2014年9月9日火曜日

15' Preseason Position Outlook -Starter-

15年シーズンの各ポジションのデプスチャートSP編です。夏のファイヤーセールで現時点では上はボロボロだけど、AAAにはMLBへの適応を残すのみの選手がひしめいている。オフシーズンでロスタームーブがあれば、適宜追記していきます。(*は40人ロスター登録選手)。


[MLB]
Starter (Likeky) : RHP Clay Buchholz*, LHP Wade Miley*, RHP Rick Porcello*, RHP Justin Masterson*, RHP Joe Kelly, Jr.*
Depth : RHP Brandon Workman*, RHP Steven Wright*, RHP Matt Barnes*, LHP Edwin Escobar*, LHP Eduardo Rodriguez*, LHP Henry Owens, LHP Brian Johnson

14年の失敗により、夏にJon Lester、John Lackey、Jake Peavy、Felix Doubrontと、14年開幕時にローテを務めた4選手を放出。その際に加入したJ. Kellyが、Buchholzと共に、まずは経験・実績的にローテの確定カードとなるだろう。Buchholzもケガからの復帰以降、100%とは言い難いが、まずまずの投球を見せており、来季こそは真のエースとなってもらいたいところ。

一方、Buchholz、Kellyではもう一歩、POやWSを狙うチームの上位先発陣としては物足りなく、Lesterの連れ戻しなども含めて、最低でもエース級を1枚、できればそれに加えて、3番手クラスまでの先発を1枚加えたい。その他のカードは、誰が、また何人がチームに加わるかにもよるが、現時点では、14年の後半戦にローテを務めてまずまずだったR. De La Rosaが筆頭候補。

あとは実績ではWorkmanだが、場合によっては平凡な先発としてよりもしっかりとしたリリーフとして起用したい、ということになるかも。上限の高いWebsterは、MLBで全く結果を残せておらず、コマンドが今のままではローテに入るチャンスは少ない。Ranaudoも全般的にもう一歩成長が必要だろう。一方、S. Wrightはナックル中心だけに不安定な傾向はあるが、今のところMLBではロングリリーフで割とよくやっている。

(12/11追記)Allen Webster、Rubby De La RosaをARIへトレードし、Mileyを獲得。
(12/11追記)Porcelloを獲得。
(12/11追記)Mastersonと契約。


[AAA]
Starter (Likely) : RHP Steven Wright*, RHP Matt Barnes*, LHP Henry Owens, LHP Brian Johnson
Starter (Possibly for 1 Spot) : LHP Edwin Escobar*, LHP Eduardo Rodriguez*

AAAスタートがほぼ確定しているのはBarnesとOwens。Webster、Ranaudo、S. WrightはMLBのロスターに残れなければ、AAAスタートになる。Wrightは一応リリーフの可能性もあると思うが。一方、それにより今季AA以上で投げた選手がどこでスタートするかにも影響しそう。

E. Escobarはやや低めのアームスロットもあるし、先発が溢れるようならもしかしたらリリーフに移すかも。B. JohnsonとE. RodriguezもAAAスタートで何ら問題はないが、先発枠が埋まっているなら、Piggy-Backよりはもう少しAAで、となるかも。

(1/27追記)Anthony RanaudoをTEXにトレード。


[AA]
Starter (Likely) : RHP Luis Diaz, RHP Justin Haley
Starter (Possibly for 3 Spots) : LHP Eduardo Rodriguez*, RHP Mike Augliera, RHP Keith Couch, RHP Simon Mercedes, RHP Heri Quevedo

確定は現時点ではL. DiazとHaleyだと思うが、Diazはその前にRule 5ドラフトで指名されない必要がある。さすがにプロテクトは手が回らないと思うし。B. Johnson、E. RodriguezはAAAのローテの空き状況次第。残り枠は最大で4つ、最小で1つで、先発経験の深いAuglieraや、スウィングマン的なCouchあたりがまずは有力。

Mercedes、Quevedoの2人は、やや高めの年齢で契約したことと、速球以外があまり磨かれていないことから、リリーフ向きだとは見られているし、枠が無ければリリーフに早めに移すかも。M. Penaは、2度目のPEDでリリースが濃厚だし、残したとしても出場停止でスタート。

(2/23追記)Miguel Penaをリリース。


[High-A]
Starter (Likely) : LHP Trey Ball, RHP Teddy Stankiewicz
Starter (Possibly for 3 Spots) : RHP Simon Mercedes, RHP Heri Quevedo, RHP Pat Light, RHP Joe Gunkel, RHP Jacob Dahlstrand, RHP Jamie Callahan, RHP Ty Buttrey, LHP Daniel McGrath, RHP Kevin McAvoy

