2015年7月31日金曜日

15' Midseason Prospect Ranking -Thirdbase-

15年シーズン中間時点での、各ポジションごとの、BOSのMy Prospect Rankingです。何と言ってもDeversですね。18歳でのLow-Aも全く問題なく打ち込み、むしろまだHigh-Aに上げないのか?といった議論すら出るように。


[15' Midseason Thirdbase Ranking]

Five-Star Prospect

1 (1). Rafael Devers, 3B, Low-A : ○打撃全般、成熟度/×守備

Three-Star Prospect

2 (-). Michael Chavis, 3B, Low-A : ○パワー、精神面/×コンタクト

- (-). (Deven Marrero, SS/2B/3B (SS))

- (-). (Mauricio Dubon, SS/2B/3B (2B))

Two-Star Prospect

3 (2). Garin Cecchini, 3B/1B/LF, AAA : ○選球眼/×パワー、守備

- (-). (Sean Coyle, 2B/3B/OF, AA (2B))

- (-). (Travis Shaw, 1B/3B/LF, AAA (1B))

- (3). (Carlos Asuaje, 2B/3B/LF, AA (2B))

One-Star Prospect

4 (5). Victor Acosta, 3B/2B/OF, GCL : ○打撃/×守備

5 (NR). Roldani Baldwin, 3B/C : ○コンタクト/×守備

15' Midseason Prospect Ranking -Secondbase-

15年シーズン中間時点での、各ポジションごとの、BOSのMy Prospect Rankingです。BOSはいつも割とここは厚いのですが、Pedroiaがいることもあって、毎年ブロックされている。昨年の#1だったM. Bettsも現状はCFに固定。まぁMoncadaくらいの打撃ツールがあれば、どこでも務まるでしょうが。


[15' Midseason Secondbase Ranking]

Five-Star Prospect

1 (New). Yoan Moncada, 2B, Low-A : ○全ツール/×USへの適応

Three-Star Prospect

- (-). (Deven Marrero, SS/2B/3B (SS))

- (-). (Marco Hernandez, SS/2B (SS))

2 (-). Mauricio Dubon, 2B/SS/3B, High-A : ○コンタクト、守備/×上層での実績

Two-Star Prospect

3 (3). Wendell Rijo, 2B, High-A : ○若さ、バランス/×健康、コンタクト

4 (2). Sean Coyle, 2B/3B/OF, AAA : ○パワー/×健康、コンタクト

5 (-). Carlos Asuaje, 2B/3B/LF, AA : ○選球眼/×パワー

2015年7月30日木曜日

15' Midseason Prospect Ranking -Firstbase-

15年シーズン中間時点での、各ポジションごとの、BOSのMy Prospect Rankingです。昨季ドラフトのTravisが既にAAまで上がって来ており、そこでもまずまず打っている。もう少しパワーが欲しいけど悪くない。個人的にはそれよりLonghiに期待を掛けていますが。


[15' Midseason Firstbase Ranking]

Three-Star Prospect

1 (2). Sam Travis, 1B, AA : ○コンタクト、選球眼/×パワー

2 (-). Nick Longhi, 1B/RF, Low-A : ○若さ、上限、コンタクト/×パワー

Two-Star Prospect

- (-). (Garin Cecchini, 3B/1B/LF, AAA (3B))

3 (1). Travis Shaw, 1B/3B/LF, MLB : ○パワー、選球眼/×コンタクト

One-Star Prospect

4 (3). Josh Ockimey, 1B, SS-A : ○パワーポテンシャル/×コンタクト、三振率

5 (4). Jantzen Witte, 1B/3B, AA : ○コンタクト/×パワー、伸びしろ

15' Midseason Prospect Ranking -Catcher-

15年シーズン中間時点での、各ポジションごとの、BOSのMy Prospect Rankingです。C. Vazquez、Swihartが立て続けに卒業し、一気に薄くなりました。そこを不安視したのか、今季のドラフトでは上位ドラ3でReiを指名。現時点では彼くらいしかまともな捕手Prospectはいない。Denneyが馬鹿なことをしなければ...。


[15' Midseason Catcher Ranking]

Two-Star Prospect

1 (New). Austin Rei, C, SS-A : ○守備全般、成熟度/×パワー、上限

One-Star Prospect

2 (NR). Devon Fisher, C, GCL : ○肩、パワー/×コンタクト

3 (NR). Ben Moore, C, Low-A : ○コンタクト/×捕手経験

4 (NR). Jake Romanski, C, AA : ○コンタクト、守備/×パワー

5 (NR). Jordan Procyshen, C, High-A : ○守備/×上層での実績

2015年7月29日水曜日

15' Midseason Prospect Ranking -Reliever-

15年シーズン中間時点での、各ポジションごとの、BOSのMy Prospect Rankingです。今季はLightやMercedesなど、開幕からリリーフに転向した選手が多かった。AA/AAA/MLBと上がる時の壁にぶつかっている選手も多いが、球速のある選手が多く、先発と逆にこちらの層は厚くなって来ている。


[15' Midseason Reliever Ranking]

Three-Star Prospect

1 (-). Matt Barnes, RHP, MLB : ○球威/×被HR、対ランナー

Two-Star Prospect

2 (-). Pat Light, RHP, AAA : ○球威、SF/×上層での実績、Rule 5

3 (1). Heath Hembree, RHP, MLB : ○球威、実績/×健康

One-Star Prospect

4 (NR). Williams Jerez, LHP, AA : ○球威、左腕/×実績、Rule 5

5 (NR). Jonathan Aro, RHP, MLB : ○制球/×支配力

15' Midseason Prospect Ranking -Starter-

15年シーズン中間時点でのBOSのMy Prospect Rankingです。今季も中間ランキングはポジション毎です。フラッグディールの季節なので、もしトレードがあれば、少し修正します。13年までは20人をランクしていたけど、昨年は15人に減らし、今季は15人選ぶのすら難しくなっている。A. Espinozaは素晴らしいけど、全体的に薄くなっている印象。


[15' Midseason Starter Ranking]

Four-Star Prospect

1 (4). Brian Johnson, LHP, MLB : ○安定感、コマンド/×球威

2 (1). Henry Owens, LHP, AAA : ○CH、被打率/×球威、制球

3 (NR). Anderson Espinoza, RHP, GCL : ○球威、完成度/×体格

Three-Star Prospect

- (5). (Matt Barnes, RHP, MLB (RP))

4 (9). Michael Kopech, RHP, Low-A : ○球威/×制球、メイクアップ

5 (7). Trey Ball, LHP, High-A : ○被打率/×奪三振率、FB%

Two-Star Prospect

6 (NR). Ty Buttrey, RHP, High-A : ○リバウンド/×奪三振率、支配力

7 (13). Daniel McGrath, LHP, High-A : ○被打率、奪三振率/×球威、FB%

8 (11). Teddy Stankiewicz, RHP, High-A : ○体格/×奪三振率、被打率

One-Star Prospect

9 (15). Jake Cosart, RHP, SS-A : ○球威/×制球、コマンド、安定感

10 (NR). Karsten Whitson, RHP, DNP : ○上限/×健康、プロでの実績

11 (NR). Christopher Acosta, RHP, DSL : ○体格、上限/×実績

12 (New). Logan Allen, LHP, GCL : ○体格、完成度/×伸びしろ

13 (NR). Kevin McAvoy, RHP, High-A : ○GB%/×奪三振率、制球

14 (NR). Jalen Beeks, LHP, Low-A : ○完成度/×支配力、先発適性

15 (New). Marc Brakeman, RHP, YTD : ○球威/×体格、健康

15' Weekly Topics -7/27~8/2

[7/27]

☆ Today's Game (Game 100 vs CWS)

Shane Victorinoがトレードされ、今季も白旗を揚げることが決まったちょうど100試合目は、今季を象徴するような投手陣の乱れで敗戦。やっぱり接戦の試合で6、7回を投げれるリリーフがいないのは致命的ですね。今日シーズンが終われば、来季のドラフトは全体#5ピック。44勝56敗は100試合時点では、1962年(?)以降で最低の勝率だそうです。

Result : BOS 8 - 10 CWS (W44-L56)

2015年7月28日火曜日

15' Minor League Season Memo -7/27~8/2-

本日、Shane Victorinoがトレードされました。いよいよフラッグディール大詰めですが、一応白旗を揚げたことになるのかな?前週の結果はこちら


○ 7/27

[AAA] : CF/RF Rusney CastilloがMLBにコールアップ。
[A] : C David SopilkaがDLから復帰。

[AAA] - Offday

[AA] - Box
Rosenbaumが4.0 IP/10 H/2 ER/1 BB/3 K。Auglieraが3.0 IP/1 ER/1 BB。M. Millerが2 H。

[A+] - Box
McGrathが5.0 IP/7 H/6 ER/3 BB/4 K。もう一歩かな?Lawleyが3 H/2 2B、Alldayが2 H。

[A] - Box
J. Fernandezが7.0 IP/5 H/0 ER/1 BB/6 K。延長15回の試合で最後は捕手で先発したWatkinsがマウンドに上がってセーブを挙げた。Longhiが5 H/3 2B、Marsが4 H/1 2B、B. Hudson、D. Lopezが2 H。Chavisが2 H/1 HR (9)。

[A-] - Offday

[GCL (Game1)] - Postponed (Rain)

[GCL (Game2)] - Postponed (Rain)

[DSL1] - Box
Bazardoが3.0 IP/7 H/4 ER/3 BB/3 K。Yoveraが2 H。

[DSL2] - Box
Calvoが1.0 IP/1 H/3 ER/1 BB/1 K。Cedrolaが2 H。

Former Sox Prospect Review: Yoan Aybar, LHP/OF

今回は、今季からUSでプレーする海外FA組紹介のトリ、Yoan Aybar。まだ大ブレイクではありませんが、GCLでも期待に応えてよく打っています。

Photo from SoxProspects.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Yoan Aybar (ヨアン・アイバー)
Full Name: Yoan Aybar
Position: LHRP/CF/RF
Born: July 3, 1997
Birthplace: Bani, Dominican Republic
Height: 6-2
Weight: 165
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: Not drafted
How Acquired: International league free agent (July 2013)
Signing Bonus: $450,000
How Left: Traded to Colorado for Christian Koss (December 2020)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

CFとしてはまずまずの上背があるが、現状では非常に細い。もう少し体格的にはパワーアップする必要がありそう。運動能力が高いアスリートタイプ。オープンスタンスでクラウチング気味の構え。スウィングも荒削りだが、ボールを救い上げる軌道は良い。バットスピードも高い。一方、ディシプリンも磨かれておらず、非常にアグレッシブなヒッター。パワーは現状ではあまり無い。平均的な走者で、守備も平均的。肩は彼の最大のツールで、体格が成長するならRFが最適になりそう。打者として成長できず、18年に投手転向。肩の強さもあり、速球は93~97 mphと威力がある。スライダーがセカンドピッチ。


[Profile]

14' : DSLでプロデビュー。8月に急降下してシーズンを終えたが、アベレージ.270越えで、プロデビューとしては悪くなかった。9 3Bが目を引く。守備面では、序盤Luis Alexander BasabeにCFを譲ってRFに入ることも多かった。BasabeがGCLに昇格した中盤戦以降はCFを務めた。リーグのAll-Starゲームに出場。

15' : GCLでUSデビュー。6、7月はしっかり打っていたのだが、最後失速して終了。ある程度当てる力はありそうだが、早打ちでパワーも今のところあまり見せていない。

16' : SS-A Lowellで、CFのレギュラー待遇を受けたが、結果的には悲惨な成績。バットにボールが当たった時は細身の体格に似合わず、長打を放ったが、コンタクト、選球眼、盗塁技術、とスキルが絡む部分があまりにも未熟。

17' : Low-A Greenvilleでオーバーマッチで再びSS-Aへ逆戻り。こちらでもさほど打てていない上に、絶望的なフリースウィンガー。

18' : 打者として結果が出ず、強肩を生かすために今季投手転向。GCL/SS-Aレベルだが、一応三振はしっかり取れている。

19' : Low-Aでシーズンの大半を投げた後、野手としては到達できなかったHigh-A Salemへ投手として昇格。如何せんノーコンでストライク率が50%にも達しないようでは厳しい。ただフロントはアームを評価しており、AFLにも派遣することに。

