた、Farrellさんを新監督として迎えることが決定しました。3年契約。契約途中での引き抜きとなったので、補償としてMike AvilesがTORへ。監督⇔選手のトレードはできないので、TORからD. Carpenterを受け取りました。残り最低1年$7M($5M+バイアウト$2M)と割高なAdam Lindを受け取るという話もありましたが、事実ではなかった。
Lindが価値的にプラスかマイナスかは難しいところですが、年俸からして、わずかにマイナスと見るなら、TORはある程度Avilesに価値を見出していることになる。TORは2BのKelly JohnsonがFAで、2Bの候補ともなるし、SSには、Adeiny Hechavarriaはいるが、正SSのYunel Escobarは規律面等から、時々放出の噂も出る。Avilesは最低でもUTのポジションは埋めてくれると考えているようで、フレキシビリティーという意味でも買っているよう。
一方BOSは、J. Iglesiasを開幕からMLBで使うかで悩まされているが、こうなった以上は、Iglesiasを使うつもりだったのかと思われる。Avilesは評価の難しい選手で、色々守れる上に、SS守備も向上しており、そこそこパワーもあって、控えとしては悪くない実力があるようにも思えるが、非常に早打ちで、出塁能力は非常に低い。人間性を評価する人もいるが、12年終盤にベンチに座らされることをやや不満に思っているような発言をしていた。
Iglesiasを使うつもりなら、Avilesをベンチに置いておくのは、やはり爆弾を抱えているのようなイメージもあるし、個人的には出しておいた方が良いと思う。Avilesはそれなりの価値があると思うけど、一方で強い見返りを引き出せるほどの価値はないと思うし、Farrellさんとのストレート交換でもまずまずというように思う。
BOSへの見返りとなったCarpenterは、90 mph中盤の速球とスライダーの典型的なツーピッチリリーフ。まずまず三振を獲れるが、コマンドが甘く、MLBレベルでは打たれている。平凡なAAAA投手と言える。TORでも元々DFAされる予定だったよう。オプションの残りは1つだが、同様のタイプを多く抱えるBOSにとっては、あまり意味はない。
Farrellさんは、TORでもやや選手の規律をまとめきれていなかったという話もあり、今のところまだ疑いの目で見ている部分もあるが、BOSの選手、特に今季不調だった投手陣をよく知っているというメリットはある。まだ監督経験自体も少ないし、多くの識者から、将来的には良い監督・フロントになっていくだろうと見られている。13年は選手だけではなく、監督の成長に重点をおいたシーズンになればと思う。
○ 10/26
HOU claimed CF/RF Che-Hsuan Lin off waivers.
S. Rosarioをクレームした際にDFAしたChe-Hsuan LinをHOUがクレーム。5th OFをロスターに置きやすいNLのチームがクレームするかもと見られていた通り。C. Linは確かに、年齢的にも今後パワーが大きく向上することはないだろうし、インパクトのあるメジャーリーガーになることはないでしょう。凄く大きな損失ではない。ただ何が気に入らないって、Cherington GMになってから、Waiverでクレームされたのは、Luis Exposito (BAL)、Oscar Tejeda (PIT)に続き、既に3人目にもなること。
ここ数年、Rule 5ドラフト対策に追われてiいるし、育成面でも思ったようには行かないということはもちろんよくあることではあるが、チーム事情も絡むとは言え、クレームされるということは、その選手に価値を見出すチームがあるということだし、早め早めに手を打って、動いてもらいたいのだが。
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