Photo from SoxProspect.com
[Player Data]
Name: Hanley Ramirez (ハンリー・ラミレス)
Full Name: Hanley Ramirez
Position: SS/1B/3B/LF/2B
Born: December 23, 1983
Birthplace: Santo Domingo, Dominican Republic
Height: 6-2
Weight: 225
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: (1) International free agent (July 2000); (2) Free Agent (November 2014)
Signing Bonus: $20,000
MLB Debut: September 20, 2005 (Boston)
How Left: (1) Traded to Florida with Jesus Delgado, Harvey Garcia, and Anibal Sanchez for Josh Beckett, Guillermo Mota, and Mike Lowell (November 2005); (2) Released (May 2018)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
今さらこれほど有名な選手で説明は不要ですが、とにかく素晴らしいバネを持った選手。若い頃は特に、ややひょろっとした体格ながら、天性のバットスピードで長打を放つ。身体能力を売りにする黒人選手だけあって、それほど忍耐強い打者ではないが、それでも相手投手が最も恐れていた、08年あたりは年間92 BB。スピードは50 SBが示しています。これだけのオフェンス能力に、SSを務めるだけの、レンジ・肩を持ちますが、基本的に守備は粗く、軽率なミスが減らない。いつまで経っても未熟という印象で、素質を生かし切れていない。そういった向上心も含め、精神面でもたびたび批判を受ける選手。
[Background]
02年に高校を卒業後、カレッジで医学を学ぼうと考えていたが、才能に目をつけたBOSが契約に成功。ボーナスは$20Kと、今振り返ると考えられない安さ。
[Profile]
01' : DSLでプロデビュー。AVG .345/5 HR/13 SBと才能の片鱗を見せ、この年の傘下のLatin Program Player of the Yearに輝いた。
02' : GCL/SS-A LowellでUSデビューし、ここでも圧倒的に打った。SS-Aでチームの最優秀選手に選出。
03' : Low-A AugustaでAVG .275と初めて3割を切った。シーズン終了後、BAから04年度の傘下No.1 Prospectに選出。冬はDWLでプレー。
04' : High-A SarasotaでAVG .310を残し、FSLのAll-Starゲームに出場。その後AA Portlandに昇格。High-Aでチーム最優秀選手に選ばれた他、BAから2年連続で傘下No.1 Prospectに選出。この年もDWLでプレー。
05' : Dustin Pedroiaを2Bに押しやり、AAの正SSで開幕。All-Starゲーム、Futuresゲームに出場。リーグのシーズンAll-Starにも選ばれた。AVG .271に6 HRに終わったが、9月にMLBデビューを果たした。BOSでは現時点で通算2 Gのみの出場で、2 AB/0 H/2 K。
05' Nov. : BOSも苦渋の選択でしたが、Josh Beckettを新エースに迎えるために、Anibal Sanchezらと共にFLAへ放出。
06' : 開幕からファイヤーセール後のFLAでレギュラーに抜擢。順調に成長し続け、51 SBで新人王。
07' : 29 HR/48 2B/51 SBと30-50に迫った。
08' : 6年$70Mで契約延長し、名実共にMiguel Cabreraを放出したチームの顔に。この年はAll-Starに出場し、30 HR/30 SBを達成。シルバースラッガー賞を受賞。
09' : シーズン前にWBCに出場も、オランダに2敗する失態で1次リーグ敗退。2年連続でAll-Star出場。AVG .342を残して、首位打者に輝く。
10' : やや成績を下げると、全力プレーを怠り、チームと揉めた。
11' : AVGが急降下。オフにチームがJose Reyesと契約し、3Bに転向。
12' : モチベーションの問題か、低空飛行を続けたが、夏にLADに移籍すると、やや成績を戻してきた。守備位置もSSへ復帰。
13' : ケガがあって、打席数がやや少ないながら、OPSが1.000を超える猛打ぶり。
14' : スピード・パワーは少し落ちてきたような印象だが、SSとしては未だに高い攻撃力を見せている。K/BBも向上している。一方守備スタッツは平均以下となってきた。
14' : LADからFAになり、4年$88M + Vesting OptionでBOSへ帰還。
15' : 復帰一年目は4月だけで10 HRと素晴らしいスタートを切ったものの、チーム状況が悪化するに従い低調に。新たにチャレンジしたLF守備も酷いプレーを連発し、批判を浴びるように。終盤1B転向が決まったが、直後に肩のケガで離脱。
16' : ウィンターリーグでの調整もせず、不安視されたが、1B守備は良くないものの、それなりに守り、まだ打撃では後半戦にパワーを発揮し、30 HRに到達。勝負所のNYYで逆転サヨナラHRを放った試合からBOSが11連勝して、PO行きを確実にするなど、David Ortizの後釜に相応しいプレーを見せた。
17' : 一昨年同様、STから肩の古傷に悩まされ、一年を通して調子が上がらない打撃が続いた。
18' : オフの手術があったものの、4月はチームのベストヒッターとして、MLB最高勝率のチームを引っ張った。しかし、5月に入って急落。
18' May : ロスターが厳しくなったのと、19年のVesting Optionがあることもあって、DFAされてリリース。
[Comment]
精神的にやや問題のある選手だけど、こうしてキャリアを見返すと、やはりとんでもない経歴ですね。未だにSSに悩むBOSに、彼が残っていたらなと何度も思う。現状でも素晴らしいキャリアですが、精神面でもしっかし成長していれば、さらに上のレベルの選手になれてたんじゃないかな。そうならないうちに、キャリアの下り坂を迎えつつあるようで、非常に残念です。
(14年追記)FAでBOSに帰還。キャリアをここで終えてもらいたいですね。LFにコンバートされるようで、Manny Ramirezの後継者として、David Ortizとのコンビに期待したい。またキャラには合わないですが、同じ攻撃型SSとして、Xander Bogaertsにもアドバイスしてあげて欲しいところです。
2 件のコメント:
移籍後早速の大活躍とツールの巨大さで
どんなすごい選手になっちゃうんだろうと言うのはあったけどちょっとここ数年は停滞気味で元同僚のミギーカブレラとは差がついてしまいましたね。逆にミギーの方は今年再転向した3B守備が思ったより良くて驚きました。
まだSSにこだわりを持っているみたいだけど最終的に守備位置はどこに落ち着くんでしょうね。
BOSも逃がした魚は大きかったのだけど
同時にワールドチャンピオンはトレードされてきた二人なくしてはありえなかったのでWinWinといえばWinWinか。
Anibalも怪我で移籍当初苦しんだけど
いい投手になりましたね。
今オフはグレインキーの次に大きな契約を手にする投手になるんでしょうね。
BFさん
十分な大スターではあるんだけど、才能を考えると、まださらに上に行けたという気持ちが拭えませんね。
あのトレードはWin-Winで間違いないですよね。HanleyがBOSにいたらという想像はするけど、Hanleyをトレードしなければ良かったと思ったことは一度もないですし。
ただAnibalも良い投手になりましたね。途中移籍組で、ドラフトピックを失わずに済むし、高くなり過ぎなければもちろん狙いたい選手の1人だけど、そういった存在は貴重だし、競合多いだろうな...。
コメントを投稿