20' : COVID-19の影響でマイナーシーズンがキャンセル。

20' Dec. : 40人枠整理目的でCOLへトレード。

21' : COL-AAで通年ブルペンで投げるが、制球難は変わらず。

22' : COLがDFAしてCWSへ。AA/AAAで投げるも、相変わらずの制球。


[Comment]

現状でも飛び抜けたスピードが無いので、いずれはRF中心になりそう。それでやっていけるだけのパワーと打撃が身に付くかですね。

Former Sox Prospect Review: Daniel Gonzalez, RHP

今回は、昨季DSLでプレーした選手の中で、今季唯一GCLをスキップしてSS-Aでプレーする、Daniel Gonzalez。2年前のDSLで素晴らしい成績を残した時からちょっと注目しています。

Photo from SoxProspects.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Daniel Gonzalez (ダニエル・ゴンザレス)
Full Name: Daniel Jose Alvarado Gonzalez
Position: RHSP/RHRP
Born: February 9, 1996
Birthplace: Maturin, Venezuela
Height: 6-5
Weight: 210
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (September 2012)
Signing Bonus: Not Announced
How Left: Minor league free agency (November 2019) 
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

6'5"と非常に長身。体重はリストされているよりも重そうに見え、既に230 lbsほどありそうで、それだと体格的には伸びしろは小さそう。身体を折り曲げるように投げ、アームアクションもクリーンではない。やや複雑なアクションのため、フォームが安定していない。速球は80 mph中盤。68~71 mphのカーブはルーピー。制球が良い。


[Profile]

13' : DSLでプロデビュー。序盤はリリーフからPiggy-Backという使われ方だったが、シーズンでたった3 BBという安定した制球力で徐々にイニングを増やし、終盤戦は何度か先発で投げた。スタッツを信用しづらいDSLとは言え、0.58 WHIPは驚異的。

14' : 前年素晴らしい成績を残し、US行きかと思っていたが、再びDSLへ。開幕投手を任されると、そのままシーズンを通してエースとして活躍。9勝無敗と勝ち切ったし、9勝、15 GS、72.0 IPはいずれも05年以降のチーム記録。リーグのAll-Starゲームで先発した。POでも初戦で6回ノーヒッター。シーズン後半戦から31.1 IPの無失点記録を続けた。

15' : GCLをスキップして、SS-A LowellでUSデビュー。その中でソリッドな成績を残したが、明らかに投球内容で劣るJavier Rodriguezの後ろでPiggy-Backでずっと投げされていたのが残念。

16' : Low-A Greenvilleで開幕し、若干オーバーマッチ気味で打たれていたが、一旦SS-Aに戻って調子を取り戻すと、再昇格後は安定した制球を武器に好投を見せた。

17' : Low-Aで素晴らしい数字を残し、一旦昇格したHigh-A Salemでもしっかり投げていたにも関わらず、ロスターの都合で再びLow-Aへ。K/9やK/BBなども優秀でスタッツ面では非の打ちどころがないが。

18' : ようやくHigh-Aへ定着したが、下のクラスのようには安定して投げられず。Piggy-Backと先発で多くのイニングを投げたが、制球は良いものの、被打率や奪三振率が悪い。

19' : High-Aまで来て、やや苦しくなって来ている。制球は相変わらず良いが三振が取れず、被打率もかなり高くなっている。

19' Nov. : MiLFAに。


[Comment]

レポートはこの春のもので、これだけ見るとあまり良く見えないが、まだ若いし、悪い日だったのかもしれない。伸びしろは大きくはないかもしれないが、まだ若いし、比較的まとまっている点を評価している。

2015年7月27日月曜日

Former Sox Prospect Review: Enmanuel De Jesus, LHP

今回は、前回紹介したJhonathan Diazと同期の同じベネズエラ人左腕、Enmanuel De Jesus。元BOSのFelix Doubrontと同じプログラム出身だそうです。

Photo from SoxProspects.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Enmanuel De Jesus (エマニュエル・デヘスス)
Full Name: Enmanuel Jose Sandoval De Jesus
Position: LHSP/LHRP
Born: December 10, 1996
Birthplace: Valencia, Venezuela
Height: 6-3
Weight: 190
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (July 2013)
Signing Bonus: $787,500
MLB Debut: September 9, 2023 (Miami)
How Left: Minor league free agency, signed with San Francisco (November 2021)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

まだ筋肉が付く余地があるが、優れた投手体格。ルーズなメカニクスで速球は80 mph中盤から後半。カーブとチェンジアップを持つが、まだ修練が必要。コマンド・制球に優れる。


[Background]

7/2の海外FAのランキングはMLB #24。Doubrontと同じベネズエラのプログラム出身。


[Profile]

14' : DSLでプロデビュー。Jh. Diazと共にしっかりローテを守って十分な数字を残した。Diazよりも多少被打率が悪く、何度か打たれる試合も。

15' : GCLでUSデビュー。Piggy-Backとして二番手で投げることが多かったが、完成度が売りのタイプで安定感はズバ抜けていた。K/9は今一つだが、与四死球率・被打率が低く、奪三振率で見ればもう少し良くなる印象。GCL終了後に、SS-A Lowellで1試合だけ登板。

16' : SS-Aで開幕したが、Anderson Espinozaのトレード等もあってLow-A Greenvilleへ。しかし、Low-Aですらオーバーマッチ。

17' : Low-Aで少し投げたが打たれており、またもSS-Aで投げた。

18' : Jh. Diazと同じく、ほとんどの登板をLow-Aで過ごした。Low-Aでは十分な投球を見せられるようにはなって来たが、支配力はあまり無く、2試合ほど投げたHigh-A Salemでも打ち込まれている。

19' : High-Aでソリッドには投げているものの、上のクラスに上がって行けるような強い押しがない。

20': COVID-19でシーズンが無く、オフにMiLFAになるも再契約。

21' : AA Portland/AAA WorcesterでPiggy-Backと谷間の先発で起用。元々制球は悪くないし、今季はリリーフが多かったせいか奪三振が向上。オリンピックのベネズエラ代表でプレーする栄誉にも。ただ同期のJ. Diazは同じ昨季のMiLFAでLAAに移り、弱小チームということもあってMLBデビュー。明暗が分かれた。

21' Nov. : MiLFAに。

22' : SFのAAAでスウィングマンを務め、四球が多いもののまずまず。

23' : 平凡な1年だったが、9月に初のMLB昇格とデビューを飾った。

24' : 韓国リーグでプレー。


[Comment]

伸びしろよりも、フロアーの選手に見える。Low-Aくらいまではよく投げるでしょうが、その上では速球の球威もそうだけど、変化球やコマンドに磨きを掛ける必要がある。

Former Sox Prospect Review: Jhonathan Diaz, LHP

今回は、昨季のDSLでしっかりと結果を残した13'-14'の海外FA契約の大物、Jhonathan Diaz。同期で同じベネズエラ出身のEnmanuel De Jesusと共に、今年からUSデビューするはずでしたが、昨オフから長期ケガ人リストに入っている。TJなのかな?

Photo from SoxProspects.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Jhonathan Diaz (ジョナサン・ディアズ)
Full Name: Jhonathan Alexander Ponce Diaz
Position: LHSP
Born: September 13, 1996
Birthplace: Valencia, Venezuela
Height: 6-0
Weight: 160
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (July 2013)
Signing Bonus: $600,000
MLB Debut: September 17, 2021 (Los Angeles Angels)
How Left: Minor league free agency, signed with Los Angeles Angels (November 2020)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

さほど上背はないが、非常に運動能力が高い。その運動能力の高さで、利き腕でない右手で投げても、左とほぼ同じ球速が出せるとも。速球は80 mph後半と今のところは平凡。


[Profile]

14' : DSLでプロデビュー。ローテを守り、66.3 IP/1.63 ERA/46 H/16 BB/54 Kと、De Jesusを上回る成績を残した。

15' : USで投げる予定だったが、STで負った膝のケガの影響で結局全休。

16' : ケガから復帰して、GCLでUSデビューを飾った。偶に大きく乱れる試合もあったが、比較的整った内容。

17' : Low-A Greenvilleでフルシーズンデビュー。良い登板は比較的イニングも稼ぐが、酷く打ち込まれる試合も散見された。

18' : 1試合だけHigh-A Salemで投げたが、今季もLow-Aをリピート。昨年よりも乱れる試合が減り、ほとんどの登板で良い投球を見せたのは成長した部分。

19' : High-Aで内容的にはE. De Jesusと似たり寄ったりでソリッドだが、印象に欠ける。

20' Nov. : COVID-19でシーズンが無く、オフにFAになりLAAと契約。

21' : AAでは優れたK/BBを示し、再建期のLAAということもあり、MLBデビューを掴んだ。ただAAA/MLBでは明らかに数字が落ちていて今のままならAAAAレベルで終わりそう。

22' : AAAではまずまずもMLBではK/BBが悪く、まだ定着に至っていない。

23' : LAA-AAAの平凡なスウィングマンで、4試合だけスポットでMLBへ。

24' : SEA傘下のAAAで安定した先発として投げ、MLBでもリリーフを中心に数試合投げた。


[Comment]

まだまだ素材ですが、伸びしろと共に、1年目の成績を見る限り、ある程度ポリッシュな部分もあるようにも思える。とりあえずはケガから戻ってきて、上手く球威が伸びてくるかですね。

2015年7月24日金曜日

Former Sox Prospect Review: Luis Alexander Basabe, CF

今回は、前回紹介したLuis Alejandro Basabeの双子の兄弟、Luis Alexander Basabe。名前も非常に似ていて紛らわしいですが、現時点では、こちらの方が良い選手になりそうです。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Luis Alexander Basabe (ルイス・アレクサンダー・バサベー)
Full Name: Luis Alexander Basabe
Position: CF/RF/LF
Born: August 26, 1996
Birthplace: El Vigia, Venezuela
Height: 6-0
Weight: 170
Bats: Both
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (August 2012)
Signing Bonus: $450,000
MLB Debut: August 2020 (San Francisco)
How Left: Traded to Chicago White Sox with Victor Diaz, Michael Kopech, and Yoan Moncada for Chris Sale (December 2016)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

Alejandroと同じく、アスレティックな選手。現時点ではコンタクトはまだまだだが、Alejandroより体格で勝り、パワーがある。スピードも平均以上。パワー、スピードのコンビネーションがハイレベルで稀有なツールセットの持ち主。肩、レンジ、守備としっかりしたCFだ。RFも務まるだろう。


[Background]

8月に双子のAlejandroと共に契約。


[Profile]

13' : DSLでAlejandroと共にプロデビュー。一年目は共に期待外れに終わる。

14' : 前年度の不振もあって再びDSLに戻るが、打撃好調で、玉突き人事もあり、Alejandroより一歩先に、シーズン中のUS/GCLへの昇格を勝ち取る。GCLでは最後成績を下げたが、まずまずのプレーを見せた。

15' : SS-A Lowellで、チームダントツの7 HRとパワー面で開花。一方で、三振が多く、コンタクトが思ったように伸びていない。ある程度四球は選んでいる。

16' : Low-A Greenvilleで前半戦は絶不調。元々コンタクトに難のある選手だったが、その不安が的中。双子のAlejandroがむしろ好調で、評価も逆転しかけた。しかしフラッグディールでその双子がARIへトレードされると、発奮したのか覚醒。長打を重ね、最終的 には二桁12 HRを放った。最終盤にHigh-A Salemへ昇格。

16' Dec. : 結局双子の兄弟と同じ年に、違う組織へトレード。

17' : High-Aの環境もあるかもしれないが、持ち前のパワーもあまり発揮できず、不振気味。比較的ボールを見ているし、三振もこの年代なら平均的なので、少しラックを欠いた部分もあるかも。

18' : 前年はHigh-Aで足踏みだったが、それなりに打ってAAへ。全体的にコンタクトに粗さを見せるが、南米出身の選手としては比較的ボールを見るし、パワーもしっかりしている。

