2012年10月18日木曜日

12'-13' Offseason Boston Red Sox Outlook - Reliever

つづいてRP編です。某GMによるトレード2件のせいで、人数だけは多いのに、しっかりと後ろを任せられる選手がいない。40人枠に入れたい若手も多く、効率的に整理する必要がある。

*黒字は基本的に枠確定しているメンバー。赤字はトレードやNon-tender等で、流出の可能性あり。緑字はMinorから枠を争う選手。灰色はFAなど流出がほぼ確定的な選手。


[13' Reliever Outlook]

RHRP Andrew Bailey (13': arb.2)
RHRP Mark Melancon (13': min., 14': arb.1, MiL option: 0)
RHRP Junich Tazawa (13': min., 14': arb.1, MiL option: 1)
LHRP Craig Breslow (13': arb.3, 14': FA)

LHSP/RP Franklin Morales (13': arb.2, MiL option: 0)
RHRP Daniel Bard (13': arb.2 (Super 2), MiL option: 2)
RHRP Alfredo Aceves (13': arb.2)
LHRP Andrew Miller (13': arb.2, MiL option: 0)
LHRP Rich Hill (13': arb.3, 14': FA, MiL option: 0)
RHRP Scott Atchison (13': arb.1, MiL option: 0)
RHRP Clayton Mortensen (13': min., MiL option: 0)

RHSP/RP Zach Stewart (13': min., MiL option: 1)
RHRP Chris Carpenter (13': min., MiL option: 1)
RHRP Pedro Beato (13': min., MiL option: 2)
RHRP Sandy Rosario (13': min., MiL option: 1)
*RHRP Alex Wilson (under MiL contract, Rule 5)
*RHRP Josh Fields (under MiL contract, Rule 5)
*RHRP Jose De La Torre (under MiL contract (re-signed), Rule 5)
*RHRP Brock Huntzinger (under MiL contract, Rule 5)
*RHRP Ryan Pressly (under MiL contract, Rule 5)
*RHRP Chris Martin (under MiL contract)
*RHRP Aaron Kurcz (under MiL contract)
*RHRP Chris Balcom-Miller (under MiL contract, Rule 5) 
*RHRP Pete Ruiz (under MiL contract, Rule 5)

RHRP Vicente Padilla (FA)
*RHRP Will Inman (MiLFA)
*RHRP Billy Buckner (MiLFA)
*RHRP Michael Olmsted (MiLFA)
*RHRP Caleb Clay (MiLFA)

ほぼ確定なのは、A. Bailey、Melancon、田澤、Breslowの4人。前2人は良い話があれば、出すのは全然構わないけど、某GMの失敗を認めるようなものだからやらないでしょう。Baileyは引き続きクローザーを務めるはずですが、12年終盤のような投球を続けていれば、遠からずクローザー失格になると思う。しっかりコンディションを整えて臨んで欲しい。Melanconも12年終盤ややスタッフが向上したということだが、見る限り平凡なミドルリリーフ以上ではない。安いというだけが取り柄。

田澤は、大きく成長し、12年終盤は明らかにチームのNo.1リリーフだった。一応オプションも残ってはいるが、今のスタッフをSTでも見せられれば、セットアップの1枠は確定だろう。一方、Breslowは絶対的なセットアップとまでは言えないし、現状のロスターには左が割と豊富で、残り契約も1年ということで出しても良いが、さほど大きな価値も出ないだろうし、経験豊富さと、あまり左右の相性を考えなくて良いタイプの選手ということで、取りあえずはミドルリリーフから7回セットアップの一角として残るかと思う。

以下の選手はほぼ全員がトレード候補となりそう。まずは先発転向で完全に壊れたD. Bardに、クローザー剥奪後は、モチベーションの低下と問題行動ばかりが目立ったAceves。Acevesはチームによっては価値があるだろうし、素行を問題視しないならなおさらだ。Bardに関しては、現在の状況では大きな見返りを出すチームがあるとは思えないが、年俸も上がってくるし、取りあえず放出先を探そうとするのでは?F. Moralesは先発・リリーフどちらも対応可ということで、利便性の高さから、優先して出すとは思えないが、先発の補強具合次第では可能性あり。

