最後OF編です。全ポジションまとめ終わる前に、Farrell新監督の見返りとして、Mike AvilesがTORにトレードされましたが、一応オフシーズン開始時点というカンジで見てやってください。
*黒字は基本的に枠確定しているメンバー。赤字はトレードやNon-tender等で、流出の可能性あり。緑字はMinorから枠を争う選手。灰色はFAなど流出がほぼ確定的な選手。
[13' Outfielder Outlook]
CF Jacoby Ellsbury (13': arb.3, 14': FA)
RF/CF/LF Ryan Sweeney (13': arb.3, 14': FA)
UT Mike Aviles (13': arb.2 (recently traded to TOR))
UT Pedro Ciriaco (13': min., MiL option: 0)
1B/LF Jerry Sands (13': min., MiL option: 1)
LF/RF Daniel Nava (13': min., MiL option: 1)
RF/CF/LF Ryan Kalish (13': min., MiL option: 1)
*LF/RF/CF J. C. Linares (under MiL contract)
*LF/RF Alex Hassan (under MiL contract, Rule 5)
*LF/RF Jeremy Hazelbaker (under MiL contract, Rule 5)
*CF/RF Che-Hsuan Lin (DFA'd (on waivers))
*CF Jackie Bradley Jr. (under MiL contract)
*RF Bryce Brentz (under MiL contract)
LF/CF/RF Scott Podsednik (FA)
RF/LF/CF Cody Ross (FA)
*RF/CF Jason Repko (MiLFA)
しばらくLFを埋めるものと思われた、Carl Crawfordが夏にLADへトレード。RFのRossがFAで、SweeneyもNon-tenderの有力候補。さらにはCFのEllsburyも残り契約が1年で、13年が再建期になる可能性も高いことから、良い話があれば、放出に踏み切る可能性もある。よく言われていることだが、Scott Borasクライアントで、適正価格での延長は考えられないし、後釜として、J. Bradley Jr.が育ってきていることから、放出はリーズナブルな選択肢と言える。最も都合良いのは、TEXがJosh Hamiltonと再契約できなかった場合に、Elvis Andrusを絡めるということだが、さすがに残り1年では、釣り合いは取れない。
現時点では確定と言えるメンバーはゼロに近い。よっぽどのことがない限りは、Ellsburyは残るだろうし、RFもRossとお互いが再契約に意欲を見せている。一応これで2枠は確定としても、まだLFがぽっかり。Nava、KalishとMinorを卒業扱いの2人がいるが、共にオプションも残しているし、絶対に2人共MLBに置かなければいけない訳でもない。左打ちのKalishと、どちらかと言えば、左打席を得意とするNavaで、プラトーンの相性も良くないし、FAなどでLFを補強し、STでどちらか良かった方を4th OF~プラトーンで使うという可能性が高い。
Rossと再契約に失敗した場合にも備えて、FA市場では積極的に動いておくべきだろう。個人的にはさほど出塁率も高くなく、WARも平凡なRossを元々それほど買っていないし、別に再契約できなくても良いと思っている。C-IF編でも書いたように、スウィッチヒッターで、1Bもこなせて、高出塁率を残せるNick Swisher (前NYY)が欲しかったが、ここに来て、本人が再契約希望を出しているし、NYYも調停をオファーすることが確実視されている。
他の選択肢も、年齢・額的に手頃なカンジの選手が多く、ざっと見た限りでは、やはりShane Victorino (前LAD)あたりが気になる。OF3ポジションを務められるし、Swisher同様ハッスルプレイヤーでもある。Ellsburyを夏にトレードするとなった場合のCFの保険にもなる。調停をオファーされるか、微妙なラインだが、LADも再契約の噂を流しているとは言え、すでにOFに3人の高額契約を抱えており、現実的には戻ってこられても困るはず。
他では、B. J. Upton (前TB)も面白い。TBが引き留めることはないだろうし、$13.3Mをオファーできるとも思えない。未だにポテンシャルの完全開花には至っていない印象だし、まだ比較的若く、ブレイクしてもおかしくない。以上の選手であれば、3年程度の契約は必要となってくると思うが、若手のブレイクに期待して、年数が短く抑えられるベテランを1人加えるというのも悪くはない。単年で済むかはかなり怪しいが、Torii Hunter (前LAA)を1年+オプションや2年で抑えられるなら魅力。
Minorからは、今後1、2年で上がってくるだろう若手が多い。本来なら既に上のスポットを確定されていて欲しかったKalishやNavaに加え、Bradley Jr.やBrentzは13年シーズン中に上がってくることが確実視されるし、Linares、Hassan、Hazelbakerあたりも、上の状態と本人の成績次第では、呼ばれる可能性がある。オフの間にしっかり準備をして、STからアピールしてもらいたい。抜ける方では、Rossに加えて、12年はまずまずガンバったPodsednikや、デプスだったRepkoが抜けるが、下も豊富だし、引き留めることはないだろう。
[13' My Expected Outfielders]
LF: FA (Cody Ross, OF)
CF: Jacoby Ellsbury, CF
RF: FA (B. J. Upton, CF or Shane Victorino, OF)
OF: Daniel Nava, LF/RF
OF: Pedro Ciriaco, UT
Ellsburyは残留の可能性の方が高いだろう。個人的にはRossである必要性は感じないが、さほど高くならないだろうし、最悪左は打てるのでプラトーンで使える。額が安ければ動かしやすいし、妥当な選択肢にも思える。SweeneyはもちろんNon-tender。個人的には、年俸も安いNavaとKalishの両方にロスター枠を掴んで欲しいという気持ちが強いのだが、現実的に考えて、やはり1人を外部から補強せざるを得ない。
上に書いたように、VictorinoかUptonが希望で、13年のみを考えれば、Victorinoが良いかと思うが、14年以降を考えれば、より若く、額的にも若干安そうなUptonが良いようにも思う。強肩でCFを守るレンジもあるUptonはFenwayにフィットするだろう。NavaかKalishは悩ましいが、Kalishの方がよりMinorでやることは多いし、開幕はNavaで行きたい。Upton/VictorinoにRossも一応CFは務められるので、CFを守れる必要はない。
14年以降を考えれば、Bradley Jr. (CF-LHH)、Brentz (RF/LF-RHH)が適応している前提で、Upton (RF/CF-RHH)に、Kalish (OF-LHH)かNava (LF/RF-BHH)が入れば、ポジション・左右のバランスも良いのでは?一応現段階でも、どうにかロスターは組めるし、Minorから上がってくる選手次第で悪くない陣容になる予感はあるが、1BやDHもどうなるかわからないし、両翼にはパワーが欲しい感もある。14年に向けて、Brentzあたりの成長は非常に重要。
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