19' : AAに適応できず、苦戦中。持ち前のパワーもイマイチ発揮できていない。

20' : Rule 5ドラフト対策でCWSの40人枠に入っていたが、夏に整理気味にSFへ金銭トレード。8月にMLBデビューを飾った。

21' : SF-AAで再度修行もイマイチでMLBへの再昇格はなかった。

22' : CWSに復帰し、AAAで9試合に出場も全く打てずリリース。


[Comment]

このところ海外FAで獲った選手は、CFだけど、将来的にはRFかも、というような選手が多く、AlexanderもCF/RFで併用されている。他にCFでプレーできる選手も多いからというのもあるだろうが、打撃が最大の武器にはならなそうだし、CF守備にも上手く磨きをかけて欲しい。

Former Sox Prospect Review: Luis Alejandro Basabe, UT

今回は、BOSの最新の海外FA兄弟同時契約の双子Basabe兄弟の片割れ、Luis Alejandro Basabe。片割れから、昇格スピードは一歩劣っていますが、かつてBOSに在籍したBoss/Moko Moanaroa兄弟(共にリリース)、Xander/Jair Bogaerts双子兄弟(JairはCHCにトレード後リリース)と異なり、双子のボーナス額が同じで、期待度的にも比較的近いんじゃないかと思います。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Luis Alejandro Basabe (ルイス・アレハンドロ・バサベー)
Full Name: Luis Alejandro Basabe
Position: 3B/2B/1B/RF/LF/SS
Born: August 26, 1996
Birthplace: El Vigia, Venezuela
Height: 5-10
Weight: 160
Bats: Both
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (August 2012)
Signing Bonus: $450,000
How Left: Traded to Arizona with Jose Almonte for Brad Ziegler (July 2016)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

運動能力の高い選手。打撃はコンタクト・パワー共に現時点では平均以下。スピードが最大の売りで、プラスとも。ここだけはAlexanderを上回るかも。ほぼ2B専門で、将来的にはOFに移る可能性も。15年はGCLのM-IFが足りなかったこともあり、SSでも機会を得た。


[Profile]

13' : DSLでAlexanderと共にプロデビュー。2Bのレギュラーだったが、あまり打てずで、後半戦は先発から外れることも。

14' : 同じくAlexanderと共に二年目のDSLに臨むが、途中でGCL昇格を勝ち取ったAlexanderほどの活躍は見せられず。

15' : GCLでUSデビューも、Alexanderと終始別のクラスでプレー。2Bで開幕したものの、チームで唯一の純粋なSSだったCarlos Tovarがケガで離脱し、そこからSSに回ったが、自身もケガで少し戦列を離れた。Alexanderのようなパワーは無いが、コンタクトと選球眼では向上が見られた。

16' : 少し遅れてLow-A Greenvilleに合流し、Alexanderと久しぶりに同クラスに。ややコンタクトに悩む双子とは対照的に、安定したコンタクトを見せ、当初は控えのような扱いだったところから、一気に評価アップ。

16' July : ARIへトレードで、Alexanderと離れ離れに。

16' : トレードで双子と別れ、環境が変わったのも響いたか、ARI移籍後は不調。

17' : 前年の好調はフロックだったのか、冴えない打撃に終始。

18' : ARI傘下で、Low-Aはしっかり打ちこなしたが、High-Aでは打てず。また一時期のパワーも全く見られない。

19' : パワーはイマイチだが、High-Aにようやく適応。75四球と選球眼も見せた。守備は3B/OFがメインポジションに。

20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。

21' : ARI-AAで控え野手としてプレー。初の10 HRもアベレージは2割前半。


[Comment]

双子だからというのもあっただろうけど、$450Kとまずまずのボーナスをもらっているわけだし、もうちょっとガンバって欲しいところ。

2015年7月23日木曜日

Former Sox Prospect Review: Christopher Acosta, RHP

今回は、昨日紹介したAnderson Espinozaと並ぶ、昨季の海外FA契約の目玉、Christopher Acosta。残念ながら、Espinozaのような素晴らしいスタートは切れず、まだDSLでも苦しんでいますが、才能に期待を掛けて、Espinozaと同時期に紹介しておきます。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Christopher Acosta (クリストファー・アコスタ)
Full Name: Christopher De Jesus Acosta
Position: RHSP
Born: January 15, 1998
Birthplace: La Vega, Dominican Republic
Height: 6-3
Weight: 170
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (July 2014)
Signing Bonus: $1,500,000
How Left: Placed on the Restricted List from 2016
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

Espinozaに勝っている部分としては、まだ細いが非常に優れた体格がある。メカニクスはルーズ。イージーな腕の振りから投げる速球は、既に常時90 mph前半でムーブも良い。また、若いながらチェンジアップが非常に優れており、同じ海外FAのクラスでもベストピッチと言われている。カーブも優れた変化を見せ、既にカウント球にもアウトピッチにも使っている。コマンドも良い。伸びしろと現段階でのポリッシュを併せ持つ投手。


[Background]

7/2の海外FAのランキングはBA #11/MLB #6/KM #12。この年の市場でドミニカンのNo.1投手と言われ、全体でもEspinoza、Juan Mesa (TOR)と並んで三指に入る屈指の投手と言われていた。


[Profile]

15' : DSL 1でプロデビュー。EspinozaとそれぞれDSL 2と1の開幕投手を任されたが、Espinozaが素晴らしい投球を見せ続けたのに対し、こちらは期待を大きく裏切る投球。その後も調子が上がらず、一旦DL入りした時は失望したが、7月末にDLから復帰した後は、完璧ではないにしろ、悪くない登板を見せた。

16' : USでのSTに傘下するも、イマイチな内容だったのか、ドミニカに送り返されるとチームに合流せずにバックレ。RLで一年を過ごした。

17' : STに姿を現し、復活に期待したが、結局RLで再び全休。

18' : やはりSTではプレーしたものの、シーズンでは投げず。しかしオフのベネズエラの教育リーグで実戦に復帰。

19' : ウィンターリーグでの復帰があったので、再デビューに期待が高まったが、結局は制限リストで1年を終えた。


[Comment]

現在DSLでストラグルしており、来季ももしかしたらUSに来れないかも。ケガでもしているのかな?海外FAの選手で、Rule 5まで余裕がないだけに、来季にはUSで投げてもらいたいが。

Former Sox Prospect Review: Gerson Bautista, RHP

今回は、GCLで投げているパワーピッチャー、Gerson Bautista。契約直後に薬物使用で出場停止を受けましたが、復帰して先発で使われているところを見ると、そのアームには割りと期待されているようです。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Gerson Bautista (ゲルソン・バティスタ)
Full Name: Gerson Bautista
Position: RHRP/RHSP
Born: May 31, 1995
Birthplace: San Juan de la Maguana, Dominican Republic
Height: 6-2
Weight: 170
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (April 2013)
Signing Bonus: $250,000
MLB Debut: April 17, 2018 (New York Mets)
How Left: Traded to New York Mets with Jamie Callahan and Stephen Nogosek for Addison Reed (July 2017)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

まだ細いが投手体型。速球は常時91~93 mph、最速95 mph程度と球威があるが、メカニクスが非常に堅く、クロスファイヤー気味に投げる。15年には100 mphに届いたよう。83~86 mphのスライダー、87 mph程度のチェンジアップも持つ。メカニクス的にはリリーフになりそうではある。


[Background]

13年の春にBOSと契約し、直後のDSLでプレーすると見られていたが、契約後のPEDで50試合の出場停止。


[Profile]

14' : 出場停止が明け、1年遅れでDSLでのプロデビュー。ローテの一人として投げ、奪三振率は低いものの、被打率、被HRも非常に低く、力のありそうなところを見せた。シーズンで0.96 ERAと素晴らしい成績でローテを守った。

15' : GCLでプレー。時折大きく崩れる試合があったが、全体的にはUS 1年目で文句無し。制球が粗く、K/BBはイマイチだが、被打率・ゴロ率が高く、力のあるボールを投げそうという印象は昨年と共通。

16' : 割とあっさりリリーフへ。SS-A Lowell開幕までXSTに留まらされていた割に、SS-Aをあっさり支配してLow-A Greenvilleへ。ややもったいない使い方だった。Low-Aでは最 初少し打たれたもののしっかり投げた。

17' : High-A Salemで開幕。傘下に残された最大のパワーアームということで期待したが、三振はまずまず奪うも、コマンドや変化球の不足を露呈。

17' July : リリーフ3人のパッケージでNYMへ。

17' : NYM移籍後は同じHigh-Aで大きく内容が向上。

18' : NYM-AAで被安打が多いものの、高い奪三振率を示し、シーズンの早い段階でMLBデビュー。平均97 mphの速球を見せたが、あまりにも未熟でAAAへ。三振は奪っているものの、そちらでも今一つ。オフにEdwin DiazなどとのトレードでSEAへ。

19' : Edwin Diazの見返りの一部でSEAへ。PCLへの適応に苦しみ、不安定な投球に終始。制球も大きく乱れている。
20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。

21' : SFと契約し、AAAで9試合に投げるもリリース。

22'-23' : メキシカンリーグでプレー。


[Comment]

こういった薬物使用等があった選手は、Theo Epstein前GMなら即効契約解除だったでしょうが。海外FAな上に、1年遅れてデビューしているので、それもあって、いずれはリリーフになりそう。

2015年7月22日水曜日

Former Sox Prospect Review: Anderson Espinoza, RHP

今回は、現在傘下の投手Prospectで最も期待を浴びていると言っても過言ではない、Anderson Espinoza。若干17歳にして、100 mphの速球を投げ、既にGCLでも年上の打者を圧倒しています。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Anderson Espinoza (アンダーソン・エスピノーザ)
Full Name: Anderson Jose Dominguez Espinoza
Position: RHSP
Born: March 9, 1998
Birthplace: Caracas, Venezuela
Height: 6-0
Weight: 170
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (July 2014)
Signing Bonus: $1,800,000
MLB Debut: May 30, 2022 (Chicago Cubs)
How Left: Traded to San Diego for Drew Pomeranz (July 2016)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

投手としてはやや小柄だが、身長・体格共に契約時よりも少し増えている。プラスのアスリートと言われ、投球メカニクスも年齢の割に非常に安定している。イージーな投げ方ながら、速球は契約時の93~94 mphから、プロ1年目の17歳にして既に常時93~98 mph、最速100 mphととんでもないレベル。71~73 mphのタイトなカーブも素晴らしいピッチでプラスになると見られる。チェンジアップはあまり投げる必要がなかったが、プロ入り後はしっかり駆使できるようになっているし、しっかりと沈む。やや低めの身長に、そのパワーアームと年齢の割に卓越した制球力・投球術から、Pedro Martinezと比較される。


[Background]

7/2の海外FAのランキングはBA #4/MLB #10/KM #7。ベネズエラだけでなく、この年の市場全体でNo.1の投手と見られていた。$1.8Mに$200Kほどのスカラーシップ付きでBOSと契約。$1.8Mは、ベネズエラの投手としては、Francisco Rodriguezが持っていたボーナス記録の2倍となる新記録だった。


[Profile]

15' : DSL 2でプロデビュー。開幕投手を務めた後、GCLの開幕に合わせてUSへ移動。一人別次元の投球を見せた。17歳にして90 mph後半をコンスタントに計時する圧倒的な球威は、POでは100 mphに到達。カーブ・チェンジアップも既に十分使いこなせている。スタッツを見ても分かるように、ほとんど三振か内野ゴロかポップフライという感じで、GCLではまともにコンタクトされなかった。GCLシーズン終了後に驚きのLow-A Greenville昇格。1試合に投げた。

16' : 開幕からLow-Aで投げた。リーグ最年少の18歳としてはしっかり投げている印象だったが、被打率がやや高く、期待していたパフォーマンスに比べればやや抑えめ。

16' July : Drew Pomeranzの見返りにSDへ。最低。

16' : SDでも今一つ安定感の無い試合が多かったが、この若さでトレードされた戸惑いや環境の変化もあっただろう。SDのA.J. Preller GMによる、Drew Pomeranzのメディカル詐欺があるなど、更に印象の悪いトレードに。

