2014年9月25日木曜日

14' By League Prospect Ranking by Baseball America

各誌のProspect Rankingの季節です。まずはBAからリーグのTop 20が出てきました。昨年も延べで17人(2つのリーグでランクインが3人)と多くのProspectを送り込みましたが、今季もどうなるか楽しみですね。各リーグのランキングまとめはこちら


[Arizona League Top 20 Prospects]

#1のAlex Jackson (SEA)から#9のCarson Sands (CHC)までがズラリと14年ドラフトの上位指名HS選手。#3のBobby Bradley (CLE)が素晴らしいプロデビューを飾っています。#5のSpencer Adams (CWS)と彼は、それぞれTravisとKopechのところで自分が指名して欲しいと思っていた選手。昨季のInt. FAのTop 2のEloy Jimenez (#13, CHC)とGreyber Torres (#14, CHC)は前者はあまり打ててなかったけどツールでランクイン。


[Gulf Coast League Top 20 Prospects]

1. Rafael Devers, 3b, Red Sox
7. Javier Guerra, ss, Red Sox
9. Michael Chavis, ss/3b, Red Sox

Deversが、14年ドラフトの全体#2指名のTyler Kolek (MIA)を抑えて栄えある#1。Kolekがプロ入り後、少し球威を落としているのも影響したようだけど。Ben Badlerさんのチャットの中でDeversは14年のドラフトに出ていたら、あれだけの面子の中でもTop 5でピックされただろうと。J. Guerraが#10のChavisをも上回る#7にランクイン。16チームのGCLでTop 10に3人を送りこんだのは嬉しいですね。

Guerraは優れたSS守備に加えて打撃でもポテンシャルを見せていたのが評価されたよう。来年DeversとChavisは共にLow-Aでプレーするのか?という質問に対して、どちらも打撃面ではそこでやれるだろうし、嬉しい悩みだろうと。DHやDeversの1B起用なども考えられるだろうが、内部情報では、BOSはChavisのSSをまだ完全に諦めてはいないとも。また2Bでの起用についてもディスカッションされているそう。


[Pioneer League Top 20 Prospects]

#1はCINのAristides Aquino。Justin Williams (#7, ARI)、Cody Bellinger (#10, LAD)、Devin Williams (#16, MIL)なんかはここ数年のドラフトで個人的に気になっていた選手。Wes Rogers (#18, COL)は12年のBOSのピックだった。


[Appalachian League Top 20 Prospects]

Top 3が全員SSで、#1はATLのOzhaino Albies。Nick Gordon (#2, MIN)、Richard Urena (#3, TOR)とこ最近のドラフト・Int. FA市場で上位だったSSを抑えて#1にランク。


[New York-Penn League Top 20 Prospects]

15. Sam Travis, 1b, Red Sox
20. Kevin McAvoy, rhp, Red Sox

BOSからは2人がランクイン。ちょっと少ないけど、成績的にも微妙なクラスだったので仕方ないか。Travisは妥当として、McAvoyの方は少し意外でしたが、最速95 mphのシンカーの沈みはプラスからプラスプラスと言うスカウトもおり、スライダーが平均レベルになればミッドローテの先発になれると好評価。

Dubonが打撃の上限という面で惜しくも圏外だったのと、J. Bettsがかなり評価されていたようです。パワーに3B守備が抜群だそう。ランク外でしたが、ショートシーズンリーグなので、ドラフト時の評価で決まる部分も大きいとも。#1はNYMのMarcos Molina。#2は100 mph投手としてちょっと気になっているReynaldo Lopez (WAS)。Derek Fisher (#8, HOU)が評価を上げている他、Travisと同期1BのA. J. Reed (#11, HOU)、Casey Gillaspie (#12, TB)なども近い位置にランクされている。


[Northwest League Top 20 Prospects]

TORのFranklin Barretoが#1。2Bになるのはほぼ確定的だが打てる。チームが少ないだけあって、TORの選手が多いかな。


[Midwest League Top 20 Prospects]

#1は100 mph投手の1人、STLのAlex Reyes。John Lackeyのトレードでは彼なんかを獲れたのにね。Trea Turner (#2, SD)、Willy Adams (#5, DET to TB)は次の世代のTop SSを争いそうな選手。


[South Atlantic Top 20 Prospects]

9. Manuel Margot, of, Red Sox
17. Wendell Rijo, 2b, Red Sox

BOSは2人がランクイン。14チームのリーグで、今季のチームの低調を考えると致し方ないけど。Margotはもうちょっと上に見えるけど。差は非常に小さいとは言われたものの、同じOFでも#6~#8にランクされているAustin Meadows (#6, PIT)、David Dahl (#7, COL)、Aaron Judge (#8, NYY)の4人の中で最下位というのは納得がいかない。

ただ#9までは全体Top 100当確と言ってくれているのは嬉しい。しかしBallはギリギリだそうですが、Top 20圏外とは悲しいね。何でMeadowsを獲らなかったかな。今やMeadowsはClint Frazier (CLE)よりも高い評価を受けている。StankiewiczはBOSファンがチャットで聞いていたけどライターからは言及無し。

Lucas Giolito (#1)、Reynaldo Lopez (#3)と2人のWASの投手Prospectが上位にランクイン。Reese McGuire (#5, PIT)はいくら守備が良くても高すぎないか?Carl Yastrzemskiの孫のMike Yastrzemski (BAL)が#19に入っている。CWSにトレードされたCleuluis Rondonも全マイナーでも最高クラスのSS守備でTop 20の候補だったそうです。層が厚いのでTop 30あたりでも非常に良いProspectだそう。