A. MillerとR. Hillは、対左メインの二枚目のリリーフ左腕ということで役割が被っており、基本的には二択。Millerの方が、より上限は高く、残り契約期間も長いということで、手放すにはやや躊躇われる部分もあるが、未だに制球は不安定でリスクも大きい。そのような長所がトレード価値にも反映されることを考えれば、個人的にはMillerの方を売りに出すという方に傾いている。

Atchisonに関しては、枠があれば残しても良いと思うが、12年はやや出来過ぎの印象も受けるし、年齢的にもこれ以上は期待できないだろう。そこそこのミドルリリーフを探しているチームにさっさと売り払うべきだと思う。Mortensenはシーズン中盤まではトレード価値が出るかなと思っていたが、終盤戦を見る限り、MLBレベルにはない。オプションも切れており、トレードできれば儲けもの程度。

Minor組でも、Z. Stewart、Beatoや最近獲得したS. Rosarioなども40人枠に置いておくには微妙だが、トレード価値もないし、どちらかと言えば、機を見てDFAし、Minorのデプスにしたいと思うだろう。CarpenterやRule 5ドラフト対策で、40人枠入りが確実視されるA. WilsonやFieldsは、夏に向けてAAAで準備を整えることになる。右腕の候補は非常に豊富だが、一方でMinorには左腕のデプスはほとんどないし、MLBのロスターには左腕を取りあえず3人は置いておきたい。いざとなれば、C. HernandezやBrittonを回すことも考慮する必要があるだろうが。

MLBのFAではPadillaが抜ける。強心臓の持ち主で、12年は中盤までセットアップとして活躍。枠を作れるのなら、個人的には再契約には割と乗り気だけど、終盤戦の球威を見ていると、どうしてもというほどではないようにも感じる。また、MiLFAに関しては、High-A/AAでブレイクしたOlmstedは何とか流出を防ぎたい。

今季から、リリーフに関しては、ドラフトピックを失いにくいような制度に変更されたし、FAでリリーフを得ることもできなくはない。Baileyの状態を考えれば、ある程度クローザーとしても考えられるリリーフを一枚加えるのも悪くないだろう。ただ前提として、既に余剰気味の現有戦力をしっかり整理するという条件が付くが。トレード獲得に関しては考慮する必要は全くなし。


[13' My Expected Relievers]

CL: Andrew Bailey, RHP
ST1: Junichi Tazawa, RHP
ST2: Craig Breslow, LHP
MR1: Mark Melancon, RHP
MR2: Daniel Bard, RHP
MR3: Rich Hill, LHP
LR: Franklin Morales, LHP

予測布陣としては、特にFA等では誰も獲らないシナリオで組んでみた。元々リリーフは水物という印象が強いし、ポッと出の選手が大活躍しやすい反面、絶対的に計算できる選手なんて、MLBにも数人しかいない。個人的には、13年はリビルドの年と考えているし、しっかりした層があるのだから、若手からの抜擢も含めて、調子の良い選手をどんどん使うようにしていけばそれなりに戦えるブルペンを組めると思う。

ロングリリーフはSP編でも書いた通り、先発のデプスをいう意味も含めてMoralesを起用。HillとMillerは上に書いた理由で、Hillを残してMillerをトレード。あとは、満足いくトレード先が見つからない可能性が高いと思うので、Bardはロスターに残した。取りあえずミドルリリーフからやり直し。勝ちパターンでは、Baileyの状態も不安だし、田澤、Breslowのセットアップも若干不安がある。ベストシナリオは、Bardがスタッフを取り戻し、クローザーに。Bailey以下を、それぞれ1つ下のスポットにスライド、というものでしょうか。

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