17' : 春先からケガで投げられず、夏頃TJになりシーズンエンド。

18' : ケガの後遺症に悩まされ、2年連続で全休。

19' : 3年連続で登板無し。再びマウンドに立てる日が来るのだろうか。

20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。

21' : 16年以来、5年ぶりにマウンドに戻った。SDのHigh-Aでブランク明けだけにやや制球がバラついたものの、三振を奪う能力は錆びついていないことを示し、Jake MarisnickのトレードでCHCへ。

22' : AA/AAAでプレー後、念願のMLBを果たした。ただマイナーでもK/BBが悪く、かつて期待された姿にはほど遠く。リリーフでも平均で94 mph程度なので、スタッフも少し落ちているのかも。

23' : SD傘下に戻り、AAAで先発を務めるも制球難もあり鳴かず飛ばず。

24' : 日本に渡り、オリックスバッファローズでエースとしてブレイク。ラーメン好きのエピソードなどを振りまいた。


[Comment]

前年のRafael Deversとこの選手との契約に成功したことは、Ben Cherington GMの最大の功績かも。もちろんまだまだ学ぶことは多いが、Devers同様に20歳前後でのMLB到達、そしてエースとしてチームの軸に、という期待が既に大きく膨らんできている。

(16年追記)ようやく現れた将来のエース候補を、半年程度しか先発での実績の無い選手相手に出すとは思いませんでした。悲しい。

Former Sox Prospect Review: Roldani Baldwin, C/3B

ドラフト組の紹介が終わったので、今季USデビューした海外FAの選手を主に取り上げます。今回は、Roldani Baldwin。捕手と3Bでプレーしています。若い選手が1B以外のポジションと捕手を兼ねるのは珍しいですね。

Photo from SoxProspects.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Roldani Baldwin (ロルダニ・ボールドウィン)
Full Name: Roldani Reyes Baldwin
Position: C/3B/2B/LF
Born: March 16, 1996
Birthplace: Puerto Plata, Dominican Republic
Height: 5-11
Weight: 2110
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (November 2013)
Signing Bonus: Not Announced
How Left: Released (August 2022)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

捕手としては若干小柄だが、パワーは悪く無さそう。契約時に、2BまでのPop Timeが1.78~1.82 sとも言われており、肩は強いよう。捕手として契約したが、3Bでの出場の方が多くなっている。


[Profile]

14' : DSLでプロデビュー。18歳と通常より若干高い年齢でのプレーではあったが、アベレージ・パワー共にまずまずの成績を残した。最初はSamuel Mirandaと捕手での出場機会を分け合っていたが、途中から3Bとしてもプレーし始め、最終的にはそちらでのプレーが多くなった。

15' : GCLでUSデビュー。開幕戦スタメンを外れたものの、最終的には1打席差でチーム2位の打席数を稼いだ。快調なスタートの後、一旦調子を落としたが、8月に大爆発。二塁打、HRも固め打ちした。ポジションは捕手は序盤に4試合守ったのみであとは3B。GCLシーズン終了後にSS-A Lowellでプレー。

16' : 開幕はLow-A Greenvilleで、Austin Reiに次ぐ、第二捕手として迎えたが、Michael Chavisの故障で3Bメインに。あまり打てず、一旦SS-Aに戻ったが、そこからはまずまずの打撃を見せた。最終的には捕手と3Bの機会は等分。

17' : 前年までは3Bでのプレーの方が多かったが、Low-Aのライバル不在もあり、捕手に専念。打撃もそれに伴い大きく向上に、元々コンタクトには比較的優れた選手だったが、14 HRとパワーを示した。

18' : 昨年の活躍で、薄い捕手の中では注目されていたが、ケガもあってHigh-A Salemで、期待外れの1年に。パワーは示している。

19' : 2年間ケガに泣かされている。シーズン最終盤にGCLでリハブ気味に復帰し、SS-AのPOでもプレー。

20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。

21' : AA Portlandでプレー。ケガの影響か、プロデビューの14年以来初めて捕手以外でのプレーが多かった。オリンピックにも出場したのがハイライト。オフに一旦MiLFAになるも再契約。

22' : リザーブリストでシーズンのほとんどを過ごし、時折AAA Worcesterで試合に出る程度。

22' Aug. : リリース。

22'-24' : 独立リーグ/メキシコリーグでプレー。


[Comment]

捕手として育てたいのか、3Bとして育てたいのかまだはっきりとしないけど、まだ捕手で出場しているし、そちらでも期待はしているのかな?打撃を買われてのことかとは思う。

2015年7月21日火曜日

15' Draft Results

15年のドラフトの最終契約結果です。太字が契約者。( )内は契約額で、+/-は-がスロットより浮いた分、+がオーバースロット分の額です。指名に関しては、必ずしも好みのドラフトではありませんでしたが、契約に関してはデッドライン間際になってMarc Brakeman、Yomar Valentinを加えたことで、まずまず満足のいくレベルかと思います。


[15' Draft Signing Result]

1 (#7). Andrew Benintendi, CF ($3.5904M (+$0K))
3 (#81). Austin Rei, C ($742.4K (+$0K))
4. Tate Matheny, CF ($512.7K (+$0K))
5. Jagger Rusconi, CF/2B ($384K (+$0K))
6. Travis Lakins, RHP ($320K (+32.5K))
7. Ben Taylor, RHP ($10K (-$205.5K))
8. Logan Allen, LHP ($725K (+549.9K))
9. Tucker Tubbs, 1B ($5K (-$158.5K))
10. Mitchell Gunsolus, 3B ($10K (-$142.7K))
11. Nick Hamilton, CF ($100K)
12. Kevin Kelleher, RHP ($100K)
13. Matthew Kent, LHP ($75K)
14. Bobby Poyner, LHP ($10K)
15. Jerry Downs, OF/1B ($100K)
16. Marc Brakeman, RHP ($225K (+$125K))
17. Chad De La Guerra, 2B ($5K)
18. James Nelson, SS
19. Logan Boyd, LHP ($75K)
20. Yomar Valentin, SS/2B ($130K (+$30K))
21. Danny Zandona, RHP ($1K)
22. Max Watt, RHP ($2.5K)
23. Kyri Washington, LF ($100K)
24. Brad Stone, LHP ($40K)
25. Andrew Noviello, C/2B ($100K)
26. Kevin Ginkel, RHP
27. Saige Jenco, CF
28. Steve Mangrum, 3B
29. Will Stillmam, RHP
30. Jack Conley, C
31. Nick Duron, RHP ($75K)
32. Clate Schmidt, RHP
33. Cal Smith, 2B
34. Nick Lovullo, SS
35. Tyler Spoon, OF/C ($75K)
36. Trevor Kelley, RHP ($1K)
37. Adam Lau, RHP ($75K)
38. C.J. Ballard, CF
39. Daniel Reyes, OF
40. D.J. Artiz, CF
UD. Chris Madera, OF/3B ($1K)
UD. Andy Perez, 2B ($0K)
UD. Austin Glorius, RHP

Total Bonus Spending - $6,454,500 (+$230.7K)
Total Bonus Pool - $6,223,800
Pool +5% overage - $6,534,990

15' BOS Shadow Draft

今年もShadow Draftやります。BOSのピック時点で残っている選手から、自分がGMになったつもりでピックする選手を選ぶというものです。昨年はボーナス配分も含めて、相当自己満足できるシャドウドラフトができました。今年はドラ2が無く、ちょっとやり甲斐が少ないですが。


[15' BOS Shadow Draft]

1 (#7). Brady Aiken, LHP (CLE-Rd. 1 (#17), Signed for $2.51328M) for Andrew Benintendi

Draft Day My Pick: Daz Cameron, OF

Comments: トップSSの3人の内誰かが落ちて来ないかと思っていたが、結果的には最初の3ピックで消えてしまった。色々なシナリオを考えたが、最終的には、ドラフト直前の指名ストラテジーでも書いたようにBrady Aikenの指名を推す。Andrew Benintendiの指名も、時間が経つにつれ、受け入れ始めてはいるが、上限等総合で見て、やはり全体#7で夢を見れる選手ではない。当日のシャドウドラフトでは、Daz Cameronの指名を選んだが、スケール感で例年のトップOFに比べると少し落ちる。それならリスクはあるが、Aikenの方が良いかと。実際に#7で指名していれば、ここまでボーナスを削れなかったとは思うが、CLEと$2.5M程度で合意しており、一応シャドウドラフトのルール上はむしろスロットが浮くことになっている。ケガの選手を全体#7で指名というのは、リスクが高いが、TORは昨年同じくTJだったJeff Hoffmanを全体#9で指名しているし、今季もMINが#6でAikenを指名するという噂もあった。Aikenの上限なら、多少リスクはあっても十分に価値はあるかと。ドラフト1日目を終わった段階では、個人的にお気に入りのChris Shaw (1B/OF, SF-Rd. 1)をセレクトしてアンダースロットで契約し、ドラ3でMichael Matuella (RHP, TEX-Rd. 3)でも、とか妄想していたが、MatuellaもBOSのドラ3の前に消えた。

15' Minor League Season Memo -7/20~7/26-

フラッグディール期限が一週間ちょっとに迫り、ちらほら噂も出ています。BOSはやっぱりCole Hamelsを諦めていないようですね。BOS傘下でプレーするのもあと数日になってしまうProspectも出てきそうですね。前週の結果はこちら


○ 7/20

[AAA] : RHP Steven WrightがMLBにコールアップ。
[AA] : C Blake Swihartがリハブ終了。
[A+] : IF Jose VinicioがDL入り。
[A+] : 3B/LF Dustin Lawleyがロスター入り。
[DSL2] : C Samuel MirandaがDSL1 (Rk)から移動。

[AAA] - Box
Toddが7.0 IP/10 H/5 ER/1 BB/2 K。Lightが1.0 IP/0 H。J. Bradley, Jr.が2 H/2 HR (8,9)。代理人のScott BorasがBOSにBradley, Jr.の居場所が無いなら他チームに出して欲しい的な発言をしていたけど、それに向けてのアピールか?H. Quinteroが2 H/1 2B。

[AA] - Box
Cuevasが6.1 IP/5 H/2 ER/3 BB/4 K。Mercedesが2.2 IP/1 H/1 ER/2 BB/2 K。Margot、Gragnani、Travis、Robersonが2 H。

[A+] - Box
Stankiewiczが1.0 IP/1 H/0 ER/0 BB/0 K。肩に打球を当てて交代したようですが、大事そうではなさそう。Hellerが2 H。Dubonに第1号。

[A] - Box
Drehoffが6.0 IP/7 H/2 ER/0 BB/1 K。Callahanが3.0 IP/2 H/2 K。J. Guerraが2 H。

[A-] - Box
Almonteが5.0 IP/4 H/2 ER/1 BB/5 K。Lorenzanaが3 H。Ax Basabe (6)、Benintendi (3)にHR。Basabeは予想外にHRを打っていますが、他の長打は1 2B/2 3Bと少ない。

[GCL] - Postponed (Rain)

[DSL1] - Box
E. Batistaが4.1 IP/8 H/4 ER/0 BB/3 K。Campanaが3 H/2 2B。

[DSL2] - Box
V. Garciaが4.2 IP/5 H/5 ER/2 BB/6 K。今日は乱れましたね。Espinalに第3号。DSLのオールスターにも出場したMirandaがDSL Red Sox 1から移動していますが、DSL Red Sox 1は大きく負け越しているので、POに出れそうなこっちのチームに戦力を集めようとしているんだと思います。

15' Weekly Topics -7/20~7/26

[7/20]

☆ Today's Game (Game 92, 93 @LAA (DH))

昨日の試合が中止になり、ダブルヘッダーとなった今日の試合でしたが、第1戦で期待のE. Rodriguezが崩れると、そのまま連敗。結局シリーズ4連敗の逆スウィープで、オールスター前に減らした借金が再び9に。SEAと並んでAL最下位に転落。

Rodriguezも若いだけに、時折大崩れするのは仕方ないんでしょうね。S. Wrightもイマイチチャンスを掴みきれていないし、明日投げるB. Johnsonにはどうしても期待が掛かってしまいます。しかしルーキーが投げている後ろでベテランがエラーで足を引っ張るのは何とかして欲しい...。