[California League Top 20 Prospects]

#1はCarlos Correa (HOU)、#2はCorey Seager (LAD)。共に打撃有利のリーグでよく打ったSSで、マイナー全体でもトップのSSを争うけど、特に後者はSSには残れないよう。それ以外にもJose Peraza (#3, ATL)、Raul A. Mondesi (#4, KC)、Tim Anderson (#8, CWS)と各チームのNo.1 SSがずらりと顔を揃える。


[Carolina League Top 20 Prospects]

BOSのHigh-Aのチームもありますが、ランクインは無し。誰もリーグのTop 20に入れないのは、自分がチェックし始めた頃から数えても初めてなんじゃないかな?来季のAAも酷くなりそうだ。誰が悪いんだかね。#1は今季のマイナーのHR王のJoey Gallo (TEX)。三振は非常に多いけど、Adam Dunnのようになるのかな。


[Florida State League Top 20 Prospects]

#1のTyler Grasnow (PIT)はオフのランキングで、全体でもトップクラスのRHPになるだろうけど、ARIのArchie Bradleyみたいに、上層で制球がどうなるかが気になる。Kyle Schwarber (#4, CHC)は指名時はやや疑問だったけど、最高クラスのプロデビューを飾って、Theo Epsteinさんのドラフト眼力を証明している。OF転向も話題になるけど、オフは捕手スキルを磨くそう。


[Eastern League Top 20 Prospects]

2. Mookie Betts, 2b/of, Red Sox
6. Henry Owens, lhp, Red Sox
7. Eduardo Rodriguez, lhp, Orioles/Red Sox
8. Blake Swihart, c, Red Sox
9. Brian Johnson, lhp, Red Sox
19. Deven Marrero, ss, Red Sox

傘下左腕Top 3を含む大量6人がランクイン。Coyleがランク外なのはちょっと解せない(SP.comにCoyleが#20となっていたから、直前で#20のNick Kimgham (PIT)と入れ替わったのかな?)。M. Bettsも#1で良いんじゃないかと思う。OwensやSwihart、D. Marreroもこのリーグの成績だけ見ればもうちょっと上だと思うけど、その分前半戦はBALでイマイチだったE. Rodriguezなんかは高くランクされている。#1はMichael Taylor (WAS)。


[Southern League Top 20 Prospects]

#1はKris Bryant (CHC)。素晴らしいパワーを見せ、投手指名が有力と言われた中で彼を指名したTheo Epsteinさんらの眼力を証明した。#2のAddison Russellはマイナー全体でもトップクラスのSSだが、Jeff Samardzijaの見返りでOAKからCHCへ。ウチのJohn Lackeyの見返りとは雲泥ですね。


[Texas League Top 20 Prospects]

CALに続き、ここもJoey Gallo (TEX)が#1。12年のドラフトでは、Lightじゃなくて彼を獲るべきでしたね。#2、3はJon Gray、Eddie ButlerのCOLコンビ。#15のTony Kemp (HOU)はVanderbilt大出身選手。


[International League Top 20 Prospects]

2. Mookie Betts, 2b/of, Red Sox
6. Anthony Ranaudo, rhp, Red Sox
16. Christian Vazquez, c, Red Sox
19. Allen Webster, rhp, Red Sox

4人がランクインで、全クラス合わせてのべ17人ランクインは昨季と同じ。今季はM. Bettsのみ、2リーグでランクインしているので、16人が顔を出したことになる。Bettsはここでも#2で、Gregory Polanco (PIT)が#1。まぁこれは仕方ないか。でもすぐにMLBでレギュラーになれると言われていた彼でもMLBでは適応に苦労している。Prospectの起用は本当に難しい。

Ranaudoが驚きの#6。A. J. Cole (#7, WAS)やAlex Meyer (#8, MIN)より上というのは正直BOSファンでも首を捻る。ライターがBAの専属ではないのと、その人がRanaudoと同じNew Jersey州出身だから贔屓目が入っているんじゃないかとSP.comでも言われていた。C. Vazquez、Websterはリーグでは平凡だったし、Barnesは前半戦の不振が響いてランク外。


[Pacific Coast League Top 20 Prospects]

ここも#1はKris Bryant (CHC)。#2はやや三振が多いけど、PCLの環境もあって、パワー・スピードを発揮したJoc Pederson (LAD)。夏のフラッグディールでは、LADへ誰かを送るならターゲットになると言われていた。


[Independent League Top 10 Prospects]

今季は契約済みのTop 5と未契約のTop 5が発表。契約済みの#1はPITのJohn Holdzkom。平均96 mphというパワーアームで、NYMからIndy. League入りした後、今季途中にPIT入りして、そのままMLBまで駆け上がった。BOSもあわやノーヒッターを食らった選手。数年前はIndy. Leagueと言えば、90~91 mphが最速という選手ばかりだったけど、最近は97 mph以上をポンポン出す選手が増えていると記事になってます。

契約済みの#3のMatt Nevarez (PIT)は12年にBOSと契約したけど、公式戦で投げることなくリリースされた選手。未契約の#1のEric Andersonは14年にMissouri大を卒業した選手で、今季のドラフト組と比べてもそんなに年齢も変わらないし、契約できると良いですね。Theo Epsteinさんの時代はIndy. Leagueから積極的に獲ってたけど、最近減りましたね。

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