2013年6月28日金曜日

Former Sox Prospect Review: Wendell Rijo, 2B

今回は、昨季の海外FAでBOSが契約した最大の大物、Wendell Rijo。膝のACLを断裂していましたが、それにも拘わらずDSLをスキップして、開幕からGCLでプレーしています。もうすぐ今季の海外FA市場も開幕しますが、先輩として良い所を見せて欲しい。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Wendell Rijo (ウェンデル・リホ)
Full Name: Wendell Rijo
Position: 2B/3B/SS/1B
Born: September 5, 1995
Birthplace: La Romana, Dominican Republic
Height: 5-11
Weight: 170
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (July 2012)
Signing Bonus: $575,000
How Left: Traded to Milwaukee with Aaron Wilkerson for Aaron Hill (July 2016)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

M-IFとしては平均的な体格。パワーはさほどないが、年齢の割には成熟した選手と言われる。DPLではSSでもプレーしていたが、肩はそれほど強くなく、2Bに移るだろうと見られていた。スピードも平均的で、特に膝をケガしただけに、今後大きく向上することは無さそう。


[Background]

父親はMLBのスカウト。春のDPLのチームのプロモーションで各チームを回ってた際のBOSのFort Myersでのエキシビジョンで膝のACLを断裂。12年の秋から13年のXSTにかけては、Fort Myersでリハブに取り組んだ。7/2のProspect RankingではBA #10。ボーナスとは別に$50Kの教育費を受け取ったよう。


[Profile]

13' : DSLをスキップして、直接GCLでUSデビューし、しっかり打った。HRこそなかったものの、それなりに二塁打は放ったし、何と言ってもK/BBが素晴らしい。膝のケガの後だが、しっかりと盗塁も決めている。GCLのシーズン終了後にSS-A Lowellへ昇格し、3試合で先発。インプレッシブな打席を見せた。

14' : 18歳にして、Low-A Greenvilleへ。アベレージは伸びきらなかったが、オーバーマッチというカンジではなく、しっかりボールも選べていたし、しっかりパワーも発揮した。

15' : High-A Salemでフルシーズンを過ごしたが、アベレージが伸びてこない。全くのパワーレスではないが、スピード・パワー共に平凡な成績。

16' : 前年High-Aでも苦戦していたが、Yoan MoncadaがHigh-Aに行ったこともあり、AA Portlandで開幕したが、やはり苦戦。シーズン半ばには、Moncadaと入れ替わる形で、High-Aへ降格。

16' July : Aaron Hillの見返りでMILへ。

16' : ARI傘下ではSSでプレーすることが多かった。High-A降格で少し戻しかけた調子も再び下降線。

17' : High-A/AAに戻ってプレーしているが、やはり打撃に進歩が無い。

18' : MILからシーズン中にNYYへ。どちらでもAAで打率2割前半。

19' : AAではあまり打てていないが、AAAではまずまず。そこそこボールを見るし、ボールの影響か13 HRとパワーも少し増した。

20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。

21' : ATL-AAでコンタクトはイマイチも、出塁とパワーは悪くない。

22' : PHIでAAを主戦場としてプレー。そこそこ打っているが、MLBはなかなか視界に入ってこない。

23' : PHIをリリースされて独立リーグへ。


[Comment]

Sean Coyle、Mookie Bettsなど、今季は2Bの期待株が目立っていて、Rijoも期待度では引けを取らない。ポジション的にはどうしても後回しにされがちなポジションだけど、もちろん充実しているに越したことはない。将来的にはDustin Pedroiaの後釜を狙えるよう、しっかりと成長してもらいたい。

0 件のコメント: