2015年7月2日木曜日

Former Sox Prospect Review: Kyri Washington, LF/RF

今回は、今季ドラフトの下位指名の中では評価の高い、Kyri Washington。パワーのツールは魅力的ですが、プロで果たしてボールにバットを当てられるようになるでしょうか。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Kyri Washington (カイリー・ワシントン)
Full Name: Kyri Divonte Washington
Position: LF/RF
Born: July 11, 1994
Birthplace: Prospect, Virginia
Height: 5-11
Weight: 220
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 23rd round, 2015
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $100,000
College: Longwood
High School: Grafton HS (VA)
How Left: Retired (August 2019)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

上背は無いが、アメフト選手のような体格で、プラスのパワーがある。しかしスウィングに穴は多く、カレッジレベルでも多くの三振を喫している。ディシプリンとも無縁。スピード・肩は平均的で守備も荒削りなことから、LFが適性だろう。インテリジェントで、ハードワーカーだそう。スウィングをアジャストさせ、プロでもコンタクトできるなら上限は高いが、なかなかに育成が難しそうな選手。


[Background]

15年のドラフトでは全体でも9番目に若いカレッジ選手だったそう。ドラフト時のランキングは、BA #149/PG #173/MB #209。


[Profile]

15' : 荒削りという評判通り、カレッジからの指名選手ながら、GCLでプロデビュー。序盤は打てていなかったが、急激に適応し、数字を伸ばしてきたことから、SS-A Lowellへ昇格。そちらでもほぼ同様の成績を残した。HRは多くないが、まずまず長打は出ている。

16' : Low-Greenvilleで、Josh Ockimeyと共に、パワー面も含めて素晴らしいスタートを切ったが、7月に失速。素晴らしいパワーと三振の多さという点でOckimeyと共通しているが、一方三塁打が多く、Ockimeyよりもスピードに優れる代わりに、早打ち気味。

17' : High-A Salemで開幕したが、多くの時間を欠場したのは残念。限られた機会を見る限り、選球眼と三振という弱点は変わっていなそう。

18' : SS-AでのリハブからHigh-Aへ戻って来て、パワー面も含め、まずまずの打撃を見せたが、Trenton Kemp同様再び離脱で、同じく2年連続でシーズンの多くを欠場。

19' : ケガで開幕から全休。

19' Aug. : 引退。


[Comment]

BOSがこのタイプを上手く育成できた試しがあまり無いので、凄く期待してはいないけど、下位で$100Kで獲るには面白い選手。BOSはどうしてもディシプリンを重視しがちだけど、こういうタイプはしばらく好きに打たせてもいいかも。

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