Result : LAA 11 - 1 BOS, LAA 7 - 3 BOS (W42-L51)

2015年7月20日月曜日

Former Sox Prospect Review: Marc Brakeman, RHP

今回は、今季ドラフト組の紹介で一旦トリを飾ってもらう、Marc Brakeman。名門Stanford大に所属しており、契約は難しいと思っていましたが、デッドラインに入団に合意してくれました。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Marc Brakeman (マーク・ブレーキマン)
Full Name: Robert Marcus Brakeman
Position: RHRP/RHSP
Born: June 15, 1994
Birthplace: Tierra Verde, Florida
Height: 6-1
Weight: 180
Bats: Left
Throws: Right
Drafted: 16th round, 2015
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $225,000
College: Stanford
High School: Shorecrest HS (FL)
How Left: Released (March 2018)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

体格はさほど大きくないが、良い時は93~96 mphの速球に、タイトなスライダーとプラスのチェンジアップを持つ。15年はケガもあり、多少球速が落ちていた。


[Background]

14年夏のCape Cod Leagueでも33 IP/7 BB/47 Kと好成績を残し、15年開幕前はドラ1の可能性もあるとも言われていたが、ケガで評価を落とした。ドラフト時のランキングは、BA #141/PG #123/MB #165。


[Profile]

15' : GCLでプロデビュー。契約が遅かったのと、15年はケガに悩まされたこともあり、最終戦に先発して1 IP投げただけで終わった。

16' : 少し出遅れてLow-A Greenville合流後、先発では被打率が悪く、イマイチな内容。しかし、そこからリリーフに移ると、素晴らしい奪三振率と制球を見せ、少しケガもあったものの、ポジティブにシーズンを終えた。

17' : 出遅れの後、High-A Salemでパっとしない内容。6月が酷く、また与四死球率以外のスタッツは酷いほどでもないのだが。

18' Mar. : ケガの影響も含めてか、早いリリース。

18' : LAAのLow-A/High-Aでまずまず投げているが、制球が良くない。


[Comment]

体格が小さ目で、ケガの不安あり、ということで、リリーフという言葉もチラつくけど、最近リリーフに移る選手が多くて、先発が薄くなっていることを思えば、何とか先発で投げて欲しい選手。まずはしっかりトレーニングを積んで、ケガをしない身体づくりを目指して欲しいですね。

Former Sox Prospect Review: Andrew Noviello, C

今回は、今季ドラフトで唯一のローカルボーイで契約した、Andrew Noviello。元々M-IFでしたが、捕手として評価を上げて入団。取りあえずは捕手に専念するようです。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Andrew Noviello (アンドリュー・ノヴィエロ)
Full Name: Andrew Murphy Noviello
Position: C/(2B/RHSP)
Born: October 24, 1996
Birthplace: Raynham, Massachusetts
Height: 6-0
Weight: 195
Bats: Left
Throws: Right
Drafted: 25th round, 2015
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $100,000
High School: Bridgewater-Raynham Regional HS (MA)
How Left: Released (March 2017)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

オフェンスが持ち味の選手で、左打席からのパワーポテンシャルを秘める。ディシプリンも年齢の割には良い。守備では元々2Bだったが、2Bに必要なクィックネスに欠けるとも言われ、ドラフト直前の15年に捕手に転向している。日が浅いだけに、まだ修練が必要だが、捕手に留まれると見るスカウトも。肩は平均的と言われるが、投手として92 mphを投げたことも。


[Background]

ニューイングランドMassachusetts州出身のローカルボーイ。15年クラスのMassachusetts州でNo.1のHS選手。同クラスの中では少し年齢は高め。コミットはMaine大だった。ドラフト時のランキングは、BA #207。


[Profile]

15' : GCLでプロデビュー。HSのレベルの高くない地域出身ということもあり、プロデビューは苦戦。途中交代も多かった。

16' : GCLで開幕戦で捕手を務めたが、二年目も全く打てず、途中から出場機会を失った。

17' Mar. : 打撃がプロに対応できずリリース。


[Comment]

傘下の捕手はかなり薄くなっており、同じく15年ドラフトのAustin ReiがNo.1だが、それよりも14年クラスのDevon Fisherと、このNovielloの方が上限は高そうで。彼らが伸びて欲しい。

Former Sox Prospect Review: Nicholos Hamilton, CF/LF

今回は、今季力を入れて多く指名した(小柄な)CFの一人、Nicholos Hamilton。80とも言われるスピードを誇るスピードスターです。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Nicholos Hamilton (ニコロス・ハミルトン)
Full Name: Nicholos D. Hamilton
Position: CF/LF/RF
Born: December 4, 1997
Birthplace: Lockport, New York
Height: 5-11
Weight: 170
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 11th round, 2015
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $100,000
High School: Lockport HS (NY)
How Left: Released (July 2019)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

上背はないが、素晴らしい運動能力で、80とも言われるトップクラスのスピードが武器。両打席からバットコントロールも悪くない。HSのソフモアである13年からプレーし始めたところで、ベースボール経験はまだ浅い。


[Background]

北東部New York州出身。15年のドラフト全体で二番目に若い選手だった。元BOSのAdam Sternがコーチするチームでプレー。コミットはSan Jacinto CCだった。ドラフト時のランキングは、BA #439。


[Profile]

15' : GCLでプロデビュー。打つ方はイマイチだったが、18試合で7 SB/0 CSと、スピードはさすが。

16' : GCLで開幕CFを務めたが、さっぱり打てず。挙句ケガか、途中から出ていなかった。

17' : ケガがちなのか、ここ2年はあまり試合に出られていなかったが、17年はSS-A Lowellで多くの試合に出場。しかしコンタクトに悩んだ。

18' : SS-Aで再びプレーも控え扱いでほとんど出番無し。

18' July : シーズン途中でリリース。


[Comment]

パワーヒッターにはならないでしょうが、武器のスピードを生かすためにも、打撃面で成長して欲しいところ。

2015年7月17日金曜日

15' Weekly Topics -7/13~7/19

[7/15]

☆ オールスターが終わり、いよいよ後半戦ですね。オールスターもちょっと見ましたが、話題になったJacob deGrom (NYM)の投球がやはり印象的でした。どこぞの年俸$20Mの投手と好感してくれないかな...。まぁそれはムリとして、そろそろフラッグディールの期限が近づいてきて、噂が飛び交っていますね。Farrell監督は投手の補強が必要と言っており、やっぱりBOSは売り手に回るつもりはなさそうですね。補強はいいんですけど、今季はなかなかに厳しそうだし、来季のことも同時に見据えた動きを期待したいところです。

2015年7月16日木曜日

Former Sox Prospect Review: Yomar Valentin, SS/2B

今回は、今季ドラ20の若きM-IF、Yomar Valentin。昨年指名したMichael ChavisもSSから3Bへ転向済み。12年のドラフトで掘り出し物となったMauricio Dubon以降、まともなSSタイプを獲っておらず、下層が薄くなっているだけに、期待しています。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Yomar Valentin (ヨマー・ヴァレンティン)
Full Name: Yomar Diaz Valentin
Position: SS/2B/3B
Born: December 26, 1997
Birthplace: Manati, Puerto Rico
Height: 5-8
Weight: 145
Bats: Both
Throws: Right
Drafted: 20th round, 2015
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $130,000
High School: Puerto Rico Baseball Academy (PR)
How Left: Released (January 2018)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

年齢が若いせいもあるが、非常に小柄で細い。年齢のより高い選手相手によく成績を残しているが、筋力アップは必須だろう。


[Background]

元メジャーリーガーのJose Valentinの息子。同じドラフトのクラスの中でも最も若い選手の一人(ポジションプレイヤーでは、BOSドラ11のNick Hamiltonに次いで2番目)。10年にリトルリーグのワールドシリーズに出場している。ドラフト時のランキングは、BA #329。


[Profile]

15' : GCLでプロデビュー。入団が決まったあたりで、SSがチームに誰もいなくなってしまったため、SSでフル稼働。DHの2試合ともSSでフル出場なんて場面もあった。打撃は身体も出来上がっておらずまだまだ。

16' : 二年目のGCLでもほとんど打席では成長が見られず。この手のタイプとしてはそれなりにK/BBがよく、ボールを見れるのかも。

17' : SS-A Lowellでプレー。このポジションの選手としてはある程度ボールを見るタイプだが、強くボールを叩くパワーが無い。

18' Jan. : リリース。

18' : DETのSS-Aで12試合でプレーしたが、リリースされている。


[Comment]

ピュアなSSタイプではないかもしれないけど、筋力の向上等では可能性はある。ブラッドラインも良いし、近年のプエルトリコは優秀なM-IFの産地になっている。上手く磨きたいですね。

Former Sox Prospect Review: Travis Lakins, RHP

今回は、今季のドラフトのドラ10までで最後に契約した、Travis Lakins。今季の指名した投手の中では最上位で指名された選手ですが、プロフィール的にはリリーフになりそう。

Photo from SoxProspects.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Travis Lakins, Sr. (トラヴィス・レーキンス・シニアー)
Full Name: Travis Clay Lakins
Position: RHRP/RHSP
Born: June 29, 1994
Birthplace: Franklin, Ohio
Height: 6-1
Weight: 180
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 6th round, 2015
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $320,000
College: Ohio State
High School: Franklin HS (OH)
MLB Debut: April 23, 2019 (Boston)
How Left: Traded to Chicago Cubs (January 2020)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

平均的な体格。先発に移った15年では88~92 mphと平凡だったが、18年にリリーフ転向すると、常時90 mph中盤、最速は96~98 mphを記録。以前はスライダーを投げていたが、現在は90 mph強のカッターを武器としており、速球と同程度の比率で投げる。元先発だけにカーブとチェンジアップも投げるなど、リリーフとしては球種豊富なタイプ。


[Background]

ソフモアでドラフトされた。Ohio State大では、10年にMINがドラ1で指名したAlex Wimmers以来の上位指名。ドラフト時のランキングは、BA #229/PG #152/MLB #149/MB #211。


[Profile]

15' : GCLでレギュラーシーズンは投げなかったが、POに入ってからロスターに加わりプロデビュー。GCL終了後に、SS-A Lowellで1試合だけ登板。

16' : Low-Aをスキップし、High-A Salemへ。先発実績があまり無かった点を差し引いても、イマイチな内容。

17' : 前年苦しんだHigh-Aで開幕から素晴らしい投球。順調にAA Portlandへ昇格したが、そこで壁にぶつかり、しかもシーズン半ばからDLでそのままマウンドに戻らなかった。

18' : AAで先発としてスタートしたが、初登板は良かったものの、その後は打ち込まれた。そこで一旦DLに行き、シーズン中にリリーフ転向。それがピタリとはまり、AA/AAA Pawtucketで素晴らしい投球を見せた。

19' : 序盤は球速が出ず、制球にも苦しんだが、後半戦は調子を上げ、MLBへコールアップ。MLBでは目立つ投球はできなかったものの、そこそこ球速も出ており、オーバーマッチという印象はない。

20' Jan. : 40人枠の確保のためにDFAされ、そのままCHCへトレード。

20' : CHCがDFAしたところをBALがクレーム。AL東のライバルで22試合に投げてソリッドな投球。

21' : BALのAAA/MLBで投げるもやや制球を乱し、イマイチな内容。

22' : MLBでも少し投げているが、イマイチの内容。

23' : 独立リーグでプレー。

24' : CWSと契約し、MLB傘下に戻るがAAAでイマイチ。


[Comment]

最近先発でイマイチでリリーフに転向する選手が多いだけに、どうかな?とも思う指名ですが。とは言え、ドラ6だし、リリーフでも戦力になれば十分というのはある。少し先発で使うでしょうが、球威がどうなるかが注目ですね。

2015年7月14日火曜日

15' Minor League Season Memo -7/13~7/19-

ドラフト契約期限が近づいて来ましたね。Travis Lakinsは合意済み。また下位の中では期待できそうな、Y. Valentinと契約に成功しましたが、Clate Schmidtはカレッジに戻るそうです。あとはMarc Brakemanが獲れればいいんですけど。ドラフト組では今のところ大きく目立つ活躍を見せている選手はいないですね。前週の結果はこちら