13年の上位ピックで、14年にLow-Aでまずまず投げたBallとStankiewicz、それになかなか荒削りさが取れないKukukの3人はここでスタートするだろう。残りはST次第な面が強いが、MercedesやQuevedoもリピートするかもしれないし、LightもAAに行くには実績が足りない。まぁLightに関しては15年オフにはRule 5ドラフト対象なので、リリーフに移す可能性もあるが。

14年に先発に移ったGunkelもまだ昇格を急ぐ段階ではないし、もう1年こちらだと思う。14年の終盤戦にHigh-Aでインプレッシブなボールを投げていたDahlstrandもリリーフ転向はあり得ると思うが、先発ならこちらだろう。14年のLow-Aのローテ組のCallahan、Buttrey、McGrathなどはまだHigh-A昇格に十分とも言い難いが、そろそろ昇格させておきたいところではある。近年の傾向なら、完成度の高いMcAvoyのHigh-Aスタートもありそう。

(11/19追記)Kukukが窃盗で逮捕。出遅れるんではないかと思います。


[Low-A]
Starter (Likely) : RHP Reed Reilly, RHP Aaron Wilkerson
Starter (Possibly for 3 Spots) : RHP Jamie Callahan, RHP Ty Buttrey, LHP Daniel McGrath, RHP Kevin McAvoy, LHP Jake Drehoff, RHP Karsten Whitson, LHP Jalen Beeks, RHP Michael Kopech

ここはまたPiggy-Backを採用するだろうから、先発候補は多くなりそう。ただ面子は例年に比べればやや地味になりそう。ほぼ確定しているのは14年にSS-Aのローテで多く投げたReillyとA. Wilkersonか。特に後者は年齢は高いが少し注目している。同じくSS-A組のDrehoffもPiggy-Backでは投げるだろうが、先発としてあまり期待できそうではない。

14年ドラフトの投手の目玉であるKopechは、まだ若いし、XSTや場合によってはSS-Aスタートもあり得るだろうが、Low-Aスタートを期待したいところ。あとはHigh-Aかこちらかという選手が何人かいて、14年ドラフトのカレッジ組で比較的期待度の高いWhitsonやBeeksもPiggy-Backの一員で投げそう。また個人的にダークホースとして注目しているG. SpeierもLow-A行きを勝ち取ってもらいたい選手。

(12/11追記)Gabe SpeierをDETへトレード。


[XST]
Starter (Possibly) : LHP Cody Kukuk (High-A), RHP Michael Kopech (Low-A/SS-A), RHP Jose Almonte (SS-A), LHP Dedgar Jimenez (SS-A), RHP Dioscar Romero (SS-A), RHP Jeffry Fernandez (SS-A), RHP Kevin Steen (SS-A), RHP Jalen Williams (SS-A), RHP Pat Goetze (SS-A),RHP Daniel Gonzalez (SS-A/GCL), RHP Gerson Bautista (SS-A/GCL), RHP Josh Pennington (GCL), LHP Jhonathan Diaz (GCL), LHP Enmanuel De Jesus (GCL), RHP Anderson Espinoza (GCL), RHP Christopher Acosta (GCL), RHP Nicolo Clemente (GCL), RHP Junior Espinoza (DSL), RHP Roniel Raudes (DSL), RHP Jhosmar Cortez (DSL), RHP Shair Lacrus (DSL)

Kopechはもちろん、Int. FAの大物である、A. EspinozaとC. Acostaも非常に楽しみ。どちらもUSで投げて、16年はフルシーズンでブレイクを期待したい。ここ3年のInt. FA組のD. Romero、Almonte、D. Jimenezあたりも、本当はフルシーズン昇格を勝ち取ってもらいたいのだが。14年にDSLで先発を務めた4人(D. Gonzalez、G. Bautista、J. Diaz、E. De Jesus)あたりもUSでのブレイクに期待。

(3/19追記)Willie Ethingtonをリリース。

4 件のコメント:

日本BOS さんのコメント...

今の所、勝手に先発第一世代と読んでるけど(笑)良い順でいくと
バックホルツ>Sライト>ケリー>ワークマン>デラロサ>ラナウド>ウェブスターの順かな自分は(笑)

Sライトが一番打者が打ちにくそうにしてるので、自分は結構評価高い、ただ先発してないしサンプル少ないからまだわからないけど(笑)
ケリーは3,4番手かなー、速球がスピード出てるしコマンドがいいんだけど、コーナー狙いすぎて四死球が多くなってそこからいつも2,3点取られてるのと、変化球の精度がもう少し良くなれば2番手になれそうなのにと、結構自分は好きなタイプの投手(笑)
ワークマンはカットとカーブが非常にいいのに速球の威力がないのが残念、テンポがよくて好き(笑)