○ 7/13

[AAA] : RHP Matt Barnesをオプション。
[A+] : OF Derek MillerがDL入り。
[A+] : OF Franklin GuzmanがDLから復帰。
[GCL] : SS/2B Yomar Valentinがロスター入り。

[AAA] - All-Star Break

[AA] - Box
Auglieraが4.2 IP/7 H/6 ER/3 BB/3 K。Travisが3 H。

[A+] - Box
Ballが6.0 IP/5 H/3 ER/2 BB/4 K。Mi. Martinezが2 H。

[A] - Offday

[A-] - Box
Cosartが2.2 IP/7 H/5 ER/3 BB/3 K。波が激しいけど、ここでこれだけ打たれるようじゃ厳しい。V. Acosta、De La Guerraが2 H。

[GCL] - Box
A. Espinozaが4.0 IP/2 H/2 ER/3 BB/2 K。今日は四球が少し多かったけど、100 mphを投げたそう。Oliveras、Y. Aybarが2 H。Y. Valentinと契約に成功し、悲惨だったM-IFでプレーできる選択肢が増えました。

[DSL1] - Box
J. Espinozaが4.0 IP/6 H/2 ER/1 BB/5 K。Conde、Reynoso、Yoveraが2 H。

[DSL2] - Box
V. Garciaが6.0 IP/1 H/0 ER/3 BB/6 K。トレードで獲ったR. Rosarioは2.0 IP/2 Hのデビュー。Espinalが5 H、Cedrolaが3 H/1 2B、P. Urenaが2 H/1 2B。

2015年7月13日月曜日

15' Weekly Topics -7/6~7/12

[7/6]

☆ HoltがAll-Starゲーム出場者に選出されました。おめでとう!X. Bogaertsもファイナルボートに残っています。各チームから1人は選ばれるのですが、例年ならPapiやH. Ramirez、上原といった大御所が選ばれていたでしょうけど、今季はやっぱりベテランの衰えと世代交代のシーズン、という感じになってきましたね。

2015年7月8日水曜日

15' Midseason Prospect Ranking by Baseball America

BAからシーズン中間地点でのProspect Rankingが出ました。#1はLADのCorey Seager。Carlos Correa (HOU)、Addison Russell (CHC)やFrancisco Lindor (CLE)などトップクラスのSSが卒業したけど、上がってきた選手もSSが多く、Top 10の内の4人がSS。Kris Bryant (CHC)、Byron Buxton (MIN)など卒業者も多かったので、Orlando ArciaとかAlex Reyesは新顔が大きくジャンプアップしています。


[BA: 15' Midseason Top 50 Prospects]

1. Corey Seager, ss, Dodgers
2. Lucas Giolito, rhp, Nationals
3. Joey Gallo, 3b/of, Rangers
4. Julio Urias, lhp, Dodgers
5. J.P. Crawford, ss, Phillies
6. Kyle Schwarber, c, Cubs
7. Tyler Glasnow, rhp, Pirates
8. Orlando Arcia, ss, Brewers
9. Trea Turner, ss, Nationals
10. Alex Reyes, rhp, Cardinals

15'-16' International FA - By Team Signing Information

今季もチームごとの海外FA契約状況まとめを作っておきます。BAの契約データベースはこちら


[AL-East]

Baltimore Orioles - Yasiel Mederos (1B, CU, $100K), Gui-Yuan Xu (SS, CN, $10K)

Boston Red Sox - Albert Guaimaro (OF, VZ, $300K, BA #15/MLB #14/FG #23), Simon Muzziotti (OF, VZ, $300K, BA #24/FG #44), Eduardo Torrealba (SS, VZ, $300K, FG #47), Antonio Pinero (SS, VZ, $300K), Cesar Gonzalez (RHP, VZ, $300K), Junior Fugueroa (RHP, VZ, $300K), Ricardo Rincones (OF, VZ, $300K), Gregory Santos (RHP, DR, $275K), Everlouis Lozada (2B, VZ, $250K), Yeison Coca (SS, DR, $220K), Ronald Gutierrez (RHP, VZ, $200K), Kervin Suarez (SS, VZ, $100K), Brad Inglis (RHP, AU), Juan Florentino (RHP, DR), Joan Martinez (RHP, DR), Andres Jimenez (RHP, VZ), Manuel Ramirez (RHP, VZ), Juan Perez (RHP, DR), Antonio Police (RHP, DR), Bryan Mata (RHP, VZ), Ivan Jimenez (RHP, VZ), Rafael Gomez (RHP, VZ), Oddanier Mosqueda (LHP, VZ), Rayniel Adams (RHP, DR), Rayniel Moreno (LHP, VZ), Kleiber Rodriguez (C, VZ), Ronaldo Pulgar, 2B, VZ), Luis Hernandez (SS, VZ), Jesus Chacon (IF, VZ), Daniel Rincon (OF, VZ), Pedro Castellanos (OF, VZ), Fabian Andrarde (OF, VZ), Jose Mejias (OF, VZ)

New York Yankees - None

Tampa Bay Rays - Juan Garcia (SS, DR, $300K), Luis Arias (SS, DR, $300K), Pedro Diaz (OF, DR, $300K), Raider Brito (OF, VZ, $300K), Luis Leon (SS, VZ, $125K), Jhosmer Vargas (SS, VZ, $100K)

Toronto Blue Jays - Vladimir Guerrero, Jr. (OF, DR, $3.9M, BA #1/MLB #4/FG #4)

2015年7月7日火曜日

15' Minor League Season Memo -7/6~7/12-

マイナーで最もタレント豊富と言われたAAAのPawSoxが気づけば借金10。AAは通年でリーグ最弱レベル。育成手腕もだけど、どう考えてもバランスの悪いドラフト指名戦略のせいもあると思う。前週の結果はこちら


○ 7/6

[AAA] : RHP Zeke Spruillをアウトライト。
[AAA] : RHP Steven Wrightをオプション。
[DSL1] : RHP Juan Perezをリリース。
[DSL1] : OF Angel Hernandezがロスター入り。

[AAA] - Box
B. Johnsonが5.0 IP/5 H/2 ER/2 BB/5 K。E. Escobarが0.2 IP/1 H/1 ER/1 BB/1 K。Roofが3 H/1 2B。JohnsonとJ. Bradley, Jr.がAAAのAll-Starゲーム出場者に選ばれています。

[AA] - Box
L. Diazが6.0 IP/10 H/2 ER/0 BB/4 K。彼もそろそろリリーフに移すか?Romanskiが3 H/1 HR (1)。M. Hernandez、Witteが2 H。

[A+] - Postponed (Rain)

[A] - Box
Reillyが6.0 IP/8 H/2 ER/1 BB/4 K。Chavis、Deversが揃って2 H/1 HR (7)。J. Guerra、B. Hudsonが2 H。

[A-] - Box
Rosenbaumが4.0 IP/8 H/6 ER/2 BB/1 K。もう先発で使う意味は無いんじゃない?D. Gonzalezが4.0 IP/3 H/1 ER/2 BB/7 K。Tubbsが2 H/1 HR (1)。H. Ramosが2 H。ドラ3のReiがプロデビューしています。0 for 3/1 SO。

[GCL] - Box
McGrathが3.0 IP/3 H/0 ER/0 BB/4 K。Steenが4.0 IP/1 H/4 K。マルチ無し。

[DSL1] - Box
Raudesが5.0 IP/4 H/1 ER/1 BB/5 K。シーズン初BBを与えたけど、今日も好投。Mirandaが3 H、Ugueto、Campanaが2 H。

[DSL2] - Box
D. Hernandezが4.0 IP/7 H/2 ER/2 BB/2 K。Carrizalezが2 H。

15' Season Boston Red Sox -July-

7月です。このところM. Betts、X. Bogaerts、Holtといった若手の活躍に牽引され、少しずつ打線が上向きに。借金も減ってはいますが、よっぽどのことが無い限り、7月末のフラッグディールは借金生活で迎えそう。それでも売り手ではなく、買い手に回りそうな気がしています。ドラフトや海外FAでもOFを多く獲ったし、MargotやJ. Bradley, Jr.は危うそうですね(前記事はこちら)。


[Transaction]

○ 7/2
Activated C Ryan Hanigan from the DL.
Optioned RHP Jonathan Aro to AAA Pawtucket.

Haniganが復帰。捕手が3人体制になりますが、Swihartが故障を抱えてプレーしているのもあるでしょう。Aroはもう少しマイナーで修行が必要そうです。

2015年7月6日月曜日

Former Sox Prospect Review: Bobby Poyner, LHP

今回は、今季のドラ14、Bobby Poyner。名門Florida大の左腕リリーフ。Florida大からは、12年のBrian Johnson、Austin Maddox、Greg Larson、13年にJeff Driskel、昨年はKarsten WhitsonとRyan Harrisと、Ben Cherington GMになってから毎年選手を獲っています。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Bobby Poyner (ボビー・ポイナー)
Full Name: Robert William Poyner
Position: LHRP
Born: December 1, 1992
Birthplace: West Palm Beach, Florida
Height: 6-0
Weight: 205
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: 14th round, 2015
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $10,000
College: Florida
High School: Palm Beach Central HS (FL)
MLB Debut : March 31, 2018 (Boston)
How Left : Released (July 2021)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

速球は常時80 mph後半から90 mph前半。マルチイニングや場合によっては先発も務めたことがあるだけあり、スライダー・カーブ・チェンジアップとブルペン投手にしては多彩なボールを駆使する。


[Background]

強豪Florida大のブルペンで活躍。また13、14年とCape Cod Leagueでも好成績を残した実績の豊富な選手。ドラフト時のランキングは、BA #244/PG #342。


[Profile]

15' : SS-A Lowellでプロデビュー。やや被打率は高かったものの、安定した制球を武器に、しっかりとした投球を見せた。チームトップの17試合、10セーブを挙げた。

16' : Low-A Greenvilleでは、26 IPで無四球、33奪三振と圧巻の安定感を見せたが、High-A Salem昇格後は壁にぶつかった。

17' : High-A/AA Portlandで完璧な投球。制球の良さはそのままに、被打率と奪三振率が大きく伸びた。

18' : STで素晴らしい投球を見せ、Waldenと共にNRIからの開幕ロスター入り。開幕しばらくLOOGYとして申し分ない投球を見せていたが、不運にもケガで離脱。その後はオプション持ちの少ないチーム事情もあり、ケガ明けからしばらくAAA Pawtucketで投げ、セプテンバーコールアップでようやく本格的にMLBへ戻った。

19' : STからしばらく調子が上がらず、持ち前の制球力もイマイチで、やはりスタッフ面で上のクラスは厳しいのかと思ったが、その後AAAで調子を上げ、57 IP/70 Kとなかなかの投球。最後はセプテンバーコールアップでオープナーも務めた。

20' : 40人枠を外れ、COVID-19の影響でマイナーシーズンはキャンセル。Taxi Squadの選手としてATSに参加するもDevelopment Listという扱いで試合にはほとんど出ていなかったよう。

21' : AAAのブルペンで投げるも打ち込まれており、左腕不足のチーム事情ながら焦点が当たることはなかった。

21' : リリース。


[Comment]

カレッジではともかく、スタッフに欠けるため、プロではどうかな?という感じの選手だけど、BAやPGでもまずまず評価が高いし、この位置ならブルペン左腕になってくれるなら十分。即戦力として期待しています。

Former Sox Prospect Review: Mitchell Gunsolus, 3B/1B

今回は、今季ドラフトのドラ10、Mitchell Gunsolus。ボーナスを浮かせるシニアーサインではあるけど、BAでもTop 500に入っている選手で、ダークホース的な意味で面白いピックと評価されています。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Mitchell Gunsolus (ミチェル・ガンソラス)
Full Name: Mitchell Johnson Gunsolus
Position: 3B/1B/2B/LF/CF
Born: January 23, 1993
Birthplace: Kenmore, Washington
Height: 6-0
Weight: 200
Bats: Left
Throws: Right
Drafted: 10th round, 2015
How Acquired: Draft
College: Gonzaga
High School: Inglemoor HS (WA)
Signing Bonus: $10,000
How Left: Released (January 2018)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

カレッジでは、最初の三年間で0 HRだったのが、バットの変更もあって15年は7 HR。ただ基本的にはラインドライブヒッター。ディシプリンが非常に良い。守備は、スピード・肩ともにまずまずも、エラーが非常に多く、改善しなければC-OFに移るかも。


[Background]

ドラフト時にシニアーの選手で、ボーナスを削るための意味での指名だが、BA #464/MB #354と、選手としての評価もまずまず高かった。


[Profile]

15' : SS-A Lowellでプロデビューも打撃で印象を残せず。

16' : Low-A Greenvilleでフルシーズンプレー。Michael Chavisの故障というチャンスがあって猶、アピールできず。そこそこのパワーと選球眼を備えるが、このレベルでもコンタクトできていない。

17' : Low-AでBobby Dalbecが故障で戦列を離れていた時期もあり、多くの機会を得た。今季はコンタクトが向上も、3Bの選手としてはパワーレス。

18' Jan. : リリース。


[Comment]

左打ちの3Bは稀少。HRを打ちまくらなくても、3Bを十分に守れるなら、3B兼両翼の控えポジションを狙える。しっかり打つのに加えて、守備の成長が期待される。

Former Sox Prospect Review: Logan Allen, LHP

今回は、今季のドラ4以降で最大のボーナスを受け取った入団した、Logan Allen。若き先発左腕で、その風貌もあって、Jon Lesterのように育ってくれることを期待されています。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Logan Allen (ローガン・アレン)
Full Name: Logan Shane Allen
Position: LHSP
Born: April 23, 1997
Birthplace: Fletcher, North Carolina
Height: 6-3
Weight: 200
Bats: Right
Throws: Left
Drafted: 8th round, 2015
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $725,000
High School: IMG Academy (FL)
MLB Debut: June 18, 2019 (San Diego)
How Left: Traded to San Diego  with Carlos Asuaje, Javier Guerra, and Manuel Margot for Craig Kimbrel (November 2015)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

HSの年代の選手としては比較的体格が完成されている。速球は14年は80 mph後半だったのが、1年足らずで常時90 mph前半と大きくジャンプアップ。チェンジアップがセカンドピッチで、二種類のブレイキングボールを投げる。体格的にあまり伸びしろは大きくなく、HSの選手としてはハイフロアーだが、上限は現在のところローテ中位程度とも。


[Background]

14年のドラフトでHOUと揉め、カレッジに進学しなかったBrady Aiken (CLE)やJacob Nix (SD)がプレーする場所として選んだ、IMG Academyに同じく所属。彼らと異なり、HSのジュニアーの年からIMGでプレーしていた。ドラフト時のランキングは、BA #128/PG #117/MB #160/FG #100。South Carolina大にコミットがあった。風貌がJon Lesterと似ているとの評判。


[Profile]

15': GCLでプロデビュー。少ないサンプル数ながら、被打率・ゴロ率の良さと、それ以上に24 K/1 BBと素晴らしい制球と奪三振力を見せた。GCL終了後に、SS-A Lowellで1試合だけ登板。

15' Nov. : 入団後わずか数ヶ月でトレード。以前はプロ契約後半年はトレードできなかったのですが、前年のTrea Turner (SD to WAS)のトレードで問題になったことからルールが変わったそう。

16' : 投球イニング制限か、シーズンの半分ほどしか投げていないが、高卒2年目でLow-Aで十分に投げている。

17' : 昨年はケガだったのかやや停滞の一年だったが、今季は文句無し。Low-Aを圧倒すると、High-Aでも問題なく投げている。K/BBが良いのも魅力。

18' : 健康にフルシーズンを過ごし、AAで非の打ちどころのない成績で、AAA昇格後も順調。マイナー全体でも名前の知られた選手になった。

19' : PCLの環境も考慮すればまずまずという内容で6月にMLBデビュー。その後フラッグディールでYasiel PuigやTrevor Bauerの絡んだ三角トレードでCLEへ。移籍後は少し調子を崩してシーズンを終えた。

20' : COVID-19の影響でマイナーシーズンはキャンセル。MLBで3試合に投げた。

21' : AAA/MLBで投げたが、支配力に欠ける内容。被打率が高かった。

22' : リリーフ転向もイマイチ。CLEからシーズン中にBALへ。

23' : SEAとCOL傘下でスウィングマンとして投げるがイマイチ。

24' : ARIへ。AAAでは先発、MLBではリリーフ。内容は平凡。


[Comment]

BOSはこのところ、Henry OwensやBrian Johnsonのような完成度が高めな選手が成功している。その点では、球威があるが制球が不安定な選手よりもリスクは低い。今季は投手の指名が少なかったので、ハイフロアーな選手である彼の指名はリーズナブル。

2015年7月3日金曜日

15'-16' International FA - BOS Signing Information

BOSの海外FA契約情報です。昨年はAnderson Espinoza、Christopher Acostaという大物投手2人に、ダメ押しでYoan Moncadaと契約したことから、プールを激しくオーバー。15'-16'シーズン、16'-17'シーズンの2年間は$300K以上の契約ができないペナルティーを受けています。しかし、ベネズエラの経済状況の悪さで多くのチームがベネズエラでのスカウトを敬遠していることを逆手に取り、ベネズエラ人選手を物色しているよう。ちなみにBOSのボーナスプールは$3,681,000。


[15'-16' BOS International FA Signing]

Albert Guaimaro, OF, Venezuela ($300K) : BA #15/MLB #14/FG #23。やや太りやすそうな点は少し心配しているスカウトがいるが、高い運動能力とアグレッシブなプレースタイルが売り。元投手で88 mphを投げていたように、非常に肩が強く、RFに向いたタイプだが、とりあえずはCFで育成するそう。捕手の経験もある。各誌で比較的評価の高い選手でしたが、ベネズエラの状況と早めのオファーが奏功して、本当に$300Kでゲット。(7/2)

2015年7月2日木曜日

Former Sox Prospect Review: Kyri Washington, LF/RF

今回は、今季ドラフトの下位指名の中では評価の高い、Kyri Washington。パワーのツールは魅力的ですが、プロで果たしてボールにバットを当てられるようになるでしょうか。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Kyri Washington (カイリー・ワシントン)
Full Name: Kyri Divonte Washington
Position: LF/RF
Born: July 11, 1994
Birthplace: Prospect, Virginia
Height: 5-11
Weight: 220
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 23rd round, 2015
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $100,000
College: Longwood
High School: Grafton HS (VA)
How Left: Retired (August 2019)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

上背は無いが、アメフト選手のような体格で、プラスのパワーがある。しかしスウィングに穴は多く、カレッジレベルでも多くの三振を喫している。ディシプリンとも無縁。スピード・肩は平均的で守備も荒削りなことから、LFが適性だろう。インテリジェントで、ハードワーカーだそう。スウィングをアジャストさせ、プロでもコンタクトできるなら上限は高いが、なかなかに育成が難しそうな選手。


[Background]

15年のドラフトでは全体でも9番目に若いカレッジ選手だったそう。ドラフト時のランキングは、BA #149/PG #173/MB #209。


[Profile]

15' : 荒削りという評判通り、カレッジからの指名選手ながら、GCLでプロデビュー。序盤は打てていなかったが、急激に適応し、数字を伸ばしてきたことから、SS-A Lowellへ昇格。そちらでもほぼ同様の成績を残した。HRは多くないが、まずまず長打は出ている。

16' : Low-Greenvilleで、Josh Ockimeyと共に、パワー面も含めて素晴らしいスタートを切ったが、7月に失速。素晴らしいパワーと三振の多さという点でOckimeyと共通しているが、一方三塁打が多く、Ockimeyよりもスピードに優れる代わりに、早打ち気味。

17' : High-A Salemで開幕したが、多くの時間を欠場したのは残念。限られた機会を見る限り、選球眼と三振という弱点は変わっていなそう。

18' : SS-AでのリハブからHigh-Aへ戻って来て、パワー面も含め、まずまずの打撃を見せたが、Trenton Kemp同様再び離脱で、同じく2年連続でシーズンの多くを欠場。

19' : ケガで開幕から全休。

19' Aug. : 引退。


[Comment]

BOSがこのタイプを上手く育成できた試しがあまり無いので、凄く期待してはいないけど、下位で$100Kで獲るには面白い選手。BOSはどうしてもディシプリンを重視しがちだけど、こういうタイプはしばらく好きに打たせてもいいかも。

Former Sox Prospect Review: Jagger Rusconi, 2B/OF

今回は、Jaggerというイカした名前の、Jagger Rusconi。今季はかなり多くのOFを獲りましたが、例に漏れず彼も小柄なOF。しかしその身体から想像以上のパワーを秘めた選手です。

Photo from SoxProspect.com, Credited to John Silver

[Player Data]

Name: Jagger Rusconi (ジャガー・ルスコーニ)
Full Name: Jagger S. Rusconi
Position: 2B/LF/RF/CF/3B/(SS)
Born: July 18, 1996
Birthplace: Valencia, California
Height: 5-11
Weight: 165
Bats: Both
Throws: Right
Drafted: 5th round, 2015
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $384,000
High School: West Ranch HS (CA)
How Left: Released (April 2021)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

体格は大きくないがパワーがある。スウィッチヒッターで、右打席ではよりアッパーカット気味。左打席ではラインドライブタイプのスウィングを見せる。現時点では左打席の方が洗練されており良い。平均以上のスピードと平均的な肩。身体ツールの高い選手。


[Background]

同年ドラ1のAndrew Benintendi同様イタリア系のよう。15年クラスHS選手の中ではやや年齢の高い選手。HSで11 HRを放つなど、レベルの高い南カリフォルニアでトップクラスのパフォーマンスを見せた。HSではM-IFだったが、OFとして指名した。ドラフト時のランキングは、BA #322/PG #193/MB #385。Southern California大にコミットがあった。


[Profile]

15' : GCLでプロデビュー。OFされたものの、IFにケガ人が相次いだため、2Bとして起用されることに。打撃で苦戦し、8月上旬以降試合に出なかった。

16' : SS-A Lowellで開幕2Bを務めたが、すぐにケガで離脱。終盤戦GCLで復帰して、少ないサンプル数ながらよく打ち、POはSS-Aに復帰した。

17' : GCLでのリハブ後、Low-A Greenvilleでプレー。他の選手との兼ね合いもあり、これまでは2Bで使われてきたが、Lorenzo CedrolaのケガとYoan Aybarの降格により、終盤戦はCFでプレーした。ケガがちであまり成長していない。

18' : やはりケガがち。リハブ後、シーズン終盤はHigh-A Salemに連れてきたが、Low-Aでもほとんど実績が無く、やはり打てていない。

19' : High-Aでレギュラー格に近い使われ方をしたものの、打率1割台と苦戦。

20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。

21' Apr. : リリース。

21' : CWSと契約し、RkからAAでプレー。出塁、パワーはイマイチも、まずまずのコンタクト。

22' : AAで打てず、シーズン中に引退。


[Comment]

GCLのOFは非常に混みあっていて、激しい競争があるけど、売りのパワーを生かしてアピールして欲しいですね。

Former Sox Prospect Review: Austin Rei, C

今回は、今季のドラ3捕手、Austin Rei。Blake SwihartとChristian Vazquezの卒業に加えて、Jon Denneyが素行不良で恐らく戻って来ることは無さそうなことから、大きく弱体化した傘下の捕手の中ではNo.1の選手になりそうです。

Photo from SoxProspects.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Austin Rei (オースティン・ライ)
Full Name: Austin John Rei
Position: C
Born: October 27, 1993
Birthplace: Berkeley, California
Height: 6-2
Weight: 180
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 3rd round, 2015; 38th round, 2012 by Minnesota
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $742,400
College: Washington
High School: Campolindo HS (CA)
How Left: Released (May 2021)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

まずまずのバットスピードとソリッドなアプローチ。サマーリーグで木のバットでも成績を残した。ただ売りはやはり守備。捕球・ムーブ・プラスの肩・司令塔としての高い能力など、守備型捕手に必要なツールは全て揃っている。15年のドラフトクラスでベストのディフェンダーとも。