バーンズが上がってきたけど、リリーフなんですね(笑)先発で試せばいいのに(笑)
ウェブスターあたりはトレードの駒に使って欲しいかな、評価下がりすぎたけど(笑)

やはり第1世代より第2世代の方が期待してるし、ワクワクしてます(笑)三振率も第1世代よりいいし(笑)
バーンズ、オーウェンズ、Bジョンソン、Eロドリゲス、Jハーレイこの5人は第1世代より期待してます(笑)

第3世代は、今の所いまいち(笑)クーカクが昔のミラーのような成績でもしかしたらと思ってるけど(笑)Teddy Stankiewiczがどうかというところか(笑)
バテリー、カラハン、メルセデス、ライト、グンケル、マクグラフ、ボールとちょっとよくないです(笑)

ルーキーリーグの選手は誰が抜けでてくるか楽しみ(笑)

来年はトレードで1人補強して、日本から補強すると予想してます(笑)30代以上の長期契約選手1人補強もするかな(笑)

それにしてもBOSの若手投手はなかなか育たない?!TBやSTLとかはやっぱり特別なのかなあ

ララ さんのコメント...

日本BOSさん

S. Wrightは今のところよくやってますね。先発機会があまり無いから、そちらでも見たいけど、今のままならRanaudoやWebsterよりは戦力になりそう。

J. Kellyは結構ボールも動くので、確かにコントロールしづらそうには見えますが、その分カーブが安定して欲しいところですね。

Barnesは昨年よりも30 IP近く増えているし、STで出遅れたのもあるから、あまり多くは投げさせるつもりがないんでしょう。

やっぱりOwensだろうけど、やっぱりAAA-MLBとなると簡単にはいかないかもですね。Kukukはブレイクに期待しているけど、上手く伸ばして欲しいな。

日本からだとマエケン?どうなんでしょうね、結構スライダーピッチャーのイメージなので、MLB適応はやや難しめだと見ているのですが。

元DETのDrew SmylyがTBに行って、高めの速球を増やせというアドバイスで一回り剥けたそうですね。トレーニングもそうですが、そういったところもTBの良さなのかも。STLやATLも若手投手が育つイメージだし、KellyにはSTLでの経験を若手に還元してもらいたいところです。

日本BOS さんのコメント...

バーンズは楽しみなスタートでしたね(笑)チェンジアップで空振り取れたのはよかったです、速球も威力あるみたいだし楽しみです(笑)

2010年のドラフト1,2位のラナウド、ワークマンはダメですね、悲しいかな残念です(笑)
ラナウドはメジャーのパワーだとHRになるといわれてたけどそのとおりになってますね(笑)
ワークマンは2,3マイルくらい速球が落ちてるが怪我してるんじゃないかと疑いたくなるくらい、年齢的にもブルペンに移した方が得策だと思われる(笑)

ドラフトで獲得した2009年と2010年を久しぶりに見たけど散々な結果(笑)
後はAウィルソン、チェッキーニ、ブレンツ、コイル、ラモスがどうなるかくらいか(笑)
投手で見ると2005年のバックホルツからだとマスターソンくらいしか先発投手は大成してないですね(笑)
指名順位が低いと仕方ないのか、スカウトが下手なのか、マイナーの育て方が下手なのか、久しぶりに見てビックリしました確率悪いと(笑)

今は2011年12年組が一番期待してますけど(笑)

日本からはマエケンか金子ですかね(笑)凄いありそう、BOSは結構日本にBOSファンを増やしたい活動をしてますからね(笑)
ただ両方とも怪我してダメそうなんですけどね(笑)

ララ さんのコメント...

日本BOSさん

Barnesは良かったです。でもこうなると先発で見たいっていう欲が出ちゃいますね(笑)。

RanaudoもWorkmanももうちょっと速球は出ると思うので、オフにしっかりトレーニングを積んで欲しいですね。Workmanは最近少しメカニクスのバランスが崩れているように思えるし、Ranaudoもメカニクスの安定性に関しては疑問の多い選手なので。

09年は最低でしたね。指名直後はReymond Fuentesはともかく、A. WilsonとDavid Renfroe、Younginer、Kendall Volzと割と好みだったんですがね。Mike Troutがあと3ピックくらい落ちて来てたら全く違っただろうな...。

11年は豊作の年にドラ1が4枚あったし、ドラ5のBettsまでが大成したので素晴らしくなってますね。ただドラ2、3がこけてるのが痛いな...。あの年なら上手くやってればこの2枚でももっと良い選手が捕まえられたはずなのに。

自分は割と金子が好きなんだけど、ケガが多いし、ちょっと細く見えるので、MLBの先発としての耐久力には不安がありますね。リリーフなら上原みたいに活躍できそうだけど。