[Background]

元々は守備型の捕手だったが、ドラフトイヤーに指の腱のケガから復帰してしばらくDHでプレーしていた時に打撃に開眼。ドラ1のAndrew Benintendi同様に、直前で株を上げ、カレッジでNo.1を争う捕手となっていた。ドラフト時のランキングは、BA #68/PG #140/MLB #87/MB #163/FG #123。


[Profile]

15' : SS-A Lowellでプロデビュー。安打数の割にはまずまず長打が出ている点は救いだが、三振も多く、アベレージが悪すぎる。守備型との評価の割にエラーも多い印象。

16' : 守備型捕手という触れ込みなのは分かるが、そこそこのメジャーカレッジ出身二年目でLow-A Greenvilleでここまで打てないのはそもそもの技量が無いとしか言いようがない。

17' : High-A Salemで、4月の開幕直後、無三振をしばらく続け、コンタクト・打撃共に開花したかと思いきや、結局はいつも通り。二塁打が多いが、HRパワーはあまり無いし、売りの守備でも10エラー。

18' : AA Portlandで、悲惨な4月のスタート以降、5月からは波がありながらもまずまずの打撃を見せたが、インプレッシブにはほど遠い。

19' : ケガで多くの時間を棒に振り、7月にようやくAAに復帰。低い期待度の更に下を行った。

20' : COVID-19の影響でマイナーシーズンがキャンセルに。

21' May : リリース。

21' : ARIと契約し、AAで6試合でプレーもすぐにまたリリース。

22' : 独立リーグでプレー。


[Comment]

Benintendiと同様に、実績の少ないレイトライザーというところで若干懸念がある。特に打者有利なバットに変更された15年だけを見ての高評価は完全には信用していない。ただ守備が良いだけに、控え捕手になってくれればそれで十分なのかも。

15' Weekly Topics -6/29~7/5

[6/30]

☆ Today's Game (Game 79 @TOR)

今日も接戦をモノにして3連勝。1点差で田澤を投げさせなかったのはTORと相性悪いからですかね?ちょっと調子が上がって来たけど、このまま勝つと7月末のフラッグディールで非常に中途半端な位置になりそう。

Result : TOR 3 - 4 BOS (W36-L43)

2015年7月1日水曜日

Former Sox Prospect Review: Kevin Kelleher, RHP

今回は、今季のドラ12、Kevin Kelleher。各誌のランキングに名前はありませんでしたが、何と100 mphの速球を投げるそうです。大柄な体格もあり、リリーフとして期待したいところ。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Kevin Kelleher (ケヴィン・ケラハー)
Full Name: Kevin Michael Kelleher
Position: RHRP
Born: January 24, 1993
Birthplace: Miramar Beach, Florida
Height: 6-3
Weight: 245
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 12th round, 2015
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $100,000
College: New Orleans
High School: Niceville HS (FL)
How Left: Released (June 2016)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

大柄な体格から球威のある速球を投げ、100 mphを記録。これとスライダーの2ピッチで投げる典型的なリリーフアーム。球威があるだけに、コマンドが磨かれればセットアップやクローザーも期待できるかも。


[Background]

ドラフト時は、年齢的はシニアーだが、Red-Shirtのジュニアー扱い。Weatherford JCから15年にNew Orleans大へトランスファー。各誌のランキングに入っていないが、100 mphの速球に注目するいくつかのチームがドラ3~5で指名しようとしていたそうだが、ボーナスが折り合わず、ドラフト3日目までスリップ。NYYファンだそう。


[Profile]

15' : GCLでプロデビューも制球難、2試合で7四球、アウトを1つしか取れず。

16' Jun. : 制球難が改善しなかったようでリリース。


[Comment]

さすがにクローザーは高望みかもしれないが、100 mphの速球はそれだけに武器になり得る。こういう下位ラウンドの選手を上手く上で使えるリリーフに育てられれば大きいですね。

Former Sox Prospect Review: Tate Matheny, OF

今回は、今季のドラ4、Tate Matheny。ツールは印象的でないものの、何と言っても名選手で名監督になりつつある、現STL監督のMike Mathenyの息子。ベースボールIQなどスキル面でツールを補える選手です。

Photo from SoxProspects.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Tate Matheny (テイト・マシーニー)
Full Name: Tate Michael Matheny
Position: CF/RF/LF
Born: February 9, 1994
Birthplace: St. Louis, Missouri
Height: 6-0
Weight: 185
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 4th round, 2015; 23rd round, 2012 by St. Louis
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $512,700
College: Missouri State
High School: Westminster Christian Academy (MO)
How Left: Minor league free agency (November 2021)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

ブラッドラインがブラッドラインだけに、ベースボールIQが高く、アプローチや広角に打つスキルの高い、成熟した選手。その一方で全てのツールが平均的な飛び抜けた部分が無い。バットスピードは悪くないので、もう少し引っ張れるボールは引っ張った方が、長打が増えるだろうとも。スピードは平均的だが、こちらもやはりルート取り等のインテリジェンスの部分に優れ、CFを務められる。Tweenerの4th OFタイプ。


[Background]

STLの元選手で監督のMike Mathenyの息子。12年は、契約しない前提だったのだろうが、一応STLから指名を受けている。しかし、15年のドラフトではSTLが彼をドラフトしないようにMikeがフロントに言っていたそう。ドラフト時のランキングはBA #107/PG #187/MLB #103/MB #241/FG #117。


[Profile]

15' : SS-A Lowellでプロデビューも、ポリッシュという評価に反して全く打てない体たらく。パワーも無い上に、選球眼も全く見せられていない。

16' : Low-A Greenvilleでフルシーズンを戦い、まずまずの成績を残したが、AVG以外の項目を見ると実情は厳しい。パワー、選球眼、走塁、いずれもイマイチ。

17' : High-A SalemでフルシーズンCFを務めたが、平凡な成績。選球眼や盗塁は少し成長しているが、平凡な打撃。

18' : AA Portlandで、全てにおいて凡庸。STでは、父親のいるSTLとの対戦時に気を利かせたチームが先発で起用。

19' : AAでメインにプレーし、最終盤に少しAAA Pawtucketに顔見せしたものの、打撃は最早何かを言うレベルではない。

20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。

21' : AAでは良い打撃を見せ、AAA Worcesterでも途中まではそこそこ打っていたが最後は失速。

21' Nov. : MiLFAに。


[Comment]

上限も限られるし、カレッジのCFということで同期のドラ1のAndrew Benintendiとの住み分けも気になる。とりあえずこちらも速いペースでの昇格を期待したいところ。

Former Sox Prospect Review: Andrew Benintendi, LF/CF

今回は、本日BOSとの契約が発表された、今季のドラ1、Andrew Benintendi。優れたスウィングでパワーとスピードを兼ね備えたCFですが、正直2年前のTrey Ballと同様で全体Top 10の指名で、というのは望んでいなかった。ドラフト直前で株を上げるレイトライザーをあまり好んでいないことが大きいのですが、その印象を覆してくれる活躍を見たい。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Andrew Benintendi (アンドリュー・ベニンテンディ)
Full Name: Andrew S. Benintendi
Position: LF/CF/RF
Born: July 6, 1994
Birthplace: Cincinnati, Ohio
Height: 5-10
Weight: 170
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: 1st round, 2015; 31st round, 2013 by Cincinnati
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $3,590,400
College: Arkansas
High School: Madeira HS (OH)
MLB Debut: August 2, 2016 (Boston)
How Left: Traded to Kansas City in a three-way deal in which Kansas City send Franchy Cordero to Boston and Khalill Lee to New York Mets, New York Mets send Josh Winchowski to Boston (February 2021)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

体格はかなり小柄。しかしスウィングは非常に滑らかスピードもある。所謂「スウィートスウィング」。非常に美しくボールを救い上げる。ただスウィングはまだ多少長い。選球眼もしっかりしている。パワー面で開花して評価を上げた選手だが、体格に欠けることから、将来的な伸びしろはやや疑問も。筋力アップも要因とは言われるが、カレッジでは15年にボールが飛びやすいバットに変更になったことはHR激増の要素になったのであろうことは否定できない。BOSも中軸タイプではなく、リードオフと見ているとも。スピードはCFとして十分。盗塁もある程度決められるだろう。守備に関してはスピードがあるため、レンジはCFとして問題ないが、まだ洗練が必要とも。肩は平凡でRFにはあまり適性は無さそう。


[Background]

イタリア系のよう。15年のドラフトでの最大のレイトライザーの一人。ドラフト前年は、さほどパワーを見せておらず無名だったたが、ソフモアでのドラフトイヤーに開花し、20 HR/20 SBを記録するなど、SECと全米の最優秀選手に選ばれるほどの活躍を見せた。ドラフト時のランキングはBA #9/PG #12/MLB #8/MB #14/FG #9と各誌でTop 10前後。Mark Kotsayと比較されていた。


[Profile]

15' : SS-A Lowellでプロデビュー。デビュー直後はややもたついたものの、それ以降は一気に調子を上げ、SS-Aと昇格したLow-A Greenvilleで打ち込んでいる。木のバットになっても、パワーを存分に発揮し、198打席で11 HRと1年目としては申し分ない適応を見せた。

16' : 開幕からHigh-A Salemを圧倒すると、AA Portland昇格直後はやや不振だったが、すぐに成績を引き上げた。Futures Gameに出場。フラッグディールは多くのチームから要求されたが、フロン トは放出を断固拒否。LFの練習を始めると、デッドラインが過ぎた8月にはドラフトから1年強というスピードでMLB昇格。そのMLBでも足首のケガは あったものの、文句無しの打撃を披露しており、LFのレギュラーを掴みかけている。

17' : 開幕から3番を任されるなど、既にチームの中心扱いに。NYYのAaron Judgeと新人王候補として比較されることも多かった。やや好不調の波はあったが、シーズンを通して、1~4番を打ち、.270のアベレージに20 HRと十分な成績を残した。

18' : Mookie Bettsの後の2番として申し分のない働き。後半戦にややHRが減ったが、守備面も含めて、チームのWS制覇へ大きく貢献した。

19' : あまり良い印象を受けなかったが、Bettsと打順を入れ替え、1番として開幕もやはり低調なスタート。結局打順を元に戻し、 多少良い時期もあったが、全体的に打球に勢いがなく、期待以下でシーズンを終えた。1番をある程度務めた割には盗塁数も半減。2年目のジンクスに近い落ち込みのシーズンとなった。

20' : LF守備などを含め、パワー、スピードなど身体面にキレがなく、開幕から不調。かかとのケガでそのままシーズンエンド。

21' Feb. : KC、NYMとの三角トレードで放出。

21' : KCでの初年度は出足は最悪で、損切は成功かと思われたが、尻上がりに調子を上げ、19年のレベルには戻った。Franchy Corderoは大失敗だったので、KCとしては悪くないトレードに。

22' : KCで好調。夏場にNYYがJoey Galloのアップグレードでトレード獲得。NYYでもまずまずのプレー。

23' : CWSへ。率はまずまずもパワー面で難が。

24' : 19 HRと久しぶりにパワーが蘇ったが、代償にアベレージは2割前半。


[Comment]

現在の上限と見られるところに到達できれば、Mookie Bettsクラスになる可能性はあるけど、パワー・守備共に若干懐疑的に見てはいる。最低限来年はLow-A/High-Aをしっかり打ちこなすくらいの成績を残してくれる必要がある。

(21年追記)マイナー全体の最優秀Prospectに選ばれ、何の障害もなくレギュラーに定着したときには5年は外野の一角は安泰だと思っていましたが。残念な終わり方に。

15' Weekly Topics -6/22~6/28

[6/26]

☆ Today's Game (Game 75 @TB)

Gordon Edesさんが、「Porcelloの連敗は止まったけど、Non Dicisionが精一杯だった。」という辛辣なツィートが印象的でした。現在CWSとゲーム差無しで、MLBで下から5番目。ケガ人も増えてるし、今年もまた売り手なんですかね...。

Result : TB 3 - 4 BOS (W33-L42)